中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震


- 地震予知情報作成日時:2012/10/26 12:15(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/10/27 00:30 -
- 地震予知情報修正日時:2012/10/29 21:40 -

1.地震予知の話ではありませんが

 昨今日本周辺で、領土問題を発端に隣国(複数)との軋轢が高まっています。 かつて隣国を旅した時に危惧した国民性の違いから、ことあれば、紛争に至るのではないかとの思いを、 高校時代の同級生(外交官経験者)にぶっつけてみたことがありました。 しかし、彼は「どの国にもいろいろな考え方をする人はいるものですが、 しかし一方、われわれと同じ心を持ち、理解し合える人が多いのも事実だ。 そういう人々と心を通わせる地道な活動を行うことによって、平和は維持できる」と言っておりました。 この実践によって裏付けられた重い言葉を聞き、少し明るさが見えてきた様な気がしました。 居丈高に相手を罵ってはいけませんね。 お互いに。 冷静さが必要だと思います。 http://kizunago.com

2.総説

  1.  09/08記事参照。
  2.  アウターライズ地震について
    1.  2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。
       想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。
       6/21に「ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生していることと、 3/14のM6.9Dの震央から北東方向に小地震が連続して発生していること、 またこの海域の水温が平年値に比べ1度程高めで推移している事など、 今までに想定していたアウターライズのほかに北海道南東沖のアウターライズも 候補の一つとして考えられる事など、注視する必要があります。」 と述べました。前回(9/24)に「その後の海水温の異常に関しては下記を参照してください。 3.11大震災の前年(2010年)よりも異常の程度が激しさを増し、とうとう平年値+6℃となり、 千島海溝の北海道南東沖(N42, E147)から東方に分布しています。」と述べましたが、 現在は台風18号の進路に沿ってこの高温異常帯は平年値-2℃程度に減じてきました。 これは2010年の台風12号の際の現象と同じで、このまま減少を続けるのか、 今後再度上昇するのか経緯を注視したいと思います。 それにしても低気圧や、台風が想定しているアウターライズ震源域を再三通過するのが非常に気になります。
        http://www.data.kishou.go.jp/db/kaikyo/daily/sst_jp.html
    2.  8/14のオホーツク海南部の深発地震は潜り込んだ太平洋プレートの先端が破壊されたものですが、 ここで発生すると後続して潜り込み地点付近で大きめの地震が発生する傾向があるようです(茂木清夫(2005))。 十勝沖、釧路沖など3つの事例の内、最短約2ヶ月後、最長約3年。 発生地震はM7.5、M8.0 ,M8.2。 今後発生する地震が、前例のように太平洋プレート上面なのか、アウターライズなのかは判断できませんが、 上記海水温度の上昇現象を勘案すると、要注意です
    3.  北大の森谷先生からは連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。
    4.  最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。
    1.  京都観測点 での逆ラジオのデータが月の位置に対応して突発的に高まることがあります。 この出現の仕方を注意深く見守る必要があります。 7/15以降の午後の高まりは気象によるものと考えられます。 しかし深夜や早朝の高まりは地震と関係していると考えた方がいいでしょう。 現在は10/22,23に短時間の高まりがありました(上弦)
    2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしています。 これは中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 中央構造線の上が何故敏感であるのかについては、未発表のためここでは述べることができません。
       7/12から8/29まで高めの値で推移していて、8/29にM5.8の警告を発したところ8/30早朝、 震度5強(M5.7速報値)が宮城県沖で発生しました。 現在、1号機は終息気味となっています。 一方2号機は、10/13から再び高い値が出現してきており継続中です。 非常な警戒感を持って推移を観察中です。
    3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、 著しい変化が見られるようになってきました。 とくに最近は各観測点ともに著しい変化が見られます。 注意深くwatchする必要があります。
    4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。 3.11大震災M9.0の約1年前の2/27にチリでM8.8が発生しているため、前兆がダブっており、 M9.0の先行時間は1年以上とのみ判明しています。
    5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
    6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
    7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、 3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
       一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生(NPO法人国際地震予知研究会により予知されていた)は 今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。 最近、伊豆-小笠原諸島方面の前兆が再び出現し、その前兆に対応して地震が発生しています。 注意深く監視する必要があります。
    8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
       「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)から千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
       の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この遅れ現象は要注意です。
    9.  2011年3月11日の大震災発生時刻には丁度、同年1月19日に発表した
        (6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島の
       「P:2011/03/15±7中国四川省もしくは雲南省  M6.9」
       の予測にたいして
       「R:03/10 04:58(UTC) 雲南省(N24.73 E97.96) h10km M5.5
       が発生したため、「対応地震が発生しました」と執筆している最中でした。 結果として、大震災に比べればどうでもよいこの対応地震の発生は記載しませんでした。 予測のM値との差は、地球を1周する前兆の一部であったためと考えられます。
       「最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました(2012.1.31)」 としたのは1.29にやはり雲南省(N27/E105)でM6.3の前兆が見られたからでした。 この予測に対応して、
       「R:06/24 07:59(UTC) 雲南省(N27.78 E100.78) h10km M5.5
       が発生しました。 随分と遅れての発生でした。 その後もミャンマーでは続発しています。
        2012 07 01 04:13 N25.59 E94.70 h58 M5.6 ミャンマー (USGS)
        M5.7 07/29 02:21 N23.0 E94.3 h68.4 MYANMAR (USGS)

       必ずしも同じ轍を踏むとは限りませんが、似た応力状態にあることが伺えます。 9/7の雲南省の地震については A.参照。
    10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 大陸を西方にたどって、どこまで大気重力波が分布しているかを2012年5月21日について、 空間分解能250mの衛星画像で検証しました。 その結果、やはり地球を1周しており、地球表面積の約5割強にその分布が見られ、 単純な計算結果ではM9.1となりました。 したがって想定している次期巨大地震がM9クラスである事が再度確認されました。
    11.  想定しているアウターライズ地震が正断層の場合は再度大津波が発生します。 震源域が陸から大分離れていますので津波到達までは時間に余裕があります。 今度は逃げ切る事が出来るでしょう。もしも正断層ではなく、 本年4.11のスマトラM8.6のように横ずれ断層の場合は大津波にはならないと思われます。 是非そう願いたいものです。
    12.  4.11スマトラM8.6以降応力状態が変化したのか、日本における M>=6.0 以上の発生日が、 M8.6以降は新月(朔)の前後が多くなってきました。 今後は新月がキイワードになるでしょう。 と前回述べましたが、d. 1. で述べたように京都観測点では、上弦に高まりが見られました。 しばらく様子見となります。

     5. 6. については皆様からの情報をお待ちしています。

  3.  北海道を含み、北方領域(北極圏に至る)、西方領域(現在大西洋中部までは確認済み)に出現していた 大規模な大気重力波は前回a)で述べたフィリピン、コスタリカの大きめの地震の後も発生し続けています。 Mは8を超える見込みです。 震源地に関する考察は会員ページで述べます。
  4.  日本周辺での大きめの地震が予測されます。詳細は会員ページ参照。

