中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震


- 地震予知情報作成日時:2015/12/04 08:55作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2015/12/05 23:30 -

1. 総説

 M6台の予測が多くある場合はそれより大きな地震となって発現することがあると総説で述べたが、 実際11/14に薩摩半島西方沖でM7.1(Mw6.7)が発生した。
 今回も多数のM6台の予測があり、またM7台の予測もある。 要注意だ。 年がら年中要注意と言っているわけではないので、心してほしい。

地震予知分野の魑魅魍魎 (3)

 2004年(今から11年前)の秋(10月)の地震学会で、 さざ波雲(大気重力波)による地震予知の方法について口頭発表した。 的中率(予測通りに発生したか;警告的中率と言う)は7割近いというものであった。 これ以前のだいぶ前から友人関係約70〜80人にはe-mailで予知情報を送付していたもので、 その中の一人N氏が「何を見て予知しているのか?」と訊いてきたので、発表を決意した。 このときTV朝日のクルーが一部始終を撮影していて、後日取材に訪れた。 この取材の最中にM7クラスの前兆を2個キャッチしており、それを告げたところ、 実際に11/29に釧路沖でM7.1が、また12/6に根室半島沖でM7.0が発生した。 この時はまだ震央の精度は高くはなかったが予測通りのマグニチュードで発生した。 俄然取材態度が変わり、結果翌年(2005年)の1月に放映された。 視聴率が良かったのか7月にも追加放映された。 この時、家具の転倒や津波の恐ろしさを強調しており、例え50cmの津波でさえ、 人間を押し流す力があり、油断しないようにという内容だった。 この6年後に東日本大震災が発生し、津波の恐ろしさを嫌という程思い知った。 この時のTV朝日のプロデューサーの慧眼には脱帽だ。
 さて、2005年の春の地球惑星科学連合大会で、 私の方法による地震予知の見逃し率について発表しようと口頭発表を申し込んだところ、 コンビーナー(座長)N氏によって拒否され、ポスター発表に回された。 このセッションでは、私を拒否したため、口頭発表の題目が不足し、 わざわざ16:45から総合討論なるものをN氏は組んだ。 その後、2006年、2007年の地球惑星科学連合大会にも同セッションに口頭発表を申し込んだが、 いずれも拒否され、ポスターセッションに回された。 つまり3年連続で拒否されたわけで、理由の説明はない。 ”Why Japanese people?”

  1.  

     かつて、アウターライズでM8.6、その正断層の傾斜角を45度と仮定した計算結果が公表されたことがあった(北大)。 その場合、2011.3.11とほぼ同じ津波が発生すると計算されていた。 最近の世界の大地震の発生状況を見るとほぼ推定通りの箇所で発生しており、 従って最大値のM8.8ではなくM8.6程度と推定される。 正断層の傾斜角を90度と仮定するとおそらく3.11よりは高い津波が発生すると推定され、何れにせよ要警戒だ。
     いつ発生するかは各々の月の下弦前後で、遅くとも来春までと推定される。 10月の下弦の月前後では発生をみなかった。
     麒麟地震研究所の電磁波ノイズ測定器は、中央構造線の直上に位置しているため、大地震の前兆を捉えやすい。 直前のデータについては同所のTWITTERを参照されたい。

  2.  

     6/25に具体的な事例によって震度5弱以上という基準で地震予知情報を評価するのは誤りだと指摘した。 なぜなら同じ期間(2014年1月1日から2015年6月10日の約1年半) に発生したM6以上の14個もの発生地震を見逃しても良いことになってしまうからだ。
     一方2012年1月1日から2015年6月10日の約3年半に発生したM>=6.8の地震をリストアップし、 この12個の地震に対して、当会の予知はどのようであったかを示した。 その結果すでに毎回示したように
     「マグニチュードが6.8より大きな大地震 (例えば、2004年10月23日の山古志村が大被害を被った中越地震はM6.8)についていえば、 75%(100%)予知していたこととなる。」

  3.  

     さて、あいまい地震予知はどのように評価すれば良いのだろうか。 一案を提案する。 この案は予知作成者の主観(長期間、広範囲など)に惑わされずに客観的に評価できる。
     震央 :記されている図、文章から予測範囲の重心を求めて緯度経度で0.1単位で表す。
     発生日:長期間であればその中心日を予測日とする。
     M   ;記されていなければ文章から、M5台半ばから1/4M程度の段階で推定する。
     例  ;M5と1/2、M5と3/4、M6.0、M6と1/4、M6と1/2、、、、、などなど。
     このようにあいまい予知を数値化することによって、 表-2の評価基準によって客観的に評することが可能だ。

  4.  

     震度5弱以上のみで評価すると重大な多くの地震を見逃しても良いことになってしまい、 評価方法としては適切ではないことを示した。 どうしても震度で評価したいのであれば、震度とマグニチュードの両縛りで評価するのが適切である。 例えば、アウターライズでの巨大地震では、 陸地における震度はそれほどではなくても、大津波が襲来する。 震度のみで評価する習慣を身につけてしまうと、逃げなくても良いと勘違いするかもしれない。

  5.  

     大地震の前には中小の地震が予測通り発生しないことが、当会の過去の実積を分析した結果、判明している。 従って、現在予測している各地の地震は、 上記アウターライズ巨大地震の影響を受けているかもしれないので、あるいは発生しない可能性もある。 これは非常に重要なことだが、理解できる人は殆どいない。

地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (東日本大震災の余震域については原則M6以上、そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

2.地域別予測

(1) 北海道

  P1506-01j:北海道南東はるか沖アウターライズ(N41.9, E147.0)から三陸はるか沖アウターライズ(N39.7, E144.3)
 M8.5以上、最大でM8.8。
 第5段階での発生日は2015/12/03±3。 遅くとも来年春ころまでには巨大地震が想定される。 いずれも各月の下弦の月前後。

 この予測の三陸はるか沖の部分については、下記が発生しました。 だんだん本震に近づいているように見受けられます。 予測した震央の海底にはリアルタイムの観測が可能な地震計群が配置されているので、 活発化してくれば政府によって発表されるはずです(11/12記)。 その後、Rcが発生しました。

 今のところ岐阜大学のラドン観測値に特段の変化が見られないこと、 ユーラシア大陸をヨーロッパまでサーチしたところ、 顕著な大気重力波が見られれないことなどから今回の下弦(12/3±3)では発生する可能性は小さいと判断される。 しかし、麒麟地震研究所の電磁波測定機のうち3号機に従来見られなかった異常値が見られることから 完全に否定することはできません。
  Rc:12/02 15:47:53 39.0N 145.4E 6.0km Mw4.5(AQUA-CMT)
                M 4.8 39.041°N 144.689°E 17.6 km(USGS)
                39.161 144.525 h51 M4.4D 4.6V(一元化)

  R:11/24 16:56:17 38.794 147.614 49 M4.2V NORTH PACIFIC(一元化)
  R:11/11 14:27 三陸はるか沖アウターライズ(本州北部東方はるか沖)(40.29N, 145.03E) h63.5km 3.8(Hi-net)

 10/01以来記載の「「現在は09/28,29の大気重力波から以下とします。
  P1510-01:2015/10/15±7 北海道周辺(特に41.2N, 143.3E) M6.8
 通常先行時間による」 については、10/12の大気重力波により、震央候補地として内陸部を追加しましたが(10/15記)、 10/18に少し範囲が拡大して大気重力波が見られましたので、Mと発生日を次のように修正します(10/22記)。
 「P1510-01b:2015/11/1±7 M6.9 北海道周辺(特に襟裳岬南方沖(41.2N, 143.3E)あるいは内陸部(43.4N, 143.2E)」
 については、遅れ現象2を適用すると11/1±7となります(10/29記)」」
 すでに遅れ現象2の期日も過ぎていますが、 11/21,22にも似た大気重力波による前兆が見られましたのでこのままとします。 おそらくは11月末までには発生すると予測されますが、 どれくらい遅れているかを検証したいと思います(11/2記)。 11/28には下記が発生しましたが、Mが異なること、 11/28、12/3にも大規模な大気重力波が発生しましたので、P1510-01cとして修正します。
  R:11/28 11:51 根室半島南東沖(43.3N,146.5E) 震度4 h80km M5.5
                  M 5.9(Mw5.6)  43.342°N 146.483°E 59.9 km(USGS)
           43.224 146.502 70.9 M5.6D 6.1V OFF NEMURO PENINSULA(一元化)

 11/28、12/3の大気重力波の分布は 沿海州〜中国東北部〜朝鮮半島〜九州南方〜本州南方〜本州東方〜北海道東方沖〜千島列島南部〜サハリンにおよび、 その面積は約330万km2と計測されました。 これからM7.0と計算されました。
  P1510-01c:2015/12/19±7 M7.0
   震央候補地A;北海道周辺〜青森県東方沖(41.0N, 142.0E)
   震央候補地B;宮城県沖(37.8N, 141.7E)
   震央候補地C;福島県西部から中越(37.3N, 139.3E)

 前々回(11/19)記載の「現在は11/18の大気重力波から以下とします。
  外国につき無番号:2015/11/26±5 千島列島中北部(48.2N, 154.5E) M6.1
 については、その後、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
  R:11/26 03:17:54 46.300 154.195 30 M4.6V FAR FIELD(一元化)
  R:M 4.7 11/25 18:18:00 UTC 46.128°N 154.154°E 34.0 km(USGS)

(2) 東北地方

 11/12以来記載の 「現在は11/06の大気重力波から、 秋田沖でM5.0程度が11/17前後に予測されますが、 下記のように大幅な遅れ現象が見られているため、期日については定かではありません。
 7/9に予測した
 「P1507-08:2015/07/16±6(通常)または08/02±6(遅れ現象2) 秋田県はるか西方の日本海(40.0N, 138.2E)M5.2」
 が発生したのは10/31 16:56でした(39.9 N,138.6 E h10 km M5.0)」 については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
  R:12/03 19:12:49 秋田県西方沖(39.946N, 138.806E) h4.5km M3.0(Hi-net)

 新たな予測については (1) 北海道 参照。

(3) 北陸地方

 11/12以来記載の「現在は11/10の大気重力波から以下とします。
  P1511-03:2015/11/21±3 中越沖(37.6N, 138.5E) M5.0
 については、下記が発生しましたがMが異なること、 11/24にも似た大気重力波が見られたので、このままとします(11/26記)。 その後Rcが発生しました。しかしMが異なるためこのままとします。
  Rc:11/29 18:09 新潟県中越地方(37.0N, 138.7E)震度1 h20km M2.2
  R :11/13 09:56:03 新潟県南部沖 37.214N 138.249E h335.1km M3.7

 新たな予測については (1) 北海道 参照。

(4) 関東地方

 前々回(11/19)記載の「現在は11/17の大気重力波から以下とします。 遅れ現象1。
  P1511-06:2015/11/27±3 相模灘(34.9N,139.6E) M5.2」
 については、その後Rcが発生しました。
  Rc:11/27 14:36 相模湾(35.2N, 139.2E)震度1 h10km M3.0
  R :11/25 12:13 伊豆半島東方沖(35.0N, 139.2E)震度1 h20km M2.8
  R :11/22 08:20 茨城県沖(36.4N,140.7E) 震度4 h52 km M4.8D,4.9(一元化)

