中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震


- 地震予知情報作成日時:2012/06/28 02:35(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/06/28 22:00 -

1. 総説

 2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。
 想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。
 前回(6/21)に「ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生していることと、 3/14のM6.9Dの震央から北東方向に小地震が連続して発生していること、 またこの海域の水温が平年値に比べ1度程高めで推移している事など、 今までに想定していたアウターライズのほかに北海道南東沖のアウターライズも候補の一つとして考えられる事など、 注視する必要があります。」 と述べましたが、4月末以来約1月半ほど高温であった当該海域は6月の中旬以降消滅しました。 また日本海の水温が5月20日頃より約1ヶ月高温で推移していましたが、 最近6/25,26頃より低温に変化してきました。 太平洋沖、日本海ともほぼ同時期に変化が見られ、今後数週間は注意深く見守る必要があります。 高温は海底の岩盤からの高温の流体の流出であることがあり(そうでないこともありますが)、 要注意事項の一つではあります。

 北大の森谷先生からは連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。

 最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。

  1.  京都観測点 での逆ラジオの振り切れるほどのデータが約3ヶ月近く継続していましたが、 9月20日から終息気味となって、現在も低い値が継続しています。  6/19(新月-1日)に2時間と短い時間ですがフルスケールでの高まりがありましたが この日のみで現在は小さな値で推移しています。
  2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしました。 これは中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 現在は6/25,26に中程度の高まりがありました。 これが何日も続くようであれば、大きめの余震もしくは誘発地震が懸念されるため、 推移を注目しています。
  3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、 著しい変化が見られるようになってきました。 とくに最近は各観測点ともに著しい変化が見られます。 注意深くwatchする必要があります。
  4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。
  5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
  6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
  7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、 M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
     一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生は今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。
  8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
     「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)〜千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
     の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この現象は要注意です。
  9.  最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました。 注視する必要があります。
  10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 大陸を西方にたどって、どこまで大気重力波が分布しているかを再度検証中です。 6/27現在、まだ地球全部を調査し終わっていませんが、 北半球および南半球の中緯度帯ではやはり地球を1周しており、M9を示唆しています。 詳細は次回以降述べる予定です。

 5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

 地域別予測(余震域に関しては原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)に関しては会員ページをご覧ください。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

2.地域別予測

(1) 北海道

 とくに大きめの地震はありませんでした。 現在も大きめの地震の前兆は確認されていません。

(2) 東北地方

 前回(6/21)記載の 「現在は台風4号が通過した直後で、大気の状態が不安定で確定的な事は言えないのですが、6/20,21の大気重力波から以下とします。
  P1206-05:2012/06/26±4 岩手県沖(N39.0, E142.9) M5.7±0.1 
 先行時間は最近の余震の傾向から計算してあります。」 については、下記が発生しました。
  R2:6/22 16:59 三陸沖(N39.4, E143.7)震度2 h37km M5.2D,M5.4V
  R1:6/22 05:33 三陸沖(N39.4, E143.8)震度2 h22km M5.3D,M5.6V
    以上一元化
 R1とR2の合計エネルギーはM5.5D, M5.7V相当となります。

 AQUA-REALでは
  R2b:(39.4N, 143.0E) h23km Mw5.0
  R1b:(39.4N, 143.7E) h25km Mw5.1

 USGSでは
  R2c:(N39.387 E143.499) h29.3km M5.1
  R1c:(N39.437 E143.339) h33.1km M5.41

 マグニチュードは正確でした。 発生は余震である事を考慮して決めた日よりもなお4日早めでした。 震央は上記のように諸説ありますが、AQUA-REALではほぼ予測した位置で、最も遠方のケースでは約80km東方でした。
 同じく 「また同じく6/20,21の大気重力波から以下としますが、 前兆発生領域が隣り合っているためP1206-05と同じ可能性があります。 その場合は下記のMが5.7±1、発生日が6/26±4となるかもしれません。
  P:2012/06/23±1 宮城県内陸(N38.3, E140.7) M4.9」
 については、内陸ではなく、宮城県沖で発生しました。
  R:6/22 21:44 宮城県沖(N38.2, E141.7)震度2 h50km M4.0
 その他宮城県沖でM5未満が多数。

