中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震


- 地震予知情報作成日時:2015/09/24 22:30(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2015/09/25 00:40 -

1. 総説

 8/27に「地震予知情報とは、どこで、いつ、規模(M)とわずか3行だ。 予測のよってきたるところのデータを示さないで、上記3行だけを提示するのは、 他人の予測方法(特に大気重力波)をパクっていると謗(そし)られても仕方がない。 ぜひデータを予知情報と一緒に公表していただきたいものだ」 と述べましたが、おりしもオリンピックのエンブレムでパクリが話題となっているようです。 長らくお休みしていた地震予知分野の「魑魅魍魎」について近日中に再開掲載する予定です。

  1.  

     2014年1月1日以降の震度5弱以上の地震に対して当会の予測はどのようであったかを既に示した。 その結果は、余震、誘発地震およびMw5.0以下を除く10地震にたいして予知していたものは9個であった。 サンプル数が少ないが、単純に計算すると的中率は9割となる。
     予測対応地震の発生欄には原則M5.5以上の発生地震を掲載していることは読者諸氏はご存知のはずだ。

     かつて、アウターライズでM8.6、 その正断層の傾斜角を45度と仮定した計算結果が公表されたことがあった(北大)。 その場合、2011.3.11とほぼ同じ津波が発生すると計算されていた。 ここで最大M8.8として、 正断層の傾斜角を90度と仮定するとおそらく3.11の2倍弱近い津波が発生すると推定され、 何れにせよ要警戒だ。
     いつ発生するかは各々の月の下弦前後で、遅くとも来春までと推定される。 麒麟地震研究所の電磁波ノイズ測定器は、中央構造線の直上に位置しているため、 大地震の前兆を捉えやすい。直前のデータについては同所のTWITTERを参照されたい。

  2.  

     6/25に具体的な事例によって震度5弱以上という基準で地震予知情報を評価するのは誤りだと指摘した。 なぜなら同じ期間(2014年1月1日から2015年6月10日の約1年半)に発生した M6以上の14個もの発生地震を見逃しても良いことになってしまうからだ。
     一方2012年1月1日から2015年6月10日の約3年半に発生したM≧6.8の地震をリストアップし、 この地震(複数)に対して、当会の予知はどのようであったかを示した。
     この文章だけでは分かりにくいようなので、成績表として次表を作成した。 評価基準は6/25記載の表-2による。
    番号発生日(JST)緯度経度深さkmマグニチュード震央地名当会の予知評価
    MjMw予実差総合評価
    T P M
    12012/01/0131.43138.5739776.8鳥島近海◎ ◯ ◎
    22012/03/1440.78145.23646.96.9北海道はるか南東沖◯ △ ◎
    32012/08/1449.18145.886547.37.7オホーツク海南部◎ ◯ ▲
    42012/12/0737.82144.32467.37.3東北地方はるか東方沖◎ ◯ ◎
    52013/04/1945.3150.9612577.2千島列島大きめ
    62013/09/0429.94139.424456.86.5鳥島近海× △ ◎
    72013/10/2637.2144.57567.17.1東北地方はるか東方沖◯ ◯ ◎
    82014/07/1237.05142.323376.5福島県沖◎ △ ◯
    92015/02/1739.87143.19126.96.7三陸はるか沖麒麟警告
    102015/04/2023.96122.43226.86.3石垣島北西沖台湾、大
    112015/05/1338.86142.15466.86.8宮城県沖◎ ◎ ◎
    122015/05/3027.86140.686818.17.9小笠原西方沖◎ ▲ ◯
    (以上F-NETに(Mw)追加)

    T;時間 P;震央距離 M;マグニチュード

     ◎と◯以上をカウントすると12個のうち9個で75%となる。 なんらかの予知情報が存在した△を加えると100%となる。 つまりマグニチュードが6.8より大きな大地震 (例えば、2004年10月23日の山古志村が大被害を被った中越地震はM6.8)についていえば、 75%(100%)予知していたこととなる。
     同じ評価基準で、他の方々の実績表を作成することをお勧めする。 当会で、ある方の評価を行ったところ、25%であった。 M5程度の小さな地震を数多く当てても、 大地震を75%も見逃すようでは実用にはならない。 他人の意見に惑わされずに、自分で判断することが大切だ。

     さて、あいまい地震予知はどのように評価すれば良いのだろうか。一案を提案する。 この案は予知作成者の主観(長期間、広範囲など)に惑わされずに客観的に評価できる。
    震央:記されている図、文章から予測範囲の重心を求めて緯度経度で0.1単位で表す。
    発生日:長期間であればその中心日を予測日とする。
    M;記されていなければ文章から、M5台半ばから1/4M程度の段階で推定する。
      例;M5と1/2、M5と3/4、M6.0、M6と1/4、M6と1/2、、、、、などなど。

     このようにあいまい予知を数値化することによって、表-2の評価基準によって客観的に評することが可能だ。

  3.  

     震度5弱以上のみで評価すると重大な多くの地震を見逃しても良いことになってしまい、 評価方法としては適切ではないことを示した。 どうしても震度で評価したいのであれば、震度とマグニチュードの両縛りで評価するのが適切である。 例えば、アウターライズでの巨大地震では、陸地における震度はそれほどではなくても、大津波が襲来する。 震度のみで評価する習慣を身につけてしまうと、逃げなくても良いと勘違いするかもしれない。

  4.  

     現在予測している各地の地震は、上記アウターライズ巨大地震の影響を受けているかもしれないので、 あるいは発生しない可能性もある。

地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (東日本大震災の余震域については原則M6以上、そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

2.地域別予測

(1) 北海道

  P1506-01i:北海道南東はるか沖アウターライズ(N41.9, E147.0)から
       三陸はるか沖アウターライズ(N39.7, E144.3)
 M8.5以上、最大でM8.8。 第3段階での発生日は2015/10/05±3。 遅くとも来年春ころまでには巨大地震が想定される。 いずれも各月の下弦の月前後。
チリ、ニュージーランド、メキシコなど指摘した地域で次々と大地震が発生しているので、 予測しているアウターライズ地震は最大値を取らないだろうと、 現段階では推測される。

 前々回(09/11)記載の 「現在は9/9の大気重力波から北海道東方沖、釧路地方北部で小地震(M5未満)が見込まれます」 については、その後Rcが発生しました。この震央はほぼ予測通りでした。
  Rc:9/19 23:01 釧路地方中南部 (43.5N, 144.1E) 震度3 h0km M4.0

 前回(9/17)記載の「現在は09/15の大気重力波から以下とします。
  P1509-09:2015/9/28±4 千島列島(46.3N, 150.0E) M5.5」
 については、下記が発生しました。 合計Mt=5.2となります。
  R:9.21 11:10 45.209 150.308 h30 M4.9V 千島列島(一元化)
  R:M 4.6 Russia 09/18 23:02:32 UTC 48.642°N 154.219°E 36.7 km(USGS)
                      48.319 155.073 h30 M5.0V (一元化)

 現在は09/23の大気重力波から以下とします。
  P1509-13:2015/10/01±3 北海道南東沖(41.5N, 148.0E) M5.2
 これはP1506-01の前震かもしれません。

(2) 東北地方

 「P1507-08c:2015/09/18±4 秋田県沖(39.6N, 140.0E)M5.5
 深発に遅れ現象2を適用」 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 本予測が発生しない場合はP1509-05bに移行。
  R:09/11,05:16 青森県西方沖(40.8N,140.2E) h160km Mw4.2(AQUA-CMT)
(以上9/17記)。 M5.5相当では発生しませんでした。 したがって、P1509-05cに移行します。

 前々回(09/11)記載の 「現在は09/9、09/10の大気重力波から以下とします。
  P1509-04:2015/10/02±6 福島県はるか沖アウターライズ(38.0N, 144.5E) M6.4
 遅れ現象1に月齢を考慮。 これはP1506-01hのM8クラスとは別で、一種の前震と考えられます」 については、未発生です。

(3) 北陸地方

 8/27以来記載し前々回(09/11)に修正した
 「P1507-03d:2015/09/04±6 M6.3 ウラジオストク周辺
 については、未発生です。

(4) 関東地方

 前回(9/17)記載の「現在は09/15の大気重力波から以下とします。
  P1509-10:2015/9/27±4 関東地方南東沖(34.5N, 142.0E) M5.4
 については、下記が発生しましたが、Mが異なること、 また9/18以降も大気重力波が出現し続けているため、このままとします。
  R:09/21 13:11:30 関東東方沖(35.3N, 143.8E) h15.0km M4.1(AQUA-REAL)
                  35.390 143.464 89 M4.4V (一元化)
                  M 4.7 35.492°N 143.507°E h22.6 km(USGS)

 中部地方に掲載しているP1509-05bは関東地方の可能性もあるため震央候補地を追加し、 こちらにも掲載します。
  P1509-05c:M6.4、2015/10/04±6
  震央候補地;長野県-山梨県境付近-静岡県-東京都西部、埼玉県南西部(35.8N,139.0E)
        または2015/11/03±6 日本海(39.7N, 137.0E)
 震央が前者の場合は被害が予測されます。 M6.4としたが、最悪の場合はM6.8もありうる。