 10/23以来記載の「現在は10/16、17、18の大気重力波から以下とします。
  P1510-07:2015/11/01±6 または11/6±6三宅島近海(33.8N, 140.0E)または鳥島近海(31.2N, 140,2E) M6.4」
 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 これも予測通りのM6.4前後で発生するかどうかが、今後の巨大地震を予測する上で、かなり重要となります。
 なお11/1、11/3、11/4にもM5.7からM6.1程度の大気重力波が見られます。 西ノ島新島の噴火の可能性もあります(以上11/5記)。
 11/11、11/12にも三宅島近海の震源を示唆する大気重力波による前兆が見られました(MはそれぞれM4.8、M5.6)。 遅れ現象2を適用し、下記とします。
 「P1510-07b:2015/11/13±6 M6.4 三宅島近海(33.8N, 140.0E)または鳥島近海(31.2N, 140,2E)」
 については、その後下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 11/19にも似た大気重力波が見られました(11/19記)。 については、下記が発生しました。11/20,11/23にもM6.0の大気重力波による 前兆が見られましたのでこのままとします。11/26現在Mt=5.5(11/26記)。 その後Rcが発生しました。 既発のM4クラスからM5クラスの多発をもって対応地震とします。 M6.4相当は発生しませんでした。
  Rc:11/30 21:50 房総半島南方沖(34.2N 140.4E) 震度1 h70km M4.1

 前回(11/26)記載の 「現在は11/20,26の大気重力波から以下とします。 被害が予想されます。
  P1511-07:2015/12/20±7 M6.6
   震央候補地A;埼玉-群馬-長野-山梨県境付近(36.2N,138.7E)
   震央候補地B;東京湾(35.8N,139.7E)
   震央候補地C;奈良-三重県境付近(34.5N, 136.2E)

 については 候補地Aに対して
  R:12/03 03:49 群馬県南部(36.2N, 138.8E)震度1 h10km M1.6。
 候補地Cに対して
  R:11/30 06:04 奈良県(34.4N, 135.9E)震度3 h10km M3.4、ほか1個。
 が発生しました。 残りはB.東京湾ですが、北海道のP1510-01c M7.0と前兆域が重なっていますので、 本予測が発生するかどうかは断定できませんが、 発生した場合は被害が予測されますので、念のためご注意ください。

 現在は11/27以降の大気重力波から以下とします。
  P1512-01:2015/12/14±4 千葉県東方沖(35.5N, 141.0E) M5.5

 現在は11/30以降の大気重力波から以下とします。
  P1512-02:2015/12/24±5 小笠原諸島近海(26.5N, 143.0E) M6.1

 現在は11/28の大気重力波から以下とします。
  P1512-03:2015/12/22±5 マリアナ諸島(22N, 143E) M6.1

(5) 中部地方

 10/23以来記載の 「現在は10/19の大気重力波から ウラジオストク周辺で12月中旬にM6台半ば以上が推定されますが、 マンパワー不足につきこれ以上詰めることができません」については、未発生です。
  R:M 4.3 11/14 14:34:41 UTC 46.430°N 136.085°E 433.6 km(USGS)

 現在は11/29,30の大気重力波から以下とします。
  P1512-04:2015/12/22±5 東海道はるか沖(35.5N, 138.0E) M5.7

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前回(11/26)に修正した
 「P1511-01b:2015/12/2±3 鳥取県中部でM5.0
 については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
  R:12/03 15:02 鳥取県中部(35.5N, 133.9E)震度1 h10km M2.1

 前回(11/26)記載の「現在は11/24の大気重力波から以下とします。 大陸構造として。
  P1511-08:2015/12/22±4 東シナ海(30.0N, 127.0E) M5.5
 については、未発生です。

 前回(11/26)記載の「現在は11/25の大気重力波から以下とします。 遅れ現象2。
  P1511-09:2015/12/11±4 日向灘(32.7N, 132.0E) M5.4
 については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
  R:11/28 21:13 種子島南東沖(30.2N, 131.7E)震度1 h10km M4.3

 前回(11/26)記載の「現在は11/26の大気重力波から以下とします。
  P1511-10:2015/12/12±5 台湾近海(22.7N, 122.0E) M5.9」
 については、下記が発生しました。
  R:M 5.1 12/03 14:31:12 UTC 22.594°N 121.424°E 17.7 km(USGS)
  R:M 4.7 12/02 05:21:57 UTC 24.146°N 121.934°E 18.4 km(USGS)
  R:M 4.5 11/28 00:52:22 UTC 25.285°N 122.273°E 216.1 km(USGS)
                  25.123 122.163 207.8 4.5D 5.0V (一元化)

 現在は11/29以降の大気重力波から以下とします。
  P1512-05:2015/12/23±5 沖縄本島北西沖(26.6N, 124.1E) M6.1

3.その他

  1.  

    現在、朝鮮半島北部から日本海西部にかけて連日のように大気重力波がみられます(時折短波長)。 昨年の9月27日の御嶽山の噴火の予知をした時に、白頭山についても言及しましたが、噴火はしませんでした。 しかし中国や北朝鮮の科学者からはかなり危険な兆候が報告されているようです。 現在見られる大気重力波はこれらを捉えている可能性がありますが、今の所大規模ではありません。

     http://blogos.com/article/39505/

     http://www.museum.tohoku.ac.jp/past_kikaku/paekdusan/

  2.  

     黄海にまた大気重力波が出現してきました。M6.0前後か。

  3.  

     中国奥地、雲南省?四川省?あたりにやや規模の大きな前兆が11/14に見られますが、詳細は省きます。


- 地震予知情報作成日時:2015/11/26 23:55(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2015/11/28 00:00 -

1. 総説

 南米でM7.6の深発が2個発生した。 正断層のようだ。 毎週のように世界で大地震が発生しており、かなり異常だ。
  R:M 7.6 Brazil 11/24 22:50:53 UTC 10.047°S 71.023°W 611.7 km
  R:M 7.6 Peru 11/24 22:45:38 UTC 10.548°S 70.904°W 600.6 km

地震予知分野の魑魅魍魎 (3)

 2004年(今から11年前)の秋(10月)の地震学会で、 さざ波雲(大気重力波)による地震予知の方法について口頭発表した。 的中率(予測通りに発生したか;警告的中率と言う)は7割近いというものであった。 これ以前のだいぶ前から友人関係約70〜80人にはe-mailで予知情報を送付していたもので、 その中の一人N氏が「何を見て予知しているのか?」と訊いてきたので、発表を決意した。 このときTV朝日のクルーが一部始終を撮影していて、後日取材に訪れた。 この取材の最中にM7クラスの前兆を2個キャッチしており、それを告げたところ、 実際に11/29に釧路沖でM7.1が、また12/6に根室半島沖でM7.0が発生した。 この時はまだ震央の精度は高くはなかったが予測通りのマグニチュードで発生した。 俄然取材態度が変わり、結果翌年(2005年)の1月に放映された。 視聴率が良かったのか7月にも追加放映された。 この時、家具の転倒や津波の恐ろしさを強調しており、例え50cmの津波でさえ、 人間を押し流す力があり、油断しないようにという内容だった。 この6年後に東日本大震災が発生し、津波の恐ろしさを嫌という程思い知った。 この時のTV朝日のプロデューサーの慧眼には脱帽だ。
 さて、2005年の春の地球惑星科学連合大会で、 私の方法による地震予知の見逃し率について発表しようと口頭発表を申し込んだところ、 コンビーナー(座長)N氏によって拒否され、ポスター発表に回された。 このセッションでは、私を拒否したため、口頭発表の題目が不足し、 わざわざ16:45から総合討論なるものをN氏は組んだ。 その後、2006年、2007年の地球惑星科学連合大会にも同セッションに口頭発表を申し込んだが、 いずれも拒否され、ポスターセッションに回された。 つまり3年連続で拒否されたわけで、理由の説明はない。 ”Why Japanese people?”

  1.  

     かつて、アウターライズでM8.6、その正断層の傾斜角を45度と仮定した計算結果が公表されたことがあった(北大)。 その場合、2011.3.11とほぼ同じ津波が発生すると計算されていた。 最近の世界の大地震の発生状況を見るとほぼ推定通りの箇所で発生しており、 従って最大値のM8.8ではなくM8.6程度と推定される。 正断層の傾斜角を90度と仮定するとおそらく3.11よりは高い津波が発生すると推定され、何れにせよ要警戒だ。
     いつ発生するかは各々の月の下弦前後で、遅くとも来春までと推定される。 10月の下弦の月前後では発生をみなかった。
     麒麟地震研究所の電磁波ノイズ測定器は、中央構造線の直上に位置しているため、大地震の前兆を捉えやすい。 直前のデータについては同所のTWITTERを参照されたい。

  2.  

     6/25に具体的な事例によって震度5弱以上という基準で地震予知情報を評価するのは誤りだと指摘した。 なぜなら同じ期間(2014年1月1日から2015年6月10日の約1年半) に発生したM6以上の14個もの発生地震を見逃しても良いことになってしまうからだ。
     一方2012年1月1日から2015年6月10日の約3年半に発生したM>=6.8の地震をリストアップし、 この12個の地震に対して、当会の予知はどのようであったかを示した。 その結果すでに毎回示したように
     「マグニチュードが6.8より大きな大地震 (例えば、2004年10月23日の山古志村が大被害を被った中越地震はM6.8)についていえば、 75%(100%)予知していたこととなる。」

  3.  

     さて、あいまい地震予知はどのように評価すれば良いのだろうか。 一案を提案する。 この案は予知作成者の主観(長期間、広範囲など)に惑わされずに客観的に評価できる。
     震央 :記されている図、文章から予測範囲の重心を求めて緯度経度で0.1単位で表す。
     発生日:長期間であればその中心日を予測日とする。
     M   ;記されていなければ文章から、M5台半ばから1/4M程度の段階で推定する。
     例  ;M5と1/2、M5と3/4、M6.0、M6と1/4、M6と1/2、、、、、などなど。
     このようにあいまい予知を数値化することによって、 表-2の評価基準によって客観的に評することが可能だ。

  4.  

     震度5弱以上のみで評価すると重大な多くの地震を見逃しても良いことになってしまい、 評価方法としては適切ではないことを示した。 どうしても震度で評価したいのであれば、震度とマグニチュードの両縛りで評価するのが適切である。 例えば、アウターライズでの巨大地震では、 陸地における震度はそれほどではなくても、大津波が襲来する。 震度のみで評価する習慣を身につけてしまうと、逃げなくても良いと勘違いするかもしれない。

  5.  