 地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (余震域については原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

3.地域別予測

(1) 北海道

  暫定P:M8以上。発生日未定で11月中旬以降。
  震央候補地:カムチャッカ半島周辺、その中でも北部のN59, E163辺りの可能性が高い、 その他アリューシャン列島、アラスカ半島付近など。

 ただし、大気重力波による地震予知の場合、小さな地震の震央に関する精度は良いが、 巨大地震の場合は精度が劣ることがたまにあり、日本ではないと安心はしていられません。 かつて、2009年にサハリンもしくは千島列島と予測し、実発生はサモアM8.1だったことがありました。 この時、私どものみならず、日本の他の地震前兆観測者(複数)も似た間違いを起こしていました。

 現在は大陸、日本海に大規模な大気重力波が10/10午後より出現しています。 西方域までをサーチしたところM7を超えるようです。
  暫定P1210-04:2012/11/27±7 北海道東方沖(N42.3, E146.5)または南東はるか沖(N42.2, E146.5)の可能性がある M7.3以上
  暫定P M8以上の前兆とダブっているため、確定的ではありませんが、 大気重力波の分布状況が、限定的に見えるため、このように予測してみました。 大気重力波による地震予知では、大地震の場合は震央に関する精度は低くなりますので、 北日本方面の方は注意が必要です。 もっとも大地震の予知で、震央に関する精度の良い予知方法はいまのところ知られていません。

(2) 東北地方

 9/8以来記載の 「現在は9/5の大気重力波から以下とします。
  P1209-03:2012/10/18±5 ウラジオストック周辺 M6.0」
 については、先行時間を深発の場合を採用したように、 予測どおり、深発として下記のように発生しました。 マグニチュードが少し異なることから、しばらく様子見とします。
  R:10-23 12:45 ウラジオストック周辺N43.3349 E134.6277 h468.7 M5.3 (Hi-net)。
下図(Hi-net)参照。

 10/4以来記載の 「現在は10/2の大気重力波から以下とします。 P1210-01:2012/10/12±6 福島県沖(N37.6, E142.0) M6.4 発生日は3.11大震災の余震として計算してあります。初生地震ならば10/20±6となります。」 については、前回報告した複数箇所(R1,R2,R3)の後、下記R4、R5、R6、R7のように発生しました。 10/2の大気重力波は非常に強烈で広範囲でしたので、 震央としては宮城県沖も福島県沖も三陸沖も考えられる分布状況でした。 先行時間は初生地震の10/20±6が正解でした。合計エネルギーはMt=5.9
  R7:10/25 19:32 宮城県沖(N38.3, E141.9) 震度5弱 h50km M5.6
                N38.3 E141.7 h48 M5.8 (USGS)
  R6:10/23 09:37 三陸沖 (N39.6, E143.3) 震度1 h22km M4.8D,4.9V (一元化)
  R5:10/20 04:02 福島県沖(N37.1, E142.1) 震度1 h38km M4.2D,4.3V (一元化)
  R4:10/19 10:50 三陸沖 (N39.6, E143.7) 震度1 h24km M4.7D,5.1V (一元化)

 前回(10/19)記載の「現在は10/12の大気重力波から次のように予測されます。
  P1210-05:2012/10/21±2 岩手県沖(N39.8, E142.3)
           または宮城県沖(N38.3, E141.7) M5.1」
 については、多数の地震が各々の予測地点付近で発生しました。
  R:10/22 10:43 岩手県沖(N39.2, E142.4) 震度3 h33km M4.8D 5.2V (一元化)
  R:10/19 18:13 岩手県沖(N39.3, E142.1) 震度3 h48km M4.4D 4.5V (一元化)
  R7:10/25 19:32 宮城県沖(N38.3, E141.9) 震度5弱 h50km M5.6
  R:10/24 06:55 宮城県沖(N38.7, E142.3) 震度1 h38km M4.5D, 4.6V (一元化)
  R:10/24 02:16 宮城県沖(N38.4, E141.8) 震度2 h55km M3.7V    (一元化)
  R:10/22 18:27 宮城県沖(N38.0, E141.8) 震度2 h51km M4.5D, 4.8V (一元化)
  R:10/19 10:58 宮城県沖(N38.5, E142.2) 震度2 h40km M3.9D 4.3V (一元化)
          ほか多数

 R7については、予測地点で発生しましたので、該当とみなしますが、 マグニチュードはP1210-01福島県沖M6.4の予測の方が適当かもしれません。

 現在は10/21に発生した日本海から東北地方太平洋沖にかけての大気重力波から、次のように予測します。 ただ、この予測については、 10/25に発生した宮城県沖M5.6震度5弱が対応地震であった可能性もあるため、暫定とします。 対応地震の判定にはなお数日の大気重力波の出現状況をチェックする必要があります。
  暫定P1210-10:2012/11/03±5 M6.0 秋田県南西部(N39.1,E140.0)または宮城県沖(N37.6 N39.1, E143.0)

(4) 関東地方

 最近、いわゆるチバラキ(千葉-茨城-栃木-埼玉県境付近)での発生を示唆する 大気重力波の前兆が頻繁に現れており、この前兆に対応して多くの地震が発生しています。 3.11大震災前にはこのような多発を見ていませんでした。 小地震の多発は1ランク上の地震の発生を意味することがあるため、注視する必要があります。

 前回(10/19)記載の 「現在は、10/17の大気重力波から次のように予測されます。
  P1210-06:2012/10/24±3 東京湾(N34.8,E139.8) M5.2
 については、下記が発生しましたが、マグニチュードが小さいことと、 予測日がまだ到来していないことからこのままとします。
  R:10/20 13:21 伊豆大島近海(N34.8, E139.2) 震度1 h10km M2.7
  R:10/20 03:49 千葉県中部(N35.6, E140.0) h61km M3.1(Hi-net)

 同じく
  P1210-07:2012/10/25±3 八丈島近海(N33.4,E141.6) M5.3
 については、下記が発生しましたが、マグニチュードが観測機関によって異なること、 予測日がまだ到来していないことから念のためこのままとします。
  R:10/20 02:19 N32.869 E141.919 h16 M4.4V八丈島東方沖(一元化)
          M4.9 N32.708 E141.664 h41.0 IZU ISLANDS (USGS)

 同じく前回(10/19)記載の「また10/18の大気重力波から以下とします。
  P1210-08:2012/10/28±4 茨城県沖(N36.5,E141.0) M5.5」
 については、予測地点で多数の中程度の地震の発生がありました。 これらの群発性の地震発生後の10/25にも似た大気重力波が発生していますので、微修正し以下とします。
  P1210-08b:2012/11/04±4 茨城県沖(N36.5,E141.2) M5.6
  R:10/24 16:O5 茨城県沖(N36.6, E140.9)  震度4 h50km M4.5 ほか多数
  R:10/20 17:58 茨城県北部(N36.6, E140.6) 震度3  h0km M3.9 ほか多数