 現在は09/23の大気重力波から以下とします。
  P1509-14:2015/10/04±4 鳥島近海(30.4N, 140.4E) M5.7
       または10/27±4(深発の場合)。

(5) 中部地方

 「P1507-17b:2015/09/15±5 三重県北部(35.0N, 136.5E) M5.8」
 については、M5.8相当では発生しませんでした。
 9/7の大気重力波から高知県沖とした予測を修正し、下記の通りとします。
  P1509-08b:2015/9/19±3 岐阜県南西部〜三重県北部(35.4N, 136.6E) M5.1

 前回(09/11)記載の「現在は09/9の大気重力波から以下とします。
  P1509-05:2015/9/16±3 静岡県(35.2N, 138.3E) M5.1
 先行時間は通常値」 については、09/13に中規模の大気重力波が見られたため次のように修正します。
  P1509-05c:M6.4、2015/10/04±6
  震央候補地;長野県-山梨県境付近〜静岡県〜東京都西部、埼玉県南西部(35.8N,139.0E)
        または2015/11/03±6 日本海(39.7N, 137.0E)
 震央が前者の場合は被害が予測されます。 M6.4としたが、最悪の場合はM6.8もありうる。
当初の静岡県の予測震央付近では下記が発生しました。
  R:9/21 8:26 34.392 137.137 h347 M4.5D,4.0V ENSYUNADA(一元化)

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 07/02以降記載の「06/26,27に出現した大気重力波により修正した
 「P1504-11b:2015/07/10±6 黄海(N35.4,E123.5) M6.2
7/7にも似た大気重力波が見られました」 については、未発生で、このままとします。 あるいはアウターライズの巨大地震の前兆の一部かもしれません。 取り消しとしないのは大陸構造の海の部分の先行時間が不明なためです。

 前々回(09/11)記載の「現在は09/07の大気重力波から以下とします。
  P1509-08:2015/9/14±3 高知県沖(33.3N, 133.5E) M5.1」
 については、震央を中部地方に修正します。

 前回(9/17)記載の「現在は09/14以降の大気重力波から以下とします。
  P1509-11:2015/9/28±4 日向灘(31.9N, 132.2E) M5.6
 については、未発生です。

 前回(9/17)記載の「現在は09/15以降の大気重力波から以下とします。
  P1509-12:2015/9/29±4 沖縄本島北西沖(26.6N, 126.0E) M5.7
 については、未発生です。

 現在は09/21の大気重力波から以下とします。
  P1509-15:2015/10/01±4 台湾近海(24.6N, 124.0E) M5.5

3.アウターライズ地震

 総説および (1) 北海道 参照。


- 地震予知情報作成日時:2015/09/17 23:55(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2015/09/19 00:30 -

1. 総説

  R:M 8.3 Chile 09/16 22:54:33 UTC 31.570°S 71.654°W 25.0 km (USGS)
 が発生した。 これは8/6以来掲載している総説で、地球上の大気重力波の分布を調べた結果分布に偏りがあり、 その一つがチリと指摘した。しかもそれらの地域でM7後半からM8程度が発生するかが、 日本におけるアウターライズ巨大地震のマグニチュードを決定するためには重要だと指摘したのは、 地域を限ると上記の規模が予測されたからだ。
 ニュージーランド、メキシコなど指摘した地域で次々と大地震が発生しているので、 予測しているアウターライズ地震は最大値を取らないだろうと、現段階では推測される。

 8/27に「地震予知情報とは、どこで、いつ、規模(M)とわずか3行だ。 予測のよってきたるところのデータを示さないで、上記3行だけを提示するのは、 他人の予測方法(特に大気重力波)をパクっていると謗(そし)られても仕方がない。 ぜひデータを予知情報と一緒に公表していただきたいものだ」 と述べましたが、おりしもオリンピックのエンブレムでパクリが話題となっているようです。 長らくお休みしていた地震予知分野の「魑魅魍魎」について近日中に再開掲載する予定です。

  1.  

     2014年1月1日以降の震度5弱以上の地震に対して当会の予測はどのようであったかを既に示した。 その結果は、余震、誘発地震およびMw5.0以下を除く10地震にたいして予知していたものは9個であった。 サンプル数が少ないが、単純に計算すると的中率は9割となる。
     予測対応地震の発生欄には原則M5.5以上の発生地震を掲載していることは読者諸氏はご存知のはずだ。

  2.  

     08/06に次のように述べた 「指摘したアウターライズでの巨大地震のマグニチュードを決定するために7/29に地球を一周して、 全世界の大気重力波の分布を調べた。
     その結果、全世界に分布していることが分かった。 ただ一様に分布しているわけではなく、ある程度の偏りがあることが分かった。
     その一つは日本周辺からユーラシア大陸を横切り、イギリスまで、 南北方向には、北極圏の北緯75度前後からオーストラリア、ニュージーランドの南方の南極の手前まで。
     もう一つは北米大陸北西部(アラスカなど)およびその沖の太平洋北部。
     さらに中米(メキシコなど)周辺
     さらに南米南端チリ周辺など。

     一番目の日本周辺は、赤道付近で分離し、 オーストラリアからニュージーランド南方の南極手前までのグループに分けられそうだ。
     これらの個々に偏って分布している地域では近い将来、M7後半からM8程度が発生するかどうかが、 日本周辺のアウターライズのマグニチュードを決定するのに重要だが、現在はまだ発生してない。
     したがって、日本周辺のアウターライズ地震については、 最低でもM8.5(個々の偏り地域で大地震が発生する場合)、 最大ではM8.8(全地球を一つした場合)と計算された」 これに対して、予測した地域で次々と大地震が発生している。
      R:M 8.3 Chile 09/16 22:54:33 UTC 31.570°S 71.654°W 25.0 km (USGS)
      R:M 6.6 Mexico 09/13 08:14:12 UTC 25.156°N 109.377°W 10.0 km(USGS)
     R:ニュージーランド北島北東沖で9/7からM6.4ほか群発性の地震が発生しています。 総エネルギーはM6.5相当です。

     かつて、アウターライズでM8.6、その正断層の傾斜角を45度と仮定した計算結果が公表されたことがあった(北大)。 その場合、2011.3.11とほぼ同じ津波が発生すると計算されていた。 ここで最大M8.8として、 正断層の傾斜角を90度と仮定するとおそらく3.11の2倍弱近い津波が発生すると推定され、何れにせよ要警戒だ。
     いつ発生するかは各々の月の下弦前後で、遅くとも来春までと推定される。 麒麟地震研究所の電磁波ノイズ測定器は、中央構造線の直上に位置しているため、 大地震の前兆を捉えやすい。直前のデータについては同所のTWITTERを参照されたい。

  3.  

     6/25に具体的な事例によって震度5弱以上という基準で地震予知情報を評価するのは誤りだと指摘した。 なぜなら同じ期間(2014年1月1日から2015年6月10日の約1年半) に発生したM6以上の14個もの発生地震を見逃しても良いことになってしまうからだ。
     一方2012年1月1日から2015年6月10日の約3年半に発生したM≧6.8の地震をリストアップし、 この地震(複数)に対して、当会の予知はどのようであったかを示した。
     この文章だけでは分かりにくいようなので、成績表として次表を作成した。 評価基準は6/25記載の表-2による。
    番号発生日(JST)緯度経度深さkmマグニチュード震央地名当会の予知評価
    MjMw予実差総合評価
    T P M
    12012/01/0131.43138.5739776.8鳥島近海◎ ◯ ◎
    22012/03/1440.78145.23646.96.9北海道はるか南東沖◯ △ ◎
    32012/08/1449.18145.886547.37.7オホーツク海南部◎ ◯ ▲
    42012/12/0737.82144.32467.37.3東北地方はるか東方沖◎ ◯ ◎
    52013/04/1945.3150.9612577.2千島列島大きめ
    62013/09/0429.94139.424456.86.5鳥島近海× △ ◎
    72013/10/2637.2144.57567.17.1東北地方はるか東方沖◯ ◯ ◎
    82014/07/1237.05142.323376.5福島県沖◎ △ ◯
    92015/02/1739.87143.19126.96.7三陸はるか沖麒麟警告
    102015/04/2023.96122.43226.86.3石垣島北西沖台湾、大
    112015/05/1338.86142.15466.86.8宮城県沖◎ ◎ ◎
    122015/05/3027.86140.686818.17.9小笠原西方沖◎ ▲ ◯
    (以上F-NETに(Mw)追加)

    T;時間 P;震央距離 M;マグニチュード

     ◎と◯以上をカウントすると12個のうち9個で75%となる。 なんらかの予知情報が存在した△を加えると100%となる。 つまりマグニチュードが6.8より大きな大地震 (例えば、2004年10月23日の山古志村が大被害を被った中越地震はM6.8)についていえば、 75%(100%)予知していたこととなる。
     同じ評価基準で、他の方々の実績表を作成することをお勧めする。 当会で、ある方の評価を行ったところ、25%であった。 M5程度の小さな地震を数多く当てても、大地震を75%も見逃すようでは実用にはならない。 他人の意見に惑わされずに、自分で判断することが大切だ。

     さて、あいまい地震予知はどのように評価すれば良いのだろうか。 一案を提案する。 この案は予知作成者の主観(長期間、広範囲など)に惑わされずに客観的に評価できる。
     震央:記されている図、文章から予測範囲の重心を求めて緯度経度で0.1単位で表す。
    発生日:長期間であればその中心日を予測日とする。
       M;記されていなければ文章から、M5台半ばから1/4M程度の段階で推定する。
      例;M5と1/2、M5と3/4、M6.0、M6と1/4、M6と1/2、、、、、などなど。

     このようにあいまい予知を数値化することによって、表-2によって客観的に評することが可能だ。

  4.  