 現在は大きめの地震の前兆は確認されていません。

(3) 関東地方

 前々回(6/14)記載の 「現在は6/6、6/9、6/10の大気重力波から以下とします。
  P1206-03:2012/06/14±3 八丈島近海(N32.8, E140.5) M5.2 または補正係数を0.3とした場合はM4.6」
 については、前回(6/21)に 「発生しませんでした。」 としていましたが、下記のように発生しているのを見落としていました。
  06/12,02:19 33.2 N 140.8 E 50 km Mj 3.5 八丈島近海
  06/10,04:18 33.2 N 141.1 E 50 km Mj 4.2 八丈島東方沖
     (以上F-NET)

 前回(6/21)記載の 「現在は6/13以降連続して出現している大気重力波から以下とします。
  P1206-06:2012/06/28±5 鳥島近海(N30.5, E140.5) M6.2
 については、まだ発生していません。
 同じく 「また、6/21の大気重力波から以下とします。
  P:2012/6/26±3 新島近海(N34.2, E139.4) M4.8」
 については、まだ発生していません。
 現在は6/26の大気重力波から千葉県北西部から東部で数日以内に小さな地震の発生があるでしょう。

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。
 6/14以来記載の 「現在は、6/9,6/11の大気重力波から以下とします。
  P1206-04:2012/06/17±3 静岡県中部(N35.0, E138.4) M5.3
               震度4から5弱程度となる可能性があります。

 については、予測期間が過ぎていますが、Mが異なるためこのままとします

 前回(6/21)記載の 「現在は、6/18の大気重力波から以下とします。
  P1206-07:2012/6/29±4 M5.7 震央は長野県南部(N35.4, E138.0)または福井県西方沖(N36.2, E135.6)
 これはP1206-04と同じかもしれません。」 については、予測震央近くで小さめの発生がありましたが、Mが異なるためこのままとします。
  R:06/24 05:12 長野県南部(N36.0, E137.6) h10km M3.2 震度1

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 大きめの地震の発生はありませんでした。 現在も大きめの地震の前兆は確認されていません。


地震予知情報作成日時:2012/06/21 23:55(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
地震予知情報掲載日時:2012/06/22 21:45 -

1. 総説:

 2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。
 想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、 要注意ですが、今のところそのような傾向は伺えません。 ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生していることと、 3/14のM6.9Dの震央から北東方向に小地震が連続して発生していること、 またこの海域の水温が平年値に比べ1度程高めで推移している事など、 今までに想定していたアウターライズのほかに 北海道南東沖のアウターライズも候補の一つとして考えられる事など、注視する必要があります。

 北大の森谷先生からは収束したという連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。

 最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。

  1.  京都観測点での逆ラジオ の振り切れるほどのデータが約3ヶ月近く継続していましたが、 9月20日から終息気味となって、現在も低い値が継続しています。
     6/19(新月-1日)に2時間と短い時間ですがフルスケールでの高まりがありました。
  2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしました。 これは中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 6/18に宮城県沖M6.2Dがありましたが、事前には大きな高まりはありませんでした。 現在は小さな高まりがあるのみです。
  3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 とくに最近は各観測点ともに著しい変化が見られます。 注意深くwatchする必要があります。
  4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。
  5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
  6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
  7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、 M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
     一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生は今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。
  8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
     「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)〜千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
     の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この現象は要注意です。
  9.  最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました。 注視する必要があります。
  10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 大陸を西方にたどって、どこまで大気重力波が分布しているかを再度検証中です。 まだ地球全部を調査し終わっていませんが、 北半球および南半球の中緯度帯ではやはり地球を1周しており、M9を示唆しています。 詳細は次回以降述べる予定です。

5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

 地域別予測(余震域に関しては原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)に関しては会員ページをご覧ください。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

2.地域別予測;

(1) 北海道

  P1206-01:2012/06/18±3 釧路沖(N42.9, E144.4) M5.1
 については、6/18 22:10のTOP PAGEの連絡欄で述べたように既に取り消しています。 詳細は(2) 東北地方を参照してください。