 現在は10/23の大気重力波から以下とします
  P1210-11:2012/10/29±3 鳥島近海(N31,E140) M5.0

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。

 9/23以来記載の 「現在は9/21,23の大気重力波から以下とします。
  P1209-10:2012/10/02±4 長野県北部から富山県東部(N36.8, E137.8) M5.4」
 については、前回(10/19)「なお1週間ほどこのままとします。」としていましたが、 M5.4としては発生しませんでした。 10/18から10/23にかけての中越地方の群発性の地震(最大震度4を含め15個の有感地震群、
  R:10/18 00:01中越地方(N37.0, E138.7) 震度4 h10km M4.2ほか)
 が該当していた可能性があります。

 10/12 以来記載の 「現在は、10/9の大気重力波から以下とします。震央は深発と予想し、200km程補正してあります。
  P1210-03:2012/12/01±6 東海道はるか沖(N33.0,E137.3) M6.3」
 については、前回(10/19)、「下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。 発生日に関しては、もしも深発でなければ10/24±6となります。」 としていましたが、下記が発生しました。
  R:10/23 17:54 鳥島近海(N29.1, E140.0) 震度2 h450km M5.8
          M5.9 N29.090 E139.244 h443.0 IZU ISLANDS (USGS)

 北へ200kmほど補正しましたが、実際は南に200kmでした。 先行時間も深発のケースではなく、通常と同じ値でした。
 現在は10/23の大気重力波から次のように予測します。
  P1210-12:2012/12/09±5 東海道はるか沖(N30.7,E134.9) M6.1
 先行時間は深発として計算してあります。 通常ならば11/6±5。 震央は深発としての補正を施してありません。また沖縄本島近海の可能性もあります。
 同じく10/24の大気重力波から10/27前後に御前崎付近でM4台前半が予測されます。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前回(10/19)記載の 「10/14の大気重力波から次のように予測されます。
  P1210-09:2012/10/30±3 若狭湾から京都府北部(N35.7,E135.1) M5.1
 深発と予測、もしも深発でないなら、10/21±3。」 については、下記が発生しましたが、マグニチュードが小さいことと、 予測日がまだ到来していないことからこのままとします。
  R:10/21 01:07 京都府中部(N35.3, E135.7) h12.9km M2.6


- 地震予知情報作成日時:2012/10/19 03:10(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/10/20 02:30 -

1. 地震予知の話ではありませんが

 昨今日本周辺で、領土問題を発端に隣国(複数)との軋轢が高まっています。 かつて隣国を旅した時に危惧した国民性の違いから、ことあれば、紛争に至るのではないかとの思いを、 高校時代の同級生(外交官経験者)にぶっつけてみたことがありました。 しかし、彼は「どの国にもいろいろな考え方をする人はいるものですが、 しかし一方、われわれと同じ心を持ち、理解し合える人が多いのも事実だ。 そういう人々と心を通わせる地道な活動を行うことによって、平和は維持できる」と言っておりました。 この実践によって裏付けられた重い言葉を聞き、少し明るさが見えてきた様な気がしました。 居丈高に相手を罵ってはいけませんね。 お互いに。 冷静さが必要だと思います。 http://kizunago.com

2. 総説

  1.  09/08記事参照。
  2.  アウターライズ地震について
    1.  2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。
       想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。
       6/21に「ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生していることと、 3/14のM6.9Dの震央から北東方向に小地震が連続して発生していること、 またこの海域の水温が平年値に比べ1度程高めで推移している事など、 今までに想定していたアウターライズのほかに北海道南東沖のアウターライズも 候補の一つとして考えられる事など、注視する必要があります。」 と述べました。 前回(9/24)に 「その後の海水温の異常に関しては こちらを参照してください。 3.11大震災の前年(2010年)よりも異常の程度が激しさを増し、とうとう平年値+6℃となり、 千島海溝の北海道南東沖(N42, E147)から東方に分布しています。」 と述べましたが、 現在は台風18号の進路に沿ってこの高温異常帯は平年値-2℃程度に減じてきました。 これは2010年の台風12号の際の現象と同じで、このまま減少を続けるのか、 今後再度上昇するのか経緯を注視したいと思います。 それにしても低気圧や、台風が想定しているアウターライズ震源域を再三通過するのが非常に気になります。
    2.  8/14のオホーツク海南部の深発地震は潜り込んだ太平洋プレートの先端が破壊されたものですが、 ここで発生すると後続して潜り込み地点付近で大きめの地震が発生する傾向があるようです(茂木清夫(2005))。 十勝沖、釧路沖など3つの事例の内、最短約2ヶ月後、最長約3年。 発生地震はM7.5、M8.0 ,M8.2。今後発生する地震が、前例のように太平洋プレート上面なのか、 アウターライズなのかは判断できませんが、上記海水温度の上昇現象を勘案すると、 要注意です
    3.  北大の森谷先生からは連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。
    4.  最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。
    1.  京都観測点 での逆ラジオのデータが月の位置に対応して突発的に高まることがあります。 この出現の仕方を注意深く見守る必要があります。 7/15以降の午後の高まりは気象によるものと考えられます。 しかし深夜や早朝の高まりは地震と関係していると考えた方がいいでしょう。 現在は小さな値で推移しています。
    2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしています。 これは中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 中央構造線の上が何故敏感であるのかについては、未発表のためここでは述べることができません。
       7/12から8/29まで高めの値で推移していて、8/29にM5.8の警告を発したところ8/30早朝、 震度5強(M5.7速報値)が宮城県沖で発生しました。 現在、1号機は終息気味となっています。 一方2号機は、10/13から再び高い値が出現してきており継続中です。 非常な警戒感を持って推移を観察中です。
    3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 とくに最近は各観測点ともに著しい変化が見られます。注意深くwatchする必要があります。
    4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。 3.11大震災M9.0の約1年前の2/27にチリでM8.8が発生しているため、 前兆がダブっており、M9.0の先行時間は1年以上とのみ判明しています。
    5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
    6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
    7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、 3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
       一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生(NPO法人国際地震予知研究会により予知されていた)は 今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。 最近、伊豆-小笠原諸島方面の前兆が再び出現し、その前兆に対応して地震が発生しています。 注意深く監視する必要があります。
    8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
       「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)から千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
       の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この遅れ現象は要注意です。
    9.  2011年3月11日の大震災発生時刻には丁度、同年1月19日に発表した
        (6)近畿地方、中国四国、九州および南西諸島の
       「P:2011/03/15±7中国四川省もしくは雲南省  M6.9」
       の予測にたいして
       「R:03/10 04:58(UTC) 雲南省(N24.73 E97.96) h10km M5.5
       が発生したため、「対応地震が発生しました」と執筆している最中でした。 結果として、大震災に比べればどうでもよいこの対応地震の発生は発表しませんでした。 予測のM値との差は、地球を1周する前兆の一部であったためと考えられます。
       「最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました(2012.1.31)」 としたのは1.29にやはり雲南省(N27/E105)でM6.3の前兆が見られたからでした。 この予測に対応して、
       「R:06/24 07:59(UTC) 雲南省(N27.78 E100.78) h10km M5.5
       が発生しました。 随分と遅れての発生でした。 その後もミャンマーでは続発しています。
        2012 07 01 04:13 N25.59 E94.70 h58 M5.6 ミャンマー(USGS)
        M5.7 07/29 02:21 N23.0  E94.3  h68.4   MYANMAR (USGS)