     震度5弱以上のみで評価すると重大な多くの地震を見逃しても良いことになってしまい、 評価方法としては適切ではないことを示した。 どうしても震度で評価したいのであれば、震度とマグニチュードの両縛りで評価するのが適切である。 例えば、アウターライズでの巨大地震では、 陸地における震度はそれほどではなくても、大津波が襲来する。 震度のみで評価する習慣を身につけてしまうと、逃げなくても良いと勘違いするかもしれない。

  5.  

     現在予測している各地の地震は、上記アウターライズ巨大地震の影響を受けているかもしれないので、 あるいは発生しない可能性もある。

地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (東日本大震災の余震域については原則M6以上、そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

2.地域別予測

(1) 北海道

  P1506-01h:北海道南東はるか沖アウターライズ(N41.9, E147.0)から三陸はるか沖アウターライズ(N39.7, E144.3)M8.5以上最大でM8.8。        第3段階での発生日は2015/10/05±3。遅くとも来年春ころまでには巨大地震が想定される。 いずれも各月の下弦の月前後。

 前回(09/11)記載の 「現在は9/9の大気重力波から北海道東方沖、釧路地方北部で小地震(M5未満)が見込まれます」 については、下記が発生しました。
  R:09/17 08:28   根室半島南東沖(43.1N, 146.0E) 震度1 h50km M3.3
  R:09/14 14:33:13 十勝地方中部 (42.7N, 143.2E) h122.0km Mw3.8(AQUA-CMT)
  R:09/11 15:45   根室半島南東沖(42.9N, 146.5E) 震度2 h50km Mw4.3(気象庁)

 現在は09/15の大気重力波から以下とします。
  P1509-09:2015/9/28±4 千島列島(46.3N, 150.0E) M5.5

(2) 東北地方

  07/31以来記載の
 「P1507-08b:2015/08/09±4(遅れ現象2)、秋田県沖(39.6N, 140.0E)M5.5
  8/1、8/3、8/28、9/2にも似た大気重力波が見られましたのでこのままとします。  この程度のマグニチュードで長時間の先行時間は考えにくく、 まだ未発生であることを鑑みると、深発と考えられ以下のように修正します。
 「P1507-08c:2015/09/18±4 秋田県沖(39.6N, 140.0E)M5.5
 深発に遅れ現象2を適用」 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 本予測が発生しない場合はP1509-05bに移行。
  R:09/11,05:16 青森県西方沖(40.8N,140.2E) h160km Mw4.2(AQUA-CMT)

 08/20記載の「現在は08/18の大気重力波から以下とします。
  P1508-01:2015/09/05±5 青森県東方沖(41.0N, 142.5E) M5.6  本予測については、
  P1506-01g:北海道南東はるか沖アウターライズから三陸はるか沖アウターライズで巨大地震を予測している最中なので、 あるいは発生しないかもしれません」 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 9/3にも似た大気重力波が見られました(以上9/3記)。 この前兆はM8クラスのアウターライズの前兆の一部で、予測Mは過大だったと考えられます(9/10記)。 としていましたが、下記が発生しました。 取り消しは早すぎたようです。
  R:09/12,22:38 浦河沖(41.8N,142.7E) 震度4 h50km M5.4
              41.83N 142.67E h56km M5.4 Mw5.5(気象庁)
              Mw5.4 54.0km (AQUA-CMT)
              M 5.1 41.869°N 142.666°E 60.5km (USGS)

  R:08/27,12:23 胆振地方中東部(42.7N,142.1E) 震度2 h130 km M4.4
  R:08/22,21:14 浦河沖(41.9N,142.9E) 震度3 h40km M4.4
  R:08/20,23:01 浦河沖(42.0N,142.3E) 震度2 h60km M4.1

 前回(09/11)記載の「現在は09/9、09/10の大気重力波から以下とします。
  P1509-04:2015/10/02±6 福島県はるか沖アウターライズ(38.0N, 144.5E) M6.4
 遅れ現象1に月齢を考慮。
 これはP1506-01hのM8クラスとは別で、一種の前震と考えられます」 については、未発生です。

(3) 北陸地方

 8/27以来記載し前回(09/11)に修正した
 「P1507-03d:2015/09/04±6 M6.3 ウラジオストク周辺
 については、未発生です。

(4) 関東地方

 前々回(9/3)記載の「また09/03の大気重力波から以下とします。
  P1509-03:2015/09/10±3 茨城県沖(36.6N, 141.6E) M5.2」
 については、小地震(R1,R2,R3)の発生がありましたが、Mが異なるためそのままとしていましたが(09/11)、R4、R5が発生しました。 R4については、ただの1地点でのみ震度5弱でしたので、おそらく地盤条件によったものでしょう。
  R5:09/12,11:45 茨城県沖(36.8N,141.3E) 震度3 h40km M4.6
  R4:09/12 05:49:07 東京湾(35.55N,139.83E)震度5弱 h56.6 M5.2D(一元化)
           Mw5.0(気象庁)
           M 5.4 35.49°N 139.95°E 47.2 km(USGS)

  R3:09/08,21:22 茨城県沖 (35.9N,140.9E) 震度1 h10km M3.8
  R2:09/06,11:48 茨城県南部(36.2N,140.1E) 震度1 h60km M3.1
  R1:09/05,19:35 茨城県沖 (35.9N,141.0E) 震度1 h40km M3.8

 現在は09/15の大気重力波から以下とします。
  P1509-10:2015/9/27±4 関東地方南東沖(34.5N, 142.0E) M5.4

(5) 中部地方

 07/31記載の 「現在は07/28の大気重力波から以下とします。
  P1507-17:2015/08/17±5 三重県北部(35.0N, 136.5E) M5.8」
 8/5、8/6にも似た大気重力波が見られました」 については、Rが発生しましたが、Mが異なるためこのままとします(9/3記)。 まだ未発生なので。 深発と考えられ,遅れ現象1を適用し以下とします(09/11記)
 「P1507-17b:2015/09/15±5 三重県北部(35.0N, 136.5E) M5.8
 については、その後R2,R3が発生しましたがMが異なるためこのままとします。
  R3:09/15 23:28 滋賀県南部(35.1N, 136.0E)震度1 h10km M3.0
  R2:2015/09/11 9:08 奈良県 (34.0N 135.7E) 56km Mw3.8(AQUA-CMT)

  R1:08/30 15:19 三重県中部(34.7N, 136.1E)震度1 h10km M2.9

 前回(09/11)記載の「現在は09/9の大気重力波から以下とします。
  P1509-05:2015/9/16±3 静岡県(35.2N, 138.3E) M5.1
 先行時間は通常値」 については、09/13に中規模の大気重力波が見られたため次のように修正します。
  P1509-05b:M6.4、2015/10/04±6 長野県-山梨県境付近(35.8N, 138.7E)
        または2015/11/03±6 日本海(39.7N, 137.0E)
 震央が前者の場合は被害が予測されます。 M6.4としたが、最悪の場合はM6.8もありうる。

 前回(09/11)記載の「現在は09/09の大気重力波から以下とします。
  P1509-06:2015/9/17±3 東海道はるか沖(32.6N, 136.7E) M5.0」
 については、下記が発生しました。
  R:09/15 05:53 31.799 138.446 h409km M5.0D 4.1V鳥島近海(一元化)
           M 4.2 09/14 20:52:58 UTC 31.684°N 138.202°E 379.4 km(USGS)
    09/15 05:52:55 31.7135 138.5362 419.4 M4.9(Hi-net)
  R:09/14 04:15:34 31.5407 138.2543 h414.3 M4.2(Hi-net)

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 07/02以降記載の「06/26,27に出現した大気重力波により修正した
 「P1504-11b:2015/07/10±6 黄海(N35.4,E123.5) M6.2
 7/7にも似た大気重力波が見られました」 については、未発生で、このままとします。 あるいはアウターライズの巨大地震の前兆の一部かもしれません。 取り消しとしないのは大陸構造の海の部分の先行時間が不明なためです。

 08/27以来記載の 「また08/24の大気重力波から台湾周辺で09/10前後にM6台半ばが予測されますが、 日本ではないため詳細は省略します」 については、その後R4,R5が発生しました。
  R5:M 5.2 Taiwan 09/16 13:08:59 UTC 24.222°N 121.831°E
           15.6 km(USGS)
  R4:09/16,04:37 台湾付近(24.2N,121.8E) 震度1 h30km M5.5
           M 5.3 24.242°N 121.825°E 22.1 km(USGS)

