中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震


- 地震予知情報作成日時:2012/08/30 18:40(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/08/30 22:50 -

1. 総説

  1.  

      R:08/14 11:59:36 オホーツク海南部(N49.183 E145.882) h654km M7.3D 7.4V (一元化)
                 USGSではM7.7 N49.784 E145.126 h625.9km

     が発生しました。 これは地域別予測で述べた北海道周辺などいくつかの予測に対応するものです。 予測の最後に 「以上のように赤文字での予測が多くなってきました。 このような場合はさらに大きな地震の可能性もありますので、しばらく注意が必要です(8/8記)。」 と述べておりますが、これは今までの経験則から、 個別の地震とは別にこれらを包含するもっと大きな地震となることが度々あったためです (例:今年元旦の鳥島近海M7.0、1月8日 (4) 関東地方参照)。 詳細は前回(8/22)参照。
     個別の多発か、大きめの単発か識別できるといいのですが、まだその段階に至っていません。 したがって、読者諸君は、赤文字の予測が多くなってきたら、1ランク上の発生も覚悟して戴きたいと思います。

  2.   アウターライズ地震について
    1.  2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。
       想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。
       6/21に 「ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生していることと、 3/14のM6.9Dの震央から北東方向に小地震が連続して発生していること、 またこの海域の水温が平年値に比べ1度程高めで推移している事など、 今までに想定していたアウターライズのほかに北海道南東沖のアウターライズも候補の一つとして考えられる事など、 注視する必要があります。」 と述べました。 その後の海水温の異常に関しては こちらを参照してください。 3.11大震災の前年(2010年)よりも異常の程度が激しさを増しています。
    2.  A. で述べたオホーツク海南部の深発地震は潜り込んだ太平洋プレートの先端が破壊されたものですが、 ここで発生すると後続して潜り込み地点付近で大きめの地震が発生する傾向があるようです(茂木清夫(2005))。 十勝沖、釧路沖など3つの事例の内、短約2ヶ月後、最長約3年。 発生地震はM7.5、M8.0 ,M8.2。 今後発生する地震が、前例のように太平洋プレート上面なのか、アウターライズなのかは判断できませんが、 上記海水温度の上昇現象を勘案すると、要注意です
    3.  北大の森谷先生からは連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。
    4.  最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。
    1.  京都観測点 での逆ラジオのデータが月の位置に対応して突発的に高まることがあります。 この出現の仕方を注意深く見守る必要があります。 7/15以降の午後の高まりは気象によるものと考えられます。 しかし深夜や早朝の高まりは地震と関係していると考えた方がいいでしょう。
    2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしています。 これは中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 中央構造線の上が何故敏感であるのかについては、未発表のためここでは述べることができません。
       7/12から8/29まで高めの値で推移していて、8/29にM5.8の警告を発したところ8/30早朝、 震度5強(M5.7速報値)が宮城県沖で発生しました。 この後の新たな予測に関しては会員ページで述べております。
    3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 とくに最近は各観測点ともに著しい変化が見られます。 注意深くwatchする必要があります。
    4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。
    5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
    6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
    7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、発生が継続している様に見受けられ、M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
       一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生(NPO法人国際地震予知研究会により予知されていた)は 今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。
    8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
       「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)〜千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」 の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この遅れ現象は要注意です。
    9.  2011年3月11日の大震災発生時刻には丁度、同年1月19日に発表した
       (6)近畿地方、中国四国、九州および南西諸島の
       「P:2011/03/15±7中国四川省もしくは雲南省  M6.9」
       の予測にたいして
       「R:03/10 04:58(UTC) 雲南省(N24.73 E97.96) h10km M5.5
       が発生したため、「対応地震が発生しました」と執筆している最中でした。 結果として、大震災に比べればどうでもよいこの対応地震の発生は発表しませんでした。 予測のM値との差は、地球を1周する前兆の一部であったためと考えられます。
       「最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました(2012.1.31)」 としたのは1.29にやはり雲南省(N27/E105)でM6.3の前兆が見られたからでした。 この予測に対応して、
       「R:06/24 07:59(UTC) 雲南省(N27.78 E100.78) h10km M5.5
       が発生しました。 随分と遅れての発生でした。 その後もミャンマーでは続発しています。
        2012 07/01 04:13 N25.59 E94.70 h58 M5.6 ミャンマー (USGS)
        M5.7 07/29 02:21 N23.0 E94.3 h68.4 MYANMAR (USGS)