(2) 東北地方

 前回(6/14)記載の 「現在は、6/11の大気重力波から以下とします。
  P1206-02:2012/06/19±3 宮城県はるか沖(N38.7, E145.8) M5.3」
 については、下記が発生しました。
  R:6/18 05:32 宮城県沖(N38.9, E142.1)震度4 h40km M6.1 (速報値)
                      h46.8km M6.2D 5.9V (一元化)、
                      M6.4 N38.894 E141.946 h31.8km (USGS)

 6/18 22:10の連絡欄で 「予測したMとの差異について考察します。 やはり6/11の大気重力波から釧路沖で次のように予測しました。
  P1206-01:2012/06/18±3 釧路沖(N42.9, E144.4) M5.1
 これはほぼ北海道全域から西方沖の日本海の一部と千島列島の一部にかけて分布する大気重力波から推定したものですが、 この領域と上記宮城県はるか沖の予測の根拠となった大気重力波の分布域とは狭い領域を挟んで 連続していないように見えたのですが、結果として別々の地震と判断したのは誤りだったようです。 両者と岩手県沖の部分(Mが小さいので予測情報作成時には無視していた領域)とを足すと約44万km2 となりこれからMは5.9と計算されました。
 したがってP1206-01釧路沖M5.1の予測は取り消しと致します。
 通常は宮城県沖の地震の前兆としての大気重力波は震央より西方に出現するのですが、 最近は太平洋上に出現する事が多くなっており、かなり気がかりです。」 と述べましたが、さらに詳しく分析した結果、 さらに6/13に東経146.5度より東方の東経160度まで大気重力波が見られ、この面積は20万km2でした。 これと上記44万km2を合計すると、64万km2となり これからM6.1と計算されました。
 現在は台風4号が通過した直後で、大気の状態が不安定で確定的な事は言えないのですが、 6/20,21の大気重力波から以下とします。
  P1206-05:2012/06/26±4 岩手県沖(N39.0, E142.9) M5.7±0.1
 先行時間は最近の余震の傾向から計算してあります。
 また同じく6/20,21の大気重力波から以下としますが、 前兆発生領域が隣り合っているためP1206-05と同じ可能性があります。 その場合は下記のMが5.7±1、発生日が6/26±4となるかもしれません。
  P:2012/06/23±1 宮城県内陸(N38.3, E140.7) M4.9

(3) 関東地方

 前回(6/14)記載の 「現在は6/6、6/9、6/10の大気重力波から以下とします。
  P1206-03:2012/06/14±3 八丈島近海(N32.8, E140.5) M5.2
 または補正係数を0.3とした場合はM4.6」 については、発生しませんでした。

 現在は6/13以降連続して出現している大気重力波から以下とします。
  P1206-06:2012/06/28±5 鳥島近海(N30.5, E140.5) M6.2
 また、6/21の大気重力波から以下とします。
  P:2012/6/26±3 新島近海(N34.2, E139.4) M4.8

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。
 前回(6/14)に微修正を加えた
  P1205-10b:2012/06/9±4 能登半島沖(N37.5, E137.2) M5.7
              震央は山形県(N38.3, E140.3)の可能性もあります。」
 については、M5.7相当は発生しませんでした。
 前回(6/14)記載の 「現在は、6/9,6/11の大気重力波から以下とします。
  P1206-04:2012/06/17±3 静岡県中部(N35.0, E138.4) M5.3
               震度4から5弱程度となる可能性があります。

 については、下記が発生しましたが、Mが異なるためこのままとします。
  R:06/21 05:36:07 静岡県南西部(34.995N. 137.742E) h262.1km M3.3
  R:06/16 08:54:21 駿河湾南部(34.844N. 138.383) h21.5km M2.6
           (以上Hi-net)

 現在は、6/18の大気重力波から以下とします。
  P1206-07:2012/6/29±4 M5.7 震央は長野県南部(N35.4, E138.0)
                または福井県西方沖(N36.2, E135.6)
 これはP1206-04と同じかもしれません。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前回(6/14)記載の 「現在は、6/7の大気重力波から四国北部でM4台半ばが数日以内に予測されます。」 については、下記が発生しました。
  R:06/15 04:05 愛媛県南予(N32.9, E132.5)h30km M3.4 震度1


