中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震

 忙しい方は予測の中に赤い文字があるかないかを一瞬にして判断出来るように配慮しています。 しかし、予測は非常に苦労して作成していますので、 できれば全文を読んでいただきたいというのが、予測作成者の願いであります。


- 地震予知情報作成日時:2011/03/31 18:30 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2011/03/31 19:10 -

1.総説

震央、発生日に関する検討

 3月14日午前に起きた福島県新地町沖での、岩手県の大船渡沿岸での、宮城県七ケ浜町での、 岩手県の野田村と山田町の沖での引き潮が、津波の引き波ではなく、 巨大地震の前によく現れる海水面の低下で、海水干退と呼ばれる現象であることを既に述べました。
 そうすると震源地はどこか?
 3/18に「この海域や、地震を起こした断層に隣接する地域で発生する可能性があります。 南に隣接地域で中程度の余震が多発しているのも要注意です。」 としていましたが、上記海水干退現象が起きたのが福島県北部から岩手県北部であることを鑑みれば、 やはり「この海域」が最も可能性が高いと判断されます。 この海水干退現象の原因については2002年の地球惑星科学関連学会合同大会ですでに述べましたが (E059-005 1993年北海道南西沖地震の余震の平面分布と一致するガス体(雲)の地震直前の発生)、 しかし一度割れた岩盤にまた海水が大量に流入するなどということがあるのだろうか、 逡巡していましたが、北海道大学の森谷武男先生から1933年3月3日の三陸沖(津波)地震と同じ型ならば 可能性があるとの示唆をいただきました。
 この1933年の地震では、震動は大したことがありませんでしたが、 大津波により甚大な被害が発生しておりました。 震央はN39.1, E145.1で、今回の様な低角逆断層ではなく、 プレートの潜り込み開始地点付近でプレートが折れた正断層によるもののようです。 今回のM9の震央はN38.0, E142.9で、1993年の震央と約200km離れています。 この領域が想定される新たな震央なら、新たな海水干退が起きても不思議ではありません。
 また逆ラジオの一連のデータを見ると、東北地方の各観測点で、 3月9日のM7.3の前には殆ど反応がなかったのに、この後、少し反応が見られ、 これは何を意味するのか、いぶかしく思っていましたが、結局M9が発生しました。 観測しているノイズの量は大したことがありませんので、とてもM9を示唆する様なものではありませんでしたが、 変化が見られたのは事実です。それらの観測点で、現在、M9の前よりやや大きいデータが観測されています。 もしも大気重力波でM9に匹敵する予測(3/30発表)が無ければ、 無視するところですが、上記の海水干退現象をも加味すると、 プレートの沈み込み開始地点付近での正断層型の地震発生の可能性が最も高くなりました。 位置は1933年の震央の破壊領域より南方で茨城県沖にかけてと推定されます。
 今回のM9の破壊領域の南端の房総半島周辺、北端の青森県沖周辺、 南西諸島、紀伊半島沖なども可能性としては残っています。
 いつ発生するか? 1933年3月3日は月齢6.6で上弦の?1日です。 因に今回の3月11日は月齢6.3でした。 必ずこの月齢で発生するわけではありませんが、他の日にちに比べ可能性は少し高まります。 次回の上弦は2011年4月11日です。 上記海水干退現象が発生した3月14日は月齢9.3で上弦+1日でした。 前兆の発生と地震の発生は同じ月齢であることもあるという末芳樹さんの研究もあり、 一応の候補日としておきますが、 M9という巨大地震の誘発と考えられる地震でもこのような法則は当てはまるのだろうか。 ついで4月最初の新月である4/3前後も危惧されます。
 現在被害のあった地域で、捜索作業や復興作業をしている方々は、常に高台か鉄筋コンクリートの建造物 (6階以上と以前に述べましたが、下記のように28.7mとの記録もありますので、10階以上) を確認しながら、いざとなったら、素早く避難出来る様な態勢で作業を行ってください。 もしも予測通りの震源で発生するならば、今回のM9より遠方なので津波到達に若干の余裕があるかもしれませんが、 気象庁や防災科学技術研究所の第一報に注意してください。  1933年の津波地震では綾里湾で28.7mの波高が記録されています。 十分注意してください。
  こんなときに、またも巨大地震の予測を書くのはまことに、気が引けるのですが、 知らないでひどい目に遭うよりはましだと思い、掲載を続けています。 どうかご容赦ください。