       必ずしも同じ轍を踏むとは限りませんが、似た応力状態にあることが伺えます。 9/7の雲南省の地震については A. 参照。
    10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 大陸を西方にたどって、どこまで大気重力波が分布しているかを2012年5月21日について、 空間分解能250mの衛星画像で検証しました。 その結果、やはり地球を1周しており、地球表面積の約5割強にその分布が見られ、 単純な計算結果ではM9.1となりました。 したがって想定している次期巨大地震がM9クラスである事が再度確認されました。
    11.  想定しているアウターライズ地震が正断層の場合は再度大津波が発生します。 震源域が陸から大分離れていますので津波到達までは時間に余裕があります。 今度は逃げ切る事が出来るでしょう。 もしも正断層ではなく、本年4.11のスマトラM8.6のように横ずれ断層の場合は大津波にはならないと思われます。 是非そう願いたいものです。
    12.  4.11スマトラM8.6以降応力状態が変化したのか、日本におけるM>=6.0以上の発生日が、 M8.6以降は新月(朔)の前後が多くなってきました。 今後は新月がキイワードになるでしょう。

     5. 6. については皆様からの情報をお待ちしています。

  3.  北海道を含み、北方領域(北極圏に至る)、 西方領域(現在大西洋中部までは確認済み)に出現していた大規模な大気重力波は前回 A. で述べた フィリピン、コスタリカの大きめの地震の後も発生し続けています。 Mは8を超える見込みです。 震源地に関する考察は会員ページで述べます。
  4.  日本周辺での大きめの地震が予測されます。 詳細は会員ページ参照。

 地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (余震域については原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

3.地域別予測

(1) 北海道

暫定P   :M8以上。発生日未定で11月中旬以降。 震央候補地:カムチャッカ半島周辺、その中でも北部のN59, E163辺りの可能性が高い、
      その他アリューシャン列島、アラスカ半島付近など。

 ただし、大気重力波による地震予知の場合、小さな地震の震央に関する精度は良いが、 巨大地震の場合は精度が劣ることがたまにあり、日本ではないと安心はしていられません。 かつて、2009年にサハリンもしくは千島列島と予測し、実発生はサモアM8.1だったことがありました。 この時、私どものみならず、日本の他の地震前兆観測者(複数)も似た間違いを起こしていました。

 現在は大陸、日本海に大規模な大気重力波が10/10午後より出現しています。 西方域までをサーチしたところM7を超えるようです。
  暫定P1210-04:2012/11/27±7 北海道東方沖または南東はるか沖(N42.2, E146.5の可能性がある) M7.3以上
 暫定P M8以上の前兆とダブっているため、確定的ではありませんが、 大気重力波の分布状況が、限定的に見えるため、このように予測してみました。 大気重力波による地震予知では、大地震の場合は震央に関する精度は低くなりますので、北日本方面の方は注意が必要です。 もっとも大地震の予知で、震央に関する精度の良い予知方法はいまのところ知られていません。

(2) 東北地方

 9/8以来記載の 「現在は9/5の大気重力波から以下とします。
  P1209-03:2012/10/18±5 ウラジオストック周辺 M6.0
 は未発生です。
 前々回(10/4)記載の 「現在は10/2の大気重力波から以下とします。
  P1210-01:2012/10/12±6 福島県沖(N37.6, E142.0) M6.4
       発生日は3.11大震災の余震として計算してあります。」
 については、前回(10/12)に 「まだ発生していません。最近、福島県沖震源のM4クラスの地震が多発しています。 前震でしょうか? また10/7にも大気重力波が似た形状で分布しています。 上記は余震として計算していますが、初生地震ならば10/20±6となります。 また、震央は関東地方となる可能性も出てきましたので(4) 関東地方 を参照してください。」 としていましたが、複数箇所で下記のように発生しました。 いずれも大気重力波分布域範囲内ですが、Mが少し小さめであること、 初生地震とした場合の予測日がまだ到来していないため、このままとします。
  R3:10/16 06:48 福島県沖(N36.7, E141.8) 震度2 h20km M4.5 36.719 141.871 h44.7 M4.5D 4.8V (一元化)
  R2:10/16 01:48 福島県沖(N37.6, E142.7) 震度1 h10km M4.8 37.656 142.454 h19.2 M4.3D 4.6V (一元化)
  R1:10/14 20:12 三陸沖 (N38.3, E144.1) 震度2 h10km M5.3 38.284 144.259 h46  M5.4D 5.8V→5.4D 5.4W(一元化)

 現在は10/12の大気重力波から次のように予測されます。
  P1210-05:2012/10/21±2 岩手県沖(N39.8, E142.3)または宮城県沖(N38.3, E141.7) M5.1

(4) 関東地方

 最近、いわゆるチバラキ(千葉-茨城-栃木-埼玉県境付近) での発生を示唆する大気重力波の前兆が頻繁に現れており、 この前兆に対応して多くの地震が発生しています。 3.11大震災前にはこのような多発を見ていませんでした。 小地震の多発は1ランク上の地震の発生を意味することがあるため、注視する必要があります。
 9/23に「また9/22の大気重力波から以下とします。
  P1209-09:2012/9/30±3 八丈島東方沖(N32, E142) M5.2」
 と述べ、前々回(10/4)に
「10/1の大気重力波から微修正し以下とします。
  P1209-09b:2012/10/7±4 八丈島近海(N31.7, E140,5) M5.7」
 としていましたが、下記が発生しました。
  R:M5.4 10/16 02:03:29(UTC) N31.289 E140.288 h102.6km IZU ISLANDS, (USGS)

 前回(10/12)記載の
  「P1210-01の前兆としての大気重力波と似た形状の分布が、 10/7の関東地方南東部から宮古島はるか東方沖にも見られます。 このうち関東地方北部、南部、南方沖に震央を示唆する顕著な大気重力波が見られました。 南部と南方沖はどちらかが震央となり、北部は別の震源と見られます。 以上のことから次の様な予測を立ててみました。

  1.  P1210-01のM6.4の震央として福島県沖の他にAまたはB。
    A:東京都-神奈川県境付近(N35.6,E139.6)
    B:新島-神津島付近(N34.1, E138.9)
     この場合、余震としての先行時間ではなく、 初生地震としての先行時間を用いれば発生日は10/20±6となる(既述のように余震ならば10/12±6)。 深度によっては多少の被害があるかもしれません。
  2.  AまたはBではM6.4と大きめではなく、M5.0程度。この場合発生日は10/13 前後3日。もしもこのとおり発生した場合は、福島県沖では当初予測のとおり、M6.4が発生する見込み。」 については、  予測した位置のうちAでは次の2つの地震が発生しました。
      R:10/12 16:39 東京都(N35.656, E139.618) h91.2km M3.4 (Hi-net)
      R:10/12 13:44 神奈川県東部(N35.6, E139.5) 震度1 h40km M2.6