     大地震の前には中小の地震が予測通り発生しないことが、当会の過去の実積を分析した結果、判明している。 従って、現在予測している各地の地震は、 上記アウターライズ巨大地震の影響を受けているかもしれないので、あるいは発生しない可能性もある。 これは非常に重要なことだが、理解できる人は殆どいない。

地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (東日本大震災の余震域については原則M6以上、そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

2.地域別予測

(1) 北海道

  P1506-01j:北海道南東はるか沖アウターライズ(N41.9, E147.0)から三陸はるか沖アウターライズ(N39.7, E144.3)
 M8.5以上、最大でM8.8。
 第5段階での発生日は2015/12/03±3。 遅くとも来年春ころまでには巨大地震が想定される。 いずれも各月の下弦の月前後。

 この予測の三陸はるか沖の部分については、下記が発生しました。 だんだん本震に近づいているように見受けられます。 予測した震央の海底にはリアルタイムの観測が可能な地震計群が配置されているので、 活発化してくれば政府によって発表されるはずです。
  R:11/24 16:56:17 38.794 147.614 49 M4.2V NORTH PACIFIC(一元化)
  R:11/11 14:27 三陸はるか沖アウターライズ(本州北部東方はるか沖)(40.29N, 145.03E) h63.5km 3.8(Hi-net)

 10/01以来記載の「「現在は09/28,29の大気重力波から以下とします。
  P1510-01:2015/10/15±7 北海道周辺(特に41.2N, 143.3E) M6.8
 通常先行時間による」 については、10/12の大気重力波により、震央候補地として内陸部を追加しましたが(10/15記)、 10/18に少し範囲が拡大して大気重力波が見られましたので、Mと発生日を次のように修正します(10/22記)。
 「P1510-01b:2015/11/1±7 M6.9 北海道周辺(特に襟裳岬南方沖(41.2N, 143.3E)あるいは内陸部(43.4N, 143.2E)」
 については、遅れ現象2を適用すると11/1±7となります(10/29記)
」」
 すでに遅れ現象2の期日も過ぎていますが、 11/21,22にも似た大気重力波による前兆が見られましたのでこのままとします。 おそらくは11月末までには発生すると予測されますが、どれくらい遅れているかを検証したいと思います。

 前回(11/19)記載の「現在は11/18の大気重力波から以下とします。
  外国につき無番号:2015/11/26±5 千島列島中北部(48.2N, 154.5E) M6.1
 については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
  R:M 4.7 11/25 18:18:00 UTC 46.128°N 154.154°E 34.0 km(USGS)

(2) 東北地方

 前々回(11/12)記載の 「現在は11/06の大気重力波から、秋田沖でM5.0程度が11/17前後に予測されますが、 下記のように大幅な遅れ現象が見られているため、期日については定かではありません。
 7/9に予測した
 「P1507-08:2015/07/16±6(通常)または08/02±6(遅れ現象2) 秋田県はるか西方の日本海(40.0N, 138.2E)M5.2」
 が発生したのは10/31 16:56でした(39.9 N,138.6 E h10 km M5.0)」 については、未発生です。

(3) 北陸地方

 前々回(11/12)記載の「現在は11/10の大気重力波から以下とします。
  P1511-03:2015/11/21±3 中越沖(37.6N, 138.5E) M5.0
 については、下記が発生しましたがMが異なること、 11/24にも似た大気重力波が見られたので、このままとします。
  R:11/13 09:56:03 新潟県南部沖 37.214N 138.249E h335.1km M3.7

(4) 関東地方

 前回(11/19)記載の「現在は11/17の大気重力波から以下とします。遅れ現象1.
  P1511-06:2015/11/27±3 相模灘(34.9N,139.6E) M5.2」
 については、下記が発生しました。
  R:11/25 12:13 伊豆半島東方沖(35.0N,139.2E)震度1 h20km M2.8
  R:11/22 08:20 茨城県沖   (36.4N,140.7E)震度4 h52km M4.8D,4.9(一元化)

 10/23以来記載の「現在は10/16、17、18の大気重力波から以下とします。
  P1510-07:2015/11/01±6または11/6±6 三宅島近海(33.8N, 140.0E)または鳥島近海(31.2N, 140,2E) M6.4」
 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 これも予測通りのM6.4前後で発生するかどうかが、 今後の巨大地震を予測する上で、かなり重要となります。
 なお11/1、11/3、11/4にもM5.7からM6.1程度の大気重力波が見られます。 西ノ島新島の噴火の可能性もあります(以上11/5記)。
 11/11、11/12にも三宅島近海の震源を示唆する大気重力波による前兆が見られました (MはそれぞれM4.8、M5.6)。 遅れ現象2を適用し、下記とします。
 「P1510-07b:2015/11/13±6 M6.4 三宅島近海(33.8N, 140.0E)または鳥島近海(31.2N, 140,2E)
 については、その後下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 11/19にも似た大気重力波が見られました(11/19記)。 については、下記が発生しました。 11/20,11/23にもM6.0の大気重力波による 前兆が見られましたのでこのままとします。 11/26現在Mt=5.5。
  R:M 4.9 - 182km SSE of Hachijo-jima 11/25 04:46:50 UTC 31.518°N 140.380°E 136.8 km(USGS)
                        31.1N 140.5E 88.4km M4.7(AQUA-REAL)
                        31.5229 140.109 127.2 5.1(Hi-net)
  R:11/25 04:55:44 31.374 138.4938 436.7 M4.5(Hi-net)
  R:11/23 08:10:15 鳥島近海 29.841N 139.008E 526.8km M5.8 (Hi-net)
         M 4.5 30.159°N 138.537°E 457.5 km(USGS)
     30.041 138.812 488.7 M4.4V 5.2d NEAR TORISHIMA IS(一元化)
  R:11/22 14:05:26 鳥島近海 30.337N 138.954E 476.3km M5.3 (Hi-net)
         M 4.3 30.367°N 138.564°E 436.5 km(USGS)
         30.328 138.905 460.8 M4.2V(一元化)
  R:M 4.7 Hachijo-jima 11/22 00:58:02 UTC 31.731°N 141.756°E 10.0 km(USGS)

  R:11/18 00:39:42 鳥島近海(30.233N 138.928E)h502.0km M5.3 (Hi-net)
         M 4.2 30.322°N 138.408°E 448.4 km(USGS)
         30.311 138.915 484.5 M4.2V NEAR TORISHIMA IS(一元化)
  R:11/13 03:52 新島・神津島近海(34.5N, 139.2E)震度1 h0km M2.1
  R:11/05 17:23 八丈島東方沖(32.3N, 141.9 141.0E)震度1 h20km M5.0
         32.293 140.984 37 M5.1D 5.0V(一元化)
         M 5.3 32.135°N 140.900°E 65.4 km(USGS)   R:M 4.7 11/02 01:52:34 UTC 31.671°N 140.681°E 64.9 km(USGS)
         32.050 140.825 6 M4.5D 5.0V (一元化)

 10/29以来記載の「現在は10/26の大気重力波から以下とします。
  P1510-09:2015/11/27±6 小笠原諸島西方沖(26.5N, 140.2E)M6.4
 5/30のM8.1の余震として計算してあります」 については下記が発生しました。
  R:11/22 00:12:33 23.440 144.634 70 M5.1v FAR E OFF OGASAWARA(一元化)
  R:11/20 16:06 父島近海(26.3N, 143.1E)震度1 h10km M4.9
           M 4.9 26.494°N 142.540°E 33.8 km
  R:11/20 14:32 父島近海(26.4N, 143.1E)震度2 h0km M6.3D,5.8V(一元化)
           M 5.5 26.379°N 142.706°E 12.9 km(USGS)
  R:11/20 10:08 父島近海(26.4N, 143.1E)震度1 h0km M5.3
           M 4.7 26.435°N 142.584°E 25.2 km(USGS)

 予測通り、余震または誘発地震と考えられます。
  予実差   ;(一元化)による。
  M     :0.1((一元化)
  発生日(T):中央値より7日早く、誤差範囲より1日早い
  震央距離(D):280km
 概ね予測通りに発生していますので、 この領域までは巨大地震の前駆現象は及んでいないと推定されます。

 現在は11/20,26の大気重力波から以下とします。 被害が予想されます。
  P1511-07:2015/12/20±7 M6.6
    震央候補地A;埼玉-群馬-長野-山梨県境付近(36.2N,138.7E)
    震央候補地B;東京湾(35.8N,139.7E)
    震央候補地C;奈良-三重県境付近(34.5N, 136.2E)

(5) 中部地方

 10/23以来記載の 「現在は10/19の大気重力波から ウラジオストク周辺で12月中旬にM6台半ば以上が推定されますが、 マンパワー不足につきこれ以上詰めることができません」については、未発生です。
  R:M 4.3 11/14 14:34:41 UTC 46.430°N 136.085°E 433.6 km(USGS)

 前々回(11/12)記載の「(4) 関東地方 で述べた11/12の大気重力波はM5.6と計算され、 三宅島近海の震源のほか紀伊水道南方も考えられ次のように予測します。遅れ現象2。 P1511-04:2015/11/30±4 和歌山県南方沖(33.2N, 135.1E) M5.6」 については、11/14の薩摩半島西方沖M7.1(Mw6.7)の前兆の一部とみなし、 取り消しとします。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 11/05以来記載の 「現在は10/30、11/2の大気重力波から以下とします。 遅れ現象2による。
  P1511-01:2015/11/7±3 鳥取県中部でM4.8」
 については、11/10, 11/26にも似た大気重力波が見られましたので、以下のように修正します。
  P1511-01b:2015/12/2±3 鳥取県中部でM5.0

 現在は11/24の大気重力波から以下とします。大陸構造として。
  P1511-08:2015/12/22±4 東シナ海(30.0N, 127.0E) M5.5

 現在は11/25の大気重力波から以下とします。遅れ現象2。
  P1511-09:2015/12/11±4 日向灘(32.7N, 132.0E) M5.4

 現在は11/26の大気重力波から以下とします。
  P1511-10:2015/12/12±5 台湾近海(22.7N, 122.0E) M5.9

3.その他

  1.  

     現在、朝鮮半島北部から日本海西部にかけて連日のように大気重力波がみられます(時折短波長)。 昨年の9月27日の御嶽山の噴火の予知をした時に、 白頭山についても言及しましたが、噴火はしませんでした。 しかし中国や北朝鮮の科学者からはかなり危険な兆候が報告されているようです。 現在見られる大気重力波はこれらを捉えている可能性がありますが、今の所大規模ではありません。
    http://blogos.com/article/39505/
    http://www.museum.tohoku.ac.jp/past_kikaku/paekdusan/

  2.  

     黄海にまた大気重力波が出現してきました。M6.0前後か。

  3.  