 当会としても情報を収集中ですが、皆様からの宏観異常の報告を受けつけています。 こちらからご通知ください。 東北地方やその他の地域で海水干退を目撃したら、日時、場所、海水準の低下の程度(◯m)など。 目撃したら非常用持ち出し荷物をもって避難してください。 歴史上の事例では、概ね小半時(30分)以上は間があるようです。 魚類の異常行動や漁獲高の変化、深海魚の捕獲、海中からの泡の湧出、 温泉の泉温や湧出量などの極端な変化、井戸の枯渇または大幅な水位低下もしくは噴出、 小動物の異常行動、雷ではないことを確認後の発光現象などなどです。

現在メール受付画面を製作中です(HP担当長本)


- 地震予知情報作成日時:2011/03/30 04:00 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2011/03/30 12:20 (体裁変更は後程)-

1.総説

 大地震の揺れが収まったら、直ちに高台か鉄筋コンクリート6階以上に避難してください。 直ちにです! 今回の巨大地震M9からのせめてもの教訓です。
 日本列島の太平洋側の原子力発電所は次の巨大地震がくるまで、一旦停止してください。 お願いします。 巨大地震が発生しても原発が何ともなければ、そこからまた運転を継続すればすむ話です。 そのために生じる不便を国民は耐え忍ぶことが出来ると、最近の国民の行動から確信できます。 日本人はすごい! けれど放射線には勝てません。 賭けをするにはあまりにも危険すぎます。 これも今回のM9から学んだことです。

 こんなときに、大きめの余震や誘発地震の予測を書くのはまことに、気が引けるのですが、 知らないでひどい目に遭うよりはましだと思い、掲載を続けています。 どうかご容赦ください。
 相変わらず、西方の大陸を経由してヨーロッパ大陸はおろかアメリカ大陸、太平洋上にまで大気重力波は出現し続けています。 これは3.11の本震にも匹敵するほどの大きさです。 (こんなことがあるのだろうか?普通は余震が、きれいな減衰曲線を描いて沈静化していくものなのに。)
 前回、二つの地震かもしれないと述べましたが、一つの巨大地震なのかそうではないのか判断がつきません。
 これは余震というよりは別の誘発地震と考えたほうが良さそうです。 そうすると、前回(03/23)、「もしもこれで発生しない場合はおそらく余震ではなく誘発地震で、 その場合は震央、発生日について再考が必要となってきます。」 と述べたように、新たな検討に入らなければなりません。 当会としても情報を収集中ですが、皆様からの宏観異常の報告を受けつけています。 メールでご通知ください。先に述べた海退現象 (すでに今村明恒先生が海水干退という用語をお使いになっていますので、以降この用語を使用することとします) を目撃したら、日時、場所、海水準の低下の程度(◯m)などを。 目撃したら非常用持ち出し荷物をもって避難してください。 概ね小半時(30分)以上は間があるようです。 魚類の異常行動や漁獲高の変化、深海魚の捕獲、海中からの泡の湧出、温泉の泉温や湧出量などの極端な変化、 井戸の枯渇または大幅な水位低下、もしくは噴出、小動物の異常行動、雷ではないことを確認後の発光現象などなどです。
 現在の大気重力波からは、非常に不確かですが、震央候補地としては、南西諸島(沖縄本島から台湾)が考えられます。 ひょっとすると、紀伊半島沖も考えられなくもありません。 不確かで申し訳ありません。

参考資料:今回の巨大地震M9に至までに、当会が異変に気づいていた事柄を以下に作成日時順に掲載します。

2011/01/04 20:30
1.総説:「最近前兆から地震発生まで、従来の経験式より少し遅れて発生する傾向があるようです。 これが何を意味するのか注視したいと考えています。」

2011/02/17 22:40
1.総説:01/04で述べた発生の遅れは 「おそらく新燃岳の火山活動と何らかの関係があったものと思われます。 1991年に開始した雲仙岳の活動が1995年1月の阪神淡路大震災の発生後、急速に終息したのも偶然ではないように思われます。 そういう意味では今後の地震の前兆把握には十分な注意が必要と考えます。」