     またM5.0の予測に対しては次の地震が発生。
      R:10/12 13:57 千葉県北東部(N35.9, E140.6) 震度4 h40km M5.0
     従って、M6.4の予測は福島県沖で発生する見込みです。

 前回(10/12)記載の
 「3. 群馬県-栃木県-新潟県-福島県境付近(N37.1, E139.1)でM5.0 10/13 前後3日。 この予測に対して10/12 07:12予測地点でM2.3 震度1が発生しましたが、 Mが異なることからこのままとします(P1210-02:前回記載忘れ)。」
については、下記が発生しました。
  R3:10/18 12:55 栃木県北部(N36.6, E139.4) 震度2 h10km M3.3
  R2:10/18 00:01 新潟県中越地方(N37.0, E138.7) 震度4 h10km M4.2
  R1:10/17 02:37 新潟県中越地方(N37.0, E138.7) 震度2 h20km M2.0
 R1を皮切りに中越地方で多数の群発性地震。 最大震度はR2の震度4。

  現在は、10/17の大気重力波から次のように予測されます。
  P1210-06:2012/10/24±3 東京湾(N34.8,E139.8) M5.2
  P1210-07:2012/10/25±3 八丈島近海(N33.4,E141.6) M5.3

 また10/18の大気重力波から以下とします。
  P1210-08:2012/10/28±4 茨城県沖(N36.5,E141.0) M5.5

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。

   9/23以来記載の 「現在は9/21,23の大気重力波から以下とします。
  P1209-10:2012/10/02±4 長野県北部から富山県東部(N36.8, E137.8) M5.4
 については、10/1にも似た大気重力波が出現しているので、前々回(10/4)に 「そのままとします。」 としていました。 前回(10/12)、 「予測期間中には発生しませんでした。 しかし遅れている可能性もあるためそのままとします。」 としていましたが、発生しませんでした。 10/18の中越地方の群発性の地震が該当する可能性もありますが、なお1週間ほどこのままとします。

 前回(10/12 )記載の 「現在は、10/9の大気重力波から以下とします。 震央は深発と予想し、200km程補正してあります。
  P1210-03:2012/12/01±6 東海道はるか沖(N33.0,E137.3) M6.3
 については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
  R:M4.9 10/16 12:31:07(UTC) N32.946 E141.354 h43.7 IZU ISLANDS(USGS)
 発生日に関しては、もしも深発でなければ10/24±6となります。

 前回(10/12)記載の 「現在は10/11の大気重力波から伊勢湾でM4台半ばが10/15前後に予測されます。」 については、下記が発生しました。
  R:10-17 12:14:30 伊勢湾(N34.5007 E136.8084) h361.2km M3.2
  R:10/13 12:08:58 岐阜県南東部(35.379N 136.955E) h307.4km M4.0
 以上Hi-net。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 10/14の大気重力波から次のように予測されます。
  P1210-09:2012/10/30±3 若狭湾から京都府北部(N35.7,E135.1) M5.1
 深発と予測、もしも深発でないなら、10/21±3


- 地震予知情報作成日時:2012/10/12 07:55(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/10/13 00:30 -

1.地震予知の話ではありませんが

 昨今日本周辺で、領土問題を発端に隣国(複数)との軋轢が高まっています。 かつて隣国を旅した時に危惧した国民性の違いから、ことあれば、紛争に至るのではないかとの思いを、 高校時代の同級生(外交官経験者)にぶっつけてみたことがありました。 しかし、彼は「どの国にもいろいろな考え方をする人はいるものですが、 しかし一方、われわれと同じ心を持ち、理解し合える人が多いのも事実だ。 そういう人々と心を通わせる地道な活動を行うことによって、平和は維持できる」 と言っておりました。 この実践によって裏付けられた重い言葉を聞き、少し明るさが見えてきた様な気がしました。 居丈高に相手を罵ってはいけませんね。 お互いに。 冷静さが必要だと思います。
http://kizunago.com

2. 総説

  1.  09/08記事参照。
  2.  アウターライズ地震について
    1.  2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。
       想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。
       6/21に「ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生していることと、 3/14のM6.9Dの震央から北東方向に小地震が連続して発生していること、 またこの海域の水温が平年値に比べ1度程高めで推移している事など、 今までに想定していたアウターライズのほかに北海道南東沖のアウターライズも候補の一つとして考えられる事など、 注視する必要があります。」 と述べました。 前回(9/24)に 「その後の海水温の異常に関しては下記を参照してください。 3.11大震災の前年(2010年)よりも異常の程度が激しさを増し、とうとう平年値+6℃となり、 千島海溝の北海道南東沖(N42, E147)から東方に分布しています。」と述べましたが、 現在は台風18号の進路に沿ってこの高温異常帯は平年値-2℃程度に減じてきました。 これは2010年の台風12号の際の現象と同じで、このまま減少を続けるのか、 今後再度上昇するのか経緯を注視したいと思います。 それにしても低気圧や、台風が想定しているアウターライズ震源域を再三通過するのが非常に気になります。
       http://www.data.kishou.go.jp/db/kaikyo/daily/sst_jp.html
    2.  8/14のオホーツク海南部の深発地震は潜り込んだ太平洋プレートの先端が破壊されたものですが、 ここで発生すると後続して潜り込み地点付近で大きめの地震が発生する傾向があるようです(茂木清夫(2005))。 十勝沖、釧路沖など3つの事例の内、最短約2ヶ月後、最長約3年。 発生地震はM7.5、M8.0 ,M8.2。今後発生する地震が、前例のように太平洋プレート上面なのか、 アウターライズなのかは判断できませんが、上記海水温度の上昇現象を勘案すると、要注意です
    3.  北大の森谷先生からは連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。
    4.  最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。
    1.  京都観測点 での逆ラジオのデータが月の位置に対応して突発的に高まることがあります。 この出現の仕方を注意深く見守る必要があります。 7/15以降の午後の高まりは気象によるものと考えられます。 しかし深夜や早朝の高まりは地震と関係していると考えた方がいいでしょう。 現在は小さな値で推移しています。
    2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしています。 これは中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 中央構造線の上が何故敏感であるのかについては、未発表のためここでは述べることができません。
       7/12から8/29まで高めの値で推移していて、 8/29にM5.8の警告を発したところ8/30早朝、震度5強(M5.7速報値)が宮城県沖で発生しました。 現在、2号機、1号機ともに終息気味となっており要注意です。
    3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 とくに最近は各観測点ともに著しい変化が見られます。 注意深くwatchする必要があります。
    4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。 3.11大震災M9.0の約1年前の2/27にチリでM8.8が発生しているため、前兆がダブっており、 M9.0の先行時間は1年以上とのみ判明しています。
    5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
    6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
    7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、 3/14のM6.9Dが発生しました。今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
       一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生(NPO法人国際地震予知研究会により予知されていた)は 今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。 最近、伊豆-小笠原諸島方面の前兆が再び出現し、その前兆に対応して地震が発生しています。 注意深く監視する必要があります。
    8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
       「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)から千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
       の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この遅れ現象は要注意です。
    9.  2011年3月11日の大震災発生時刻には丁度、同年1月19日に発表した
        (6)近畿地方、中国四国、九州および南西諸島の
       「P:2011/03/15±7中国四川省もしくは雲南省  M6.9」
       の予測にたいして
       「R:03/10 04:58(UTC) 雲南省(N24.73 E97.96) h10km M5.5
       が発生したため、「対応地震が発生しました」と執筆している最中でした。 結果として、大震災に比べればどうでもよいこの対応地震の発生は発表しませんでした。 予測のM値との差は、地球を1周する前兆の一部であったためと考えられます。
       「最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました(2012.1.31)」 としたのは1.29にやはり雲南省(N27/E105)でM6.3の前兆が見られたからでした。 この予測に対応して、
       「R:06/24 07:59(UTC) 雲南省(N27.78 E100.78) h10km M5.5
       が発生しました。 随分と遅れての発生でした。 その後もミャンマーでは続発しています。
        2012 07 01 04:13 N25.59 E94.70 h58 M5.6 ミャンマー (USGS)
        M5.7 07/29 02:21 N23.0  E94.3  h68.4 MYANMAR (USGS)