  R3:09/02 11:18 24.855 121.970 h41 M4.5D 4.5V TAIWAN REGION(一元化)
           M4.7 h7.2km (USGS)
  R2:09/02 02:34 23.95N 122.36E h19km M4.7D Mw4.8(一元化)
  R1:09/01 22:24 23.90N 121.53E h14.9 M4.9D 5.0V 台湾付近(一元化)
           Mw4.9(JMA)
  M 5.0 TAIWAN 23.899°N 121.519°E 20.8 km(USGS)

 前回(09/11)記載の「現在は09/05の大気重力波から以下とします。
  P1509-07:2015/9/18±4 伊予灘(33.5N, 132.0E) M5.5
              または日本海西部(36.2N, 131.8E)」
 については、短波長の大気重力波であったので9/14の 阿蘇山の噴火が対応と判断されます。 予測記載時に少し迷いましたが、最終判断が間違いだったようです。 なお噴火エネルギーは地震に換算して上記のようにM5,5程度だったので、 大きな活動にはならない見込みで、気象庁の見解を支持します。 ちなみに予知に成功した昨年9月の御嶽山の噴火は、事前にM6.5相当と予測し、実際もその通りでした。

 前回(09/11)記載の 「現在は09/07の大気重力波から以下とします。
  P1509-08:2015/9/14±3 高知県沖(33.3N, 133.5E) M5.1
 については、下記が発生しましたがMが異なるため様子見とします。
  R:09/13,16:03 日向灘(32.1N,132.1E) 震度1 h20km M3.5

 前回(09/11)記載の 「現在は09/08の大気重力波から対馬近海(34.4N,130.0E)で9/13前後にM4台後半が予測されます」 については、M2.0が発生したのみでした。

 現在は09/14以降の大気重力波から以下とします。
  P1509-11:2015/9/28±4 日向灘(31.9N, 132.2E) M5.6

 現在は09/15以降の大気重力波から以下とします。
  P1509-12:2015/9/29±4 沖縄本島北西沖(26.6N, 126.0E) M5.7

3.アウターライズ地震

 総説および(1)北海道参照。


- 地震予知情報作成日時:2015/09/11 00:15(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2015/09/12 02:20 -

1. 総説

 前回(8/27)に 「地震予知情報とは、どこで、いつ、規模(M)とわずか3行だ。 予測のよってきたるところのデータを示さないで、上記3行だけを提示するのは、 他人の予測方法(特に大気重力波)をパクっていると謗(そし)られても仕方がない。 ぜひデータを予知情報と一緒に公表していただきたいものだ」 と述べましたが、おりしもオリンピックのエンブレムでパクリが話題となっているようです。 長らくお休みしていた地震予知分野の「魑魅魍魎」について近日中に再開掲載する予定です。

  1.  

     2014年1月1日以降の震度5弱以上の地震に対して当会の予測はどのようであったかを既に示した。 その結果は、余震、誘発地震およびMw5.0以下を除く10地震にたいして予知していたものは9個であった。 サンプル数が少ないが、単純に計算すると的中率は9割となる。
     予測対応地震の発生欄には原則M5.5以上の発生地震を掲載していることは読者諸氏はご存知のはずだ。

  2.  

     7/31指摘したアウターライズでの巨大地震のマグニチュードを決定するために7/29に地球を一周して、 全世界の大気重力波の分布を調べた。
     その結果、全世界に分布していることが分かった。 ただ一様に分布しているわけではなく、ある程度の偏りがあることが分かった。
     その一つは日本周辺からユーラシア大陸を横切り、イギリスまで、 南北方向には、北極圏の北緯75度前後からオーストラリア、ニュージーランドの南方の南極の手前まで。
     もう一つは北米大陸北西部(アラスカなど)およびその沖の太平洋北部。
     さらに中米(メキシコなど)周辺
     さらに南米南端チリ周辺など。

     一番目の日本周辺は、赤道付近で分離し、 オーストラリアからニュージーランド南方の南極手前までのグループに分けられそうだ。
     これらの個々に偏って分布している地域では近い将来、M7後半からM8程度が発生するかどうかが、 日本周辺のアウターライズのマグニチュードを決定するのに重要だが、現在はまだ発生してない。
     したがって、日本周辺のアウターライズ地震については、 最低でもM8.5(個々の偏り地域で大地震が発生する場合)、 最大ではM8.8(全地球を一つした場合)と計算された。
     ニュージーランド北島北東沖で9/7からM6.4ほか群発性の地震が発生しています。 総エネルギーはM6.5相当です。

     かつて、アウターライズでM8.6、その正断層の傾斜角を45度と仮定した計算結果が公表されたことがあった(北大)。 その場合、2011.3.11とほぼ同じ津波が発生すると計算されていた。 ここで最大M8.8として、正断層の傾斜角を90度と仮定するとおそらく3.11の2倍弱近い津波が発生すると推定され、 何れにせよ要警戒だ。
     いつ発生するかは各々の月の下弦前後で、遅くとも来春までと推定される。 麒麟地震研究所の電磁波ノイズ測定器は、中央構造線の直上に位置しているため、大地震の前兆を捉えやすい。 直前のデータについては同所のTWITTERを参照されたい。

  3.  

     6/25に具体的な事例によって震度5弱以上という基準で地震予知情報を評価するのは誤りだと指摘した。 なぜなら同じ期間(2014年1月1日から2015年6月10日の約1年半) に発生したM6以上の14個もの発生地震を見逃しても良いことになってしまうからだ。
     一方2012年1月1日から2015年6月10日の約3年半に発生したM≧6.8の地震をリストアップし、 この地震(複数)に対して、当会の予知はどのようであったかを示した。
     この文章だけでは分かりにくいようなので、成績表として次表を作成した。 評価基準は6/25記載の表-2による。
    番号発生日(JST)緯度経度深さkmマグニチュード震央地名当会の予知評価
    MjMw予実差総合評価
    T P M
    12012/01/0131.43138.5739776.8鳥島近海◎ ◯ ◎
    22012/03/1440.78145.23646.96.9北海道はるか南東沖◯ △ ◎
    32012/08/1449.18145.886547.37.7オホーツク海南部◎ ◯ ▲
    42012/12/0737.82144.32467.37.3東北地方はるか東方沖◎ ◯ ◎
    52013/04/1945.3150.9612577.2千島列島大きめ
    62013/09/0429.94139.424456.86.5鳥島近海× △ ◎
    72013/10/2637.2144.57567.17.1東北地方はるか東方沖◯ ◯ ◎
    82014/07/1237.05142.323376.5福島県沖◎ △ ◯
    92015/02/1739.87143.19126.96.7三陸はるか沖麒麟警告
    102015/04/2023.96122.43226.86.3石垣島北西沖台湾、大
    112015/05/1338.86142.15466.86.8宮城県沖◎ ◎ ◎
    122015/05/3027.86140.686818.17.9小笠原西方沖◎ ▲ ◯
    (以上F-NETに(Mw)追加)

    T;時間 P;震央距離 M;マグニチュード

     ◎と◯以上をカウントすると12個のうち9個で75%となる。 なんらかの予知情報が存在した△を加えると100%となる。 つまりマグニチュードが6.8より大きな大地震 (例えば、2004年10月23日の山古志村が大被害を被った中越地震はM6.8)についていえば、 75%(100%)予知していたこととなる。
     同じ評価基準で、他の方々の実績表を作成することをお勧めする。 当会で、ある方の評価を行ったところ、25%であった。 M5程度の小さな地震を数多く当てても、大地震を75%も見逃すようでは実用にはならない。 他人の意見に惑わされずに、自分で判断することが大切だ。

     さて、あいまい地震予知はどのように評価すれば良いのだろうか。 一案を提案する。 この案は予知作成者の主観(長期間、広範囲など)に惑わされずに客観的に評価できる。
     震央:記されている図、文章から予測範囲の重心を求めて緯度経度で0.1単位で表す。
    発生日:長期間であればその中心日を予測日とする。
       M;記されていなければ文章から、M5台半ばから1/4M程度の段階で推定する。
      例;M5と1/2、M5と3/4、M6.0、M6と1/4、M6と1/2、、、、、などなど。

     このようにあいまい予知を数値化することによって、表-2によって客観的に評することが可能だ。

  4.  

     震度5弱以上のみで評価すると重大な多くの地震を見逃しても良いことになってしまい、 評価方法としては適切ではないことを示した。 どうしても震度で評価したいのであれば、震度とマグニチュードの両縛りで評価するのが適切である。 例えば、アウターライズでの巨大地震では、 陸地における震度はそれほどではなくても、大津波が襲来する。 震度のみで評価する習慣を身につけてしまうと、逃げなくても良いと勘違いするかもしれない。

  5.  