2011/02/25 02:50
1.総説:「現在は日本列島(四島)での大地震の前兆は確認されていませんが、 2008年9月11日の十勝沖(M7.1)以来M7を超える地震の発生がありません。 そろそろ発生してもおかしくない時期になっています。 耐震診断、耐震改築、家具の固定などをお勧めします。 自治体によっては補助金が交付される所もあるようですので、お確かめください。」

2011/03/03 22:30 
1.総説:「大陸に弱い大気重力波が出現しつつあります。 注意深く経緯を注視することとします。」

2011/03/10 12:40
トップページの連絡欄参照(03/09の三陸沖M7.3および先行時間の短い大きめの余震について


- 地震予知情報作成日時:2011/03/23 01:10 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2011/03/23 09:10 -

1.総説

 被災地の状況が放映されるたびに胸が痛みます。 被災した皆様にかける言葉がありません。 しかし、私は日本人に生まれたことを誇りに思います。 こんな状況になっても、自分よりも他人を思いやり、略奪も起こさずちゃんと行列に並んで、 最悪の状況にも必死に耐え抜く姿に頭が下がります。 9日ぶりに救助された中学生は、まず祖母を助けてと救助の警察官に言ったそうです。 日本人はすごい!  がんばれ日本! がんばれ日本!
 原子力発電所事故現場に突入する決死隊のみなさま、本当に感謝申し上げます。 みなさまのおかげで無事に暮らしてゆけます。 ありがとうございます。
 かって太平洋戦争に負けて、前途有望な若者を300万人も亡くし、 焼け野原となったにもかかわらず、世界第2位の経済大国にまで復興しました。 この未曾有の大震災に打ち勝って、きっと日本は復興します。 かならず復興する。 がんばれ日本! がんばれ日本!
 今回の大震災で無くなられた方々の多くは津波によるものの様ですが、信じられません。 3/12に奥尻島の例を書きましたが、津波はすぐに襲ってくるので、 直ちに高台に逃げるのは私は常識だと思っていました。 しかしそうではなかった。 所によっては30分以上も間があったようです。 自動車で逃げ、渋滞に巻き込まれ、逃げ遅れた人もいたようです。 津波に対する啓蒙が足りなかった。 いったいどうしてなのか。 災害の多い日本では地学を必修とすべきでしょう。
 こんなときに、大きめの余震や誘発地震の予測を書くのはまことに、気が引けるのですが、 知らないでひどい目に遭うよりはましだと思い、掲載を続けています。 どうかご容赦ください。
 3/18に述べた後も大気重力波は3/21まで(3/22は画像が入手できていない)、 アジア大陸を横切り、ヨーロッパまで出ています。 従って前回(03/18)述べた「2カ所の震央での発生が推定され、 1カ所は日本周辺もう1カ所は赤道方面と考えられます。 その場合、日本周辺はM7後半からM8。 赤道方面の震源はM8前半となります。」 については、そのままとします。
 3/18に述べた、福島沖から青森県東方沖までの震源域(南北約500km) の全域にわたって起きた3/14の海退現象について、 「これは巨大地震の前によく現れる海水面の低下で、津波の引き波ではありません。 多くの大地震の前に現れる現象である」については、歴史上の事例はいずれも本震の前に観察されたもので、 今回のように本震の後に観察された例を知りません。 したがって、今後どのような展開になるのかは不明ですが、 「この海域や、地震を起こした断層に隣接する地域で発生する可能性があります。 南に隣接する地域で中程度の余震が多発しているのも要注意です。」 についてもそのままとします。
 いつ発生するのかは、余震であれば、それほど時間はかからなく、 前回(3/18)に「おそらく今後数日以内。」 としましたが、これもそのままとします。 もしもこれで発生しない場合はおそらく余震ではなく誘発地震で、その場合は 震央、発生日について再考が必要となってきます。


- 地震予知情報作成日時:2011/03/18 09:30 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2011/03/18 09:40 -

