中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震

- 地震予知情報作成日時:2013/05/26 23:35(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2013/05/27 00:30 -

1. 総説

  1. 地震予知について -(4) :前回(05/16)と同じ記事です。

     昨年(2012年)1年間に日本周辺で発生したM7.0以上の地震は
      01/01:鳥島近海M7.0、
      08/14:オホーツク海M7.4、
      12/07:アウターライズM7.3、
     の3個のみですが、いずれも当NPO法人国際地震予知研究会によって予知されていました(過去ログ参照)。 私の知る限り他のサイトではいずれも予知されていなかったようです。 災害に結びつく可能性のあるM7以上を予知できなければあまり意味があるとは思えません。
     以上のように述べて2/1以降、閲覧に供しましたが、 「いや私は予知していました」「いや、◯◯のサイトでは予知していたよ」 というアピールは今に至るもありません。
     予知情報が適切であったかどうかの評価は、主観によらず客観的な基準を設けて行う必要があります。 当会の使用している基準については近い将来公開する予定です。

  2. アウターライズ地震について

     2011年3月末以来度々アウターライズ地震について述べてきました。 アウターライズ地震という用語も、経緯はともかく、一般に知れ渡るようになりました。 この想定される巨大地震の震源域およびMについては既に述べました。 問題は何時発生するのかということですが、当サイトはそのために心血を注いでいます。 改竄すること無く全てを公開している過去ログをご覧になってお分かりのように、 当サイトの地震予知情報は相当の信頼性があります。 従って今後は慎重な情報の取り扱いが必要と考え、 以降のアウターライズ地震に関する情報は会員ページでのみ述べることとします。

 地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (余震域については原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

3.地域別予測

(1) 北海道

 05/06以来記載の 「4/30の大気重力波から次のように予測されます。
  P1305-02:2013/05/18±7 サハリン(N49.9,E143.6)M6.7」
 については、下記が発生しました。
  R:05/24 14:47 サハリン近海(N54.7,E153.4) 震度3 h590km M8.2(速報)
                 N53.644 E156.748 h665km M8.0D(一元化)
                 M8.3 54.874°N, 153.280°E h608.9km (USGS)

解説

 大気重力波による地震予知ではマグニチュードは正確です。 この度の予実差は1.3もあり、上記4/30の大気重力波によるマグニチュード6.7はおそらく、 かってカムチャッカ半島北部でM8以上を予測した(2012.9.14の記事参照)前兆の直前反応だった可能性があります。 もっとも先月4/13に発生した淡路島のM6.3に対して、M5との予測を的中と判断して新聞記事を書く記者もいるくらいですから、 このM6.7とM8.0(一元化)の差1.3を的中とみなすことも出来ない訳ではありません。 しかし上記のように大気重力波による地震予知は正確なので、この差について考察することにします。
 上記2012.9.14の記事は次の様なものでした。 「暫定P:M8以上。発生日未定で11月中旬以降。 震央候補地:カムチャッカ半島周辺、その中でも北部のN59, E163辺りの可能性が高い、その他アリューシャン列島、アラスカ半島付近など。」
 この予測に対して M7.7 10/28 03:04(UTC) N52.769 W131.927 h17.5 QUEEN CHARLOTTE ISLANDS REGION (USGS) ならびに、 M7.5 2013/01/05 08:58:20(UTC) N55.368 W134.621 h9.8km (USGS) を対応地震と推定いたしました。合計M7.8相当。
 この度のM8.0(一元化)を加えるとM8.1相当となりますので、 この度のM8.0を上記暫定Pの対応地震とみなしても良さそうです。 問題は先行時間ですが、M7以上の場合や、深発地震の場合や、 大陸の地殻構造の場合は通常の計算式には乗らない事が分かっています。 この度のM8は深さが665km(一元化)と最大限の深さとなっている事およびM7以上であることから、 この度の9ヶ月に及ぶ先行時間もあり得る事となります。 深発、M8の事例が一つ増えた事となります。 なお予実の震央距離は約700kmですが、 度々述べているように深発の場合は深さ相当のずれがみられる傾向があります。