       必ずしも同じ轍を踏むとは限りませんが、似た応力状態にあることが伺えます。
    10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 大陸を西方にたどって、どこまで大気重力波が分布しているかを 2012年5月21日について、空間分解能250mの衛星画像で検証しました。 その結果やはり地球を1周しており、地球表面積の約5割強にその分布が見られ、単純な計算結果ではM9.1となりました。 したがって想定している次期巨大地震がM9クラスである事が再度確認されました。

    5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

  3.  北海道を含み、北方領域(北極圏に至る)、 西方領域(現在大西洋中部まで確認済み、それ以西は近日中に精査の予定)に大規模な大気重力波が見られます。 予測しているアウターライズ地震M9.0と区別が出来ませんが、 B. b. で述べたように2ヶ月〜3年の先行時間によるM8前後の発生事例もあり、要注意です。

 地域別予測(余震域に関しては原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)に関しては会員ページをご覧ください。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

2.地域別予測

(1) 北海道

 R:08/25 23:16:17 十勝地方南部(N42.328 E143.111) 震度5弱 h49.1km M6.1D 5.9W (一元化)  速報ではM5.9
           USGSではM5.8 (N42.357 E143.011) h44.6km
 が発生しました。 これは8/17の大気重力波によるもので、震央より東方にきれいな大気重力波が見られました。 したがって震央は明瞭でしたが、マグニチュードを計算するための分布状況は複雑で、 想定しているカムチャッカ方面のM8?の前兆と識別が困難なケースでした。 地震発生後に再度チェックしたところ、 日本海中部から北海道東方沖までの約65万km2からMは6.1と計算されました。

8/16の大気重力波から予測している
  P1208-01b:2012/8/26±3 千島列島北部付近(N48.0, E154.7) M5.8
 については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。 しかし想定しているカムチャッカ方面M8?と前兆がダブっている可能性があり、その場合は発生を見ないでしょう。
  R:8/27 06:37(UTC)千島列島北部付近(N48.9, E154.9) h62.1km M4.5(USGS)

 現在は8/19の大気重力波から以下とします(前回(8/22)記載漏れ)。
  P1208-02:2012/8/31±3 北海道南西沖(N42.8, E140.2) M5.7

 この予測もM8?とダブっている可能性があります。

 前回(8/22)記載の 「現在は8/21の大気重力波から北海道北西部(N45.8, E142.2)M4台後半が8/25前後に予測されます。」 は未発ですが、再度検証したところ、大気重力波の分布は広大で、下記のように修正します。
  P1208-03:2012/9/05±5 北海道北西部(N45.5, E142.2) M6.3
 また8/30の大気重力波から以下とします。
  P1208-04:2012/09/08±3 択捉島近海(N44.5, E146.7) M5.4
  P1208-01bと02と-03と-04は同一の地震の可能性があります。
(現在は北海道を含む北方領域で、大規模な大気重力波が発生しています。)

 総説C. で述べたように大規模な地震の発生が予測されますが、詳細はまだ詰めていません。 通常M8クラスでは、3ヶ月以上先の発生となります。
  暫定P:M8以上。発生日未定。震央候補地;カムチャッカ半島周辺またはアリューシャン列島、アラスカ半島付近など。

(2) 東北地方

  R:08/30 04:05 宮城県沖(N 38.4, E141.9) 震度5強 h60km M5.6(暫定値)
          速報ではM5.7 USGSではM5.5

 が発生しました。 これは8/17の大気重力波による前兆に対応するもので、この面積からはM5.8と計算されました。 予測全体の執筆が終了していないため、急遽、麒麟地震研究所にお願いして、 このM5.8の部分のみ8/29にtwitterに掲載していただきました。 この地震は予測値より0.2ほど低いため、残りの面積に相当する地震が予測されます((4) 関東地方参照)。
 また8/30に、この宮城県沖M5.6の余震と思われる大気重力波による前兆が出現しましたので、次のように予測されます。
  P1208-05:2012/09/03±3 宮城県沖(N38.3, E141.8) M5.2
 発生日は余震として計算しています。
 日本海に広範囲に度々大気重力波が見られるようになりました。 これは内陸または太平洋側での中程度の地震を意味するので注視する必要があります。

(4) 関東地方

 麒麟地震研究所のtwitterに掲載していただいたM5.8の予測の一部は宮城県沖M5.6として発生しましたが、 少しマグニチュードが小さいため、残りの面積に相当するM5.4程度の地震が予測されます。
  P1208-06:2012/08/31±3 千葉県南部から東京湾南部(N35.0, E139.8) M5.4
 最近、いわゆるチバラキ(千葉-茨城-栃木-埼玉県境付近) での発生を示唆する大気重力波の前兆が頻繁に現れており、この前兆に対応して多くの地震が発生しています。 3.11大震災前にはこのような多発を見ていませんでした。 小地震の多発は1ランク上の地震の発生を意味することがあるため、注視する必要があります。

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。
 大きめの地震の前兆は認められません。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 大きめの地震の前兆は認められません。


- 地震予知情報作成日時:2012/08/22 20:30(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/08/22 23:00 -

1. 総説

  1.  

