中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震


- 地震予知情報作成日時:2014/04/24 21:00(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2014/04/26 00:40 -
- 地震予知情報修正日時:2014/04/26 23:20(着色ミスの訂正) -

1. 総説

A.、E.には新しい記事を追加しました。

  1.  

     3.11東日本大震災の約1年前の2/27にチリでM8.8の巨大地震がありました。 east pacific riseでわき上がったマントル物質が固化して太平洋プレートを形成し、 南東に移動したプレートは南米大陸の下に潜り込み、一方北西に移動したプレートは、 アリューシャン列島から日本列島の下に潜り込んでいます。 したがって、チリでの大地震はやがて日本列島周辺での大地震に影響を与えると考えて、注視しておりました。 2014年4/2にチリでM8.2の巨大地震が発生してしまいました。B.でアウターライズ地震について掲載を続けてきましたが、 この発生時期を考察するためのチリの地震が今回発生したと考えられます。ここではこれ以上詳述はできませんが、新たな決意が必要と考えます(4/3記)。
     その後4/11のパプアニューギニアM7.1、4/13のソロモン諸島M7.6、同M7.4、4/18のメキシコM7.2、 4/19のパプアニューギニアM7.5(いずれもUSGS)と大きめの地震が頻発しています。

  2.  アウターライズ地震について

     2011年3月末以来アウターライズ地震について世界で初めて述べました。 アウターライズ地震という用語も、経緯はともかく、一般に知れ渡るようになりました。 この想定される巨大地震の震源域およびMについては既に述べました。 問題は何時発生するのかということですが、当サイトはそのために心血を注いでいます。
     懸念していたアウターライズ地震については、 2013/10/26にM7.1(この地震も予知成功)として発生しましたが、 これは想定している規模よりはるかに小規模で、広義の前震と考えられます。巨大地震は未発生です。
     2014/3/10 19時のNHK ニュースでアウターライズ地震に言及していました。 一般に広く知れ渡ることは防災上大事なことで提唱し続けて良かったと思いました。
     この地震の発生時期に関する考察はA.参照。

  3.  

     日本周辺で赤文字(M5.5以上)の予測が増えてきています。要注意です。

  4.  

     すでに何度も指摘しているように当会の予測マグニチュードは非常に正確です。 特に大地震では正確です。 事前に正確なマグニチュードを求めることが出来るということの意義は小さくはないと考えられます。

  5.  

     3/13に 「西日本で大地震の予測が公表されていますが、現在のところ、当会ではそれらしき前兆は確認されていません。 現在当会が予測している最大のマグニチュードはM6.7です」と述べました。 これに対して3/14伊予灘でMw6.3 震度5強の地震が発生しました。 大地震でなくてほっとしましたが、 M6.7の予測に対して発生したMw6.3は役不足ですので新たな中地震(M6.4)が予測されます。 大気重力波にもM6.4相当の前兆の出現がありました。
     またM6台後半の前兆も現れてきました。 しかし、日本列島周辺でM7を大きく超える前兆は今のところ現れておりません。

  6.  

     なし

  7.  

     2011.3.11から3年がたちました。 亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。 また現在もつらい生活を余儀なくされている方々にはかける言葉もありません。 とりわけ親を亡くした子供達にはどうか永続的なご援助をお願いする次第です。
    http://www.ashinaga.org/support/entry-374.html。 勝手にリンクをはらせていただきました。