 現在は大きめの前兆は観測されていません。

(2) 東北地方

  05/18 14:47:59福島県沖(N37.709,E141.629) h46.3km震度5強 M6.0D 6.0W(一元化)
                        M6.1 37.761°N 141.454°E h41.5km (USGS)
 が発生しました。 これは予測を発表していませんでした。 日本海に福島県に向かう大気重力波があることは把握していましたが、 日本列島の日本海側沿岸部に大気重力波がみられない事から、福島県沖とは予測していませんでした。 過去に福島県沖でM6程度が発生する前には必ず日本海から福島県沖まで連続した大気重力波が見られています。 今回大気重力波が連続しなかった理由についての部内での議論では、 何らかの押さえる作用が働いているのではないかということでしたが、 5/24になって深発M8が発生したのでこれが原因だった可能性があります。 そのメカニズムについては不明ですが。

 現在は大きめの前兆は観測されていません。

(4)関東地方

 P1304-06:2013/05/02±4 小笠原諸島(N27,E142)M5.7」については、 前回(5/16)に下記を対応地震としましたが、
  R:05/16 05:18:09(UTC)M4.7 26.838°N 144.137°E h17.7km父島近海(USGS)
  R:05/14 00:32:25 (UTC) M6.8  18.7N 145.3°E h602km マリアナ諸島(USGS)
 5/13にM5.7が発生しているのを見落としていました。
  R:2013/05/13,08:05 22.3 N 143.5 E h190 km Mj 5.7父島近海(F-NET)

 現在は5/19,21,22,24,26の大気重力波から以下とします。
  P1305-04:2013/06/02±5 小笠原諸島(N28,E140) M6.1
 面積の補正係数が0.3の場合はM5.3

(5) 中部地方

 大きめの発生はありませんでした。 現在も大きめの前兆は観測されていません。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 04/26以来記載の 「現在は4/21,24の大気重力波から、南西諸島(沖縄本島など)から台湾にかけてM6前後が5/5前後に予測されますが、 マンパワー不足につきこれ以上詳細には詰められません。」 については、石垣島近海でM4.9が5/12に発生したもののMが異なる事から、 前回(05/16)そのままとしていましたが、下記が発生しました。 これを対応地震とします。
  R:05/21 17:26 N23.4 E123.8 h48km 震度2 M5.8D.5.8V 石垣島近海
          23.418°N 123.686°E 13.3km M5.6 (USGS)

4.アウターライズ地震

 中国の四川省で被害を伴う大きめの地震がありました。
  M6.6 2013/04/20 00:02:47(UTC) N30.284 E102.956 h12.3km(USGS)
 これは2008年5月12日に発生したM7.9の震源断層の南西方の延長部での発生で、同じ逆断層型の地震でした。 2008年の大地震の1年10ヶ月後に東日本大震災が発生しています。

 ミャンマーで次の様な地震がありました。
  2013/04/04 15:16(UTC) N19.292 E95.725 h3.5  M5.7 MYANMAR
  2013/04/03 16:35(UTC) N19.236 E95.660 h11.3 M5.4 MYANMAR
 東日本大震災の前日に次の様な地震がありました。
  2011/03/10 04:58(UTC) 24.727 97.957 10.0 M5.5 MYANMAR

 また台湾で次の様な地震がありました。
  2013/03/27 11:03 N23.9 E121.1 h8.8km M6.1D 5.6V
 東日本大震災の前に次の様な地震がありました。
  2011/02/15 07:18:17.62 21.101 121.188 25.0 M5.4 台湾

 アウターライズで次の様な中程度の地震がありました。
  04/06 06:53 N37.5 E144.4 h37km M4.7V 4.6d
     USGAではN37.3 E144.7 h37km M4.9
  04/04 03:41 N36.8 E143.9 h56km M5.1D 4.9W
     USGSではN36.7 E144.0 h35km M5.0
 まだM6クラスが頻発はしていません。