     現在予測している各地の地震は、上記アウターライズ巨大地震の影響を受けているかもしれないので、 あるいは発生しない可能性もある。

地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (東日本大震災の余震域については原則M6以上、そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

2.地域別予測

(1) 北海道

  P1506-01h:北海道南東はるか沖アウターライズ(N41.9, E147.0)から三陸はるか沖アウターライズ(N39.7, E144.3)
  M8.5以上最大でM8.8。
 第3段階での発生日は2015/10/05±3。 遅くとも来年春ころまでには巨大地震が想定される。 いずれも各月の下弦の月前後。

 前回(9/3)記載の 「麒麟地震研究所の電磁波測定装置では大地震の直前に現れるノイズがまだ現れていないことや、 岐阜大学のラドン測定器には異常が現れていないことなどから、 今月の下弦の月(9/5)前後では発生しない見込みです」 については、その通りでした。

 07/17以来記載の「新たな予測があります。(3) 北陸地方参照」 については、そのままとします。

 現在は9/9の大気重力波から北海道東方沖、釧路地方北部で小地震(M5未満)が見込まれます。

(2) 東北地方

 07/31以来記載の
 「P1507-08b:2015/08/09±4(遅れ現象2)、秋田県沖(39.6N, 140.0E)M5.5
8/1、8/3、8/28、9/2にも似た大気重力波が見られましたのでこのままとします。
 この程度のマグニチュードで長時間の先行時間は考えにくく、 まだ未発生であることを鑑みると、深発と考えられ以下のように修正します。
  P1507-08c:2015/09/18±4 秋田県沖(39.6N, 140.0E)M5.5
 深発に遅れ現象2を適用

 08/20記載の「現在は08/18の大気重力波から以下とします。
  P1508-01:2015/09/05±5 青森県東方沖(41.0N, 142.5E) M5.6
 本予測については、 P1506-01g:北海道南東はるか沖アウターライズから三陸はるか沖アウターライズで巨大地震を予測している最中なので、 あるいは発生しないかもしれません」 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 9/3にも似た大気重力波が見られました(以上9/3記)。 この前兆はM8クラスのアウターライズの前兆の一部で、予測Mは過大だったと考えられます。
  R:08/27,12:23 胆振地方中東部(42.7N,142.1E) 震度2 h130 km M4.4
  R:08/22,21:14 浦河沖    (41.9N,142.9E) 震度3 h40 km M4.4
  R:08/20,23:01 浦河沖    (42.0N,142.3E) 震度2 h60 km M4.1

 前回(9/3)記載の「現在は08/30の大気重力波から以下とします。
  P1509-01:2015/09/13±5 宮城県沖(38.5N, 142.5E) M5.7」
 については、下記が発生しました。
  R:09/07,11:33 岩手県沖(39.0N,142.4E) 震度1 h30 km M4.0
                              3.9V(一元化)
  R:09/05,13:18 宮城県沖(38.7N,142.2E) 震度2 h40 km M4.4
                              4.5D 4.5W (一元化)
  R:09/05,12:13 宮城県沖(38.5N,141.8E) 震度2 h50 km M4.5
                              4.5D 4.5W (一元化)
                 M 4.7 38.544°N 141.814°E h54.0 km(USGS)
  R:09/04,07:19 三陸沖(39.6N,143.6E) 震度1 h10 km M4.7
                             M4.8D,4.7W(一元化)
  R:09/04,06:04 宮城県沖(38.8N,141.6E) 震度2 h80 km M3.8
                              M3.9D, 4.1V(一元化)
  R:09/04,01:52 福島県沖(37.2N,143.3E) 震度2 h10km M5.0
                             M5.3D,5.3W(一元化)
                 M 5.5 37.192°N 143.525°E 14.7 km(USGS)

 現在は09/9、09/10の大気重力波から以下とします。
  P1509-04:2015/10/02±6 福島県はるか沖アウターライズ(38.0N, 144.5E) M6.4
 遅れ現象1に月齢を考慮。 これはP1506-01hのM8クラスとは別で、一種の前震と考えられます。

(3) 北陸地方

 8/27記載の「P1507-03c:2015/09/04±6 M6.3
    震央候補地A;北海道西方沖(44.0N, 140.7E)
    震央候補地B;福井県西方沖(36.2N, 135.4E)
    震央候補地C;ウラジオストク周辺
 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 台風が震源地付近を通過しましたので、近日中に発生するものと思われます」 については、下記のように9/6、9/9に小地震が発生しました。 候補地A,B,Cについては、各々Mが小さめで発生しています。 7/13の大気重力波は大陸で顕著だったので、候補地Cのみを残して以下とします。
  P1507-03d:2015/09/04±6 M6.3 ウラジオストク周辺

  R:09/09 15:03:42 38.5304 133.8893 483.6 M5.3(Hi-net)
        M 4.5 38.499°N 133.829°E 459.7 km(USGS)
  R:09/06,11:04 石川県西方沖(36.5N,136.2E) 震度3 h10 km M4.2
        36.4N 136.1E 7km Mw4.0(AQUA-CMT)
        4.3D 4.2W

  R:09/01,18:40 北海道北西沖(44.4N,141.7E) 震度3 h10 km M2.8 
          44.333 141.711 h6.4 M3.0V RUMOI REGION(一元化)
  R:08/31,10:53 日本海(42.12N,135.85E) h397km M5.5(Hi-net)
          42.104 135.938 h396.8 M4.3V SEA OF JAPAN(一元化)
          M 4.4 42.219°N 135.489°E h383.6 km(USGS)
  R:08/24 20:12:06 35.860 135.226 394.3 M3.8(Hi-net)
                        2.6V(一元化)
  R:08/23 23:19 41.875 136.300 364.3 M4.0(Hi-net)
                        無し(一元化)
  R:08/23 19:52:22 38.309 134.235 444.2 M4.6(Hi-net)
                        3.4V(一元化)
  R:08/21 06:14:29 37.346 135.197 395.9 M4.4(Hi-net)
                        3.5V(一元化)
        M 4.0 37.342°N 135.265°E 383.5 km(USGS)

(4) 関東地方

 前々回(8/27)記載の「また8/25以降の大気重力波から以下とします。
  P1508-02:2015/09/10±5 鳥島近海(31.5N, 142.0E) M5.9
 遅れ現象1を適用」 については、その後R3,R4が発生しましたがいずれもR2の余震です。 なおR2はその後Mw5.9と計算されていますので、予実差は0となりました。
  R4:M 5.0 09/06 07:40:49 UTC 31.285°N 141.839°E h10.0 km(USGS)
           31.326 142.110 42 M5.2D, 4.7V NEAR TORISHIMA IS(一元化)
  R3:M 4.8 09/06 05:19:15 UTC 31.277°N 141.841°E h10.0 km(USGS)
                               4.4V(一元化)

  R2:M 6.0 09/02 00:25:10JST 31.169°N 141.599°E h11.3 km (USGS)
                  31.4649 141.9360 h5.0 M5.3(Hi-net)
           31.466 142.141 57 M6.1D 5.9W (一元化)
  R1:08/29 00:31 硫黄島近海(23.4N, 142.4E)震度2 140km M5.8
                 M 5.3 23.191°N 142.510°E h114.6 km(USGS)
           23.376 142.216 166.7 M5.8D 6.5v IOTO ISLANDS REGION(一元化)
                                    Mw5.2(気象庁)
 地震の発生の様式を最も端的に表すモーメントマグニチュード(Mw)が重要ですが、 発生から大分日にちが経たないと公表されません。

 前回(9/3)記載の「現在は08/29の大気重力波から以下とします。
  P1509-02:2015/09/08±3 関東東方沖(34.2N, 142.2E) M5.1」
 については、下記が発生しました。
  R:09/04,04:52 八丈島東方沖沖(33.5N,140.0E) 震度2 h110km M4.8
                             M4.7D, 4.8W(一元化)

 前回(9/3)記載の「また09/03の大気重力波から以下とします。
  P1509-03:2015/09/10±3 茨城県沖(36.6N, 141.6E) M5.2
 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。
  R:09/08,21:22 茨城県沖(35.9N,140.9E)  震度1 h10km M3.8
  R:09/06,11:48 茨城県南部(36.2N,140.1E) 震度1 h60km M3.1
  R:09/05,19:35 茨城県沖(35.9N,141.0E)  震度1 h40km M3.8

(5) 中部地方

 07/31記載の「現在は07/28の大気重力波から以下とします。
  P1507-17:2015/08/17±5 三重県北部(35.0N, 136.5E) M5.8」
 8/5、8/6にも似た大気重力波が見られました」 については、Rが発生しましたが、Mが異なるためこのままとします(9/3記)。 まだは未発生なので。 深発と考えられ,遅れ現象1を適用し、以下とします。
  P1507-17b:2015/09/15±5 三重県北部(35.0N, 136.5E) M5.8
  R:08/30 15:19 三重県中部(34.7N, 136.1E)震度1 h10km M2.9

 前回(9/3)記載の 「現在は08/31の大気重力波から山梨県から長野県(35.6N,138.8E)あたりで、 M4台半ばが9/5前後に予測されます」 については、下記が発生しました。
  R:09/08,20:22 駿河湾(34.7N,138.5E) 震度3 h30km M4.9
                     M4.6D 4.7V (一元化)
          M 4.5 34.670°N 138.448°E 35.0 km(USGS)
                        Mw4.3(AQUA-CMT)
  R:09/05,17:50 長野県中部(36.4N,138.1E) 震度1 h10km M2.5