     中国奥地、雲南省?四川省?あたりにやや規模の大きな前兆が11/14に見られますが、詳細は省きます。


- 地震予知情報作成日時:2015/11/20 03:55(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2015/11/21 12:40 -

1. 総説

 前回(11/12)に総説で 「その他にもM6台の幾つかの予測があり、 同時に多くの大きめの予測があるときはもっと大きな一つの地震である場合がある。」 と述べた。 結果は11/14薩摩半島西方沖M7.1(一元化)であった。

  R:M 7.0 - 118km SW of Dadali, Solomon Islands 11/18 18:31:04 UTC
                   8.929°S 158.410°E 13.4 km(USGS)

 が発生した。 下記のように北東-南西方向の圧縮による地震で、日本方向には向いていないため、 日本周辺の大きめの予測とは関係がないと判断される。

地震予知分野の魑魅魍魎 (3)

 2004年(今から11年前)の秋(10月)の地震学会で、 さざ波雲(大気重力波)による地震予知の方法について口頭発表した。 的中率(予測通りに発生したか;警告的中率と言う)は7割近いというものであった。 これ以前のだいぶ前から友人関係約70〜80人にはe-mailで予知情報を送付していたもので、 その中の一人N氏が「何を見て予知しているのか?」と訊いてきたので、発表を決意した。 このときTV朝日のクルーが一部始終を撮影していて、後日取材に訪れた。 この取材の最中にM7クラスの前兆を2個キャッチしており、それを告げたところ、 実際に11/29に釧路沖でM7.1が、また12/6に根室半島沖でM7.0が発生した。 この時はまだ震央の精度は高くはなかったが予測通りのマグニチュードで発生した。 俄然取材態度が変わり、結果翌年(2005年)の1月に放映された。 視聴率が良かったのか7月にも追加放映された。 この時、家具の転倒や津波の恐ろしさを強調しており、 例え50cmの津波でさえ、人間を押し流す力があり、油断しないようにという内容だった。 この6年後に東日本大震災が発生し、津波の恐ろしさを嫌という程思い知った。 この時のTV朝日のプロデューサーの慧眼には脱帽だ。
 さて、2005年の春の地球惑星科学連合大会で、 私の方法による地震予知の見逃し率について発表しようと口頭発表を申し込んだところ、 コンビーナー(座長)N氏によって拒否され、ポスター発表に回された。 このセッションでは、私を拒否したため、口頭発表の題目が不足し、 わざわざ16:45から総合討論なるものをN氏は組んだ。 その後、2006年、2007年の地球惑星科学連合大会にも同セッションに口頭発表を申し込んだが、 いずれも拒否され、ポスターセッションに回された。 つまり3年連続で拒否されたわけで,理由の説明はない。 ”Why Japanese people?”

  1.  

     かつて、アウターライズでM8.6、 その正断層の傾斜角を45度と仮定した計算結果が公表されたことがあった(北大)。 その場合、2011.3.11とほぼ同じ津波が発生すると計算されていた。 最近の世界の大地震の発生状況を見るとほぼ推定通りの箇所で発生しており、 従って最大値のM8.8ではなくM8.6程度と推定される。 正断層の傾斜角を90度と仮定するとおそらく3.11よりは高い津波が発生すると推定され、何れにせよ要警戒だ。
     いつ発生するかは各々の月の下弦前後で、遅くとも来春までと推定される。 10月の下弦の月前後では発生をみなかった。
     麒麟地震研究所の電磁波ノイズ測定器は、 中央構造線の直上に位置しているため、大地震の前兆を捉えやすい。 直前のデータについては同所のTWITTERを参照されたい。

  2.  

     6/25に具体的な事例によって震度5弱以上という基準で地震予知情報を評価するのは誤りだと指摘した。 なぜなら同じ期間(2014年1月1日から2015年6月10日の約1年半) に発生したM6以上の14個もの発生地震を見逃しても良いことになってしまうからだ。
     一方2012年1月1日から2015年6月10日の約3年半に発生したM≧6.8の地震をリストアップし、 この12個の地震に対して、当会の予知はどのようであったかを示した。 その結果すでに毎回示したように 「マグニチュードが6.8より大きな大地震 (例えば、2004年10月23日の山古志村が大被害を被った中越地震はM6.8)についていえば、 75%(100%)予知していたこととなる。」

  3.  

     さて、あいまい地震予知はどのように評価すれば良いのだろうか。 一案を提案する。 この案は予知作成者の主観(長期間、広範囲など)に惑わされずに客観的に評価できる。
     震央 :記されている図、文章から予測範囲の重心を求めて緯度経度で0.1単位で表す。
     発生日:長期間であればその中心日を予測日とする。
     M   ;記されていなければ文章から、M5台半ばから1/4M程度の段階で推定する。
     例  ;M5と1/2、M5と3/4、M6.0、M6と1/4、M6と1/2、、、、、などなど。
     このようにあいまい予知を数値化することによって、 表-2の評価基準によって客観的に評することが可能だ。

  4.  

     震度5弱以上のみで評価すると重大な多くの地震を見逃しても良いことになってしまい、 評価方法としては適切ではないことを示した。 どうしても震度で評価したいのであれば、震度とマグニチュードの両縛りで評価するのが適切である。 例えば、アウターライズでの巨大地震では、 陸地における震度はそれほどではなくても、大津波が襲来する。 震度のみで評価する習慣を身につけてしまうと、逃げなくても良いと勘違いするかもしれない。

  5.  

     大地震の前には中小の地震が予測通り発生しないことが、当会の過去の実積を分析した結果、判明している。 従って、現在予測している各地の地震は、 上記アウターライズ巨大地震の影響を受けているかもしれないので、あるいは発生しない可能性もある。 これは非常に重要なことだが、理解できる人は殆どいない。

地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (東日本大震災の余震域については原則M6以上、そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

2.地域別予測

(1) 北海道

  P1506-01j:北海道南東はるか沖アウターライズ(N41.9, E147.0)
       から三陸はるか沖アウターライズ(N39.7, E144.3)  M8.5以上、最大でM8.8。
 第5段階での発生日は2015/12/03±3。 遅くとも来年春ころまでには巨大地震が想定される。 いずれも各月の下弦の月前後。
この予測の三陸はるか沖の部分については、下記が発生しました。 だんだん本震に近づいているように見受けられます。 予測した震央の海底にはリアルタイムの観測が可能な地震計群が配置されているので、 活発化してくれば政府によって発表されるはずです。
  R:11/11 14:27 三陸はるか沖アウターライズ(本州北部東方はるか沖)(40.29N, 145.03E) h63.5km 3.8(Hi-net)

 10/01以来記載の 「「現在は09/28,29の大気重力波から以下とします。
  P1510-01:2015/10/15±7 北海道周辺(特に41.2N, 143.3E) M6.8
 通常先行時間による」 については、10/12の大気重力波により、震央候補地として内陸部を追加しましたが(10/15記)、 10/18に少し範囲が拡大して大気重力波が見られましたので、Mと発生日を次のように修正します(10/22記)。
 「P1510-01b:2015/11/1±7 M6.9 北海道周辺(特に襟裳岬南方沖(41.2N, 143.3E)あるいは内陸部(43.4N, 143.2E)」
 については、遅れ現象2を適用すると11/1±7となります(10/29記)
」」 については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
 なおオホーツク海を含む北海道周辺には大規模な大気重力波が連日のように発生しています(以上11/5記)。 11/5記載のオホーツク海の部分については下記が発生しました。
  R:M 5.0 11/11 18:18:54 UTC オホーツク海南部(48.431°N 149.044°E) h389.9 km(USGS)
 P1510-01bについてはすでに遅れ現象2の期日も過ぎていますが、 11/10には予測している襟裳岬南方沖を震源とする、 予測よりははるかに小さいM5.5程度の大気重力波による前兆が見られましたのでこのままとします。 おそらくは11月末までには発生すると予測されますが、どれくらい遅れているかを検証したいと思います。 この見解はまだ変わりません。 11/17,19にも似た大気重力波が見られました(11/20記)。
  R:11/16 02:11 十勝地方南部(42.6N, 143.2E) 震度3 h90km M4.4
  R:M 4.2 11/12 18:31:24 UTC 41.585°N 144.644°E 21.9 km(USGS)

  R:11/11 07:43 襟裳岬南東沖(41.47N, 44.14E) h5km M3.6(Hi-net)
  R:11/11 00:50 釧路地方中南部(42.9N, 143.8E) 震度2 h110km M4.0
                  M 4.5 42.939°N 143.642°E 125.2 km(USGS)
  R:11/01 12:49 浦河沖(41.6N, 142.1E)震度3 h70km M5.1
              41.568 142.068 65.2 5.2D 5.1V(一元化) Mw5.4(JMA)

 現在は11/18の大気重力波から以下とします。
  外国につき無番号:2015/11/26±5 千島列島中北部(48.2N, 154.5E) M6.1

(2) 東北地方

 前回(11/12)記載の 「現在は11/06の大気重力波から、秋田沖でM5.0程度が11/17前後に予測されますが、 下記のように大幅な遅れ現象が見られているため、期日については定かではありません。
 7/9に予測した
 「P1507-08:2015/07/16±6(通常)または08/02±6(遅れ現象2) 秋田県はるか西方の日本海(40.0N, 138.2E)M5.2」
 が発生したのは10/31 16:56でした(39.9 N,138.6 E h10 km M5.0)」 については、未発生です。

(3) 北陸地方

 前回(11/12)記載の「現在は11/10の大気重力波から以下とします。
  P1511-03:2015/11/21±3 中越沖(37.6N, 138.5E) M5.0
については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。
  R:11/13 09:56:03 新潟県南部沖 37.214N 138.249E h335.1km M3.7

(4) 関東地方

 関東地方に予測していたM6クラス2個(P1509-10c、P1510-02d)は対応地震が発生していませんが、 これらは薩摩半島西方沖M7.1(Mw6.7)の前兆の一部であった可能性もあります。 Mw6.7で計算すると、 前兆はこれらM6クラスの前兆域を含まなくても説明できますが(予測対応地震の発生欄参照)、 M7.1で計算するとこれらM6クラスを包含しないと説明ができません。

 以下経緯を整理して掲載します。
 9/17に次のように述べました 「09/13に中規模の大気重力波が見られたため次のように修正します。
  P1509-05b:M6.4、2015/10/04±6 長野県-山梨県境付近(35.8N, 138.7E)
        または2015/11/03±6 日本海(39.7N, 137.0E)
 M6.4としたが、最悪の場合はM6.8もありうる。」

 9/24には震央候補地として関東地方を追加しました。
  P1509-05c:長野県-山梨県境付近〜静岡県〜東京都西部、埼玉県南西部

 10/1には
 「また9/30の大気重力波から以下とします。
  P1510-02:2015/10/17±6 M6.5
       東京湾(35.4N, 139.7E)または能登半島周辺(37.7N, 137.8E)
 あるいはP1509-05cと同一かもしれません。」

 10/8には
 「両者(P1509-05c:M6.4とP1510-02:M6.5)を統一するのが妥当と判断し、以下とします。
  P1510-02b:2015/10/11±6 東京都(35.4N, 139.7E) M6.5」

 10/15には
 「10/11に見られた大気重力波から、震央候補地として神奈川県(35.3N, 139.4E)を追加します。」

 10/23には
 「遅れ現象2を適用し次のように修正します。
  P1510-02c:2015/10/29±6 東京都(35.4N, 139.7E) M6.5
               または神奈川県(35.3N, 139.4E)」

 11/12には
 「このM6.5という比較的規模の大きい前兆に対して発生しないということは、考えにくく、 一つの可能性としては稍深発が考えられ、以下のように修正します。
  P1510-02d:2015/11/29±6 M6.5 東京都(35.4N, 139.7Eまたは神奈川県(35.3N, 139.4E)」