     R:08/14 11:59:36 オホーツク海南部(N49.183 E145.882) h654km M7.3D 7.4V (一元化)
                                  USGSではM7.7 N49.784 E145.126 h625.9km

     が発生しました。 これは地域別予測で述べた北海道周辺などいくつかの予測に対応するものです。 予測を羅列すると以下のようになります。 予測の最後に 「以上のように赤文字での予測が多くなってきました。 このような場合はさらに大きな地震の可能性もありますので、しばらく注意が必要です(8/8記)。」 と述べておりますが、これは今までの経験則から、 個別の地震とは別にこれらを包含するもっと大きな地震となることが度々あったためです (例:今年元旦の鳥島近海M7.0、1月8日(4)関東地方参照)。

      P1207-03:2012/8/31±6 または7/27±5(島孤構造の場合)サハリン(N48.6, E142.4) M6.2
      P1207-08:2012/9/9±5 ウラジオストック周辺(N43, E131) 深発 M6.1
      P1207-07:2012/8/1±5 十勝はるか沖(N40.1, E145.0) M6.2
     先行時間は余震として計算してあります。 通常なら8/8±5です。
      P1207-04:2012/7/21±6 または7/31±6房総半島はるか南東沖(三重会合点付近)(N34.0, E142.0)M6.4またはM5.5(補正係数0.3の場合)
           7/21±6は誘発地震として計算、7/31±6は初生地震として計算
     各々の前兆面積は次の通りです。

      P1207-03:M6.2の前兆の大気重力波による面積は720000km2(FA;7/12)
      P1207-08:M6.1の前兆の大気重力波による面積は600000km2(FA;7/21)
      P1207-07:M6,2の前兆の大気重力波による面積は720000km2(FA;7/24)
      P1207-04:M6.4の前兆の大気重力波による面積は1050000km2(FA;7/12)
    合計3090000km2、これからM7.0と計算されます。 またこれらの領域を包含した面積は約700万km2となりこれからはM7.4となりました。 なお上記FAは大気重力波の初現の意味です。

  2. アウターライズ地震について
    1.  2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。
       想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。
       6/21に「ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生していることと、 3/14のM6.9Dの震央から北東方向に小地震が連続して発生していること、 またこの海域の水温が平年値に比べ1度程高めで推移している事など、 今までに想定していたアウターライズのほかに 北海道南東沖のアウターライズも候補の一つとして考えられる事など、注視する必要があります。」 と述べました。 その後の海水温の異常に関しては こちらを参照してください。
    2.  A.で述べたオホーツク海南部の深発地震は潜り込んだ太平洋プレートの先端が破壊されたものですが、 ここで発生すると後続して潜り込み地点付近で大きめの地震が発生する傾向があるようです(茂木清夫(2005))。 十勝沖、釧路沖など3つの事例の内、短約2ヶ月後、最長約3年。発生地震はM7.5、M8.0 ,M8.2。 今後発生する地震が、前例のように太平洋プレート上面なのか、アウターライズなのかは判断できませんが、 上記海水温度の上昇現象を勘案すると、要注意です。
    3.  北大の森谷先生からは連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。
    4.  最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。
    1.  京都観測点 での逆ラジオのデータが月の位置に対応して突発的に高まることがあります。 この出現の仕方を注意深く見守る必要があります。 7/15以降の午後の高まりは気象によるものと考えられます。 しかし深夜や早朝の高まりは地震と関係していると考えた方がいいでしょう。
    2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしています。 これは中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 中央構造線の上が何故敏感であるのかについては、未発表のためここでは述べることができません。
       現在7/12から現在まで(7/21)高めの値で推移していて、対応する大きめの地震の発生を見ていません。 オホーツク海南部M7.3では収まりませんでしたので要注意です。
    3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 とくに最近は各観測点ともに著しい変化が見られます。注意深くwatchする必要があります。
    4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。
    5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
    6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
    7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、 M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
       一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生(NPO法人国際地震予知研究会により予知されていた)は 今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。
    8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは 「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)〜千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」 の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この遅れ現象は要注意です。
    9.  2011年3月11日の大震災発生時刻には丁度、同年1月19日に発表した
        (6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島の
       「P:2011/03/15±7中国四川省もしくは雲南省  M6.9」
       の予測にたいして
       「R:03/10 04:58(UTC) 雲南省(N24.73 E97.96) h10km M5.5
       が発生したため、 「対応地震が発生しました」と執筆している最中でした。 結果として、大震災に比べればどうでもよいこの対応地震の発生は発表しませんでした。 予測のM値との差は、地球を1周する前兆の一部であったためと考えられます。
       「最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました(2012.1.31)」 としたのは1.29にやはり雲南省(N27/E105)でM6.3の前兆が見られたからでした。 この予測に対応して、
       「R:06/24 07:59(UTC) 雲南省(N27.78 E100.78) h10km M5.5
      が発生しました。 随分と遅れての発生でした。その後もミャンマーでは続発しています。
        2012 07 01 04:13 N25.59 E94.70 h58 M5.6 ミャンマー (USGS)
        M5.7 07/29 02:21 N23.0 E94.3 h68.4 MYANMAR (USGS)

