中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震


- 地震予知情報作成日時:2012/05/29 17:35(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/05/30 01:10 -

1.総説

 5月19日の都市センターホテルでの地震予知に関する講演会には、 短い告知期間、名前と住所、イーメイルアドレスを明らかにしての往復はがきでの応募、 また当日は身分証の提示というハードルの高い参加方法にもかかわらず、 多くの方々にご出席いただき、感謝に堪えません。
 昨今の電子掲示板を使って、匿名をいい事に、他人を誹謗中傷したり、 ステマを使って宣伝するなどの蔓延を憂慮していましたが、 大部分の日本人はそのような風潮をよしとしていない事が分かりました。 また参加していただいた方々は、とても熱心で、まじめに地震予知を考えておられることが、 質疑応答や閉会後の議論などで伺え、私どもも研究を進める上でおおいに勇気をいただきました。 まことにありがとうございました。
 森谷先生、お忙しいなかを御講演いただきまして誠にありがとうございました。

 今回は地球惑星科学連合大会に出席のため、更新が遅れました。

 前回(5/15)以降やや強めの地震が続きました。
  R4:05/29 01:36 千葉県北西部(N35.8, E140.1)h80km M5.2 震度4(速報値)
  R3:05/27 06:49 父島近海(N27.0, E140.6)h499km M6.3D 震度2
  R2:05/24 00:02 青森県東方沖 (N41.4,E142.1)  M6.1 h60km 震度5強
  R1:05/20 16:20 三陸はるか沖 (N39.5, E143.6) M6.5D h7km 震度3
           (以上一元化)

 これらの前兆がどのようであったかは会員ページで詳述いたします。

 2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 幸い陸から離れていたことと、横ずれ断層によるものだったことから、 震動、津波ともに大きな被害はありませんでした。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。

 想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。 ただ最近アウターライズで中程度の地震が以前よりは多めに発生しています。 注視する必要があります。

 北大の森谷先生のえりも観測点で、3.11以前よりも長い期間地震エコーが観測されており、 再度巨大地震の発生を見ると昨年の地震学会で報告されています。  現在のところ森谷先生からは収束したという連絡がありませんので、 NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。

 最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。

  1.  京都観測点での逆ラジオの振り切れるほどのデータが約3ヶ月近く継続していましたが、 9月20日から終息気味となって、現在も低い値が継続しています。
     02/10(満月+2日)にフルスケールでの棒状の高まりが、 また3月は4、6、9日(満月前後)および21日(新月前後)および4/2(上弦+2)と4/7(満月)に棒状の高まり、 5/5(満月)に小さな高まりがあり現在は小さめの値で推移しています。 今後は満月または新月がキイワードになる可能性があります。
  2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあることがはっきりとしました。 5/25から5/28に最大6万の高まりがあり、29日未明に首都圏で震度4の発生を見ました。 非常に頼りになる観測点で、中央構造線の上に位置しているのが原因と考えられます。
  3.  岐阜大学の各観測点のラドンについては、 4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 要注意です。
     今回の地球惑星科学連合大会では3.11を挟んで間歇時間間隔に変化がみられたとの報告がありました。
  4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。
  5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
  6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
  7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、M5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、 3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
     一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生は今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。
  8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
     「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)〜千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
    の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この現象は要注意です。
  9.  最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました。注視する必要があります。
  10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。

 5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

 地域別予測(余震域に関しては原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)に関しては会員ページをご覧ください。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

2.地域別予測;

(1) 北海道

 05/07以来記載の「4/28,29,5/1などの大気重力波から以下とします。
  P1205-01:2012/05/11±5 サハリン近海(N49, E142) M6.0
 については、このままとします

 前回(5/15)記載の 「現在は5/12の大気重力波から以下とします。
  P1205-07:2012/05/18±3 十勝沖(N42.0, E144.4) M5.0」
 については、下記が発生しました。 今年3/14のアウターライズ地震M6.9の余震でした。
  05/27 16:49:53 十勝はるか沖(N40.9、E145.4) h67.1 M4.4D M5.1V (一元化)