 またウラジオストック付近で次の様な深発地震がありました。
  04/06 09:30 N42.9 E131.4 h646km M5.7D 5.5V NEAR VLADIVOSTOK
  04/05 22:00 N42.6 E131.7 h593km M6.3D 6.0V NEAR VLADIVOSTOK
         N42.7 E131.1 h562km M6.2 (USGS)
 東日本大震災の約1年前に次の様な地震がありました。
  2010/02/18 01:13(UTC) N42.6 E130.7 h578km M6.9 NEAR VLADIVOSTOK(USGS)

04/02に次のように述べました。 「想定しているアウターライズ震源域に、3/14 21時から3/15 19時まで動かない雲が出現しました。 この雲は2011年4月1日に出現した動かない雲に比べると、 それほど強烈な印象ではありませんので、直ちにM9の巨大地震につながるとは思えませんが、 当該地域を含む海域の水温が平年値に比べかなり上昇してきていることや、 電磁気的な種々の信号も高い異常値を示していることなどから注意が必要と思われます。」
 この海水温については、最近高温域が、狭くなりつつあり、 沿岸近くには低温異常域が拡大してきました。 要注意現象と考えられ、経緯を注視する必要があります。

 以上のことから応力状態が3.11の前に似てきたのではないかとの疑いが生じています。 昨年(2012)2月以来の日本海での深海魚の出現や、最近のイワシの豊漁も報告されています。 イワシ,アジなどの豊漁と地震との関係については、友田好文ほか1992、友田1998などで述べられています。 また日本海の異変は太平洋側での大地震の前兆であることがしばしばありました。

現在の大気重力波の分布状況について3月下旬に地球を全部サーチしました。 その結果相変わらずM9相当の面積に出現していることが確認できました。 しかし、アウターライズでまだM6クラスが頻発してはいないことや、 3.11の場合ウラジオストックの深発は約1年前であることや、海水干退現象が見られないことなどから、 直ちにアウターライズ地震が発生するとは考えられません。 しかし、上記のように要注意の現象が現れてきていますので、注意深く経緯を見守る必要があります。
 最近アウターライズではM4台後半の地震が増えてきました(USGSによる)。
Updated: 2013/05/22 22:50:02(UTC)


- 地震予知情報作成日時:2013/05/16 23:55(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2013/05/18 01:20 -

1. 総説

  1. 地震予知について - (4) ;前回(04/26)と同じ記事です。

     昨年(2012年)1年間に日本周辺で発生したM7.0以上の地震は
      01/01:鳥島近海M7.0、
      08/14:オホーツク海M7.4、
      12/07:アウターライズM7.3、
     の3個のみですが、いずれも当NPO法人国際地震予知研究会によって予知されていました(過去ログ参照)。 私の知る限り他のサイトではいずれも予知されていなかったようです。 災害に結びつく可能性のあるM7以上を予知できなければあまり意味があるとは思えません。  以上のように述べて2/1以降、閲覧に供しましたが、 「いや私は予知していました」「いや、◯◯のサイトでは予知していたよ」 というアピールは今に至るもありません。
     予知情報が適切であったかどうかの評価は、主観によらず客観的な基準を設けて行う必要があります。 当会の使用している基準については近い将来公開する予定です。

  2.  アウターライズ地震について

     2011年3月末以来度々アウターライズ地震について述べてきました。 アウターライズ地震という用語も、経緯はともかく、一般に知れ渡るようになりました。 この想定される巨大地震の震源域およびMについては既に述べました。 問題は何時発生するのかということですが、当サイトはそのために心血を注いでいます。 改竄すること無く全てを公開している過去ログをご覧になってお分かりのように、 当サイトの地震予知情報は相当の信頼性があります。 従って今後は慎重な情報の取り扱いが必要と考え、 以降のアウターライズ地震に関する情報は会員ページでのみ述べることとします。