       必ずしも同じ轍を踏むとは限りませんが、似た応力状態にあることが伺えます。
    10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 大陸を西方にたどって、どこまで大気重力波が分布しているかを2012年5月21日について、 空間分解能250mの衛星画像で検証しました。 その結果やはり地球を1周しており、地球表面積の約5割強にその分布が見られ、 単純な計算結果ではM9.1となりました。 したがって想定している次期巨大地震がM9クラスである事が再度確認されました。

    5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

  3.  北海道を含み、北方領域(北極圏に至る)、西方領域(現在大西洋中部まで確認済み、 それ以西は近日中に精査の予定)に大規模な大気重力波が見られます。 予測しているアウターライズ地震M9.0と区別が出来ませんが、 B. b.で述べたように2ヶ月〜3年の先行時間によるM8前後の発生事例もあり、要注意です。

 地域別予測(余震域に関しては原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)に関しては会員ページをご覧ください。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

2.地域別予測

(1) 北海道

 総説 B.b. で述べた現象を詳しく述べると以下のようになります。
茂木清夫(2005): 2003年十勝沖地震及び1952年十勝沖地震に先行した深発地震活動(続報)、寄書、 地震 第57巻 第3号
1952年十勝沖M8.2の 約2年前に サハリン南部    h340km M7.5
2003年十勝沖M8.0の 約2ヶ月前 サハリン南部西方沖 h490km M7.1
1993年釧路沖M7.5の 約3年前  サハリン中部    h590km M7.2

 8/02以来記載の 「現在は7/24の大気重力波から以下とします。
  P1207-07:2012/8/1±5 十勝はるか沖(N40.1, E145.0) M6.2 先行時間は余震として計算してあります。通常なら8/8±5です。」
 については、総説参照

 前回(8/8)記載の 「現在は8/2の大気重力波から以下とします。
  P1208-01:2012/8/15±5 M5.9 千島列島南端付近と北端付近が考えられます。
       1.択捉島付近(N46.0, E148.5)
        または
       2.パラムシル島付近(N49.7. E154.7)」
 については、下記が発生しました。
  R:8/22 06:30択捉島南東沖(N44.1, E148.1)震度1 h0km M5.4
 この発生を受けて修正して以下とします。なお8/16にも同様な大気重力波が見られました。
  P1208-01b:2012/8/26±3 千島列島北部付近(N48.0. E154.7) M5.8

 総説 C. で述べたように大規模な地震の発生が予測されますが、詳細は次回に述べる予定です。
  暫定P:M8前後か。発生日未定。震央候補地;カムチャッカ半島付根付近

 現在は8/21の大気重力波から北海道北西部(N45.8, E142.2)M4台後半が8/25前後に予測されます。

(2) 東北地方

 7/24以来記載の 「現在は7/21の大気重力波から以下とします。
  P1207-08:2012/9/9±5 ウラジオストック周辺(N43, E131)深発  M6.1」
 については、総説参照

(4) 関東地方

 7/16以来記載の 「7/12の大気重力波から以下とします。
  P1207-04:2012/7/21±6 または7/31±6房総半島はるか南東沖(三重会合点付近)(N34.0, E142.0)M6.4またはM5.5(補正係数0.3の場合) 7/21±6は誘発地震として計算、7/31±6は初生地震として計算。」 については、総説参照。

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前回(8/8)記載の 「現在は8/4の大気重力波から8/9前後に淡路島近くでM3台半ばが予測されます。」 については、和歌山県北部で8/8.8/10,8/11にM2.3からM3.0の4個の発生を見ましたが、 これは意味の無い予測でした。


- 地震予知情報作成日時:2012/08/08 21:35(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/08/09 06:35 -