 現在は09/9の大気重力波から以下とします。
  P1509-05:2015/9/16±3 静岡県(35.2N, 138.3E) M5.1
 先行時間は通常値。

 現在は09/09の大気重力波から以下とします。
  P1509-06:2015/9/17±3 東海道はるか沖(32.6N, 136.7E) M5.0

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

  R:9/4 13:49 23 29.31N 130.46E h45km M5.3D,5.3W 奄美大島北東沖 (一元化)
 8/30の大気重力波に対応するものですが、 台湾付近に予測している大きめの地震の前兆の一部とみなして、新たな予測としませんでした。

 07/02以降記載の「06/26,27に出現した大気重力波により修正した
 「P1504-11b:2015/07/10±6 黄海(N35.4,E123.5) M6.2
 7/7にも似た大気重力波が見られました」 については、未発生で、このままとします。 あるいはアウターライズの巨大地震の前兆の一部かもしれません。

 前回(08/27)記載の 「また08/24の大気重力波から台湾周辺で09/10前後にM6台半ばが予測されますが、 日本ではないため詳細は省略します」 については、その後R2,R3が発生しました。 Mが異なるためこのままとします。
  R3:09/02 11:18 24.855 121.970 h41 M4.5D 4.5V TAIWAN REGION(一元化)
                              M4.7 h7.2km (USGS)
  R2:09/02 02:34 23.95N 122.36E h19km M4.7D Mw4.8(一元化)

  R1:09/01 22:24 23.90N 121.53E h14.9 M4.9D 5.0V 台湾付近(一元化)
                                Mw4.9(JMA)
            M 5.0 TAIWAN 23.899°N 121.519°E 20.8 km(USGS)

 現在は09/05の大気重力波から以下とします。
  P1509-07:2015/9/18±4 伊予灘(33.5N, 132.0E) M5.5
              または日本海西部(36.2N, 131.8E)

 現在は09/07の大気重力波から以下とします。
  P1509-08:2015/9/14±3 高知県沖(33.3N, 133.5E) M5.1

 現在は09/08の大気重力波から対馬近海(34.4N,130.0E) で9/13前後にM4台後半が予測されます。

3.アウターライズ地震

 総説および (1) 北海道参照。


- 地震予知情報作成日時:2015/09/03 23:55(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2015/09/04 23:40 -

1. 総説

 前回(8/27)に「地震予知情報とは、どこで、いつ、規模(M)とわずか3行だ。 予測のよってきたるところのデータを示さないで、上記3行だけを提示するのは、 他人の予測方法(特に大気重力波)をパクっていると謗(そし)られても仕方がない。 ぜひデータを予知情報と一緒に公表していただきたいものだ」 と述べましたが、おりしもオリンピックのエンブレムでパクリが話題となっているようです。 長らくお休みしていた地震予知分野の「魑魅魍魎」について近日中に再開掲載する予定です。

     
  1.  2014年1月1日以降の震度5弱以上の地震に対して当会の予測はどのようであったかを既に示した。 その結果は、余震、誘発地震およびMw5.0以下を除く10地震にたいして予知していたものは9個であった。 サンプル数が少ないが、単純に計算すると的中率は9割となる。
     予測対応地震の発生欄には原則M5.5以上の発生地震を掲載していることは読者諸氏はご存知のはずだ。
  2.  

     7/31指摘したアウターライズでの巨大地震のマグニチュードを決定するために7/29に地球を一周して、 全世界の大気重力波の分布を調べた。
     その結果、全世界に分布していることが分かった。 ただ一様に分布しているわけではなく、ある程度の偏りがあることが分かった。
     その一つは日本周辺からユーラシア大陸を横切り、イギリスまで、 南北方向には、北極圏の北緯75度前後からオーストラリア、ニュージーランドの南方の南極の手前まで。
     もう一つは北米大陸北西部(アラスカなど)およびその沖の太平洋北部。
     さらに中米(メキシコなど)周辺
     さらに南米南端チリ周辺など。

     一番目の日本周辺は、赤道付近で分離し、 オーストラリアからニュージーランド南方の南極手前までのグループに分けられそうだ。
     これらの個々に偏って分布している地域では近い将来、M7後半からM8程度が発生するかどうかが、 日本周辺のアウターライズのマグニチュードを決定するのに重要だが、現在はまだ発生してない。
     したがって、日本周辺のアウターライズ地震については、 最低でもM8.5(個々の偏り地域で大地震が発生する場合)、 最大ではM8.8(全地球を一つした場合)と計算された。
     かつて、アウターライズでM8.6、その正断層の傾斜角を45度と仮定した計算結果が公表されたことがあった(北大)。 その場合、2011.3.11とほぼ同じ津波が発生すると計算されていた。 ここで最大M8.8として、 正断層の傾斜角を90度と仮定するとおそらく3.11の2倍弱近い津波が発生すると推定され、何れにせよ要警戒だ。
     いつ発生するかは各々の月の下弦前後で、遅くとも来春までと推定される。 麒麟地震研究所の電磁波ノイズ測定器は、中央構造線の直上に位置しているため、大地震の前兆を捉えやすい。 直前のデータについては同所のTWITTERを参照されたい。

     第2段階の下弦の月(9/5前後)については、発生しない見込みです。

  3.  

     6/25に具体的な事例によって震度5弱以上という基準で地震予知情報を評価するのは誤りだと指摘した。 なぜなら同じ期間(2014年1月1日から2015年6月10日の約1年半) に発生したM6以上の14個もの発生地震を見逃しても良いことになってしまうからだ。
     一方2012年1月1日から2015年6月10日の約3年半に発生したM≧6.8の地震をリストアップし、 この地震(複数)に対して、当会の予知はどのようであったかを示した。
     この文章だけでは分かりにくいようなので、成績表として次表を作成した。 評価基準は6/25記載の表-2による。
    番号発生日(JST)緯度経度深さkmマグニチュード震央地名当会の予知評価
    MjMw予実差総合評価
    T P M
    12012/01/0131.43138.5739776.8鳥島近海◎ ◯ ◎
    22012/03/1440.78145.23646.96.9北海道はるか南東沖◯ △ ◎
    32012/08/1449.18145.886547.37.7オホーツク海南部◎ ◯ ▲
    42012/12/0737.82144.32467.37.3東北地方はるか東方沖◎ ◯ ◎
    52013/04/1945.3150.9612577.2千島列島大きめ
    62013/09/0429.94139.424456.86.5鳥島近海× △ ◎
    72013/10/2637.2144.57567.17.1東北地方はるか東方沖◯ ◯ ◎
    82014/07/1237.05142.323376.5福島県沖◎ △ ◯
    92015/02/1739.87143.19126.96.7三陸はるか沖麒麟警告
    102015/04/2023.96122.43226.86.3石垣島北西沖台湾、大
    112015/05/1338.86142.15466.86.8宮城県沖◎ ◎ ◎
    122015/05/3027.86140.686818.17.9小笠原西方沖◎ ▲ ◯
    (以上F-NETに(Mw)追加)

    T;時間 P;震央距離 M;マグニチュード

     ◎と◯以上をカウントすると12個のうち9個で75%となる。 なんらかの予知情報が存在した△を加えると100%となる。 つまりマグニチュードが6.8より大きな大地震 (例えば、2004年10月23日の山古志村が大被害を被った中越地震はM6.8)についていえば、 75%(100%)予知していたこととなる。
     同じ評価基準で、他の方々の実績表を作成することをお勧めする。 当会で、ある方の評価を行ったところ、25%であった。 M5程度の小さな地震を数多く当てても、大地震を75%も見逃すようでは実用にはならない。 他人の意見に惑わされずに、自分で判断することが大切だ。

     さて、あいまい地震予知はどのように評価すれば良いのだろうか。 一案を提案する。 この案は予知作成者の主観(長期間、広範囲など)に惑わされずに客観的に評価できる。
     震央:記されている図、文章から予測範囲の重心を求めて緯度経度で0.1単位で表す。
    発生日:長期間であればその中心日を予測日とする。
       M;記されていなければ文章から、M5台半ばから1/4M程度の段階で推定する。
      例;M5と1/2、M5と3/4、M6.0、M6と1/4、M6と1/2、、、、、などなど。

     このようにあいまい予知を数値化することによって、表-2によって客観的に評することが可能だ。

  4.  