 9/17に「最悪M6.8もありうる」と述べましたが、 これは沿海州から北緯56度付近までを考慮に入れた場合ですが、 日本海北部には大気重力波が見られなかったため、このような表現となっていました。
 9/13の大気重力波を再吟味すると、同日未明の赤外画像からは今回の薩摩半島西方沖を含んでおりました。 よって上記一連の予測は11/14 薩摩半島西方沖M7.1(一元化)Mw6.7の一部であったと結論付けされました。 したがって、奄美大島近海M6.0、台湾近海5.0の他にさらに、東京都または神奈川県M6.5を取り消しとします。
 それにしても遅れ現象2を適用しても50日の予測先行時間に対して、実発生まで62日を要しました。 随分と遅れているようです。

 前回(11/12)記載の 「このM6.5という比較的規模の大きい前兆に対して発生しないということは、考えにくく、 一つの可能性としては稍深発が考えられ、以下のように修正します。
  P1510-02d:2015/11/29±6 M6.5 東京都(35.4N, 139.7Eまたは神奈川県(35.3N, 139.4E)」
 については、上記のように取り消しとします。

 現在は11/17の大気重力波から以下とします。遅れ現象1.
  P1511-06:2015/11/27±3 相模灘(34.9N,139.6E) M5.2

 10/23以来記載の「現在は10/16、17、18の大気重力波から以下とします。
  P1510-07:2015/11/01±6 または11/6±6 三宅島近海(33.8N, 140.0E)または鳥島近海(31.2N, 140,2E) M6.4」
 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 これも予測通りのM6.4前後で発生するかどうかが、今後の巨大地震を予測する上で、かなり重要となります。
 なお11/1、11/3、11/4にもM5.7からM6.1程度の大気重力波が見られます。 西ノ島新島の噴火の可能性もあります(以上11/5記)。
 11/11、11/12にも三宅島近海の震源を示唆する大気重力波による前兆が見られました(MはそれぞれM4.8、M5.6)。 遅れ現象2を適用し、下記とします。
 「P1510-07b:2015/11/13±6 M6.4 三宅島近海(33.8N, 140.0E)または鳥島近海(31.2N, 140,2E)
 については、その後下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 11/19にも似た大気重力波が見られました。
  R:11/18 00:39:42 鳥島近海(30.233N 138.928E) h502.0km M5.3 (Hi-net)
            M 4.2 30.322°N 138.408°E 448.4 km(USGS)
  R:11/13 03:52 新島・神津島近海(34.5N, 139.2E)震度1 h0km M2.1

  R:11/05 17:23 八丈島東方沖(32.3N, 141.9 141.0E)震度1 h20km M5.0
                  32.293 140.984 37 M5.1D 5.0V(一元化)
            M 5.3 32.135°N 140.900°E 65.4 km(USGS)
  R:M 4.7 11/02 01:52:34 UTC 31.671°N 140.681°E 64.9 km(USGS)
                  32.050 140.825 6 M4.5D 5.0V(一元化)

 10/29以来記載の「現在は10/26の大気重力波から以下とします。
  P1510-09:2015/11/27±6 小笠原諸島西方沖(26.5N, 140.2E)M6.4
 5/30のM8.1の余震として計算してあります」 については未発生です。

(5) 中部地方

 10/23以来記載の 「現在は10/19の大気重力波からウラジオストク周辺で12月中旬にM6台半ば以上 が推定されますが、マンパワー不足につきこれ以上詰めることができません」 については、未発生です。
  R:M 4.3 11/14 14:34:41 UTC 46.430°N 136.085°E 433.6 km(USGS)

 前回(11/12)記載の 「(4) 関東地方で述べた11/12の大気重力波はM5.6と計算され、 三宅島近海の震源のほか紀伊水道南方も考えられ次のように予測します。 遅れ現象2。
  P1511-04:2015/11/30±4 和歌山県南方沖(33.2N, 135.1E) M5.6
 については、未発生です。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

  R:11/16 07:56 宮崎県北部平野部(32.2N, 131.4E)震度1 h60km M2.9
 が発生しました。 これは10/15以来記載の 「現在は10/10、10/15の大気重力波から以下とします。   P1510-05:2015/10/21±4 宮崎県北部(32.5N, 131.5E) M5.3」
に対応するものですが、T=26日と随分と遅れています。

  R:11/14 05:51 薩摩半島西方沖(30.9N,128.7E) 震度4 h10km M7.0
                      Mw6.7(気象庁CMT解;速報値)
              M 6.7 30.998°N 128.836°E 10.0 km(USGS)
              30.943 128.590 17 M7.1D 6.6V SW OFF KYUSHU(一元化)

 が発生しました。 これは下記の3予測に対応するものです。 詳細は予測対応地震の発生欄参照。
 10/29記載の「現在は10/23の大気重力波から以下とします。
  P1510-11:2015/11/09±5 奄美大島近海(28.6N, 131.0E)M6.0
 遅れ現象1を適用」
 前々回(11/05)記載の「現在は11/2の大気重力波から以下とします。遅れ現象2による。
  P1511-02:2015/11/19±3 鹿児島県西方沖(31.5N,129.7E) M5.1」
 前回(11/12)記載の「 現在は11/12の大気重力波から以下とします。
  P1511-05:2015/11/23±3 台湾近海(24.8N, 122.5E) M5.0」

 前々回(11/05)記載の 「現在は10/30、11/2の大気重力波から以下とします。 遅れ現象2による。
  P1511-01:2015/11/7±3 鳥取県中部でM4.8」
 については、11/10にも似た大気重力波が見られましたので、このままとし、 どれくらい遅れているかを検証したいと思います。

3.その他

  1.  

     現在、朝鮮半島北部から日本海西部にかけて連日のように大気重力波がみられます(時折短波長)。 昨年の9月27日の御嶽山の噴火の予知をした時に、白頭山についても言及しましたが、噴火はしませんでした。 しかし中国や北朝鮮の科学者からはかなり危険な兆候が報告されているようです。 現在見られる大気重力波はこれらを捉えている可能性がありますが、今の所大規模ではありません。

  2.  

     黄海にまた大気重力波が出現してきました。M6.0前後か。

  3.  

     中国奥地、雲南省?四川省?あたりにやや規模の大きな前兆が11/14に見られますが、詳細は省きます。


- 地震予知情報作成日時:2015/11/12 22:10(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2015/11/12 23:50 -
- 地震予知情報修正日時:2015/11/13 23:50 -

1. 総説

 北海道周辺、関東地方南部にやや大きめの地震の予測がある。震央によっては被害が予想される。
 またその他にもM6台の幾つかの予測があり、 同時に多くの大きめの予測があるときはもっと大きな一つの地震である場合がある。 また最近、前兆に比し発生地震のマグニチュードが随分と小さめであることや、随分と遅れて発生することが多い。 東日本大震災の数ヶ月前にも同じ現象が見られているため、要注意だ。 総説E.も参照されたい。

 地震予知分野の魑魅魍魎 (3)

 2004年(今から11年前)の秋(10月)の地震学会で、 さざ波雲(大気重力波)による地震予知の方法について口頭発表した。 的中率(予測通りに発生したか;警告的中率と言う)は7割近いというものであった。 これ以前のだいぶ前から友人関係約70〜80人にはe-mailで予知情報を送付していたもので、 その中の一人N氏が「何を見て予知しているのか?」と訊いてきたので、発表を決意した。 このときTV朝日のクルーが一部始終を撮影していて、後日取材に訪れた。 この取材の最中にM7クラスの前兆を2個キャッチしており、それを告げたところ、 実際に11/29に釧路沖でM7.1が、また12/6に根室半島沖でM7.0が発生した。 この時はまだ震央の精度は高くはなかったが予測通りのマグニチュードで発生した。 俄然取材態度が変わり、結果翌年(2005年)の1月に放映された。 視聴率が良かったのか7月にも追加放映された。 この時、家具の転倒や津波の恐ろしさを強調しており、 例え50cmの津波でさえ、人間を押し流す力があり、油断しないようにという内容だった。 この6年後に東日本大震災が発生し、津波の恐ろしさを嫌という程思い知った。 この時のTV朝日のプロデューサーの慧眼には脱帽だ。
 さて、2005年の春の地球惑星科学連合大会で、 私の方法による地震予知の見逃し率について発表しようと口頭発表を申し込んだところ、 コンビーナー(座長)N氏によって拒否され、ポスター発表に回された。 このセッションでは、私を拒否したため、口頭発表の題目が不足し、 わざわざ16:45から総合討論なるものをN氏は組んだ。 その後、2006年、2007年の地球惑星科学連合大会にも同セッションに口頭発表を申し込んだが、 いずれも拒否され、ポスターセッションに回された。 つまり3年連続で拒否されたわけで、理由の説明はない。 ”Why Japanese people?”

  1.  

     かつて、アウターライズでM8.6、その正断層の傾斜角を45度と仮定した計算結果が公表されたことがあった(北大)。 その場合、2011.3.11とほぼ同じ津波が発生すると計算されていた。 最近の世界の大地震の発生状況を見るとほぼ推定通りの箇所で発生しており、 従って最大値のM8.8ではなくM8.6程度と推定される。 正断層の傾斜角を90度と仮定するとおそらく3.11よりは高い津波が発生すると推定され、何れにせよ要警戒だ。
     いつ発生するかは各々の月の下弦前後で、遅くとも来春までと推定される。 10月の下弦の月前後では発生をみなかった。
     麒麟地震研究所の電磁波ノイズ測定器は、中央構造線の直上に位置しているため、大地震の前兆を捉えやすい。 直前のデータについては同所のTWITTERを参照されたい。

  2.  

     6/25に具体的な事例によって震度5弱以上という基準で地震予知情報を評価するのは誤りだと指摘した。 なぜなら同じ期間(2014年1月1日から2015年6月10日の約1年半) に発生したM6以上の14個もの発生地震を見逃しても良いことになってしまうからだ。
     一方2012年1月1日から2015年6月10日の約3年半に発生したM≧6.8の地震をリストアップし、 この12個の地震に対して、当会の予知はどのようであったかを示した。その結果すでに毎回示したように 「マグニチュードが6.8より大きな大地震 (例えば、2004年10月23日の山古志村が大被害を被った中越地震はM6.8)についていえば、 75%(100%)予知していたこととなる。」

  3.  

     さて、あいまい地震予知はどのように評価すれば良いのだろうか。 一案を提案する。 この案は予知作成者の主観(長期間、広範囲など)に惑わされずに客観的に評価できる。
     震央:記されている図、文章から予測範囲の重心を求めて緯度経度で0.1単位で表す。
    発生日:長期間であればその中心日を予測日とする。
    M   ;記されていなければ文章から、M5台半ばから1/4M程度の段階で推定する。
    例  ;M5と1/2、M5と3/4、M6.0、M6と1/4、M6と1/2、、、、、などなど。
     このようにあいまい予知を数値化することによって、 表-2の評価基準によって客観的に評することが可能だ。

  4.  