1. 総説

 2012/04/11にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。
 想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。
 6/21に「ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生していることと、 3/14のM6.9Dの震央から北東方向に小地震が連続して発生していること、 またこの海域の水温が平年値に比べ1度程高めで推移している事など、 今までに想定していたアウターライズのほかに北海道南東沖のアウターライズも候補の一つとして考えられる事など、 注視する必要があります。」 と述べました。 7/24時点では北陸から山陰の沿岸部を除きほぼ低温となってきました。 その後この沿岸部の高温域は次第に拡大して現在では日本海の大部分を占めるようになってきました。 平年値に比べ3℃も高く、この異常は要注意です。 日本海の異変は太平洋側の大きめの地震の前兆となることが多いためです。
 3.11、M9.0の震源域を挟んで日本海溝の外側の、 想定しているアウターライズ地震震源域周辺の海水温度が最近上昇してきました。 下記の2)や3)の現象もあり、注意深く経過を観察する必要があります。

 北大の森谷先生からは連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。

 最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。

  1.  京都観測点 での逆ラジオのデータが月の位置に対応して突発的に高まることがあります。 この出現の仕方を注意深く見守る必要があります。 7/15以降の午後の高まりは気象によるものと考えられます。 しかし深夜や早朝の高まりは地震と関係していると考えた方がいいでしょう。
  2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしました。 これは中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 中央構造線の上が何故敏感であるのかについては、未発表のためここでは述べることができません。
     現在7/12から高めの値で推移していて対応する大きめの地震の発生を見ていません。 これは地域別予測に述べたように、 赤の予測(M5.5以上)が多く見られる事と整合し、 要注意です。
  3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 とくに最近は各観測点ともに著しい変化が見られます。 注意深くwatchする必要があります。
  4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。
  5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
  6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
  7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、 M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
     一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生(NPO法人国際地震予知研究会により予知されていた)は 今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。
  8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
     「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)〜千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
     の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この遅れ現象は要注意です。
  9.  2011年3月11日の大震災発生時刻には丁度、同年1月19日に発表した
     (6)近畿地方、中国四国、九州および南西諸島の
     「P:2011/03/15±7中国四川省もしくは雲南省  M6.9」
     の予測にたいして
     「R:03/10 04:58(UTC) 雲南省(N24.73 E97.96) h10km M5.5
     が発生したため、「対応地震が発生しました」と執筆している最中でした。 結果として、大震災に比べればどうでもよいこの対応地震の発生は発表しませんでした。 予測のM値との差は、地球を1周する前兆の一部であったためと考えられます。
     「最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました(2012.1.31)」 としたのは1.29にやはり雲南省(N27/E105)でM6.3の前兆が見られたからでした。 この予測に対応して、
     「R:06/24 07:59(UTC) 雲南省(N27.78 E100.78) h10km M5.5
     が発生しました。 随分と遅れての発生でした。 その後もミャンマーでは続発しています。
      2012 07 01 04:13 N25.59 E94.70 h58 M5.6 ミャンマー (USGS)
      M5.7 07/29 02:21 N23.0 E94.3 h68.4 MYANMAR (USGS)

     必ずしも同じ轍を踏むとは限りませんが、似た応力状態にあることが伺えます。
  10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 大陸を西方にたどって、どこまで大気重力波が分布しているかを 2012年5月21日について、空間分解能250mの衛星画像で検証しました。 その結果やはり地球を1周しており、地球表面積の約5割強にその分布が見られ、 単純な計算結果ではM9.1となりました。 したがって想定している次期巨大地震がM9クラスである事が再度確認されました。

5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

 地域別予測(余震域に関しては原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)に関しては会員ページをご覧ください。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

2.地域別予測

(1) 北海道

 7/12の大気重力波から推定した
 「P1207-03:2012/8/31±6 または7/27±5(島孤構造の場合)サハリン(N48.6, E142.4) M6.2」
 については、
  R:7/29 18:22日本海北部 (N47.1, E139.4) 震度1 h540km M5.7
 が発生しました
が、 「発生したマグニチュードが少し小さめなので、M6程度がもう一度発生する可能性があります。」 と前回(8/02)記載しましたが、下記が発生しました。
  M4.7 08/08 05:57:21(UTC) N48.118 E146.378 H486.3km SEA OF OKHOTSK (USGS)

 同じく前回(8/02)記載の 「現在は7/24の大気重力波から以下とします。
  P1207-07:2012/8/1±5 十勝はるか沖(N40.1, E145.0) M6.2
       先行時間は余震として計算してあります。通常なら8/8±5です。