 地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (余震域については原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

3.地域別予測

 今週は新たな大きめの予測はありません。

(1) 北海道

 前々回(04/26)記載の「現在は4/25の大気重力波から次のように予測されます。
  P1304-04:2013/05/06±4 M5.7
   震央候補地a:北海道南部(N42.8, E140.9)
   震央候補地b:北海道東北部(N43.9,E143.5)」
 については取り消しとし、P1305-02と同一の地震とします。

 前回(05/06)記載の「現在は4/29の大気重力波から次のように予測されます。
  P1305-01:2013/05/07±3 択捉島南東沖(N43.3,E148.0)M5.2」
 については、下記が発生しました。
  R:05/13 07:43 北海道東方沖(N43.7, E147.7) 震度2 h7km M5.1D,5.8V
        M5.6  44.026°N 147.811°E h53.4km (USGS)
  R:05/11 03:44:40(UTC) 44.341°N 148.261°E h108.4km M4.6(USGS)
  R:05/08 23:11 北海道東方沖(N43.9, E147.3) 震度1 h59km M4.6D,4.4d

同じく「また4/30の大気重力波から次のように予測されます。
  P1305-02:2013/05/18±7 サハリン(N49.9,E143.6)M6.7
 このP1305-02とP1304-04はかなりの部分が重複していますので、 同一の地震の可能性があり、その場合はP1305-02に包含されます。」 については、未発生です。

(2) 東北地方

(4) 関東地方

 前々回(04/26)記載の 「「4/22,23の大気重力波から次のように予測されます。
  P1304-06:2013/05/02±4 小笠原諸島(N27,E142)M5.7」
 については、未発生です。 深発の可能性がありその場合は2013/05/29±4となります。」」 については、下記が発生しました。
  R:05/16 05:18:09 (UTC) M4.7 26.838°N 144.137°E h17.7km父島近海(USGS)
  R:05/14 00:32:25 (UTC) M6.8 18.7N 145.3°E h602km マリアナ諸島(USGS)

 前回(05/06)記載の「現在は5/01の大気重力波から次のように予測されます。
  P1305-03:2013/05/10±3 千葉県東方沖(N35.6,E141.0)M5.3」
 については、下記が発生しました。
  R:05/08 20:23 千葉県東方沖(N35.7,E140.7) 震度1 h51km M3.6V
  R:05/08 20:18 千葉県東方沖(N35.7,E140.7) 震度2 h51km M4.3D,4.0V

(5) 中部地方

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 04/26以来記載の 「現在は4/21,24の大気重力波から、 南西諸島(沖縄本島など)から台湾にかけてM6前後が5/5前後に予測されますが、 マンパワー不足につきこれ以上詳細には詰められません。」 については、与那国島近海でM5.0が発生しましたがMが小さいこと、 5/1にも大気重力波が見られたことからこのままとします(以上05/06記)。 としていましたが、その後下記が発生しました。 しかしMが異なる事からこのままとします。
  R:05/12 04:31 N24.9 E123.3 h26 M4.9D,4.4V 石垣島近海
  R:05/09 13:29 N26.3 E126.9 h69km 震度2 M3.9D ,4.0V 沖縄本島近海

4.アウターライズ地震

 中国の四川省で被害を伴う大きめの地震がありました。
  M6.6 2013/04/20 00:02:47(UTC) N30.284 E102.956 h12.3km(USGS)
 これは2008年5月12日に発生したM7.9の震源断層の南西方の延長部での発生で、同じ逆断層型の地震でした。 2008年の大地震の1年10ヶ月後に東日本大震災が発生しています。

 ミャンマーで次の様な地震がありました。
  2013/04/04 15:16(UTC)  N19.292 E95.725 h3.5 M5.7 MYANMAR
  2013/04/03 16:35(UTC)  N19.236  E95.660  h11.3 M5.4 MYANMAR
 東日本大震災の前日に次の様な地震がありました。
  2011/03/10 04:58(UTC) 24.727 97.957 10.0 M5.5 MYANMAR