(2) 東北地方

  R:05/24 00:02   青森県東方沖 (N41.4,E142.1) M6.1 h60km 震度5強
  R:05/20 16:20:33 三陸はるか沖 (N39.5, E143.6) M6.5D (速報値はM6.2) h7km 震度3
  R:05/20 16:19:52 三陸はるか沖N39.5 E143.7 h32km M5.8D 6.0V
             (以上一元化)。
 三陸沖はどうやら2個の発生だったようです。
 三陸沖の地震の大気重力波による前兆は5/16(前回5/15更新以降)に見られ、 その分布は北海道、東北、北陸、中国地方、日本海の大半、沿海州の一部、朝鮮半島南部などで、 地震発生前はM6.2と計算されていましたが、地震発生後に詳細に検討した結果その面積は120万km2となり、 これからM6.5と計算されました。 しかしながら、先行時間が通常よりも大分短い地震でした。 震央は大気重力波の形体から東北地方の太平洋沖であることは会員なら用意に想像できることでしょう。 青森県東方沖M6.1については、5/23に東北地方から北上して沿海州に一部かかる大気重力波が該当すると思われますが、 これからはM5.6としか計算できません。 ウラジオストックの南北に大気重力波がみられ合計すると55万km2となり、M6.0と計算できますが、 地震発生前にはおそらく合計して考える事は出来なかったはずです。 三陸はるか沖の前兆とダブっていたと考えられます。

 前々回(05/07)記載の 「また5/6の大気重力波から以下とします。
  P1205-03:2012/05/14±3 日本海中部(N39.5, E136.7) M5.3」
 については、下記が発生しましたがMが小さくはずれとします。
  R:05-17 10:38 N37.499 E134.472 h457km M3.0V SEA OF JAPAN(一元化)

 前回(5/15)記載の 「現在は5/13の大気重力波から山形県北部沿岸地域でM4半ばが5/18前後に推定されます。」 については、下記が発生しました。
  R:05/17 00:59 青森県津軽北部(N40.7, E140.5)h10km M3.7 震度3
 南北に長い大気重力波の分布から南端と予測しましたが、北部近くでした。

 現在は5/26、27、29の大気重力波から以下とします。
  P1205-09:2012/06/07±4 岩手県北部(N40,3, E141.8) M5.8

(3) 関東地方

  R:05/29 01:36 千葉県北西部(N35.8, E140.1)h80km M5.2 震度4 (速報値)
 が発生しました。
 この大気重力波による前兆は、5/21,23,28等に見られました。 Mは地震発生前はM4.7と計算されましたが、発生後詳細に見ると5/21の分布からM5.1と計算されました。 先行時間は法則通りでした。

 05/07以来記載の 「「現在は4/29,30,5/1の大気重力波から以下とします。最大でM6.9、最小ではM6.1の発生が考えられますので誤差範囲を記載します。
  P1205-04:2012/05/17±7 小笠原諸島近海(N28.2, E143.7) M6.5±0.4
 もしもM6.9が発生すると2010年12月末頃と似た状況と考えられ、要注意となります。」 については、下記が発生しましたがMが少し小さいのでこのままとします。
  R:05/12 05:35 鳥島近海(N30.7, E139.1)h400km M5.4 震度1 M5.5 (USGS)
 本年元旦の鳥島近海M7.0DはN31.4, E138.6 h397kmでしたのでこれは余震と考えられます。」」 については、下記が発生しました。深発の場合は大分離れた位置で発生する傾向があります。
  R:05/27 06:49 父島近海(N27.0, E140.6)h499km M6.3D 震度2(一元化) M6.1(速報値)、M6.0(USGS)

現在は大きめの前兆は認められません。

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。

 現在は5/29の大気重力波から以下とします。
  P1205-10:2012/06/9±4 石川県西方沖(N36.6, E135.7) M5.7

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前回(5/15)にそのままとしていた
 「P1205-06:2012/05/16±5 奄美大島近海(N27.8, E129.4) M6.2
              または種子島近海(N30.2, E131.8)
              または台湾近海(N22.9, E118.6)