1.総説

 間もなくここは停電になりますのでその前に概略で申し訳ありませんが、発信します。
 昨日も(3/17)も大気重力波はヨーロッパまで出ています。 大気重力波の波の走向をみると西ヨーロッパでは東西方向のことが多く、 アジア西部以東では南北もしくは北東?南西方向のことが多いようです。 また、一部ではこれらが錯綜してみられます。 したがって、当初全部を一つとして仮定し、M8.6(あるいはそれ以上)と計算されましたが、 一つではなく2カ所の可能性が出てきました。 1カ所は日本周辺もう1カ所は赤道方面と推定されます。
 その場合、日本周辺はM7後半からM8。 赤道方面の震源はM8前半
 前回(3/14)述べた、退海は大船渡だけでなく、毎日新聞によれば以下のように述べています(一部抜粋)。

「福島県災害対策本部によると、14日午前11時ごろ、福島県新地町沖で、消防庁のヘリコプターが上空から約3メートルの津波のような波を確認。同日午前11時15分ごろに海岸に到達すると予想され、同町と南隣の相馬市などが海岸付近で被災者の救助活動をしている人に避難を呼び掛けている。

 共同通信によると、岩手県の大船渡沿岸で5メートルの潮位変動を自衛隊が確認した。 津波の恐れがあるという。宮城県七ケ浜町でも潮位が下がっている。警察官が目視で確認した。 青森県八戸市は、岩手県の野田村と山田町の沖で2メートルの引き潮が観測された 」

従って今回の震源域(南北約500km)の全域にわたって上記退海が起きたようです。 前回述べたように、これは巨大地震の前によく現れる海水面の低下で、 津波の引き波ではありません。 多くの大地震の前に現れる現象であることは既に述べた通りです。 したがって、この海域や、地震を起こした断層に隣接する地域で発生する可能性があります。 南に隣接地域で中程度の余震が多発しているのも要注意です。
 いつ発生するのか、事例を調べた結果おそらく今後数日以内。 みんなで助け合いましょう。 がんばれ日本!! がんばれ日本!!


- 地震予知情報作成日時:2011/03/14 13:20(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2011/03/14 13:40 -
- 地震予知情報掲載日時:2011/04/17 23:00(誤削除による再掲載) -

1.総説

 昨日(3/13)も大気重力波はヨーロッパまで出ています。 従ってM8.6(あるいはそれ以上)という3/12の見解は変わりません。
 震源地の予測に関して新たな情報が入りました。 NHKのお昼のニュースで、 「救助にあたっている自衛隊からの情報として、大船渡で海水面の変動(5mの引き波)が観測され、 救助を中断し、避難している」 というものでした。
 これは巨大地震の前によく現れる海水面の低下です。 津波ではありません。 1993年の北海道南西沖地震の前や、日本海側での多くの大地震前、 昭和南海地震前など多くの大地震に際して観測されている海退現象です。
 この現象の原因に関して持論がありますが、今述べている時間はありません。
 3/12に、M9.O(に修正された)の地震を起こした断層に隣接する地域で発生する可能性があるとのべましたが、 上記海退現象が真実ならば、私の想定している巨大な余震もしくは誘発地震の震源は、 大船渡沖合を含む海域と推定されます。
 いつ発生するのか、まだ事例を詳しく調べていませんが、おそらく1週間以内。早ければ今日明日か。  津波の被害をうけた地域で作業をしている方々は気をつけてください。 近くに高台や、鉄筋コンクリートビル(6階以上)が無い場所での作業は中止した方がいいでしょう。
 揺れが収まったらすぐに間髪を入れずに、高台に避難してください。 みんなで助け合いましょう。 がんばれ日本!! がんばれ日本!!