     震度5弱以上のみで評価すると重大な多くの地震を見逃しても良いことになってしまい、 評価方法としては適切ではないことを示した。 どうしても震度で評価したいのであれば、震度とマグニチュードの両縛りで評価するのが適切である。 例えば、アウターライズでの巨大地震では、陸地における震度はそれほどではなくても、大津波が襲来する。 震度のみで評価する習慣を身につけてしまうと、逃げなくても良いと勘違いするかもしれない。

  5.  現在予測している各地の地震は、上記アウターライズ巨大地震の影響を受けているかもしれないので、 あるいは発生しない可能性もある。

地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (東日本大震災の余震域については原則M6以上、そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

2.地域別予測

(1) 北海道

  P1506-01h:北海道南東はるか沖アウターライズ(N41.9, E147.0)から三陸はるか沖アウターライズ(N39.7, E144.3) M8.5以上最大でM8.8。
 第3段階での発生日は2015/10/05±3。 遅くとも来年春ころまでには巨大地震が想定される。 いずれも各月の下弦の月前後。

 麒麟地震研究所の電磁波測定装置では大地震の直前に現れるノイズがまだ現れていないことや、 岐阜大学のラドン測定器には異常が現れていないことなどから、 今月の下弦の月(9/5)前後では発生しない見込みです。

 07/17以来記載の「新たな予測があります。(3) 北陸地方 参照」 については、そのままとします。

(2) 東北地方

 前回(08/27)記載の「宮城県沖については8/20以降10個の有感地震が発生しています。 震度は1から3、マグニチュードは3.0から4.7と小さな地震で、特に大地震につながる前兆は確認されていません」 については、その通りでした。

 07/31以来記載の
 「P1507-08b:2015/08/09±4(遅れ現象2)、秋田県沖(39.6N, 140.0E)M5.5
 8/1、8/3、8/28、9/2にも似た大気重力波が見られましたのでこのままとします。

 前回(08/20)記載の「現在は08/18の大気重力波から以下とします。
  P1508-01:2015/09/05±5 青森県東方沖(41.0N, 142.5E) M5.6
 本予測については、P1506-01g:北海道南東はるか沖アウターライズから三陸はるか沖アウターライズで巨大地震を予測している最中なので、あるいは発生しないかもしれません」 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 9/3にも似た大気重力波が見られました。
  R:08/27,12:23 胆振地方中東部(42.7N,142.1E) 震度2 h130 km M4.4
  R:08/22,21:14 浦河沖(41.9N,142.9E) 震度3 h40 km M4.4
  R:08/20,23:01 浦河沖(42.0N,142.3E) 震度2 h60 km M4.1

 現在は08/30の大気重力波から以下とします。
  P1509-01:2015/09/13±5 宮城県沖(38.5N, 142.5E) M5.7

(3) 北陸地方

 前回(8/27)記載の
 「P1507-03c:2015/09/04±6 M6.3
    震央候補地A;北海道西方沖(44.0N, 140.7E)
    震央候補地B;福井県西方沖(36.2N, 135.4E)
    震央候補地C;ウラジオストク周辺

 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 台風が震源地付近を通過しましたので、近日中に発生するものと思われます」 については、下記が発生しました。Mが異なるためこのままとします。
  R:09/01 18:40 北海道北西沖(44.4N,141.7E) 震度3 h10 km M2.8
                44.333 141.711 h6.4 M3.0V RUMOI REGION(一元化)
  R:08/31 10:53 日本海(42.12N,135.85E) h397km M5.5 
            42.104 135.938 h396.8 M4.3V SEA OF JAPAN(一元化)
            M 4.4 42.219°N 135.489°E h383.6 km(USGS)

  R:08/24 20:12:06 35.860 135.226 394.3 M3.8(Hi-net)
  R:08/23 23:19   41.875 136.300 364.3 M4.0(Hi-net)
  R:08/23 19:52:22 38.309 134.235 444.2 M4.6(Hi-net)
  R:08/21 06:14:29 37.346 135.197 395.9 M4.4(Hi-net)
            M 4.0 37.342°N 135.265°E 383.5 km(USGS)

(4) 関東地方

 前回(8/27)記載の 「現在は関東地方南部(特に千葉県北西部、茨城県南部)の 小地震の前兆(大気重力波)が見られますがせいぜいM4クラスです」 については、その通りでした。

 前回(8/27)記載の「また8/25以降の大気重力波から以下とします。
  P1508-02:2015/09/10±5 鳥島近海(31.5N, 142.0E) M5.9
 遅れ現象1を適用」 については、下記が発生しました。 予測対応地震の発生欄参照。
  R:M 6.0 09/02 00:25:10JST 31.169°N 141.599°E h11.3 km (USGS)
                 31.4649 141.9360 h5.0 M5.3(Hi-net)
  R:08/29 00:31 硫黄島近海(23.4N, 142.4E)震度2 140km M5.8
                 M 5.3 23.191°N 142.510°E h114.6 km(USGS)
                 23.376 142.216 166.7 M5.8D 6.5v IOTO ISLANDS REGION(一元化)
                 Mw5.2(気象庁)

 地震の発生の様式を最も端的に表すモーメントマグニチュード(Mw)が重要ですが、 発生から大分日にちが経たないと公表されません。

 現在は08/29の大気重力波から以下とします。
  P1509-02:2015/09/08±3 関東東方沖(34.2N, 142.2E) M5.1

 また09/03の大気重力波から以下とします。
  P1509-03:2015/09/10±3 茨城県沖(36.6N, 141.6E) M5.2

(5) 中部地方

 07/31記載の 「現在は07/28の大気重力波から以下とします。
  P1507-17:2015/08/17±5 三重県北部(35.0N, 136.5E) M5.8
 8/5、8/6にも似た大気重力波が見られました」 については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
  R:08/30 15:19 三重県中部(34.7N, 136.1E)震度1 h10km M2.9

 現在は08/31の大気重力波から山梨県から長野県(35.6N,138.8E)あたりで、 M4台半ばが9/5前後に予測されます。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 07/02以降記載の「06/26,27に出現した大気重力波により修正した
 「P1504-11b:2015/07/10±6 黄海(N35.4,E123.5) M6.2
 7/7にも似た大気重力波が見られました」 については、未発生で、このままとします。 あるいはアウターライズの巨大地震の前兆の一部かもしれません。

 前回(08/27)記載の 「現在は8/12に日本海西部から対馬はるか北東沖にM5.5前後の前兆が見られますが、 修正したP1507-03cの一部と思われます」 については、8/17、8/18にも似た大気重力波が見られたことから、 あるいは単独でこの部分で発生するかもしれません。 台風が通過しましたので近日中に発生する見込みですと書いている最中に下記が発生しました。 しかしMが異なるためこのままとします。
  R:08/27 21:48 壱岐、対馬近海(34.5N, 129.4E) 震度1h10km M2.9」
 については、大きめのMでは発生しませんでした。

 前回(08/27)記載の 「現在は08/25の大気重力波から、08/30前後にM4台後半が、熊本県(天草地方)で予測されます」 については、下記が発生しました。 Mは小さめ。
  R:08/28 12:16 橘湾(32.6N, 129.9E) 震度1 h10km M2.5

 前回(08/27)記載の 「また08/24の大気重力波から台湾周辺で09/10前後にM6台半ばが予測されますが、 日本ではないため詳細は省略します」 については、下記が発生しました。 Mが異なるためこのままとします。
  R:09/01 22:24 23.90 121.53 h14.9 M4.9D 5.0V TAIWAN REGION(一元化)
                  M 5.0 TAIWAN 23.899°N 121.519°E 20.8 km(USGS)

3.アウターライズ地震

 総説および (1) 北海道 参照。


- 地震予知情報作成日時:2015/08/27 22:40(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2015/08/28 01:40

1. 総説

 地震予知情報とは、どこで、いつ、規模(M)とわずか3行だ。 予測のよってきたるところのデータを示さないで、上記3行だけを提示するのは、 他人の予測方法(特に大気重力波)をパクっていると謗(そし)られても仕方がない。 ぜひデータを予知情報と一緒に公表していただきたいものだ。

  1.  

     2014年1月1日以降の震度5弱以上の地震に対して当会の予測はどのようであったかを既に示した。 その結果は、余震、誘発地震およびMw5.0以下を除く10地震にたいして予知していたものは9個であった。 サンプル数が少ないが、単純に計算すると的中率は9割となる。
     予測対応地震の発生欄には原則M5.5以上の発生地震を掲載していることは読者諸氏はご存知のはずだ。

  2.  

     以下は前回(8/6)と同じ文章だ。 前々回(7/31)指摘したアウターライズでの巨大地震のマグニチュードを決定するために7/29に地球を一周して、 全世界の大気重力波の分布を調べた。
     その結果、全世界に分布していることが分かった。 ただ一様に分布しているわけではなく、ある程度の偏りがあることが分かった。
     その一つは日本周辺からユーラシア大陸を横切り、イギリスまで、南北方向には、 北極圏の北緯75度前後からオーストラリア、ニュージーランドの南方の南極の手前まで。
     もう一つは北米大陸北西部(アラスカなど)およびその沖の太平洋北部。
     さらに中米(メキシコなど)周辺
     さらに南米南端チリ周辺など。

     一番目の日本周辺は、赤道付近で分離し、 オーストラリアからニュージーランド南方の南極手前までのグループに分けられそうだ。
     これらの個々に偏って分布している地域では近い将来、M7後半からM8程度が発生するかどうかが、 日本周辺のアウターライズのマグニチュードを決定するのに重要だが、現在はまだ発生してない。
     したがって、日本周辺のアウターライズ地震については、 最低でもM8.5(個々の偏り地域で大地震が発生する場合)、 最大ではM8.8(全地球を一つした場合)と計算された。
     かつて、アウターライズでM8.6、 その正断層の傾斜角を45度と仮定した計算結果が公表されたことがあった(北大)。 その場合、2011.3.11とほぼ同じ津波が発生すると計算されていた。 ここで最大M8.8として、 正断層の傾斜角を90度と仮定するとおそらく3.11の2倍弱近い津波が発生すると推定され、 何れにせよ要警戒だ。
     いつ発生するかは各々の月の下弦前後で、遅くとも来春までと推定される。 麒麟地震研究所の電磁波ノイズ測定器は、 中央構造線の直上に位置しているため、大地震の前兆を捉えやすい。 直前のデータについては同所のTWITTERを参照されたい。

     第一段階の下弦の月(8/7前後)については、発生しませんでした。

  3.  