     震度5弱以上のみで評価すると重大な多くの地震を見逃しても良いことになってしまい、 評価方法としては適切ではないことを示した。 どうしても震度で評価したいのであれば、 震度とマグニチュードの両縛りで評価するのが適切である。 例えば、アウターライズでの巨大地震では、 陸地における震度はそれほどではなくても、大津波が襲来する。 震度のみで評価する習慣を身につけてしまうと、逃げなくても良いと勘違いするかもしれない。

  5.  

     大地震の前には中小の地震が予測通り発生しないことが、当会の過去の実積を分析した結果、判明している。 従って、現在予測している各地の地震は、 上記アウターライズ巨大地震の影響を受けているかもしれないので、あるいは発生しない可能性もある。 これは非常に重要なことだが、理解できる人は殆どいない。

地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (東日本大震災の余震域については原則M6以上、そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

2.地域別予測

(1) 北海道

  P1506-01i 01j:北海道南東はるか沖アウターライズ(N41.9, E147.0)から三陸はるか沖アウターライズ(N39.7, E144.3)M8.5以上、最大でM8.8。
 第4段階での発生日は2015/11/03±3。 第5段階での発生日は2015/12/03±3。 遅くとも来年春ころまでには巨大地震が想定される。 いずれも各月の下弦の月前後。
この予測の三陸はるか沖の部分については、下記が発生しました。 だんだん本震に近づいているように見受けられます。 予測した震央の海底にはリアルタイムの観測が可能な地震計群が配置されているので、 活発化してくれば政府によって発表されるはずです。
  R:11/11 14:27 三陸はるか沖アウターライズ(本州北部東方はるか沖)(40.29N, 145.03E) h63.5km 3.8(Hi-net)

 10/01以来記載の「「現在は09/28,29の大気重力波から以下とします。
  P1510-01:2015/10/15±7 北海道周辺(特に41.2N, 143.3E) M6.8
 通常先行時間による」 については、10/12の大気重力波により、震央候補地として内陸部を追加しましたが(10/15記)、 10/18に少し範囲が拡大して大気重力波が見られましたので、Mと発生日を次のように修正します(10/22記)。
 「P1510-01b:2015/11/1±7 M6.9 北海道周辺(特に襟裳岬南方沖(41.2N, 143.3E)あるいは内陸部(43.4N, 143.2E)」
 については、遅れ現象2を適用すると11/1±7となります(10/29記)」」
については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
 なおオホーツク海を含む北海道周辺には大規模な大気重力波が連日のように発生しています(以上11/5記)。 11/5記載のオホーツク海の部分については下記が発生しました。
  R:M 5.0 11/11 18:18:54 UTC オホーツク海南部(48.431°N 149.044°E)h389.9 km(USGS)
 P1510-01bについてはすでに遅れ現象2の期日も過ぎていますが、 11/10には予測している襟裳岬南方沖を震源とする、 予測よりははるかに小さいM5.5程度の大気重力波による前兆が見られましたのでこのままとします。 おそらくは11月末までには発生すると予測されますが、どれくらい遅れているかを検証したいと思います。
  R:11/11 07:43 襟裳岬南東沖(41.47N, 44.14E) h5km M3.6(Hi-net)
  R:11/11 00:50 釧路地方中南部(42.9N, 143.8E) 震度2 h110km M4.0
              M 4.5 42.939°N 143.642°E 125.2 km(USGS)

  R:11/01 12:49 浦河沖(41.6N, 142.1E)震度3 h70km M5.1
              41.568 142.068 65.2 5.2D 5.1V(一元化) Mw5.4(JMA)

(2) 東北地方

 前回(11/5)記載の「現在は大規模な大気重力波は見られません。P1510-01b参照」 については、大規模なMは発生しませんでしたが日本海溝の内側で下記が発生しました。
  R:11/06 03:02:52 39.372 143.695 35 M5.0D 5.1V 三陸はるか沖(一元化)

 現在は11/06の大気重力波から、秋田沖でM5.0程度が11/17前後に予測されますが、 下記のように大幅な遅れ現象が見られているため、期日については定かではありません。
 7/9に予測した
 「P1507-08:2015/07/16±6(通常)または08/02±6(遅れ現象2) 秋田県はるか西方の日本海(40.0N, 138.2E)M5.2」
 が発生したのは10/31 16:56でした(39.9 N,138.6 E h10 km M5.0)。

(3) 北陸地方

 現在は11/10の大気重力波から以下とします。
  P1511-03:2015/11/21±3 中越沖(37.6N, 138.5E) M5.0

(4) 関東地方

 10/01以来記載し、2度の修正を経たあと、遅れ現象2を適用した
 「P1509-10c:2015/10/20±5 関東地方東方沖(35.5N, 142.0E) M6.1」
 については、しばらく様子見(前々回(10/29記)としていましたが発生しませんでした。 これはむしろ後に巨大地震を控えていることの傍証ということができるでしょう。

 10/08に修正し、10/23に遅れ現象2を適用した
 「P1510-02c:2015/10/29±6 東京都(35.4N, 139.7E) M6.5
               または神奈川県(35.3N, 139.4E)」
 については、予測地震は未発生と考えられ、しばらく様子見とします。
 前々回(10/29)記載の 「10/29の大気重力波は複雑な分布をしており、幾つかの震源または火山が考えられます。 その一つは箱根火山でしょう。幾つかの震源の場合は各々で、いくらかMを減じて発生するでしょう」 については、しばらく様子見とします(以上11/5記)。
 さて、様子見としていましたが、発生しませんでした。 前兆の一部に対応するものとして下記が発生しました。
  R:11/07 22:45 茨城県南部(36.1N, 140.0E)震度4 h110km M4.9
                           4.9D 5.0V(一元化)
             M 5.3 35.931°N 139.982°E 106.1 km(USGS)

 このM6.5という比較的規模の大きい前兆に対して発生しないということは、考えにくく、 一つの可能性としては稍深発が考えられ、以下のように修正します。
  P1510-02d:2015/11/29±6 M6.5 東京都(35.4N, 139.7Eまたは神奈川県(35.3N, 139.4E)

 10/23以来記載の「現在は10/16、17、18の大気重力波から以下とします。
  P1510-07:2015/11/01±6 または11/6±6 三宅島近海(33.8N, 140.0E)
                  または鳥島近海(31.2N, 140,2E) M6.4」
 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 これも予測通りのM6.4前後で発生するかどうかが、今後の巨大地震を予測する上で、かなり重要となります。
 なお11/1、11/3、11/4にもM5.7からM6.1程度の大気重力波が見られます。 西ノ島新島の噴火の可能性もあります(以上11/5記)。
 11/11、11/12にも三宅島近海の震源を示唆する大気重力波による前兆が見られました(MはそれぞれM4.8、M5.6)。 遅れ現象2を適用し、下記とします。
  P1510-07b:2015/11/13±6 M6.4 三宅島近海(33.8N, 140.0E)または鳥島近海(31.2N, 140,2E)
  R:11/05 17:23 八丈島東方沖(32.3N, 141.9 141.0E)震度1 h20km M5.0
                 32.293 140.984 37 M5.1D 5.0V(一元化)
                 M 5.3 32.135°N 140.900°E 65.4 km(USGS)
  R:M 4.7 11/02 01:52:34 UTC 31.671°N 140.681°E 64.9 km(USGS)
                 32.050 140.825 6 M4.5D 5.0V (一元化)

 前々回(10/29)記載の「現在は10/26の大気重力波から以下とします。
  P1510-09:2015/11/27±6 小笠原諸島西方沖(26.5N, 140.2E)M6.4
 5/30のM8.1の余震として計算してあります」 については未発生です。

(5) 中部地方

 10/23以来記載の 「現在は10/19の大気重力波からウラジオストク周辺で12月中旬にM6台半ば以上が推定されますが、 マンパワー不足につきこれ以上詰めることができません」については、未発生です。

 前々回(10/29)記載の「現在は10/25の大気重力波から以下とします。
  P1510-10:2015/11/04±4 静岡県周辺(特に駿河湾34.7N, 138.6E)M5.2」
 については、 R:11/4三河湾M2.7 震度1、 11/06 16:17:16 34.4 138.1 h292 M3.7(Hi-net)、 11/11愛知県西部M2.2 震度1 などが発生しましたが、M5.2相当は発生しませんでした。

 (4) 関東地方 で述べた11/12の大気重力波はM5.6と計算され、 三宅島近海の震源のほか紀伊水道南方も考えられ次のように予測します。 遅れ現象2。
  P1511-04:2015/11/30±4 和歌山県南方沖(33.2N, 135.1E) M5.6

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前々回(10/29)記載の「現在は10/23の大気重力波から以下とします。
  P1510-11:2015/11/09±5 奄美大島近海(28.6N, 131.0E)M6.0
 遅れ現象1を適用」 については、その後R4,R5が発生しましたが、予測最終日が未到来のためこのままとします。
  R5:11/11 21:43:09 29.1632 130.4624 h56.6 M4.5 奄美大島近海(Hi-net)
  R4:11/11 06:25 奄美大島近海(27.8N, 130.1E)震度2 h10km M4.0

  R3:11/03 01:43 沖縄本島近海(27.2N, 127.7E)震度1 h90km M4.3
                  27.215 127.654 90.4 M4.3D 4.5V(一元化)
  R2:M 4.9 - 59km NNW of Nago, Japan 11/02 16:43:10 UTC
                  27.055°N 127.684°E 96.8 km
  R1:M 5.5 - 46km E of Taitung City, Taiwan 11/01 21:09:42 UTC 22.802°N 121.592°E 13.8 km(USGS)
                  22.656 121.716 h4.3 M5.4D 5.8V TAIWAN REGION(一元化)

 前回(11/05)記載の「現在は10/30、11/2の大気重力波から以下とします。 遅れ現象2による。
  P1511-01:2015/11/7±3 鳥取県中部でM4.8」
 については、11/10にも似た大気重力波が見られましたので、このままとし、 どれくらい遅れているかを検証したいと思います。

 前回(11/05)記載の「現在は11/2の大気重力波から以下とします。 遅れ現象2による。
  P1511-02:2015/11/19±3 鹿児島県西方沖 M5.1
 については、未発生です。

 現在は11/12の大気重力波から以下とします。
  P1511-05:2015/11/23±3 台湾近海(24.8N, 122.5E) M5.0

3.その他

 現在、朝鮮半島北部から日本海西部にかけて連日のように大気重力波がみられます (時折短波長)。昨年の9月27日の御嶽山の噴火の予知をした時に、 白頭山についても言及しましたが、噴火はしませんでした。 しかし中国や北朝鮮の科学者からはかなり危険な兆候が報告されているようです。 現在見られる大気重力波はこれらを捉えている可能性がありますが、今の所大規模ではありません。


- 地震予知情報作成日時:2015/11/05 20:10(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2015/11/05 23:10 -

1. 総説

 北海道周辺、関東地方南部にやや大きめの地震の予測がある。 震央によっては被害が予想される。
 またその他にもM6台の幾つかの予測があり、 同時に多くの大きめの予測があるときはもっと大きな一つの地震である場合がある。 また最近、前兆に比し発生地震のマグニチュードが随分と小さめであることや、 随分と遅れて発生することが多い。 東日本大震災の数ヶ月前にも同じ現象が見られているため、要注意だ。 総説E. も参照されたい。