- 地震予知情報作成日時:2012/06/14 02:30(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/06/14 22:15 -

1. 総説

 2012/04/11にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。

 想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。 ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生していることと、 3/14のM6.9Dの震央から北東方向に小地震が連続して発生していること、 またこの海域の水温が平年値に比べ1度程高めで推移している事など、 今までに想定していたアウターライズのほかに 北海道南東沖のアウターライズも候補の一つとして考えられる事など、注視する必要があります。

 北大の森谷先生からは収束したという連絡がありませんので、 NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。

 最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。

  1.  京都観測点 での逆ラジオの振り切れるほどのデータが約3ヶ月近く継続していましたが、 9月20日から終息気味となって、現在も低い値が継続しています。 6/8(下弦-3日)に小さな高まりがありました。
  2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしました。 これは中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 6/4、最大4.2万の高まりがあり、06/06 千葉県東方沖M6.3の発生を見た事については前回(6/6)述べました。 その後は6/6,6/8に小さな高まりがあるのみです。
  3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 とくに最近は各観測点ともに著しい変化が見られます。 注意深くwatchする必要があります。
  4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。
  5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
  6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
  7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、 M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
     一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生は今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。
  8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)〜千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」 の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この現象は要注意です。
  9.  最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました。 注視する必要があります。
  10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 大陸を西方にたどって、どこまで大気重力波が分布しているかを再度検証中です。 詳細は次回以降述べる予定です。

 5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

 地域別予測(余震域に関しては原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)に関しては会員ページをご覧ください。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

2.地域別予測

(1) 北海道

 05/07以来記載の「「4/28,29,5/1などの大気重力波から以下とします。
  P1205-01:2012/05/11±5 サハリン近海(N49, E142) M6.0」
 については、 発生を見なかったとします。
 去年の大震災の前の1月から2月にかけて、同様な予測に対して発生を見なかった事がありました。 要注意です。

 現在は6/11の大気重力波から次のように予測されます。
  P1206-01:2012/06/18±3 釧路沖(N42.9, E144.4) M5.1

(2) 東北地方

 5/29以来記載の 「現在は5/26、27、29の大気重力波から以下とします。
  P1205-09:2012/06/07±4 岩手県北部(N40,3, E141.8) M5.8
 については、 その後もほぼ予測した地点で多数のM4台が発生しましたのでこれらの群発性の地震をもって対応地震とします。
  6/8;M4.1、6/10;M3.9、6/11;M4.3など。

 また前回(6/6)修正した
  P1205-10b:2012/06/9±4 能登半島沖(N37.5, E137.2) M5.7
              震央は山形県(N38.3, E140.3)の可能性もあります。」
 の、山形県の部分では
  R:6/08 07:52 山形県置賜地方(N37.8, E140.0)震度1 h10km M3.3
 が発生しました。

 現在は、6/11の大気重力波から以下とします。
  P1206-02:2012/06/19±3 宮城県はるか沖(N38.7, E145.8) M5.3

(3) 関東地方

 現在は6/6、6/9、6/10の大気重力波から以下とします。
  P1206-03:2012/06/14±3 八丈島近海(N32.8, E140.5) M5.2
              または補正係数を0.3とした場合はM4.6

 また6/13の大気重力波から鳥島近海で中程度の地震が予測されますが、次回検討する事とします。

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。

 前々回(5/29)記載の 「現在は5/29の大気重力波から以下とします。
  P1205-10:2012/06/9±4 石川県西方沖(N36.6, E135.7) M5.7」
 については、前回(6/6)に
「予測地点では小さな深発が発生しましたが、Mが異なることと、6/2に発生した大気重力波から微修正を加え以下とします。
  P1205-10b:2012/06/9±4 能登半島沖(N37.5, E137.2) M5.7
              震央は山形県(N38.3, E140.3)の可能性もあります。」
 としていましたが、下記が発生しました。 しかしMが異なる事から山形県を削除して((2) 東北地方参照このままとします。
  R:06/14 01:10:44 日本海(38.536N ,133.782E ) h461.4km M4.3(Hi-net)
  R:06-13 04:29  日本海(37.3363N 134.9696) h388.1 M3.9(Hi-net)
  R:06/11 15:57:42 富山県(36.8N 137.0E) h282.5km M3.3(Hi-net)
  R:06/09 21:59  石川県西方沖(N36.5, E136.3)h10km M2.9 震度2