  8.  地震予知分野の魑魅魍魎について掲載を続ける前に、魑魅魍魎とは正反対のフェアな科学者達について述べておくべきだろうと思います。 ひとりは Dr.Dimitar Ouzounov, Chapman University & NASA/GSFC, USAです。 この方は、さる国際シンポジウムで私が大気重力波による地震予知の方法についてポスターで発表したときに、 いろいろと議論した後、このポスターの写真を撮っても良いかと聞いてきたのです。えっと耳を疑いました。 それまでの日本の学会ではポスターの写真を無断で撮るのは当たり前だと、諸氏の振る舞いから思っていましたが、Dr.Ouzounovは違っていました。 自分の業績と他人の業績を明瞭に区別し、ポスターの中身から何かヒントを得たならば、 必ず引用しようという態度は当然と言えば当然ですが。
     もうひとかたは故池谷元司博士(大阪大学名誉教授)です。 この方は、定年後1年で(2006年3月)お亡くなりになり、非常に残念に思いました。 実はお互いが地震予知分野に踏み入る前に知っており、 池谷博士のESR(Electron Spin Resonance)に関する国際シンポジウム(当時山口大学)に参加したのが、始まりでした。 どういうわけか、その後お互いに地震予知分野で再会し、生前非常に多くの議論をしました。 巷間言われている地震の前兆現象は、おおむね電磁気現象で説明がつくといって、高圧に畜電したバンデグラフで実験を重ねておられました。 必ずしもこの実験には賛成しかねるものがありましたが、未知の分野に果敢にも挑戦し続ける姿勢は好感が持てるものでした。 1999年のトルコの大地震(IZMIT)の前に海水準が低下し、 海上にいた漁師が船もろとも海底についてしまったという証言を実証しようと実験を重ね、 海底の断層に海水が大量に流入すれば、この現象は発生してもおかしくないとの結論に達し、 仙台での地震学会で発表しようとしていました。 しかし直前に相談があり、実は発表しようかどうか迷っているのだとおっしゃっていました。 そこで、私は阪神淡路大震災を起こした野島断層を調査したボーリングコアで、 地表水が大量かつ高速に断層沿いに流入した証拠を見つけたこと、 1993年の北海道南西沖地震の前に海水準が下がっていた事実があるので、 トルコのような事例を待っていたのだと申し上げた所、理解していただき、池谷博士は発表を終えました。 その後このことに関する論文を執筆なさいましたが、その中で(宇田による私信で)と引用していただきました。
     Motoji IKEYA et al,2002: Split sea and walls of water  Moses’phenomenon at the Izmit earthquake, Turkey Proc.Japan Acad.,78Ser.B
     すべからく科学者たるものはフェアでなければいけないと肝に銘じたものでした。 しかし、フェアでない人が多いのが非常に残念です。

 地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (余震域については原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。


- 地震予知情報作成日時:2014/04/17 23:35(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2014/04/18 23:40 -

1. 総説

B.からH.は前々回(4/3)と同じ記事です。

  1.  

     3.11東日本大震災の約1年前の2/27にチリでM8.8の巨大地震がありました。 east pacific riseでわき上がったマントル物質が固化して太平洋プレートを形成し、 南東に移動したプレートは南米大陸の下に潜り込み、一方北西に移動したプレートは、 アリューシャン列島から日本列島の下に潜り込んでいます。 したがって、チリでの大地震はやがて日本列島周辺での大地震に影響を与えると考えて、注視しておりました。 2014年4/2にチリでM8.2の巨大地震が発生してしまいました。 B. でアウターライズ地震について掲載を続けてきましたが、 この発生時期を考察するためのチリの地震が今回発生したと考えられます。 ここではこれ以上詳述はできませんが、新たな決意が必要と考えます(4/3記)。
     その後4/11のパプアニューギニアM7.1、4/13のソロモン諸島M7.6、同M7.4 (いずれもUSGS)が発生しました。

  2.  アウターライズ地震について

     2011年3月末以来アウターライズ地震について世界で初めて述べました。 アウターライズ地震という用語も、経緯はともかく、一般に知れ渡るようになりました。 この想定される巨大地震の震源域およびMについては既に述べました。 問題は何時発生するのかということですが、当サイトはそのために心血を注いでいます。
     懸念していたアウターライズ地震については、 2013/10/26にM7.1(この地震も予知成功)として発生しましたが、 これは想定している規模よりはるかに小規模で、広義の前震と考えられます。 巨大地震は未発生です。
     2014/3/10 19時のNHK ニュースでアウターライズ地震に言及していました。 一般に広く知れ渡ることは防災上大事なことで提唱し続けて良かったと思いました。
     この地震の発生時期に関する考察はA.参照

  3.  

     日本周辺で赤文字(M5.5以上)の予測が増えてきています。 要注意です。

  4.  

     すでに何度も指摘しているように当会の予測マグニチュードは非常に正確です。 特に大地震では正確です。 事前に正確なマグニチュードを求めることが出来るということの意義は小さくはないと考えられます。

  5.  