       必ずしも同じ轍を踏むとは限りませんが、似た応力状態にあることが伺えます。 9/7の雲南省の地震についてはa)前回参照。
    10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 大陸を西方にたどって、どこまで大気重力波が分布しているかを2012年5月21日について、 空間分解能250mの衛星画像で検証しました。 その結果、やはり地球を1周しており、地球表面積の約5割強にその分布が見られ、 単純な計算結果ではM9.1となりました。 したがって想定している次期巨大地震がM9クラスである事が再度確認されました。
    11.  想定しているアウターライズ地震が正断層の場合は再度大津波が発生します。 震源域が陸から大分離れていますので津波到達までは時間に余裕があります。 今度は逃げ切る事が出来るでしょう。 もしも正断層ではなく、本年4.11のスマトラM8.6のように横ずれ断層の場合は大津波にはならないと思われます。 是非そう願いたいものです。
    12.  4.11スマトラM8.6以降応力状態が変化したのか、日本におけるM>=6.0以上の発生日が、 M8.6以降は新月(朔)の前後が多くなってきました。 今後は新月がキイワードになるでしょう。

     5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

  3.  北海道を含み、北方領域(北極圏に至る)、西方領域(現在大西洋中部までは確認済み)に出現していた 大規模な大気重力波は前回 A. で述べたフィリピン、コスタリカの大きめの地震の後も発生し続けています。 Mは8を超える見込みです。 震源地に関する考察は会員ページで述べます。

 地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (余震域については原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

3.地域別予測

(1) 北海道

暫定P   :M8以上。発生日未定で11月中旬以降。
震央候補地:カムチャッカ半島周辺、その中でも北部のN59, E163辺りの可能性が高い、
      その他アリューシャン列島、アラスカ半島付近など。

 ただし、大気重力波による地震予知の場合、小さな地震の震央に関する精度は良いが、 巨大地震の場合は精度が劣ることがたまにあり、日本ではないと安心はしていられません。 かつて、2009年にサハリンもしくは千島列島と予測し、実発生はサモアM8.1だったことがありました。 この時、私どものみならず、日本の他の地震前兆観測者(複数)も似た間違いを起こしていました。

(2) 東北地方

  9/8以来記載の 「現在は9/5の大気重力波から以下とします。
  P1209-03:2012/10/18±5 ウラジオストック周辺 M6.0
 は未発生です。 
 前回(10/4)記載の 「現在は10/2の大気重力波から以下とします。
  P1210-01:2012/10/12±6 福島県沖(N37.6, E142.0) M6.4
 発生日は3.11大震災の余震として計算してあります。」
については、まだ発生していません。 最近、福島県沖震源のM4クラスの地震が多発しています。 前震でしょうか? また10/7にも大気重力波が似た形状で分布しています。 上記は余震として計算していますが、初生地震ならば10/20±6となります。 また、震央は関東地方となる可能性も出てきましたので (4) 関東地方を参照してください。

(4) 関東地方

 最近、いわゆるチバラキ(千葉-茨城-栃木-埼玉県境付近)での発生を示唆する 大気重力波の前兆が頻繁に現れており、この前兆に対応して多くの地震が発生しています。 3.11大震災前にはこのような多発を見ていませんでした。 小地震の多発は1ランク上の地震の発生を意味することがあるため、注視する必要があります。

 9/23に 「また9/22の大気重力波から以下とします。
  P1209-09:2012/9/30±3 八丈島東方沖(N32, E142) M5.2
 と述べ、前回(10/4)に 「10/1の大気重力波から微修正し以下とします。
  P1209-09b:2012/10/7±4 八丈島近海(N31.7, E140,5) M5.7
 としていましたが、下記が発生しました。
  R:M4.6 10/06 05:27(UTC) N31.424 E140.165 h153.2km  IZU ISLANDS (USGS)
 海洋部のみに分布する大気重力波の場合、補正係数を0.3とする場合と、 通常のものを適用する場合とがあると以前に述べましたが、 今回は0.3を採用すると計算されるMは4.9となります。 従って、上記M4.6が予測に対応するものかどうか判断に迷うところですが、 この適用条件の時系列の変化を明らかにするために、予測はこのままとします。

 P1210-01の前兆としての大気重力波と似た形状の分布が、10/7の関東地方南東部から宮古島はるか東方沖にも見られます。 このうち関東地方北部、南部、南方沖に震央を示唆する顕著な大気重力波が見られました。 南部と南方沖はどちらかが震央となり、北部は別の震源と見られます。 以上のことから次の様な予測を立ててみました。

  1.   P1210-01のM6.4の震央として福島県沖の他にAまたはB。

    A:東京都-神奈川県境付近(N35.6,E139.6)
    B:新島-神津島付近(N34.1, E138.9)

     この場合、余震としての先行時間ではなく、 初生地震としての先行時間を用いれば発生日は10/20±6となる(既述のように余震ならば10/12±6)。 深度によっては多少の被害があるかもしれません。

  2.  AまたはBではM6.4と大きめではなく、M5.0程度。 この場合発生日は10/13前後3日。 もしもこのとおり発生した場合は、福島県沖では当初予測のとおり、M6.4が発生する見込み。
  3.  群馬県-栃木県-新潟県-福島県境付近(N37.1, E139.1)でM5.0 10/13前後3日。 この予測に対して10/12 07:12予測地点でM2.3 震度1が発生しましたが、Mが異なることからこのままとします。