 については、その後下記が発生しましたがMが異なる事、 石垣島近海では群発性となっていることからこのままとします。
  R:05/27 20:20 石垣島近海(N24.7,E123.2)h15.3km M5.1D 震度2
  R:05-16 14:36 宮古島近海(N25.945 E125.618) h26 km M4.7D (以上一元化)

 また同じく 「現在は5/15の大気重力波から以下としますが、P1205-06とダブっているかもしれません。
  P1205-08:2012/05/28±5 沖縄本島近海(N26.3, E128.2) M5.9
              または紀伊半島はるか南方沖(N28.5, E136.6)」
 については、下記が発生しました。
  05/21 12:18:45 N27.181 E127.471 h90.7km M5.1D 5.1V 震度3 NEAR OKINAWAJIMA ISLAND(一元化)、M5.3(USGS)
 震央距離D=120km、Mが過大評価でした。

 現在は5/26の大気重力波から以下とします。
  P1205-11:2012/6/9±5 日向灘(N32.6, E132.0)または紀伊半島南東沖(N33.3, E137.0) M6.1

  以上のように日本列島周辺で“赤の予測”が増えてきました。このような場 合はさらに大きな地震の発生となるケースが度々ありました。


地震予知情報作成日時:2012/05/15 19:55(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
地震予知情報掲載日時:2012/05/16 01:40 -

1.総説

 2012年5月19日(土)13:00から都市センターホテルで地震予知に関する講演会を開催します。 詳細は連絡欄TOPをご覧ください。

2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 幸い陸から離れていたことと、横ずれ断層によるものだったことから、 震動、津波ともに大きな被害はありませんでした。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは04/18に述べました。

 想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。 ただ下記のようにアウターライズで中程度の地震が発生しています。 注視する必要があります。
  R: 05/13 02:25 本州北部東方はるか沖(N39.3, E144.3) H50km M4.7(Hi-net
  R:05/08 18:16 本州北部東方はるか沖(N37.4, E144.6) H50km M5.6(Hi-net) M4.9D (一元化)

 北大の森谷先生のえりも観測点で、3.11以前よりも長い期間地震エコーが観測されており、 再度巨大地震の発生を見ると地震学会で報告されています。
 現在のところ森谷先生からは収束したという連絡がありませんので、 NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。

 最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないように思え、以下に述べます。

  1.  京都観測点 での逆ラジオの振り切れるほどのデータが約3ヶ月近く継続していましたが、 9月20日から終息気味となって、現在も低い値が継続しています。
     02/10(満月+2日)にフルスケールでの棒状の高まりが、 また3月は4、6、9日(満月前後)および21日(新月前後)および4/2(上弦+2)と4/7(満月)に棒状の高まり、 5/5(満月)に小さな高まりがありました。 今後は満月または新月がキイワードになる可能性があります。
  2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあるようです。 現在は5/11から14に10万の高まりがありました。
  3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、 著しい変化が見られるようになってきました。 養老町;急速に下降中、割石温泉、川上;急上昇後下降中、要注意です。
  4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。
  5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
  6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
  7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、特に最近はM5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、 3/14のM6.9Dが発生しました。今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
     一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生は今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。
  8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
     「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)〜千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
     の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この現象は要注意です。
  9.  最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました。注視する必要があります。
  10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。 5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

 地域別予測(余震域に関しては原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)に関しては会員ページをご覧ください。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

2.地域別予測

(1) 北海道

 前回(05/07)記載の「4/28,29,5/1などの大気重力波から以下とします。
  P1205-01:2012/05/11±5 サハリン近海(N49, E142) M6.0
 については、このままとします
 前回(05/07)記載の 「また網走支庁で、5/8前後に、M4台前半(5/4の大気重力波による)。」 については、下記が発生しました。
  R:05/10 15:01 釧路沖(N42.9, E144.5) h50km M4.3 震度3
  R: 05/09 8:52オホーツク海南部(45.6N,145.9E) h250.0km Mw4.1(Aqua-Real)