     6/25に具体的な事例によって震度5弱以上という基準で地震予知情報を評価するのは誤りだと指摘した。 なぜなら同じ期間(2014年1月1日から2015年6月10日の約1年半) に発生したM6以上の14個もの発生地震を見逃しても良いことになってしまうからだ。
     一方2012年1月1日から2015年6月10日の約3年半に発生したM≧6.8の地震をリストアップし、 この地震(複数)に対して、当会の予知はどのようであったかを示した。
     この文章だけでは分かりにくいようなので、成績表として次表を作成した。 評価基準は6/25記載の表-2による。
    番号発生日(JST)緯度経度深さkmマグニチュード震央地名当会の予知評価
    MjMw予実差総合評価
    T P M
    12012/01/0131.43138.5739776.8鳥島近海◎ ◯ ◎
    22012/03/1440.78145.23646.96.9北海道はるか南東沖◯ △ ◎
    32012/08/1449.18145.886547.37.7オホーツク海南部◎ ◯ ▲
    42012/12/0737.82144.32467.37.3東北地方はるか東方沖◎ ◯ ◎
    52013/04/1945.3150.9612577.2千島列島大きめ
    62013/09/0429.94139.424456.86.5鳥島近海× △ ◎
    72013/10/2637.2144.57567.17.1東北地方はるか東方沖◯ ◯ ◎
    82014/07/1237.05142.323376.5福島県沖◎ △ ◯
    92015/02/1739.87143.19126.96.7三陸はるか沖麒麟警告
    102015/04/2023.96122.43226.86.3石垣島北西沖台湾、大
    112015/05/1338.86142.15466.86.8宮城県沖◎ ◎ ◎
    122015/05/3027.86140.686818.17.9小笠原西方沖◎ ▲ ◯
    (以上F-NETに(Mw)追加)

    T;時間 P;震央距離 M;マグニチュード

     ◎と◯以上をカウントすると12個のうち9個で75%となる。 なんらかの予知情報が存在した△を加えると100%となる。 つまりマグニチュードが6.8より大きな大地震 (例えば、2004年10月23日の山古志村が大被害を被った中越地震はM6.8)についていえば、 75%(100%)予知していたこととなる。
     同じ評価基準で、他の方々の実績表を作成することをお勧めする。 当会で、ある方の評価を行ったところ、25%であった。 M5程度の小さな地震を数多く当てても、大地震を75%も見逃すようでは実用にはならない。 他人の意見に惑わされずに、自分で判断することが大切だ。

     さて、あいまい地震予知はどのように評価すれば良いのだろうか。 一案を提案する。 この案は予知作成者の主観(長期間、広範囲など)に惑わされずに客観的に評価できる。
     震央:記されている図、文章から予測範囲の重心を求めて緯度経度で0.1単位で表す。
    発生日:長期間であればその中心日を予測日とする。
       M;記されていなければ文章から、M5台半ばから1/4M程度の段階で推定する。
      例;M5と1/2、M5と3/4、M6.0、M6と1/4、M6と1/2、、、、、などなど。

     このようにあいまい予知を数値化することによって、表-2によって客観的に評することが可能だ。

  4.  

     以下は前回(8/6)と同じ文章だ。 震度5弱以上のみで評価すると重大な多くの地震を見逃しても良いことになってしまい、 評価方法としては適切ではないことを示した。 どうしても震度で評価したいのであれば、震度とマグニチュードの両縛りで評価するのが適切である。 例えば、アウターライズでの巨大地震では、陸地における震度はそれほどではなくても、大津波が襲来する。 震度のみで評価する習慣を身につけてしまうと、逃げなくても良いと勘違いするかもしれない。

  5.  

     以下は前回(8/6)と同じ文章だ。 現在予測している各地の地震は、上記アウターライズ巨大地震の影響を受けているかもしれないので、 あるいは発生しない可能性もある。

地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (東日本大震災の余震域については原則M6以上、そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

2.地域別予測

(1) 北海道

  P1506-01g:北海道南東はるか沖アウターライズ(N41.9, E147.0)から三陸はるか沖アウターライズ(N39.7, E144.3)
 M8.5以上最大でM8.8。 第2段階での発生日は2015/09/05±3。 遅くとも来年春ころまでには巨大地震が想定される。
 9月以降の下弦の月は次のとおりです。
 10/5、11/3、12/3、2016.1/2、2/1、3/2、4/1、4/30。

 07/17以来記載の「新たな予測があります。 (3) 北陸地方参照」 については、そのままとします。

(2) 東北地方

 宮城県沖については8/20以降10個の有感地震が発生しています。 震度は1から3、マグニチュードは3.0から4.7と小さな地震で、 特に大地震につながる前兆は確認されていません。

 07/31以来記載の
 「P1507-08b:2015/08/09±4(遅れ現象2)、秋田県沖(39.6N, 140.0E)M5.5
 8/1、8/3にも似た大気重力波が見られました」 については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
  R:08/26,21:40 秋田県西方沖(40.32N 139.48E) h18km M3.4(Hi-net)

 前回(08/20)記載の 「現在は08/18の大気重力波から以下とします。
  P1508-01:2015/09/05±5 青森県東方沖(41.0N, 142.5E) M5.6
 本予測については、P1506-01g:北海道南東はるか沖アウターライズから 三陸はるか沖アウターライズで巨大地震を予測している最中なので、あるいは発生しないかもしれません」 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。
  R:08/27 12:23 胆振地方中東部(42.7N,142.1E) 震度2 h130 km M4.4
  R:08/22 21:14 浦河沖(41.9N,142.9E) 震度3 h40 km M4.4
  R:08/20 23:01 浦河沖(42.0N,142.3E) 震度2 h60 km M4.1

(3) 北陸地方

 前々回(8/12)に修正した
  P1507-03c:2015/09/04±6 M6.3
    震央候補地A;北海道西方沖(44.0N, 140.7E)
    震央候補地B;福井県西方沖(36.2N, 135.4E)
    震央候補地C;ウラジオストク周辺

 については、下記が発生しましたがMが異なるためこのままとします。 台風が震源地付近を通過しましたので、近日中に発生するものと思われます。
  R:08/24 20:12:06 35.860 135.226 394.3 M3.8(Hi-net)
  R:08/23 23:19   41.875 136.300 364.3 M4.0(Hi-net)
  R:08/23 19:52:22 38.309 134.235 444.2 M4.6(Hi-net)
  R:08/21 06:14:29 37.346 135.197 395.9 M4.4(Hi-net)
            M 4.0 37.342°N 135.265°E 383.5 km(USGS)

(4) 関東地方

 現在は関東地方南部(特に千葉県北西部、茨城県南部)の小地震の前兆(大気重力波)が 見られますがせいぜいM4クラスです。

 また8/25以降の大気重力波から以下とします。
  P1508-02:2015/09/10±5 鳥島近海(31.5N, 142.0E) M5.9
 遅れ現象1を適用

(5) 中部地方

 07/31記載の「現在は07/28の大気重力波から以下とします。
  P1507-17:2015/08/17±5 三重県北部(35.0N, 136.5E) M5.8
 8/5、8/6にも似た大気重力波が見られました」 については、未発生です。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

  R:08/26 07:51 日向灘(32.1N, 131.9E)震度4 h30km M5.2
             M 5.3 32.045°N 131.795°E h32.0 km(USGS)
             Mw5.1(AQUA-CMT)
 が発生しました。 これは8/18の大気重力波に対応するもので遅れ現象はなく、通常の先行時間でした。

 07/02以降記載の「06/26,27に出現した大気重力波により修正した
 「P1504-11b:2015/07/10±6 黄海(N35.4,E123.5) M6.2
 7/7にも似た大気重力波が見られました」 については、未発生で、このままとします。 あるいはアウターライズの巨大地震の前兆の一部かもしれません。

 前回(08/12)記載の 「現在は8/12に日本海西部から対馬はるか北東沖にM5.5前後の前兆が見られますが、 修正したP1507-03cの一部と思われます」 については、8/17、8/18にも似た大気重力波が見られたことから、 あるいは単独でこの部分で発生するかもしれません。 台風が通過しましたので近日中に発生する見込みですと書いている最中に下記が発生しました。 しかしMが異なるためこのままとします。
  R:08/27 21:48壱岐、対馬近海(34.5N, 129.4E) 震度1h10km M2.9

 現在は08/25の大気重力波から、08/30前後にM4台後半が、熊本県(天草地方)で予測されます。

 また08/24の大気重力波から台湾周辺で09/10前後にM6台半ばが予測されますが、日本ではないため詳細は省略します。

3.アウターライズ地震

 総説および (1) 北海道参照。