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。

 前々回(9/23)記載の 「現在は9/21,23の大気重力波から以下とします。
  P1209-10:2012/10/02±4 長野県北部から富山県東部(N36.8, E137.8) M5.4」
 については、10/1にも似た大気重力波が出現しているので、 前回(10/4)に「そのままとします。」としていましたが、予測期間中には発生しませんでした。 しかし遅れている可能性もあるためそのままとします。

 現在は、10/9の大気重力波から以下とします。 震央は深発と予想し、200km程補正してあります。
  P1210-03??:2012/12/01±6 東海道はるか沖(N33.0,E137.3) M6.3

 現在は10/11の大気重力波から伊勢湾でM4台半ばが10/15前後に予測されます。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前回(10/4)記載の 「現在は10/4の大気重力波から兵庫県南部から香川県東部にかけての地方で小さな地震(M3台)が、10/7前後に起きるでしょう。」 については、下記が発生しました。
  R:10/10 22:07:16 播磨灘(34.453N, 134.601E) h10.3km M3.1
 予測どおりですが、先行時間は6日でした。


- 地震予知情報作成日時:2012/10/04 23:00(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/10/05 00:00 -

1.地震予知の話ではありませんが:

 昨今日本周辺で、領土問題を発端に隣国(複数)との軋轢が高まっています。 かつて隣国を旅した時に危惧した国民性の違いから、ことあれば、紛争に至るのではないかとの思いを、 高校時代の同級生(外交官経験者)にぶっつけてみたことがありました。 しかし、彼は「どの国にもいろいろな考え方をする人はいるものですが、 しかし一方、われわれと同じ心を持ち、理解し合える人が多いのも事実だ。 そういう人々と心を通わせる地道な活動を行うことによって、平和は維持できる」 と言っておりました。 この実践によって裏付けられた重い言葉を聞き、少し明るさが見えてきた様な気がしました。 居丈高に相手を罵ってはいけませんね。 お互いに。 冷静さが必要だと思います。
http://kizunago.com

2. 総説

  1.  09/08記事参照。
  2.  アウターライズ地震について
    1.  2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。
       想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。
       6/21に「ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生していることと、 3/14のM6.9Dの震央から北東方向に小地震が連続して発生していること、 またこの海域の水温が平年値に比べ1度程高めで推移している事など、 今までに想定していたアウターライズのほかに北海道南東沖のアウターライズも候補の一つとして考えられる事など、 注視する必要があります。」 と述べました。 前回(9/24)に「その後の海水温の異常に関しては こちら を参照してください。 3.11大震災の前年(2010年)よりも異常の程度が激しさを増し、とうとう平年値+6℃となり、 千島海溝の北海道南東沖(N42, E147)から東方に分布しています。」と述べましたが。 台風18号の進路に沿ってこの高温異常帯は平年値+1から2℃程度に減じてきました。 今後再度上昇するのかこのまま収束するのか経緯を注視したいと思います。
       
    2.  8/14のオホーツク海南部の深発地震は潜り込んだ太平洋プレートの先端が破壊されたものですが、 ここで発生すると後続して潜り込み地点付近で大きめの地震が発生する傾向があるようです(茂木清夫(2005))。 十勝沖、釧路沖など3つの事例の内、最短約2ヶ月後、最長約3年。発生地震はM7.5、M8.0 ,M8.2。 今後発生する地震が、前例のように太平洋プレート上面なのか、アウターライズなのかは判断できませんが、 上記海水温度の上昇現象を勘案すると、要注意です
    3.  北大の森谷先生からは連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。
    4.  最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。
    1.  京都観測点 での逆ラジオのデータが月の位置に対応して突発的に高まることがあります。 この出現の仕方を注意深く見守る必要があります。 7/15以降の午後の高まりは気象によるものと考えられます。 しかし深夜や早朝の高まりは地震と関係していると考えた方がいいでしょう。
    2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしています。 これは中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 中央構造線の上が何故敏感であるのかについては、未発表のためここでは述べることができません。
       7/12から8/29まで高めの値で推移していて、 8/29にM5.8の警告を発したところ8/30早朝、震度5強(M5.7速報値)が宮城県沖で発生しました。 現在、2号機は高めの値が継続した後9/27から10/2まで静穏化し、10/3再び上昇してきました。 1号機は9/18以降終息気味と変化が見られます。
    3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 とくに最近は各観測点ともに著しい変化が見られます。注意深くwatchする必要があります。
    4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。 3.11大震災M9.0の約1年前の2/27にチリでM8.8が発生しているため、 前兆がダブっており、M9.0の先行時間は1年以上とのみ判明しています。
    5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
    6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
    7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、 M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
       一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生(NPO法人国際地震予知研究会により予知されていた)は 今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。 最近、伊豆?小笠原諸島方面の前兆が再び出現し、その前兆に対応して地震が発生しています。 注意深く監視する必要があります。
    8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
       「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)から千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
       の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この遅れ現象は要注意です。
    9.  2011年3月11日の大震災発生時刻には丁度、同年1月19日に発表した
       (6)近畿地方、中国四国、九州および南西諸島の
       「P:2011/03/15±7中国四川省もしくは雲南省  M6.9」
       の予測にたいして
       「R:03/10 04:58(UTC) 雲南省(N24.73 E97.96) h10km M5.5
       が発生したため、「対応地震が発生しました」と執筆している最中でした。
      結果として、大震災に比べればどうでもよいこの対応地震の発生は発表しませんでした。 予測のM値との差は、地球を1周する前兆の一部であったためと考えられます。
       「最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました(2012.1.31)」 としたのは1.29にやはり雲南省(N27/E105)でM6.3の前兆が見られたからでした。 この予測に対応して、
       「R:06/24 07:59(UTC) 雲南省(N27.78 E100.78) h10km M5.5
       が発生しました。 随分と遅れての発生でした。 その後もミャンマーでは続発しています。
        2012 07 01 04:13 N25.59 E94.70 h58 M5.6 ミャンマー (USGS)
        M5.7 07/29 02:21 N23.0 E94.3 h68.4 MYANMAR (USGS)

       必ずしも同じ轍を踏むとは限りませんが、似た応力状態にあることが伺えます。 9/7の雲南省の地震についてはa)前回参照。
    10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 大陸を西方にたどって、どこまで大気重力波が分布しているかを2012年5月21日について、 空間分解能250mの衛星画像で検証しました。 その結果、やはり地球を1周しており、地球表面積の約5割強にその分布が見られ、 単純な計算結果ではM9.1となりました。 したがって想定している次期巨大地震がM9クラスである事が再度確認されました。
    11.  想定しているアウターライズ地震が正断層の場合は再度大津波が発生します。 震源域が陸から大分離れていますので津波到達までは時間に余裕があります。 今度は逃げ切る事が出来るでしょう。 もしも正断層ではなく、本年4.11のスマトラM8.6のように横ずれ断層の場合は大津波にはならないと思われます。 是非そう願いたいものです。
    12.  4.11スマトラM8.6以降応力状態が変化したのか、日本におけるM>=6.0以上の発生日が、 M8.6以降は新月(朔)の前後が多くなってきました。 今後は新月がキイワードになるでしょう。