地震予知分野の魑魅魍魎 (3)

 2004年(今から11年前)の秋(10月)の地震学会で、 さざ波雲(大気重力波)による地震予知の方法について口頭発表した。 的中率(予測通りに発生したか;警告的中率と言う)は7割近いというものであった。 これ以前のだいぶ前から友人関係約70〜80人にはe-mailで予知情報を送付していたもので、 その中の一人N氏が「何を見て予知しているのか?」と訊いてきたので、発表を決意した。 このときTV朝日のクルーが一部始終を撮影していて、後日取材に訪れた。 この取材の最中にM7クラスの前兆を2個キャッチしており、それを告げたところ、 実際に11/29に釧路沖でM7.1が、また12/6に根室半島沖でM7.0が発生した。 この時はまだ震央の精度は高くはなかったが予測通りのマグニチュードで発生した。 俄然取材態度が変わり、結果翌年(2005年)の1月に放映された。 視聴率が良かったのか7月にも追加放映された。 この時、家具の転倒や津波の恐ろしさを強調しており、 例え50cmの津波でさえ、人間を押し流す力があり、油断しないようにという内容だった。 この6年後に東日本大震災が発生し、津波の恐ろしさを嫌という程思い知った。 この時のTV朝日のプロデューサーの慧眼には脱帽だ。
 さて、2005年の春の地球惑星科学連合大会で、 私の方法による地震予知の見逃し率について発表しようと口頭発表を申し込んだところ、 コンビーナー(座長)N氏によって拒否され、ポスター発表に回された。 このセッションでは、私を拒否したため、口頭発表の題目が不足し、 わざわざ16:45から総合討論なるものをN氏は組んだ。 その後、2006年、2007年の地球惑星科学連合大会にも同セッションに口頭発表を申し込んだが、 いずれも拒否され、ポスターセッションに回された。 つまり3年連続で拒否されたわけで,理由の説明はない。 ”Why Japanese people?”

  1.  

     かつて、アウターライズでM8.6、 その正断層の傾斜角を45度と仮定した計算結果が公表されたことがあった(北大)。 その場合、2011.3.11とほぼ同じ津波が発生すると計算されていた。 最近の世界の大地震の発生状況を見るとほぼ推定通りの箇所で発生しており、 従って最大値のM8.8ではなくM8.6程度と推定される。 正断層の傾斜角を90度と仮定するとおそらく3.11よりは高い津波が発生すると推定され、何れにせよ要警戒だ。
     いつ発生するかは各々の月の下弦前後で、遅くとも来春までと推定される。 10月の下弦の月前後では発生をみなかった。
     麒麟地震研究所の電磁波ノイズ測定器は、 中央構造線の直上に位置しているため、大地震の前兆を捉えやすい。 直前のデータについては同所のTWITTERを参照されたい。

  2.  

     6/25に具体的な事例によって震度5弱以上という基準で地震予知情報を評価するのは誤りだと指摘した。 なぜなら同じ期間(2014年1月1日から2015年6月10日の約1年半) に発生したM6以上の14個もの発生地震を見逃しても良いことになってしまうからだ。
     一方2012年1月1日から2015年6月10日の約3年半に発生したM≧6.8の地震をリストアップし、 この12個の地震に対して、当会の予知はどのようであったかを示した。 その結果すでに毎回示したように 「マグニチュードが6.8より大きな大地震 (例えば、2004年10月23日の山古志村が大被害を被った中越地震はM6.8)についていえば、 75%(100%)予知していたこととなる」。

  3.  

     さて、あいまい地震予知はどのように評価すれば良いのだろうか。 一案を提案する。
    この案は予知作成者の主観(長期間、広範囲など)に惑わされずに客観的に評価できる。
    震央 :記されている図、文章から予測範囲の重心を求めて緯度経度で0.1単位で表す。
    発生日:長期間であればその中心日を予測日とする。
      M ;記されていなければ文章から、M5台半ばから1/4M程度の段階で推定する。
      例;M5と1/2、M5と3/4、M6.0、M6と1/4、M6と1/2、、、、、などなど。
     このようにあいまい予知を数値化することによって、 表-2の評価基準によって客観的に評することが可能だ。

  4.  

     震度5弱以上のみで評価すると重大な多くの地震を見逃しても良いことになってしまい、 評価方法としては適切ではないことを示した。 どうしても震度で評価したいのであれば、震度とマグニチュードの両縛りで評価するのが適切である。 例えば、アウターライズでの巨大地震では、 陸地における震度はそれほどではなくても、大津波が襲来する。 震度のみで評価する習慣を身につけてしまうと、逃げなくても良いと勘違いするかもしれない。

  5.  

     大地震の前には中小の地震が予測通り発生しないことが、当会の過去の実積を分析した結果、判明している。 従って、現在予測している各地の地震は、 上記アウターライズ巨大地震の影響を受けているかもしれないので、あるいは発生しない可能性もある。 これは非常に重要なことだが、理解できる人は殆どいない。

地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (東日本大震災の余震域については原則M6以上、そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

2.地域別予測

(1) 北海道

 P1506-01i:北海道南東はるか沖アウターライズ(N41.9, E147.0)から
      三陸はるか沖アウターライズ(N39.7, E144.3)M8.5以上、最大でM8.8。
 第4段階での発生日は2015/11/03±3。遅くとも来年春ころまでには巨大地震が想定される。
いずれも各月の下弦の月前後。

 10/01以来記載の「現在は09/28,29の大気重力波から以下とします。
  P1510-01:2015/10/15±7 北海道周辺(特に41.2N, 143.3E) M6.8
 通常先行時間による」 については、10/12の大気重力波により、震央候補地として内陸部を追加しましたが(10/15記)、 10/18に少し範囲が拡大して大気重力波が見られましたので、Mと発生日を次のように修正します(10/22記)。
 「P1510-01b:2015/10/23±7 M6.9 北海道周辺(特に襟裳岬南方沖(41.2N,143.3E)あるいは内陸部(43.4N, 143.2E)」
 については、遅れ現象2を適用すると11/1±7となります(10/29記)。
については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
 なおオホーツク海を含む北海道周辺には大規模な大気重力波が連日のように発生しています。
  R:11/01 12:49 浦河沖(41.6N, 142.1E)震度3 h70km M5.1
           41.568 142.068 65.2 5.2D 5.1V(一元化)  Mw5.4(JMA)

(2) 東北地方

 現在は大規模な大気重力波は見られません。P1510-01b参照。

(4) 関東地方

 10/01以来記載し、2度の修正を経たあと、遅れ現象2を適用した 「P1509-10c:2015/10/20±5 関東地方東方沖(35.5N, 142.0E) M6.1」 については、しばらく様子見(前回(10/29記)としていましたが発生しませんでした。 これはむしろ後に巨大地震を控えていることの傍証ということができるでしょう。

 10/08に修正し、1023に遅れ現象2を適用した
 「P1510-02c:2015/10/29±6 東京都(35.4N, 139.7E) M6.5または神奈川県(35.3N, 139.4E)
 については、予測地震は未発生と考えられ、しばらく様子見とします。
 前回(10/29)記載の 「10/29の大気重力波は複雑な分布をしており、幾つかの震源または火山が考えられます。 その一つは箱根火山でしょう。幾つかの震源の場合は各々で、いくらかMを減じて発生するでしょう」 については、しばらく様子見とします。

 前々回(10/23)記載の「現在は10/16、17、18の大気重力波から以下とします。
  P1510-07:2015/11/01±6または11/6±6 三宅島近海(33.8N, 140.0E)または鳥島近海(31.2N, 140,2E) M6.4
 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 これも予測通りのM6.4前後で発生するかどうかが、 今後の巨大地震を予測する上で、かなり重要となります。
 なお11/1、11/3、11/4にもM5.7からM6.1程度の大気重力波が見られます。 西ノ島新島の噴火の可能性もあります。
  R:11/05 17:23 八丈島東方沖(32.3N, 141.9E)震度1 h20km M5.0
           M 5.3 32.135°N 140.900°E 65.4 km(USGS)
  R:M 4.7 11/02 01:52:34 UTC 31.671°N 140.681°E 64.9 km(USGS)
           32.050 140.825 6 M4.5D 5.0V (一元化)

 前回(10/29)記載の「現在は10/26の大気重力波から以下とします。
  P1510-09:2015/11/27±6 小笠原諸島西方沖(26.5N, 140.2E)M6.4
 5/30のM8.1の余震として計算してあります」 については未発生です。

(5) 中部地方

 前々回(10/23)記載の 「現在は10/19の大気重力波からウラジオストク周辺で12月中旬にM6台半ば以上 が推定されますが、マンパワー不足につきこれ以上詰めることができません」については、未発生です。

 前回(10/29)記載の「現在は10/25の大気重力波から以下とします。
  P1510-10:2015/11/04±4 静岡県周辺(特に駿河湾34.7N, 138.6E)M5.2
 については、未発生です。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 10/15以来記載の「現在は10/10、10/15の大気重力波から以下とします。
  P1510-05:2015/10/21±4 宮崎県北部(33.5N 32.5N, 131.5E) M5.3」
 については、前兆域の南端で下記が発生していましたので予測震央ではMを減じて発生する見込みです(10/29記)。 震央にタイプミスがありました。 については、その後下記が発生しました。
  R:11/04 00:55 日向灘   (32.6N, 132.0E) 震度3 h30km M4.3
  R:10/30 17:43 熊本県熊本地方(32.9N,130.8E) 震度2 h20km M3.1
  R:10/30 16:22 熊本県熊本地方(32.9N,130.8E) 震度2 h10km M3.0

  R:10/20 06:44 九州地方南東沖(30.6N,131.6E) 震度3 h30km M4.5
 他有感地震1個

 前回(10/29)記載の「現在は10/23の大気重力波から以下とします。
  P1510-11:2015/11/09±5 奄美大島近海(28.6N, 131.0E)M6.0
 遅れ現象1を適用」 については、R1,R2,R3が発生しましたが、予測最終日が未到来のためこのままとします。
  R3:11/03 01:43 沖縄本島近海(27.2N, 127.7E)震度1 h90km M4.3
                 27.215 127.654 90.4 M4.3D 4.5V(一元化)
  R2:M 4.9 - 59km NNW of Nago, Japan 11/02 16:43:10 UTC
                 27.055°N 127.684°E 96.8 km
  R1:M 5.5 - 46km E of Taitung City, Taiwan
    11/01 21:09:42 UTC 22.802°N 121.592°E 13.8 km(USGS)
    22.656 121.716 h4.3 M5.4D 5.8V TAIWAN REGION(一元化)

 現在は10/30、11/2の大気重力波から以下とします。 遅れ現象2による。
  P1511-01:2015/11/7±3 鳥取県中部でM4.8

 現在は11/2の大気重力波から以下とします。遅れ現象2による。
  P1511-02:2015/11/19±3 鹿児島県西方沖(31.5N,129.7E) M5.1

3.アウターライズ地震

 総説および (1) 北海道 参照。


- 地震予知情報作成日時:2015/10/29 23:10(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2015/10/30 23:50 -