 については、下記が発生しました。
  R:8/03 19:01三陸はるか沖(N39.4, E143.7)震度2 h44km M5.0D, 4.8W(一元化)  予測震央距離D=130km
 上記M6.2は70万km2と広大な面積に出現していた大気重力波の面積に、 通常の補正係数を使って計算していますが、0.3を使うとM5.3となります。 この補正係数については度々述べたように、巨大地震の前の応力状態を知るためには重要な指標なので、 上記発生をみたもののしばらく様子見とします。
 同じく 「現在は7/30の大気重力波から北海道北部でM4台半ばが8/3前後に予測されます。」 については、下記が発生しました。
  08-06 18:31 北海道北東沖 (N45.6 E142.9) h325.2 M4.4V (一元化)

 現在は8/2の大気重力波から以下とします。
  P1208-01:2012/8/15±5 M5.9 千島列島南端付近と北端付近が考えられます。
   1.択捉島付近(N46.0, E148.5)
    または
   2.パラムシル島付近(N49.7. E154.7)

(2) 東北地方

 前々回(7/24)記載の 「現在は7/21の大気重力波から以下とします。
  P1207-08:2012/9/9±5 ウラジオストック周辺(N43, E131)深発  M6.1
 については、未発生なのかそれとも(1)の日本海北部M5.7(深発)が該当するのかは判断できませんが、 予測している震央とは大分距離があるので、このままとします。
 前回(8/02)記載の 「現在は7/30の大気重力波から山形県沖でM4代前半が8/2前後に予測されます。」 については、下記が発生しました。
  R:8/07 10:45山形県置賜地方(N37.8, E140.o)震度1 h0km M3.3
  R:8/07 10:45秋田県沿岸南部(N39.7, E140.2)震度1 h0km M1.7

(3) 関東地方

 7/16以来記載の 「7/12の大気重力波から以下とします。
  P1207-04:2012/7/21±6 または7/31±6 房総半島はるか南東沖(三重会合点付近)(N34.0, E142.0)M6.4またはM5.5(補正係数0.3の場合)
       7/21±6は誘発地震として計算、7/31±6は初生地震として計算。

 は未発生です。

 前回(8/2)記載の 「現在は8/01の大気重力波から8/03前後に千葉県北西部から茨城県南部でM4台前半が予測されます。」 については、下記が発生しました。
  R:8/03 22:19茨城県南部 (N36.1, E139.9)震度4 h50km M4.5 N36.0 E139.9 h43.0 M4.6D 4.6V(一元化)

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。
 富士山付近で下記が発生しました。 要経過観察です。
  08/08 16:14:11 35.353N 138.695E  h204.5km M3.4(Hi-net)

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前回(8/2)記載の 「現在は8/01の大気重力波から福岡県北西部で、8/04前後にM4台半ばが予測されます。」 については、下記が発生しました。
  R:8/03 18:53瀬戸内海中部(N34.4, E133.4)震度1 h10km M2.9
 震央は西端付近ではなく大気重力波の分布域の東端でした。

 現在は8/4の大気重力波から8/9前後に淡路島近くでM3台半ばが予測されます。

 以上のように赤文字での予測が多くなってきました。 このような場合はさらに大きな地震の可能性もありますので、しばらく注意が必要です。
 また逆ラジオの鎌倉観測点で、7/30にこの観測点にしては大きめの値が得られました。 この大きな値は継続はしていない様ですが、注意深くWATCHする必要があります。

 来週の更新はお盆で帰省するため少し遅れます。


- 地震予知情報作成日時:2012/08/02 00:15(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/08/02 05:50 -

1.総説

 2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。
 想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。
 6/21に「ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生していることと、 3/14のM6.9Dの震央から北東方向に小地震が連続して発生していること、 またこの海域の水温が平年値に比べ1度程高めで推移している事など、 今までに想定していたアウターライズのほかに北海道南東沖のアウターライズも候補の一つとして考えられる事など、 注視する必要があります。」 と述べました。 7/24現在では北陸から山陰の沿岸部を除きほぼ低温となってきました。 その後この沿岸部の高温域は次第に拡大して7/31には日本海の大部分を占めるようになってきました。

 北大の森谷先生からは連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。

 最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。

  1.  京都観測点 での逆ラジオのデータが月の位置に対応して突発的に高まることがあります。 この出現の仕方を注意深く見守る必要があります。 7/15以降の午後の高まりは気象によるものと考えられます。 しかし深夜や早朝の高まりは地震と関係していると考えた方がいいでしょう。
  2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしました。 これは中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 中央構造線の上が何故敏感であるのかについては、未発表のためここでは述べることができません。
     現在は添付グラフのように7/12から高めの値で推移しています。

     この場合、むしろM6クラスの発生があった方が安心なのですが、 対応する大きめの地震の発生を見ていません。 これは地域別予測に述べたように、 赤の予測(M5.5以上)が多く見られる事と整合し、要注意です。