 また台湾で次の様な地震がありました。
  2013/03/27 11:03 N23.9 E121.1 h8.8km M6.1D 5.6V
 東日本大震災の前に次の様な地震がありました。
  2011/02/15 07:18:17.62 21.101 121.188 25.0 M5.4 台湾

 アウターライズで次の様な中程度の地震がありました。
  04/06 06:53 N37.5 E144.4 h37km M4.7V 4.6d
     USGAではN37.3 E144.7 h37km M4.9
  04/04 03:41 N36.8 E143.9 h56km M5.1D 4.9W
     USGSではN36.7 E144.0 h35km M5.0
 まだM6クラスが頻発はしていません。

 またウラジオストック付近で次の様な深発地震がありました。
  04/06 09:30 N42.9 E131.4 h646km M5.7D 5.5V NEAR VLADIVOSTOK
  04/05 22:00 N42.6 E131.7 h593km M6.3D 6.0V NEAR VLADIVOSTOK
         N42.7 E131.1 h562km M6.2 (USGS)
 東日本大震災の約1年前に次の様な地震がありました。
  2010/02/18 01:13(UTC) N42.6 E130.7 h578km M6.9 NEAR VLADIVOSTOK(USGS)

 04/02に次のように述べました。
 「想定しているアウターライズ震源域に、3/14 21時から3/15 19時まで動かない雲が出現しました。 この雲は2011年4月1日に出現した動かない雲に比べると、それほど強烈な印象ではありませんので、 直ちにM9の巨大地震につながるとは思えませんが、 当該地域を含む海域の水温が平年値に比べかなり上昇してきていることや、 電磁気的な種々の信号も高い異常値を示していることなどから注意が必要と思われます。」
 この海水温については、最近高温域が、狭くなりつつあり、 沿岸近くには低温異常域が拡大してきました。 要注意現象と考えられ、経緯を注視する必要があります。

 以上のことから応力状態が3.11の前に似てきたのではないかとの疑いが生じています。 昨年(2012)2月以来の日本海での深海魚の出現や、最近のイワシの豊漁も報告されています。 イワシ,アジなどの豊漁と地震との関係については、友田好文ほか1992、友田1998などで述べられています。 また日本海の異変は太平洋側での大地震の前兆であることがしばしばありました。

 現在の大気重力波の分布状況について3月下旬に地球を全部サーチしました。 その結果相変わらずM9相当の面積に出現していることが確認できました。 しかし、アウターライズでまだM6クラスが頻発してはいないことや、 3.11の場合ウラジオストックの深発は約1年前であることや、海水干退現象が見られないことなどから、 直ちにアウターライズ地震が発生するとは考えられません。 しかし、上記のように 要注意の現象が現れてきていますので、注意深く経緯を見守る必要があります。
 最近のアウターライズでの地震については下記が発生しました。
  M4.5 2013/05/16 08:03:51(UTC) 38.747°N 144.395°E h35.0km(USGS)


- 地震予知情報作成日時:2013/05/06 22:35(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2013/05/08 06:20 -

1. 総説

  1.  地震予知について - (4):前回(04/26)と同じ記事です。

     昨年(2012年)1年間に日本周辺で発生したM7.0以上の地震は
      01/01:鳥島近海M7.0、
      08/14:オホーツク海M7.4、
      12/07:アウターライズM7.3、
     の3個のみですが、いずれも当NPO法人国際地震予知研究会によって予知されていました(過去ログ参照)。 私の知る限り他のサイトではいずれも予知されていなかったようです。 災害に結びつく可能性のあるM7以上を予知できなければあまり意味があるとは思えません。
     以上のように述べて2/1以降、閲覧に供しましたが、「いや私は予知していました」 「いや、◯◯のサイトでは予知していたよ」というアピールは今のところありません。
     予知情報が適切であったかどうかの評価は、主観によらず客観的な基準を設けて行う必要があります。 当会の使用している基準については近い将来公開する予定です。