1. 総説

  R:M 7.5 Afghanistan 10/26 09:09:32 UTC 36.441°N 70.717°E h212.5 km(USGS)
 が発生した。 このメカニズムは下記のように北北東-南南西方向の圧縮による逆断層のため、 日本付近には前兆は及んでいなかったと推定される。

 北海道周辺、関東地方南部にやや大きめの地震の予測がある。震央によっては被害が予想される。
 またその他にもM6台の幾つかの予測があり、 同時に多くの大きめの予測があるときはもっと大きな一つの地震である場合がある。 また最近、前兆に比し発生地震のマグニチュードが随分と小さめであることや、随分と遅れて発生することが多い。 東日本大震災の数ヶ月前にも同じ現象が見られているため、要注意だ。総説E. も参照されたい。

地震予知分野の魑魅魍魎 (3)

 2004年(今から11年前)の秋(10月)の地震学会で、さざ波雲(大気重力波)による地震予知の方法について口頭発表した。 的中率(予測通りに発生したか;警告的中率と言う)は7割近いというものであった。 これ以前のだいぶ前から友人関係約70〜80人にはe-mailで予知情報を送付していたもので、 その中の一人N氏が「何を見て予知しているのか?」と訊いてきたので、発表を決意した。 このときTV朝日のクルーが一部始終を撮影していて、後日取材に訪れた。 この取材の最中にM7クラスの前兆を2個キャッチしており、 それを告げたところ、実際に11/29に釧路沖でM7.1が、また12/6に根室半島沖でM7.0が発生した。 この時はまだ震央の精度は高くはなかったが予測通りのマグニチュードで発生した。 俄然取材態度が変わり、結果翌年(2005年)の1月に放映された。視聴率が良かったのか7月にも追加放映された。 この時、家具の転倒や津波の恐ろしさを強調しており、 例え50cmの津波でさえ、人間を押し流す力があり、油断しないようにという内容だった。 この6年後に東日本大震災が発生し、津波の恐ろしさを嫌という程思い知った。 この時のTV朝日のプロデューサーの慧眼には脱帽だ。
 さて、2005年の春の地球惑星科学連合大会で、 私の方法による地震予知の見逃し率について発表しようと口頭発表を申し込んだところ、 コンビーナー(座長)N氏によって拒否され、ポスター発表に回された。 このセッションでは、私を拒否したため、口頭発表の題目が不足し、 わざわざ16:45から総合討論なるものをN氏は組んだ。 その後、2006年、2007年の地球惑星科学連合大会にも同セッションに口頭発表を申し込んだが、 いずれも拒否され、ポスターセッションに回された。 つまり3年連続で拒否されたわけで,理由の説明はない。 ”Why Japanese people?”

  1.  

     かつて、アウターライズでM8.6、その正断層の傾斜角を45度と仮定した計算結果が公表されたことがあった(北大)。 その場合、2011.3.11とほぼ同じ津波が発生すると計算されていた。 最近の世界の大地震の発生状況を見るとほぼ推定通りの箇所で発生しており、 従って最大値のM8.8ではなくM8.6程度と推定される。 正断層の傾斜角を90度と仮定するとおそらく3.11よりは高い津波が発生すると推定され、何れにせよ要警戒だ。
     いつ発生するかは各々の月の下弦前後で、遅くとも来春までと推定される。 10月の下弦の月前後では発生をみなかった。
     麒麟地震研究所の電磁波ノイズ測定器は、中央構造線の直上に位置しているため、 大地震の前兆を捉えやすい。直前のデータについては同所のTWITTERを参照されたい。

  2.  6/25に具体的な事例によって震度5弱以上という基準で地震予知情報を評価するのは誤りだと指摘した。 なぜなら同じ期間(2014年1月1日から2015年6月10日の約1年半)に発生した M6以上の14個もの発生地震を見逃しても良いことになってしまうからだ。
     一方2012年1月1日から2015年6月10日の約3年半に発生したM≧6.8の地震をリストアップし、 この12個の地震に対して、当会の予知はどのようであったかを示した。 その結果すでに毎回示したように 「マグニチュードが6.8より大きな大地震 (例えば、2004年10月23日の山古志村が大被害を被った中越地震はM6.8)についていえば、 75%(100%)予知していたこととなる。」

  3.  

     さて、あいまい地震予知はどのように評価すれば良いのだろうか。一案を提案する。 この案は予知作成者の主観(長期間、広範囲など)に惑わされずに客観的に評価できる。
     震央 :記されている図、文章から予測範囲の重心を求めて緯度経度で0.1単位で表す。
     発生日:長期間であればその中心日を予測日とする。
     M   ;記されていなければ文章から、M5台半ばから1/4M程度の段階で推定する。
     例  ;M5と1/2、M5と3/4、M6.0、M6と1/4、M6と1/2、、、、、などなど。
     このようにあいまい予知を数値化することによって、表-2の評価基準によって客観的に評することが可能だ。

  4.  

     震度5弱以上のみで評価すると重大な多くの地震を見逃しても良いことになってしまい、 評価方法としては適切ではないことを示した。 どうしても震度で評価したいのであれば、震度とマグニチュードの両縛りで評価するのが適切である。 例えば、アウターライズでの巨大地震では、陸地における震度はそれほどではなくても、大津波が襲来する。 震度のみで評価する習慣を身につけてしまうと、逃げなくても良いと勘違いするかもしれない。

  5.  

     大地震の前には中小の地震が予測通り発生しないことが、当会の過去の実積を分析した結果、判明している。 従って、現在予測している各地の地震は、上記アウターライズ巨大地震の影響を受けているかもしれないので、 あるいは発生しない可能性もある。 これは非常に重要なことだが、理解できる人は殆どいない。

地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (東日本大震災の余震域については原則M6以上、そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

2.地域別予測

(1) 北海道

  P1506-01i:北海道南東はるか沖アウターライズ(N41.9, E147.0)から三陸はるか沖アウターライズ(N39.7, E144.3)M8.5以上、最大でM8.8。
 第4段階での発生日は2015/11/03±3。 遅くとも来年春ころまでには巨大地震が想定される。 いずれも各月の下弦の月前後。

 10/01以来記載の「現在は09/28,29の大気重力波から以下とします。
  P1510-01:2015/10/15±7 北海道周辺(特に41.2N, 143.3E) M6.8
 通常先行時間による」 については、10/12の大気重力波により、震央候補地として内陸部を追加しましたが(10/15記)、 10/18に少し範囲が拡大して大気重力波が見られましたので、Mと発生日を次のように修正します(10/22記)。
 「P1510-01b:2015/10/23±7 M6.9 北海道周辺(特に襟裳岬南方沖(41.2N,143.3E)あるいは内陸部(43.4N, 143.2E)」
 については、遅れ現象2を適用すると11/1±7となります。

(2) 東北地方

 09/11以来記載の「現在は09/9、09/10の大気重力波から以下とします。
  P1509-04:2015/10/02±6 福島県はるか沖アウターライズ(38.0N, 144.5E) M6.4
 遅れ現象1に月齢を考慮。 これはP1506-01hのM8クラスとは別で、一種の前震と考えられます」 については、発生しませんでした。

 前回(10/23)記載の「現在は10/22の大気重力波から以下とします。
  P1510-06:2015/10/26±3 福島県沖(37.2N, 141.3E) M5.2
 10/21福島県沖M5.3Dの余震でしょう」 については、下記が発生しました。Mt=4.4
  R:10/29 11:55 福島県沖(37.6N,141.8E) 震度1 h30km M3.9
  R:10/28 05:43 福島県沖(37.1N,142.1E) 震度1 h30km M4.3
  R:10/27 12:44 福島県沖(37.2N,141.2E) 震度1 h80km M4.0

(4) 関東地方

 10/01以来記載の「新たな大気重力波が9/26、27、29に発生しましたので下記のように修正します。
  P1509-10b:2015/10/15±5 関東地方東方沖(35.5N, 142.0E) M6.1」
 については、未発生です。 10/14にも似た大気重力波が見られたました」 については、遅れ現象2を適用し次のように修正します。
  P1509-10c:2015/10/20±5 関東地方東方沖(35.5N, 142.0E) M6.1
 については、未発生ですが、 この前兆に対応する地震はのちに巨大地震を控えていない時はほぼ予測通りの発生を見ています。 したがってこの予測地震が発生するかどうかは重要で、しばらく様子見とします。

 10/08に修正した
「「P1510-02b:2015/10/11±6 東京都(35.4N, 139.7E) M6.5
 被害が予測されます」 については、未発生です。 10/11に見られた大気重力波から、震央候補地として神奈川県(35.3N, 139.4E)を追加します」」。 については、遅れ現象2を適用し次のように修正します(10/23記)。
 「P1510-02c:2015/10/29±6 東京都(35.4N, 139.7E) M6.5
               または神奈川県(35.3N, 139.4E)

 については、下記のように小さい地震が発生していますが、予測地震は未発生です。 10/29の大気重力波は複雑な分布をしており、幾つかの震源または火山が考えられます。 その一つは箱根火山でしょう。幾つかの震源の場合は各々で、いくらかMを減じて発生するでしょう。
  R:10/25 17:15 山梨県東部富士五湖(35.5N, 139.0E)震度3 h20km M4.4
  R:10/25 00:42 神奈川県西部(35.2N, 139.1E)震度2 h20km M2.2

 前回(10/23)記載の「現在は10/16、17、18の大気重力波から以下とします。
  P1510-07:2015/11/01±6または11/6±6三宅島近海(33.8N, 140.0E)または鳥島近海(31.2N, 140,2E) M6.4
 については、未発生です。

 前回(10/23)記載の「現在は10/18の大気重力波から以下とします。
  P1510-08:2015/10/28±4 小笠原諸島北西沖(29.0N, 139.5E)M5.5」
 については、すでに10/20にM5.7が発生していましたので取り消しとします。

 現在は10/26の大気重力波から以下とします。
  P1510-09:2015/11/27±6 小笠原諸島西方沖(26.5N, 140.2E)M6.4
 5/30のM8.1の余震として計算してあります。

(5) 中部地方

 前回(10/23)記載の 「現在は10/19の大気重力波から ウラジオストク周辺で12月中旬にM6台半ば以上が推定されますが、 マンパワー不足につきこれ以上詰めることができません」 については、未発生です。

 現在は10/25の大気重力波から以下とします。
  P1510-10:2015/11/04±4 静岡県周辺(特に駿河湾34.7N, 138.6E)M5.2

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前々回(10/15)記載の「現在は10/10、10/15の大気重力波から以下とします。
  P1510-05:2015/10/21±4 宮崎県北部(33.5N, 131.5E) M5.3
 については、前兆域の南端で下記が発生していましたので予測震央ではMを減じて発生する見込みです。
  R:10/20 06:44 九州地方南東沖(30.6N,131.6E) 震度3 h30km M4.5
 他有感地震1個

 現在は10/23の大気重力波から以下とします。
  P1510-11:2015/11/09±5 奄美大島近海(28.6N, 131.0E)M6.0
 遅れ現象1を適用。

3.アウターライズ地震

 総説および (1) 北海道 参照。