 網走支庁の北と南で発生しました。

 現在は5/12の大気重力波から以下とします。
  P1205-07:2012/05/18±3 十勝沖(N42.0, E144.4) M5.0

(2) 東北地方

 前回(05/07)記載の 「現在は5/6の大気重力波から以下とします。
  P1205-02:2012/05/15±4 宮城県沖(N38.0, E142.3) M5.4」
 については、下記のようにアウターライズで発生しました。 大気重力波分布域の陸側と推定しましたが、実際には最も外洋側でした。
  R:05/08 18:17 本州北部はるか沖(N37.5, E144.5)h52km M4.9D 震度1 (一元化)、 Mw4.7 (AQUA-CMT)  M5.0 (USGS)

 同じく前回(05/07)記載の 「また5/6の大気重力波から以下とします。
  P1205-03:2012/05/14±3 日本海中部(N39.5, E136.7) M5.3
 については、未発生です。

 現在は5/13の大気重力波から山形県北部沿岸地域でM4半ばが5/18前後に推定されます。

(4) 関東地方

 前回(05/07)記載の 「現在は4/29,30,5/1の大気重力波から以下とします。 最大でM6.9、最小ではM6.1の発生が考えられますので誤差範囲を記載します。
  P1205-04:2012/05/17±7 小笠原諸島近海(N28.2, E143.7) M6.5±0.4
 もしもM6.9が発生すると2010年12月末頃と似た状況と考えられ、要注意となります。」 については、下記が発生しましたがMが少し小さいのでこのままとします。
  R:05/12 05:35 鳥島近海(N30.7, E139.1)h400km M5.4 震度1 M5.5 (USGS)
 本年元旦の鳥島近海M7.0DはN31.4, E138.6 h397kmでしたのでこれは余震と考えられます。

 前回(05/07)記載の 「また千葉県中部で5/8前後にM4台後半(5/4の大気重力波による)。」 については、ほぼ予測通りの規模、位置で発生しましたが、予測より6日遅れで、これは微妙な遅れです。
  R:05/14 08:17 千葉県南部(N35.3, E140.4) h20km M4.3 震度3

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 前回(05/07)記載の 「現在は5/2の大気重力波から以下とします。大気重力波はすこし複雑で錯綜していることから3箇所の震央を推定します。
  P1205-05:2012/05/09±3 種子島近海(N30.2, E131.8) M5.0 」
 については、下記が発生しました。ほぼ予測通りでしたが、震央は少し離れていました。
  R:05/14 12:36 日向灘(N31.7, E 131.9)h20km M4.7 震度3 M5.0 (USGS)
  R:05/13 11:21 種子島近海(N30.7, E131.1) h10km M2.9 震度1
  R:05/12 03:31 種子島東方沖(N30.7, E132.3) h38km M3.0(Hi-net)

同じく
P1205-06:2012/05/16±5 奄美大島近海(N27.8, E129.4) M6.2
             または種子島近海(N30.2, E131.8)
             または台湾近海(N22.9, E118.6)

 については、下記が発生しましたがMが異なる事からこのままとします。
  R:05/15 06:21 宮古島近海(N24.5,E125.2)  h30km M4.2 震度2
  R:05/14 14:18 奄美大島近海(N28.7, E129.8) h30km M3.7 震度1
  R:05/07,10:29 奄美大島近海 (29.1N, 130.2 E) h60km Mj3.6(F-net)

 現在は5/15の大気重力波から以下としますが、P1205-06とダブっているかもしれません。
  P1205-08:2012/05/28±5 沖縄本島近海(N26.3, E128.2) M5.9 または紀伊半島はるか南方沖(N28.5, E136.6)

 以上のように日本列島周辺で“赤の予測”が増えてきました。 このような場合はさらに大きな地震の発生となるケースが度々ありました。 最近地震の頻度が減少してきており、ややもすると油断が生じ易くなっています。 緊張を持続していただきたく思います。


- 地震予知情報作成日時:2012/05/07 01:55(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2012/05/07 22:00 -

1. 総説

 2012/04/11 にスマトラ沖でM8.6の巨大地震が発生しました。 幸い陸から離れていたことと、横ずれ断層によるものだったことから、 震動、津波ともに大きな被害はありませんでした。 この地震の大気重力波による前兆は約1年1ヶ月前であったこと、 3.11大震災の震源域を挟んだ海溝の外側(アウターライズ)に予測している巨大地震は最悪M9.2から少し減じて、 M9.0となったことは前々回(4/18)に述べました。