     3/13に「西日本で大地震の予測が公表されていますが、 現在のところ、当会ではそれらしき前兆は確認されていません。 現在当会が予測している最大のマグニチュードはM6.7です」と述べました。 これに対して3/14伊予灘でMw6.3 震度5強の地震が発生しました。 大地震でなくてほっとしましたが、 M6.7の予測に対して発生したMw6.3は役不足ですので新たな中地震(M6.4)が予測されます。 大気重力波にもM6.4相当の前兆の出現がありました。
     想定南海地震に相当する巨大地震の前兆については、まだ明瞭には現れていませんが、 ユーラシア大陸に気になる現象も見られることから注意深く観察を続けることとします。
     その他、日本周辺でM6台半ばの前兆も現れており、 会員ページで詳述しています(以上前回(3/27記)。

  6.  

     上記E.で述べた“ユーラシア大陸の気になる現象”は4/2発生のチリM8.2の前兆だったと考えられます。 大気重力波の見られていたユーラシア大陸の黒海より西側の地域はチリの北東方約1万数千kmで、 これに数千kmの幅を与えれば、M8.2相当の前兆となります。 これを証明するには時系列的にも空間的にも膨大な検討が必要で、 当会のマンパワーでは不可能ではありませんが、 相当な長時間が必要で、今のところ時間がとれるかどうか不明です。

  7.  

     2011.3.11から3年がたちました。 亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。 また現在もつらい生活を余儀なくされている方々にはかける言葉もありません。 とりわけ親を亡くした子供達にはどうか永続的なご援助をお願いする次第です。 http://www.ashinaga.org/support/entry-374.html。 勝手にリンクをはらせていただきました。

  8.  

     地震予知分野の魑魅魍魎について掲載を続ける前に、 魑魅魍魎とは正反対のフェアな科学者達について述べておくべきだろうと思います。 ひとりは Dr.Dimitar Ouzounov, Chapman University & NASA/GSFC, USAです。 この方は、さる国際シンポジウムで私が大気重力波による地震予知の方法についてポスターで発表したときに、 いろいろと議論した後、このポスターの写真を撮っても良いかと聞いてきたのです。 えっと耳を疑いました。 それまでの日本の学会ではポスターの写真を無断で撮るのは当たり前だと、 諸氏の振る舞いから思っていましたが、Dr.Ouzounovは違っていました。 自分の業績と他人の業績を明瞭に区別し、 ポスターの中身から何かヒントを得たならば、必ず引用しようという態度は当然と言えば当然ですが。
     もうひとかたは故池谷元司博士(大阪大学名誉教授)です。 この方は、定年後1年で(2006年3月)お亡くなりになり、非常に残念に思いました。 実はお互いが地震予知分野に踏み入る前に知っており、 池谷博士のESR(Electron Spin Resonance)に関する国際シンポジウム(当時山口大学)に参加したのが、 始まりでした。 どういうわけか、その後お互いに地震予知分野で再会し、生前非常に多くの議論をしました。 巷間言われている地震の前兆現象は、おおむね電磁気現象で説明がつくといって、 高圧に畜電したバンデグラフで実験を重ねておられました。 必ずしもこの実験には賛成しかねるものがありましたが、 未知の分野に果敢にも挑戦し続ける姿勢は好感が持てるものでした。 1999年のトルコの大地震(IZMIT)の前に海水準が低下し、 海上にいた漁師が船もろとも海底についてしまったという証言を実証しようと実験を重ね、 海底の断層に海水が大量に流入すれば、この現象は発生してもおかしくないとの結論に達し、 仙台での地震学会で発表しようとしていました。 しかし直前に相談があり、実は発表しようかどうか迷っているのだとおっしゃっていました。 そこで、私は阪神淡路大震災を起こした野島断層を調査したボーリングコアで、 地表水が大量かつ高速に断層沿いに流入した証拠を見つけたこと、 1993年の北海道南西沖地震の前に海水準が下がっていた事実があるので、 トルコのような事例を待っていたのだと申し上げた所、理解していただき、池谷博士は発表を終えました。 その後このことに関する論文を執筆なさいましたが、その中で(宇田による私信で)と引用していただきました。 Motoji IKEYA et al,2002: Split sea and walls of water  Moses’phenomenon at the Izmit earthquake, Turkey  Proc.Japan Acad.,78Ser.B  すべからく科学者たるものはフェアでなければいけないと肝に銘じたものでした。 しかし、フェアでない人が多いのが非常に残念です。

 地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (余震域については原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。


- 地震予知情報作成日時:2014/04/10 22:25(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2014/04/11 01:00

1. 総説

前回(4/3)と同じ記事です。

  1.  