  2.  アウターライズ地震について

     2011年3月末以来度々アウターライズ地震について述べてきました。 アウターライズ地震という用語も、経緯はともかく、一般に知れ渡るようになりました。 この想定される巨大地震の震源域およびMについては既に述べました。 問題は何時発生するのかということですが、当サイトはそのために心血を注いでいます。 改竄すること無く全てを公開している過去ログをご覧になってお分かりのように、 当サイトの地震予知情報は相当の信頼性があります。 従って今後は慎重な情報の取り扱いが必要と考え、以降のアウターライズ地震に関する情報は会員ページでのみ述べることとします。

     地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (余震域については原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測の漏洩ならびに転用は厳禁です。

    3.地域別予測

    (1) 北海道

     前回(04/26)記載の「現在は4/25の大気重力波から次のように予測されます。
      P1304-04:2013/05/06±4 M5.7
      震央候補地a:北海道南部(N42.8, E140.9)
      震央候補地b:北海道東北部(N43.9,E143.5)

     については未発生です。 P1305-02を参照のこと。

     現在は4/29の大気重力波から次のように予測されます。
      P1305-01:2013/05/07±3 択捉島南東沖(N43.3,E148.0)M5.2
     また4/30の大気重力波から次のように予測されます。
      P1305-02:2013/05/18±7 サハリン(N49.9,E143.6)M6.7
     このP1305-02とP1304-04はかなりの部分が重複していますので、 同一の地震の可能性があり、その場合はP1305-02に包含されます。

    (2) 東北地方

     4/17の宮城県沖震度5弱は次のように修正されています。
      R:04/17 21:03:32 38.461 141.620 57.8 M5.9D 5.9W

    (4) 関東地方

     前回(04/26)記載の「現在は4/19,20の大気重力波から次のように予測されます。
      P1304-05:2013/05/01±4 三宅島近海(N34.3,E139.8)M5.8」
     については、下記が発生しました。
      R:04/29 22:02 茨城県沖(N35.8, E141.1) 震度3 h34km M5.6D,5.6W
           35.8N  141.1E h41.0km Mw5.6 (AQUA-CMT)
           N35.737 E140.945 h29.0km M5.5 (USGS)
      R:05/02 08:13 本州はるか沖(N34.7, E142.1)h54km M5.7D,5.0V
                    N34.865 E141.710 h9.0 M5.4 (USGS)
     合計マグニチュードはMt=5.8となります。

     マグニチュード、発生日ともに正確でした。 震央は銚子の東方沖およびその南東沖で、予測地点からそれぞれ約190km、210kmでした。 4/19の大気重力波の分布を見ると、今回の震央である茨城県沖も十分考えられましたが、 少し強めの大気重力波が見られた三宅島近海を、最近の地震活動をも勘案して選定しました。 たびたび言及しますが、ピンポイントで予測するのは、今後の学問の進展に寄与しようとの考えからであります。 広範囲に震央を予測すれば今回の様な発生は“完全的中“となるであろうことは十分承知しております。
     また三宅島近海では次の様な地震がありました。
      R:04/30 04:40 三宅島近海(N34.1, E139.4) 震度1 h10km M2.7
     同じく前回(04/26)記載の「4/22,23の大気重力波から次のように予測されます。
      P1304-06:2013/05/02±4 小笠原諸島(N27,E142)M5.7
     については、未発生です。 深発の可能性がありその場合は2013/05/29±4となります。