 想定しているアウターライズの一角で、03/14にM6.9Dの発生を見ました。 もしもこの震央から南南西方向に余震が多発、移動してくる様なことがあれば、要注意ですが、 今のところそのような傾向は伺えません。 想定しているアウターライズ地震は、2012.4.11のスマトラ地震(M8.6)の発生を受けて再検討した結果、 最悪の場合M9.0程度となり、すこしマグニチュードが小さくなりました。
 また横ずれ断層となる事もある様なので、少し安心材料が出てきました。 しかし、最悪の場合を想定して、準備を怠り無くしなければなりません。 その場合、この震源断層から海岸までは3百数十kmありますので、 地震発生から、津波到達まで3.11の時よりは少しだけ時間に余裕があると思われますので、 パニックにならないように落ち着いて、行動してください。 地震は昼間に発生するとは限りません。 夜間に発生する場合も想定してください。
 もしも高角度の正断層で地震が発生した場合は、 断層の(高さの)落差が、3.11の時のおそらく2倍以上になるだろうと想定されます。
 太平洋戦争で300万人もの命を失ってなおかつ、日本中が焼け野原の状態から日本は立ち直りました。 しかし、もしも再び、原子力発電所が大事故を起こせば、日本の復興はかなり困難になります。
 原子力発電所関係者は、巨大地震の発生を待たないで、予め対処してください。 どうかお願いします。 どんな対処が可能なのでしょうか。 燃料棒を予め避難させておく事はできないのでしょうか? 防潮堤はおそらく間に合わないでしょう。 せめて高台に非常用電源と水源を用意しておく事でしょうか。 水源としてはアースダムが有効でしょうか。 その他考えうるありとあらゆる対策をお願いしたいと思います。

 北大の森谷先生のえりも観測点で、3.11以前よりも長い期間地震エコーが観測されており、 再度巨大地震の発生を見ると地震学会で報告されています。
 現在のところ森谷先生からは収束したという連絡がありませんので、NO NEWS IS GOOD NEWSと今回も判断されます。

 最近のデータの出方から、予測している地震の発生はそう遠い話ではないよ  うに思え、以下に述べます。

  1.  京都観測点 での逆ラジオの振り切れるほどのデータが約3ヶ月近く継続していましたが、 9月20日から終息気味となって、現在も低い値が継続しています。
     02/10(満月+2日)にフルスケールでの棒状の高まりが、 また3月は4、6、9日(満月前後)および21日(新月前後)および4/2(上弦+2)と4/7(満月)に棒状の高まり、 5/5(満月)に小さな高まりがありました。 今後は満月または新月がキイワードになる可能性があります。
  2.  非常に敏感な観測点である伊勢観測点での高まりが継続した後、 大きめの地震が発生する傾向にあるようです。 現在は5/5に5.8万の高まりがありました。
  3.  岐阜大学の各観測点のラドン については、4.11のスマトラ地震M8.6以降、著しい変化が見られるようになってきました。 養老町;急速に下降中、割石温泉、川上;急上昇後下降中、要注意です。
  4.  先行時間に関しては4.11,M8.6スマトラ地震によって約1年1ヶ月という事例が得られました。
  5.  極端な海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
  6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
  7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があると度々述べていますが、 発生が継続している様に見受けられ、 特に最近はM5.0前後の中規模の前震(?)が増えて注目していたところ、3/14のM6.9Dが発生しました。 今後ともこの領域での発生状況は要注意です。
     一昨年(2010年12月22日)に小笠原諸島の父島近海でM7.4(一元化ではM7.8)深さ10kmが発生しており、 これを2011.3.11のM9.0の広義の前震と考えておりましたので((昨年(2011年)12月17日総説参照))、 元旦の鳥島近海のM7.0の発生は今後の巨大地震の予測に対して相当の警戒感をもって臨まねばなりません。
  8.  3/14のアウターライズでのM6.9Dは
     「P1112-01:2011/12/15±7 岩手県沖(N40.2, E142.2)〜千島列島沖(N45.3, E151.7) M6.9」
     の予測に対応するものですが随分と遅れての発生で、この現象は要注意です。
  9.  最近の地球全体での地震活動が昨年の3.11の数ヶ月前と似てきました。 注視する必要があります。
  10.  大陸で再び大規模な大気重力波がたびたび見られるようになってきました。 その都度大きめの地震の発生をみていますが、注意深くWATCHする必要があります。