  3.  岐阜大学の各観測点のラドンについては、 4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 とくに最近は各観測点ともに著しい変化が見られます。 注意深くwatchする必要があります。
  4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。
  5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
  6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
  7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、 M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
      07/29 20:21 N38.016 E144.148 h46 M4.5D 5.1V (一元化)
     これもアウターライズでの発生です。

     一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生(NPO法人国際地震予知研究会により予知されていた)は 今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。

  8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
     「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)〜千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
     の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この遅れ現象は要注意です。
  9.  2011年3月11日の大震災発生時刻には丁度、同年1月19日に発表した
      (6)近畿地方、中国四国、九州および南西諸島の
     「P:2011/03/15±7中国四川省もしくは雲南省  M6.9」
     の予測にたいして
     「R:03/10 04:58(UTC) 雲南省(N24.73 E97.96) h10km M5.5
     が発生したため、 「対応地震が発生しました」と執筆している最中でした。 結果として、大震災に比べればどうでもよいこの対応地震の発生は発表しませんでした。 予測のM値との差は、地球を1周する前兆の一部であったためと考えられます。
     「最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました(2012.1.31)」 としたのは1.29にやはり雲南省(N27/E105)でM6.3の前兆が見られたからでした。 この予測に対応して、
     「R:06/24 07:59(UTC) 雲南省(N27.78 E100.78) h10km M5.5
     が発生しました。 随分と遅れての発生でした。 その後もミャンマーでは続発しています。
      2012 07 01 04:13 N25.59 E94.70 h58 M5.6 ミャンマー (USGS)
      M5.7 07/29 02:21 N23.0 E94.3 h68.4 MYANMAR (USGS)

     必ずしも同じ轍を踏むとは限りませんが、似た応力状態にあることが伺えます。
  10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 大陸を西方にたどって、どこまで大気重力波が分布しているかを 2012年5月21日について、空間分解能250mの衛星画像で検証しました。 その結果やはり地球を1周しており、地球表面積の約5割強にその分布が見られ、 単純な計算結果ではM9.1となりました。 したがって想定している次期巨大地震がM9クラスである事が再度確認されました。

5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

 地域別予測(余震域に関しては原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)に関しては会員ページをご覧ください。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

2.地域別予測

(1) 北海道

 前回(7/24)記載の 「7/12の大気重力波から以下とします。
  P1207-03:2012/8/31±6 サハリン(N48.6, E142.47) M6.2 (経度の142.47は142.4の誤りでした;2012/8/01記)
  大陸地殻構造の場合はT=50となります。 島弧としてみるならばT=15で7/27±5。」
 については、下記が発生しました。
  R:7/29 18:22日本海北部 (N47.1, E139.4) 震度1 h540km M5.7
  予測震央距離は約280km
  M5.7 N47.394 E139.082 h501.4 (USGS)

 発生したマグニチュードが少し小さめなので、 M6程度がもう一度発生する可能性があります。
 同じく 「現在は7/24の大気重力波から以下とします。
  P1207-07:2012/8/1±5 十勝はるか沖(N40.1, E145.0) M6.2 先行時間は余震として計算してあります。 通常なら8/8±5です。
については、未発生です。 8/1にも広範囲に大気重力波が見られました。

 現在は7/30の大気重力波から北海道北部でM4台半ばが8/3前後に予測されます。

(2) 東北地方

 07-30 07:05 岩手県沖(N39.1, E142.5)h33.6km M5.5D 5.9V 震度4(一元化)
が発生しました。
 これは7/28の大気重力波の分布から青森県東方沖でM5.5と予測されましたが(未発表)、実際は上記の通りです。 随分と先行時間の短い発生でした。 余震として計算される先行時間よりも早めです。

 前回(7/24)記載の 「現在は7/21の大気重力波から以下とします。
  P1207-08:2012/9/9±5 ウラジオストック周辺(N43, E131)深発  M6.1
 については、未発生なのかそれとも(1)の日本海北部M5.7(深発)が該当するのかは判断できませんが、 予測している震央とは大分距離があるので、 このままとします。
 現在は7/30の大気重力波から山形県沖でM4代前半が8/2前後に予測されます。

(3) 関東地方

 7/7以来記載し、前々回(7/16)微修正した
  P1207-01b:2012/7/19±5 新島近海(N34.4, E139.2)駿河湾もしくは東京湾の可能性もあります。 M5.8±0.3またはM5.0(補正係数0.3の場合)」 については、前回(7/24)、「R1が発生しましたがMが異なるためこのままとします。」 としていましたが、R2、R3が発生しました。
  R1:7/18 10:37 千葉県南東沖(N34.8, E140.3) 震度1 h80km M3.8
  R3:7/31 03:05 駿河湾南方沖(N34.5, E138.6) 震度1 h30km M3.9
  R2:7/28 19:07 八丈島東方沖(N32.5 E140.3) h37.5 M3.7D 4.1V (一元化)