     3.11東日本大震災の約1年前の2/27にチリでM8.8の巨大地震がありました。 east pacific riseでわき上がったマントル物質が固化して太平洋プレートを形成し、 南東に移動したプレートは南米大陸の下に潜り込み、一方北西に移動したプレートは、 アリューシャン列島から日本列島の下に潜り込んでいます。 したがって、チリでの大地震はやがて日本列島周辺での大地震に影響を与えると考えて、注視しておりました。 2014年4/2にチリでM8.2の巨大地震が発生してしまいました。 B.でアウターライズ地震について掲載を続けてきましたが、 この発生時期を考察するためのチリの地震が今回発生したと考えられます。 ここではこれ以上詳述はできませんが、新たな決意が必要と考えます。

  2.  アウターライズ地震について

     2011年3月末以来アウターライズ地震について世界で初めて述べました。 アウターライズ地震という用語も、経緯はともかく、一般に知れ渡るようになりました。 この想定される巨大地震の震源域およびMについては既に述べました。 問題は何時発生するのかということですが、当サイトはそのために心血を注いでいます。
     懸念していたアウターライズ地震については、 2013/10/26にM7.1(この地震も予知成功)として発生しましたが、 これは想定している規模よりはるかに小規模で、広義の前震と考えられます。 巨大地震は未発生です。
     2014/3/10 19時のNHK ニュースでアウターライズ地震に言及していました。 一般に広く知れ渡ることは防災上大事なことで提唱し続けて良かったと思いました。
     この地震の発生時期に関する考察はA.参照

  3.  

     日本周辺で赤文字(M5.5以上)の予測が増えてきています。 要注意です。

  4.  

     すでに何度も指摘しているように当会の予測マグニチュードは非常に正確です。 特に大地震では正確です。 事前に正確なマグニチュードを求めることが出来るということの意義は小さくはないと考えられます。

  5.  

     3/13に「西日本で大地震の予測が公表されていますが、 現在のところ、当会ではそれらしき前兆は確認されていません。 現在当会が予測している最大のマグニチュードはM6.7です」と述べました。 これに対して3/14伊予灘でMw6.3 震度5強の地震が発生しました。 大地震でなくてほっとしましたが、 M6.7の予測に対して発生したMw6.3は役不足ですので新たな中地震(M6.4)が予測されます。 大気重力波にもM6.4相当の前兆の出現がありました。
     想定南海地震に相当する巨大地震の前兆については、まだ明瞭には現れていませんが、 ユーラシア大陸に気になる現象も見られることから注意深く観察を続けることとします。
     その他、日本周辺でM6台半ばの前兆も現れており、 会員ページで詳述しています(以上前回(3/27記)。

  6.  

     上記E.で述べた“ユーラシア大陸の気になる現象”は4/2発生のチリM8.2の前兆だったと考えられます。 大気重力波の見られていたユーラシア大陸の黒海より西側の地域はチリの北東方約1万数千kmで、 これに数千kmの幅を与えれば、M8.2相当の前兆となります。 これを証明するには時系列的にも空間的にも膨大な検討が必要で、 当会のマンパワーでは不可能ではありませんが、 相当な長時間が必要で、今のところ時間がとれるかどうか不明です。

  7.  

     2011.3.11から3年がたちました。 亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。 また現在もつらい生活を余儀なくされている方々にはかける言葉もありません。 とりわけ親を亡くした子供達にはどうか永続的なご援助をお願いする次第です。 http://www.ashinaga.org/support/entry-374.html。 勝手にリンクをはらせていただきました。

  8.  