  R:06/09 04:07  静岡県中部(N35.0, E138.4)h30km M4.1 震度3
 が発生しました。 これは6/7の大気重力波によるものでした。

 現在は、6/9,6/11の大気重力波から以下とします。
  P1206-04:2012/06/17±3静岡県中部(N35.0, E138.4) M5.3
 震度4から5弱程度となる可能性があります。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前回(6/6)次のように述べました。
 「前々回(5/15)にそのままとしていた
 「 P1205-06:2012/05/16±5 奄美大島近海(N27.8, E129.4) M6.2
               または種子島近海(N30.2, E131.8)
               または台湾近海(N22.9, E118.6)」
 については、R1,R2のほか、下記が発生しましたがMが異なる事、 石垣島近海では群発性となっていることからこのままとします。」
 この予測に対して6/6, 6/10にほぼ予測通りの大きさの地震が発生しました。 25日遅れでした。
  R:06/10 06:00 台湾付近(N24.4,E122.3)h69.9km M6.0D 5.9V 震度3R
  R:06/06 10:08 台湾付近(N22.468 E121.512) h18.2km M5.6D M6.1V (以上一元化)

  06-11 02:11:30 種子島近海(N30.959, E130.806) h59.7 M4.4D 4.4V
 が発生しました。 この大気重力波による前兆は6/9に見られました。

 現在は、6/7の大気重力波から四国北部でM4台半ばが数日以内に予測されます。


- 地震予知情報作成日時:2012/06/06 07:50(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/06/07 01:30 -

1.総説

 2012/04/11にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は 最悪M9.2から少し減じて、M9.0となったことは04/18に述べました。

 想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。 ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生しています。 注視する必要があります。

 北大の森谷先生からは収束したという連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。

 最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。

  1.  京都観測点 での逆ラジオの振り切れるほどのデータが約3ヶ月近く継続していましたが、 9月20日から終息気味となって、現在も低い値が継続しています。
     02/10(満月+2日)にフルスケールでの棒状の高まりが、 また3月は4、6、9日(満月前後)および21日(新月前後)および4/2(上弦+2)と4/7(満月)に棒状の高まり、 5/5(満月)、5/29(上弦)に小さな高まりがあり、現在は小さめの値で推移しています。
  2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしました。 5/30および6/1の12時ころ最大6万の高まりがあり、6/1 ,17:48に首都圏で震度4(M5.2)の発生を見ました。 非常に頼りになる観測点で、中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。 6/4、最大4.2万の高まりがありました。 再度首都圏または南方沖で同程度の地震の発生が予測されます。 詳細は会員ページをご覧ください。 とここまで書いたところで、
      R3:6/06 04:31千葉県東方沖(N34.9, E141.5)震度3 h20km M6.3
     が発生しました。 この地震はP1205-11のM6.1予測の根拠となった、5/26の大気重力波の64万km2に、 6/3の紀伊半島南東沖から関東地方はるか東方沖にかけて発生した 約27万km2の大気重力波を足した91万km2から、 補正係数2.3を乗じ、その常用対数からM6.3と計算されました。 P1205-11の発生予測日は6/9でしたので、少し早めの発生ということになります。 それにしても伊勢は頼りになる観測点です。
  3.  岐阜大学の各観測点のラドンについては、 4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 要注意です。
  4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。
  5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
  6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
  7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、 M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
     一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生は今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。
  8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
     「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)〜千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
     の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この現象は要注意です。
  9.  最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました。 注視する必要があります。
  10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。

 5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

 地域別予測(余震域に関しては原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)に関しては会員ページをご覧ください。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

2.地域別予測

(1) 北海道

 05/07以来記載の「「4/28,29,5/1などの大気重力波から以下とします。
  P1205-01:2012/05/11±5 サハリン近海(N49, E142) M6.0
 については、このままとします」」 については、下記が発生していますが、震央が大幅に異なる事からこのままとします。
  2012 05 11 18:37 N45.72 E151.59 h44 M5.0
  2012 05 20 06:54 N44.70 E151.75 h20 M5.1
  2012 05 23 20:25 N46.52 E152.71 h34 M5.3
  (以上USGS、時刻はUTC)