 5)、6)については皆様からの情報をお待ちしています。

 地域別予測(余震域に関しては原則M6以上のみ,そのほかの地域は原則M5.5以上)に関しては会員ページをご覧ください。 会員ページ記載の予測は漏洩が禁止されています。 ご注意ください。

2.地域別予測

(1) 北海道

 4/28,29,5/1などの大気重力波から以下とします。
  P1205-01:2012/05/11±5 サハリン近海(N49, E142) M6.0
 また網走支庁で、5/8前後に、M4台前半(5/4の大気重力波による)。

(2) 東北地方

 前回(4/27)記載の「現在は、4/23の大気重力波から以下としますが、震央候補地を2カ所とします。
  P1204-06:2012/05/3±4 秋田県沖(N39.6, E138.8)M5.6 または東海道沖(N34.2, E137.9)」
 については、下記が発生しました。
  R:04/30 00:02 岩手県沖 (N39.7, E142.3) h20km M5.6 震度4
  R:04/29 19:28 千葉県北東部 (N35.8, E140.7) h50km M5.8 震度5弱

 合計エネルギはMt5.9相当です。 震央候補地は南北に長い大気重力波から上記のように北西端または南端と推定しました。 実際は東端付近の2箇所で発生しました。

 現在は5/6の大気重力波から以下とします。
  P1205-02:2012/05/15±4 宮城県沖(N38.0, E142.3) M5.4
 また5/6の大気重力波から以下とします。
  P1205-03:2012/05/14±3 日本海中部(N39.5, E136.7) M5.3

(4) 関東地方

 前々回(04/09)記載の 「現在は04/05の大気重力波から以下とします。
  P1204-03:2012/04/15±4 火山列島東方沖(N24.4, E144.0) M5.5」
 については、前回(04/27)報告の他下記が発生しました。
  R:05-01 14:34 硫黄島近海(N25.4, E141.4)h130km M5.4 震度2 5.5d, 5.3w(一元化)

 4/29 19:28の千葉県東方沖M5.8(逆断層による)、については、P1204-06を該当とします。 (2) 東北地方参照
 奇妙な事に、この位置の逆断層による地震の前に現れていた通常の大気重力波は現れていませんでした。 何かが変化しているのかもしれません。

 現在は4/29,30,5/1の大気重力波から以下とします。 最大でM6.9、最小ではM6.1の発生が考えられますので誤差範囲を記載します。
  P1205-04:2012/05/17±7 小笠原諸島近海(N28.2, E143.7) M6.5±0.4
 もしもM6.9が発生すると2010年12月末頃と似た状況と考えられ、要注意となります。

 また千葉県中部で5/8前後にM4台後半(5/4の大気重力波による)。

(5) 中部地方

 現在は大地震の兆候は観察されていませんが、静岡県、愛知県などで小地震が度々発生しています。 注意深くWATCHする必要があります。

(6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

 現在は5/2の大気重力波から以下とします。 大気重力波はすこし複雑で錯綜していることから3箇所の震央を推定します。
  P1205-05:2012/05/09±3 種子島近海(N30.2, E131.8) M5.0
  P1205-06:2012/05/16±5 奄美大島近海(N27.8, E129.4) M6.2
              または種子島近海(N30.2, E131.8)、または台湾近海(N22.9, E118.6)

 以上のように日本列島周辺で“赤の予測”が増えてきました。 このような場合はさらに大きな地震の発生となるケースが度々ありました。 最近地震の頻度が減少してきており、ややもすると油断が生じやすくなっています。 緊張を持続していただきたく思います。

会員トップページに戻る