     地震予知分野の魑魅魍魎について掲載を続ける前に、 魑魅魍魎とは正反対のフェアな科学者達について述べておくべきだろうと思います。 ひとりは Dr.Dimitar Ouzounov, Chapman University & NASA/GSFC, USAです。 この方は、さる国際シンポジウムで私が大気重力波による地震予知の方法についてポスターで発表したときに、 いろいろと議論した後、このポスターの写真を撮っても良いかと聞いてきたのです。 えっと耳を疑いました。 それまでの日本の学会ではポスターの写真を無断で撮るのは当たり前だと、 諸氏の振る舞いから思っていましたが、Dr.Ouzounovは違っていました。 自分の業績と他人の業績を明瞭に区別し、 ポスターの中身から何かヒントを得たならば、必ず引用しようという態度は当然と言えば当然ですが。
     もうひとかたは故池谷元司博士(大阪大学名誉教授)です。 この方は、定年後1年で(2006年3月)お亡くなりになり、非常に残念に思いました。 実はお互いが地震予知分野に踏み入る前に知っており、 池谷博士のESR(Electron Spin Resonance)に関する国際シンポジウム(当時山口大学)に参加したのが、 始まりでした。 どういうわけか、その後お互いに地震予知分野で再会し、生前非常に多くの議論をしました。 巷間言われている地震の前兆現象は、おおむね電磁気現象で説明がつくといって、 高圧に畜電したバンデグラフで実験を重ねておられました。 必ずしもこの実験には賛成しかねるものがありましたが、 未知の分野に果敢にも挑戦し続ける姿勢は好感が持てるものでした。 1999年のトルコの大地震(IZMIT)の前に海水準が低下し、 海上にいた漁師が船もろとも海底についてしまったという証言を実証しようと実験を重ね、 海底の断層に海水が大量に流入すれば、この現象は発生してもおかしくないとの結論に達し、 仙台での地震学会で発表しようとしていました。 しかし直前に相談があり、実は発表しようかどうか迷っているのだとおっしゃっていました。 そこで、私は阪神淡路大震災を起こした野島断層を調査したボーリングコアで、 地表水が大量かつ高速に断層沿いに流入した証拠を見つけたこと、 1993年の北海道南西沖地震の前に海水準が下がっていた事実があるので、 トルコのような事例を待っていたのだと申し上げた所、理解していただき、池谷博士は発表を終えました。 その後このことに関する論文を執筆なさいましたが、その中で(宇田による私信で)と引用していただきました。 Motoji IKEYA et al,2002: Split sea and walls of water  Moses’phenomenon at the Izmit earthquake, Turkey  Proc.Japan Acad.,78Ser.B  すべからく科学者たるものはフェアでなければいけないと肝に銘じたものでした。 しかし、フェアでない人が多いのが非常に残念です。

 地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (余震域については原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。


- 地震予知情報作成日時:2014/04/03 22:20(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2014/04/04 02:20 -

1. 総説

  1.  

     3.11東日本大震災の約1年前の2/27にチリでM8.8の巨大地震がありました。 east pacific riseでわき上がったマントル物質が固化して太平洋プレートを形成し、 南東に移動したプレートは南米大陸の下に潜り込み、一方北西に移動したプレートは、 アリューシャン列島から日本列島の下に潜り込んでいます。 したがって、チリでの大地震はやがて日本列島周辺での大地震に影響を与えると考えて、注視しておりました。 2014年4/2にチリでM8.2の巨大地震が発生してしまいました。 B.でアウターライズ地震について掲載を続けてきましたが、 この発生時期を考察するためのチリの地震が今回発生したと考えられます。 ここではこれ以上詳述はできませんが、新たな決意が必要と考えます。

  2.  アウターライズ地震について

     2011年3月末以来アウターライズ地震について世界で初めて述べました。 アウターライズ地震という用語も、経緯はともかく、一般に知れ渡るようになりました。 この想定される巨大地震の震源域およびMについては既に述べました。 問題は何時発生するのかということですが、当サイトはそのために心血を注いでいます。
     懸念していたアウターライズ地震については、 2013/10/26にM7.1(この地震も予知成功)として発生しましたが、 これは想定している規模よりはるかに小規模で、広義の前震と考えられます。 巨大地震は未発生です。
     2014/3/10 19時のNHK ニュースでアウターライズ地震に言及していました。 一般に広く知れ渡ることは防災上大事なことで提唱し続けて良かったと思いました。
     この地震の発生時期に関する考察はA.参照

  3.  

     日本周辺で赤文字(M5.5以上)の予測が増えてきています。 要注意です。

  4.  

     すでに何度も指摘しているように当会の予測マグニチュードは非常に正確です。 特に大地震では正確です。 事前に正確なマグニチュードを求めることが出来るということの意義は小さくはないと考えられます。

  5.  