(2) 東北地方

 前回(5/29)記載の 「現在は5/26、27、29の大気重力波から以下とします。
  P1205-09:2012/06/07±4 岩手県北部(N40,3, E141.8) M5.8
 については、下記がほぼ予測した地点で発生しましたが Mが異なる事、予測最終日が未到来のためこのままとします。
  R:06/03 13:07 岩手県沖 (N40.1, E142.1)震度4 h50km M4.2
                       M4.6 N40.207 E141.883 h40.4km (USGS)

(3) 関東地方

 前回(5/29)に 「現在は大きめの前兆は認められません。」 としていましたが下記が発生しました(速報値)。
  R:6/01 17:48 茨城県南部(N36.1, E139.9)h50km M5.2 震度4
 この地震の前兆は5/30、6/1に認められました。 千葉県北西部から茨城県南部にかけて発生する地震の典型的な大気重力波のパターンで、明瞭な前兆でしたが、 先行時間は2日と随分と短いものでした。
  R:6/06 04:31千葉県東方沖(N34.9, E141.5)震度3 h20km M6.3
 については、(6)で述べます

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。

 前回(5/29)記載の 「現在は5/29の大気重力波から以下とします。
  P1205-10:2012/06/9±4 石川県西方沖(N36.6, E135.7) M5.7」については、  予測地点では小さな深発が発生しましたが、Mが異なることと、 6/2に発生した大気重力波から微修正を加え以下とします。
  P1205-10b:2012/06/9±4 能登半島沖(N37.5, E137.2) M5.7
 震央は山形県(N38.3, E140.3)の可能性もあります。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前々回(5/15)にそのままとしていた
 「P1205-06:2012/05/16±5 奄美大島近海(N27.8, E129.4) M6.2
              または種子島近海(N30.2, E131.8)
              または台湾近海(N22.9, E118.6)

 については、R1,R2のほか、下記が発生しましたがMが異なる事、 石垣島近海では群発性となっていることからこのままとします。
  R4:M4.9 06/04 20:38(UTC) N24.179 E122.247 h51.1 TAIWAN (USGS)
  R3:05/30,16:25 23.1 N121.4 E ごく浅いMj 4.2 台湾付近(F-net)
  R2:05/27 20:20 石垣島近海(N24.7,E123.2)h15.3km M5.1D 震度2
  R1:05-16 14:36 宮古島近海(N25.945 E125.618) h26 km M4.7D
  (以上一元化)

 前回(5/29)記載の 「現在は5/26の大気重力波から以下とします。
  P1205-11:2012/6/9±5 日向灘(N32.6, E132.0)または紀伊半島南東沖(N33.3, E137.0) M6.1」
 については次のように発生しました。
  R3:6/06 04:31千葉県東方沖(N34.9, E141.5) 震度3 h20km M6.3
  R2:6/04 15:51宮崎県南部山沿い(N32.1, E130.9)震度4 h8.8km M4.4D,4.5V (一元化)
  R1:6/04 14:09宮崎県南部山沿い(N32.1, E130.9)震度3 hごく浅い M3.8

 R1,R2;日向灘と予測したものが少し西方にずれての発生でした。

 R3;この地震はP1205-11のM6.1予測の根拠となった、 5/26の大気重力波の西端が東経110度北緯30度にまで及ぶ64万km2に、 6/3の紀伊半島南東沖から関東地方はるか東方沖にかけて発生した 約27万km2の大気重力波の面積を足した91万km2から、 補正係数2.3を乗じ、その常用対数からM6.3と計算されました。 震央候補地として紀伊半島南東沖を挙げましたが、6/3にはさらに関東地方はるか東方沖まで出現していました。 その結果房総半島東方沖で発生しました。 時期は少し早めの発生でした。

 以上のように日本列島周辺で“赤の予測”が増えています。 このような場合はさらに大きな地震の発生となるケースが度々ありました。

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