     5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

  3.  北海道を含み、北方領域(北極圏に至る)、西方領域(現在大西洋中部までは確認済み)に 出現していた大規模な大気重力波は前回a)で述べたフィリピン、コスタリカの大きめの地震の後も発生し続けています。 Mは8を超える見込みです。 震源地に関する考察は会員ページで述べます。

 地域別予測に関しては会員ページをご覧ください (余震域については原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

3.地域別予測;

(1) 北海道

 暫定P   :M8以上。発生日未定で11月中旬以降。
 震央候補地:カムチャッカ半島周辺、その中でも北部のN59, E163辺りの可能性が高い、その他アリューシャン列島、アラスカ半島付近など。

 ただし、大気重力波による地震予知の場合、小さな地震の震央に関する精度は良いが、 巨大地震の場合は精度が劣ることがたまにあり、日本ではないと安心はしていられません。 かつて、2009年にサハリンもしくは千島列島と予測し、実発生はサモアM8.1だったことがありました。 この時、私どものみならず、日本の他の地震前兆観測者(複数)も似た間違いを起こしていました。

  R:M6.9→M6.4 09/26 23:39:59 N51.583 W178.200 h40.5km ANDREANOF ISLANDS, ALEUTIAN IS., ALASKA (USGS)
 は上記アラスカ半島、アリューシャン列島の予測に対応するものですが、 Mが全然違いますので、予測の一部だったと解釈されます。 M8以上(暫定P)はまだ発生していません。

 「P1208-02:2012/8/31±3 北海道南西沖(N42.8. E140.2) M5.7」
 「P1209-07:2012/10/01±5 根室半島沖(N43.1, E145.2)M5.9 」
 については、(2) 東北地方を参照してください。

(2) 東北地方

 「日本海に広範囲に度々大気重力波が見られるようになりました。 これは内陸または太平洋側での中程度の地震を意味するので注視する必要があります。」 としていましたが、三陸沖で 10/02  M6.3の地震が発生しました。
  R:10/02 07:22 三陸沖(N39.8, E143.4) 震度3 h10km M6.3 N39.833, E143.520 h22.5 M6.3D M6.4V(一元化)
 幸い陸地から120kmほど離れていましたので被害はありませんでした。 これは9/23発信の以下の予測に対応するものです。
 「P1209-07:2012/10/01±5 根室半島沖(N43.1, E145.2)M5.9」
 「P1208-02:2012/8/31±3 北海道南西沖(N42.8. E140.2) M5.7」
 「P1209-08:2012/9/26±3 青森県東方沖(N41.2, E142.3)M5.0」
 「P1209-04:2012/09/25±4 岩手県沖(N39.3, E142.5)M5.8(9/23地名修正)」

 解説

 事前に発信した情報は以上ですが、10/01の台風の通り過ぎた後の大気重力波は、 震央を含み北方向および西方向に面積約100万km2にわたり出現していました。 これからはM6.4と計算されます。
 10/01に出現した広大な大気重力波分布域は、上記4つの別々の予測の前兆分布域を含んでいるため、 この三陸沖M6.3の前兆の一部であったと思われます。

 9/8依頼記載の 「現在は9/5の大気重力波から以下とします。
  P1209-03:2012/10/18±5 ウラジオストック周辺 M6.0
 は未発生です。
 現在は10/2の大気重力波から以下とします。
  P1210-01:2012/10/12±6 福島県沖(N37.6, E142.0) M6.4
 発生日は3.11大震災の余震として計算してあります。

(4) 関東地方

 最近、いわゆるチバラキ(千葉-茨城-栃木-埼玉県境付近)での発生を示唆する大気重力波の前兆が頻繁に現れており、 この前兆に対応して多くの地震が発生しています。 3.11大震災前にはこのような多発を見ていませんでした。 小地震の多発は1ランク上の地震の発生を意味することがあるため、注視する必要があります。 9/14以来記載の 「現在は9/13の大気重力波からマリアナ諸島で9/26前後5日間、M6前後の地震が予測されますが、深くは詰めないこととします。」 については、下記が発生しました。
  R:10/01 11:58:21 硫黄島近海(N23.5, E142.2)h180km M5.4(一元化)
  R:10/01 00:35:54 北太平洋 (N24.1, E146.4)h0km  M6.1v, M5.3w(一元化)
                  M5.4 N22.992 E146.050 h35.0  VOLCANO ISLANDS (USGS)
  R:M5.5 09/24 08:42:28(日本時)  N11.715 E143.311 h9.8 SOUTH OF THE MARIANA ISLANDS (USGS)

 前回(9/23)記載の 「現在は9/17の大気重力波からいわゆるチバラキでM4後半が9/24前後に予測されます。」 については、下記が発生しました。
  R:09/25 01:12 茨城県南部(N36.2, E139.9) 震度2 h50km M3.5

 前回(9/23)記載の 「また9/22の大気重力波から以下とします。
  P1209-09:2012/9/30±3 八丈島東方沖(N32, E142) M5.2
 については、10/1の大気重力波から微修正し以下とします。
  P1209-09b:2012/10/7±4 八丈島近海(N31.7, E140,5) M5.7

 同じく 「また9/23の大気重力波から房総半島はるか東方沖(N34.9, E142.7)でM4台後半が9/28前後に予測されます。」 については、下記が発生しました。
  R:09/26 11:49 関東東方沖(N36.1, E142.4) h1.0km Mw4.8(AQUA-CMT)
  R:09/25 23:22 関東東方沖(N36.3, E142.4) 震度1 h10km M4.5
          M5.0 N36.108 E142.305 h25.4km (USGS)、 Mw4.6(AQUA-CMT)

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。
 前回(9/14)記載の
  P1209-06:2012/09/22±3 紀伊半島沖(N32.9, E135.5)M5.2」
 については、前回(9/23)報告のほか、下記が発生しました。
  R:09/24 13:11和歌山県南方沖(N33.6, E135.2) 震度1 h40km M3.9

 前回(9/23)記載の 「現在は9/21,23の大気重力波から以下とします。
  P1209-10:2012/10/02±4 長野県北部から富山県東部(N36.8, E137.8) M5.4
 については、10/1にも似た大気重力波が出現しているのでそのままとします。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

  P1209-11:2012/9/26±3 瀬戸内海西部(N34.0, E132.3) M5.3
 については、発信時には既に発生しているのを気がつきませんでした。
  R:09/23 13:29 安芸灘(N33.8, E132.4) h49.7km M2.8(Hi-net)
 Mが違いますが該当とし、P1209-11は取り消しとします。
 現在は10/4の大気重力波から兵庫県南部から香川県東部にかけての地方で小さな地震(M3台)が、10/7前後に起きるでしょう。

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