 トータルのエネルギはMt=4.1となります。 補正係数は0.3が良いようです。

 同じく前々回(7/16)記載の 「7/12の大気重力波から以下とします。
  P1207-04:2012/7/21±6 または7/31±6房総半島はるか南東沖(三重会合点付近)(N34.0, E142.0)
       M6.4またはM5.5(補正係数0.3の場合)
       7/21±6は誘発地震として計算、7/31±6は初生地震として計算。

 は未発生です。

 前回(7/24)記載の 「現在は7/22の大気重力波から以下とします。
  P1207-09:2012/7/28±3 茨城県沖(N36.1, E140.6) M5.0」
 については、下記が発生しました。一つではなく多数の小地震でした。
  R:8/01 13:28 福島県沖(N37.1, E141.2)震度2 h50km M4.0
  R:8/01 13:04 茨城県沖 (N36.4, E141.7)震度2 h50km M3.6
  R:7/31 07:05 茨城県沖 (N36.3, E141.1)震度1 h40km M3.5
  R:7/31 06:16 千葉県北西部 (N35.8, E139.9)震度2 h40km M4.1
  R:7/29 02:26 福島県沖(N37.2, E141.4)震度2 h50km M4.1
  R:7/29 00:27 茨城県沖 (N36.6, E141.1)震度1 h20km M3.9
  R:7/27 02:07 茨城県沖 (N36.1, E141.0)震度1 h30km M3.4
  R:7/27 01:54 茨城県沖 (N36.7, E141.0)震度1 h50km M3.4
  R:7/26 05:00 関東東方はるか沖(36.5 142.6) h55 M4.6D 4.4W (一元化)
  R:7/26 01:34 茨城県沖 (N36.4, E141.0)震度1 h40km M3.5

 トータルのエネルギーはMt=4.7相当。 7/22の衛星画像を再度見てみると上記の震央は総て、M5を計測、 計算した大気重力波の分布域に入っています。

 前回(7/24)記載の 「また同じく7/23の大気重力波から7/26前後に千葉県北西部から茨城県南部でM4台半ばが予測されます。」 については、下記が発生しました。 Mwの合計エネルギーはMwt=4.4
  R2:7/27 23:40茨城県南部 (N36.0, E140.1)震度2 h70km M3.9
    AQUA-CMTではMw4.2
  R1:7/26 19:30茨城県南部 (N36.2, E140.1)震度3 h60km M4.1
    AQUA-CMTではMw4.2

 現在は8/01の大気重力波から8/03前後に千葉県北西部から茨城県南部でM4台前半が予測されます。

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。
 前々回(7/16)記載の 「現在は7/11の大気重力波から伊勢湾付近でM4台半ばが7/17前後に予測されます。」 については、前回(7/24)「発生しませんでした。」としていましたが、下記が発生しました。
  R:07-25 23:54:59 遠州灘(N34.3352 E136.9907) h363.7 M4.2 (Hi-net)

 前回(7/24)記載の 「現在は7/20,21,22の大気重力波から以下とします。
  P1207-10:2012/7/26±2 東海道はるか沖(N33.9, E138.5) M4.8」
 については、下記が発生しました。
  R:07/25 05:15 新島近海(N33.9 E138.6) h276km M2.8V (一元化)
 震央は一致していますがMが異なりました。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前回(7/24)、 「しかし予測した地点でM5.0が発生する可能性もありますとしていたP1207-06」 については発生しませんでした。

 前回(7/24)記載の「現在は7/18の大気重力波から以下とします。
  P1207-11:2012/7/26±3 日向灘(N32.2, E131.9) M5.0
 については、下記が発生しました。
  R2:7/30 02:33 日向灘(N32.6, E131.9)震度2 h40km M3.9 N32.621 E131.826 h47.3 M3.8D 4.0V (一元化)
  R1:7/26 02:20 種子島近海(N31.0 E130.5)震度3 h131km M4.7D,5.2V (一元化)
          Mw4.9 (AQUA-REAL)
          M4.9 N30.988 E130.363 h142.0km (USGS)

 現在は8/01の大気重力波から福岡県北西部で、8/04前後にM4台半ばが予測されます。

 以上のように赤文字での予測が多くなってきました。 このような場合はさらに大きな地震の可能性もありますので、しばらく注意が必要です。
 また逆ラジオの鎌倉観測点で、7/30にこの観測点にしては大きめの値が得られました。 注意深くWATCHする必要があります。

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