     3/13に「西日本で大地震の予測が公表されていますが、 現在のところ、当会ではそれらしき前兆は確認されていません。 現在当会が予測している最大のマグニチュードはM6.7です」と述べました。 これに対して3/14伊予灘でMw6.3 震度5強の地震が発生しました。 大地震でなくてほっとしましたが、 M6.7の予測に対して発生したMw6.3は役不足ですので新たな中地震(M6.4)が予測されます。 大気重力波にもM6.4相当の前兆の出現がありました。
     想定南海地震に相当する巨大地震の前兆については、まだ明瞭には現れていませんが、 ユーラシア大陸に気になる現象も見られることから注意深く観察を続けることとします。
     その他、日本周辺でM6台半ばの前兆も現れており、 会員ページで詳述しています(以上前回(3/27記)。

  6.  

     上記E.で述べた“ユーラシア大陸の気になる現象”は4/2発生のチリM8.2の前兆だったと考えられます。 大気重力波の見られていたユーラシア大陸の黒海より西側の地域はチリの北東方約1万数千kmで、 これに数千kmの幅を与えれば、M8.2相当の前兆となります。 これを証明するには時系列的にも空間的にも膨大な検討が必要で、 当会のマンパワーでは不可能ではありませんが、 相当な長時間が必要で、今のところ時間がとれるかどうか不明です。

  7.  

     2011.3.11から3年がたちました。 亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。 また現在もつらい生活を余儀なくされている方々にはかける言葉もありません。 とりわけ親を亡くした子供達にはどうか永続的なご援助をお願いする次第です。 http://www.ashinaga.org/support/entry-374.html。 勝手にリンクをはらせていただきました。

  8.  

     地震予知分野の魑魅魍魎について掲載を続ける前に、 魑魅魍魎とは正反対のフェアな科学者達について述べておくべきだろうと思います。 ひとりは Dr.Dimitar Ouzounov, Chapman University & NASA/GSFC, USAです。 この方は、さる国際シンポジウムで私が大気重力波による地震予知の方法についてポスターで発表したときに、 いろいろと議論した後、このポスターの写真を撮っても良いかと聞いてきたのです。 えっと耳を疑いました。 それまでの日本の学会ではポスターの写真を無断で撮るのは当たり前だと、 諸氏の振る舞いから思っていましたが、Dr.Ouzounovは違っていました。 自分の業績と他人の業績を明瞭に区別し、 ポスターの中身から何かヒントを得たならば、必ず引用しようという態度は当然と言えば当然ですが。
     もうひとかたは故池谷元司博士(大阪大学名誉教授)です。 この方は、定年後1年で(2006年3月)お亡くなりになり、非常に残念に思いました。 実はお互いが地震予知分野に踏み入る前に知っており、 池谷博士のESR(Electron Spin Resonance)に関する国際シンポジウム(当時山口大学)に参加したのが、 始まりでした。 どういうわけか、その後お互いに地震予知分野で再会し、生前非常に多くの議論をしました。 巷間言われている地震の前兆現象は、おおむね電磁気現象で説明がつくといって、 高圧に畜電したバンデグラフで実験を重ねておられました。 必ずしもこの実験には賛成しかねるものがありましたが、 未知の分野に果敢にも挑戦し続ける姿勢は好感が持てるものでした。 1999年のトルコの大地震(IZMIT)の前に海水準が低下し、 海上にいた漁師が船もろとも海底についてしまったという証言を実証しようと実験を重ね、 海底の断層に海水が大量に流入すれば、この現象は発生してもおかしくないとの結論に達し、 仙台での地震学会で発表しようとしていました。 しかし直前に相談があり、実は発表しようかどうか迷っているのだとおっしゃっていました。 そこで、私は阪神淡路大震災を起こした野島断層を調査したボーリングコアで、 地表水が大量かつ高速に断層沿いに流入した証拠を見つけたこと、 1993年の北海道南西沖地震の前に海水準が下がっていた事実があるので、 トルコのような事例を待っていたのだと申し上げた所、理解していただき、池谷博士は発表を終えました。 その後このことに関する論文を執筆なさいましたが、その中で(宇田による私信で)と引用していただきました。 Motoji IKEYA et al,2002: Split sea and walls of water  Moses’phenomenon at the Izmit earthquake, Turkey  Proc.Japan Acad.,78Ser.B  すべからく科学者たるものはフェアでなければいけないと肝に銘じたものでした。 しかし、フェアでない人が多いのが非常に残念です。

 地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (余震域については原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

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