     現在は5/01の大気重力波から次のように予測されます。
      P1305-03:2013/05/10±3 千葉県東方沖(N35.6,E141.0)M5.3

    (5) 中部地方

    (6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

     前回(04/26)記載の 「現在は4/21,24の大気重力波から、 南西諸島(沖縄本島など)から台湾にかけてM6前後が5/5前後に予測されますが、 マンパワー不足につきこれ以上詳細には詰められません。」 については、下記が発生しましたがMが小さいこと、 5/1にも大気重力波が見られたことからこのままとします。
      R:04/30 05:00 25.1N 123.5E h10km Mj5.0 与那国島近海

    4.アウターライズ地震

     中国の四川省で被害を伴う大きめの地震がありました。
      M6.6 2013/04/20 00:02:47(UTC) N30.284 E102.956 h12.3km(USGS)
     これは2008年5月12日に発生したM7.9の震源断層の南西方の延長部での発生で、同じ逆断層型の地震でした。 2008年の大地震の1年10ヶ月後に東日本大震災が発生しています。

     ミャンマーで次の様な地震がありました。
      2013/04/04 15:16(UTC) N19.292 E95.725 h3.5  M5.7 MYANMAR
      2013/04/03 16:35(UTC) N19.236 E95.660 h11.3 M5.4 MYANMAR
     東日本大震災の前日に次の様な地震がありました。
      2011/03/10 04:58(UTC) 24.727 97.957 10.0 M5.5 MYANMAR

     また台湾で次の様な地震がありました。
      2013/03/27 11:03 N23.9 E121.1 h8.8km M6.1D 5.6V
     東日本大震災の前に次の様な地震がありました。
      2011/02/15 07:18:17.62 21.101 121.188 25.0 M5.4 台湾

     アウターライズで次の様な中程度の地震がありました。
      04/06 06:53 N37.5 E144.4 h37km M4.7V 4.6d
      USGAではN37.3 E144.7 h37km M4.9
      04/04 03:41 N36.8 E143.9 h56km M5.1D 4.9W
      USGSではN36.7 E144.0 h35km M5.0
     まだM6クラスが頻発はしていません。

     またウラジオストック付近で次の様な深発地震がありました。
      04/06 09:30 N42.9 E131.4 h646km M5.7D 5.5V NEAR VLADIVOSTOK
      04/05 22:00 N42.6 E131.7 h593km M6.3D 6.0V NEAR VLADIVOSTOK
             N42.7 E131.1 h562km M6.2 (USGS)
    東日本大震災の約1年前に次の様な地震がありました。
      2010/02/18 01:13(UTC) N42.6 E130.7 h578km M6.9 NEAR VLADIVOSTOK(USGS)

     04/02に次のように述べました。 「想定しているアウターライズ震源域に、3/14 21時から3/15 19時まで動かない雲が出現しました。 この雲は2011年4月1日に出現した動かない雲に比べると、それほど強烈な印象ではありませんので、 直ちにM9の巨大地震につながるとは思えませんが、当該地域を含む海域の水温が平年値に比べかなり上昇してきていることや、 電磁気的な種々の信号も高い異常値を示していることなどから注意が必要と思われます。」
     この海水温については、最近高温域が、狭くなりつつあり、要注意現象と考えられ、経緯を注視する必要があります。

     以上のことから応力状態が3.11の前に似てきたのではないかとの疑いが生じています。 昨年(2012)2月以来の日本海での深海魚の出現や、最近のイワシの豊漁も報告されています。 イワシ,アジなどの豊漁と地震との関係については、友田好文ほか1992、友田1998などで述べられています。 また日本海の異変は太平洋側での大地震の前兆であることがしばしばありました。

     現在の大気重力波の分布状況について3月下旬に地球を全部サーチしました。 その結果相変わらずM9相当の面積に出現していることが確認できました。 しかし、アウターライズでまだM6クラスが頻発してはいないことや、 3.11の場合ウラジオストックの深発は約1年前であることや、海水干退現象が見られないことなどから、 直ちにアウターライズ地震が発生するとは考えられません。 しかし、上記のように 要注意の現象が現れてきていますので、注意深く経緯を見守る必要があります。

    会員トップページに戻る