- 地震予知情報作成日時:2011/03/12 19:20 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2011/03/12 19:40 -
- 地震予知情報修正日時:2011/04/17 23:00 -

1.総説

 未曾有の大変な事態に陥っています。 3/11 14:46、東北地方太平洋沖地震(M8.8)が発生しました。 甚大な被害を生じ、尊い命がたくさん失われています。 まだ助けを待っている方も多いと報道されています。 私どもは遠くからは何も出来ませんが、国を挙げて救助の手が差し伸べられていると伺っていますので、できるだけ速やかに救助されることを切に祈っています。

 前回(03/10)、総説で次のように述べました。
 「-略- この地震(M7.3;注03/09三陸沖地震)発生後も大陸の大気重力波は消えていませんでしたので(03/09午後)、 また似たような地震が発生するのではないかと危惧しましたが、   R:03/10 06:24 三陸沖(N38.2, E143.0) 震度4 M6.6 深さ10km  が発生しました。 -略-

 このあと03/10の午前中は大陸の大気重力波は消滅したので、安心していたところ、 午後になってまた出現してきましたので、三陸沖M7.3の大きめの余震(M6.7)が近日中に予測されます。 余震の場合は前兆から発生までが非常に短いことが私どもの経験から知られています。」

 03/10の夕方にマグニチュードを計算したときに、 画像の北西端(東経120度北緯48度付近)の大気重力波について気にはなっていたのですが、 余震は発生が早いので、早くアップする必要があると思い、北西方延長を確かめずに、 余震と決めてかかり、アップしました(同日17:20)。

 地震発生時、当初、マグニチュードは7.9と発表されていました。 これなら、無視した北西方延長分を加えれば、大きめの余震(M6.7)の想定内だと思いました。 その後、M8.4、M8.8と修正されていきましたので、とてもそのようなオーダーの話ではなく、 地球規模での大気重力波の分布の把握が必要と悟り、概要を調べました。 正確を期するためには、概要ではなく、隈無く、 しかも時系列をさかのぼって調べる必要があるのですが、今は時間がありません。

 結論から言いますと、03/1003/11 、14:46のM8.8発生後も、大規模な大気重力波はユーラシア大陸を横切り、 大西洋上の西経25度付近まで達していました。 南北方向には赤道から南緯5度付近まで、北は北緯55度から60度、と広範囲に見られ、 これらから分布面積は概略1億km2と計測され、 通常補正係数4.7を乗じて、常用対数をとると8.6となりました。 非常にラフな計測なのと、わずか1日の現象なので、精度には欠けますが、 M8台の余震もしくは誘発地震の発生の可能性があります。 通常の前兆ならば、数ヶ月以上の先行時間があるのですが、 余震もしくは誘発地震の場合はもっと短い、としか言えません。 震源地については不明ですが、今回の地震(M8.8)を起こした低角逆断層の南北方向の延びは、 三陸沖から茨城県沖までの400kmから600kmと言われており、 この断層に隣接する地域が一つの可能性としてあげられます。 想定されている東海地震、東南海地震、南海地震を誘発するのかどうかについては知見を持ちません。  いずれにせよ、2月25日に述べたような対策のほか、緊急持ち出し用品を整備し、 家族の連携を緊密にし、日頃から話し合っておく必要があります。 また私が、北海道南西沖地震の後、 奥尻島で前兆の有無を聞いて回ったときの地元の方から伺った話が印象に残っています。 「地震が発生したら、テレビなんぞ見ていないで直ちに高台に逃げなさい。 私の後から、靴ひもをしっかり結び直してからついてきた人は亡くなってしまったのよ」。

 みなさん、がんばりましょう。がんばれ日本!


- 地震予知情報作成日時:2011/03/10 17:20 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2011/03/10 19:00 -

1.総説

 前回(03/03)記載の 「大陸に弱い大気重力波が出現しつつあります。注意深く経緯を注視することとします。」 については、下記が発生しました。 三要素の発信は間に合いませんでした。
  R:03/09 11:45 三陸沖(N38.3, E143.3) 震度5弱 M7.3 深さ8km
 幸いにも陸地から150kmあまり離れていたため被害はありませんでした。 この時、気象庁から0.5mの津波注意報が発令され、観測値は0.6mとほぼ予測通りで、今回は見事でした。 今後は津波の予報に対する信頼度が上がり、従前のように避難しない人が大半だったということは無くなるでしょう。

 さて当会の予測について述べます。

  1.  2月25日に総説で次のように述べました。

     「現在は日本列島(四島)での大地震の前兆は確認されていませんが、 2008年9月11日の十勝沖(M7.1)以来M7を超える地震の発生がありません。 そろそろ発生してもおかしくない時期になっています。 耐震診断、耐震改築、家具の固定などをお勧めします。 自治体によっては補助金が交付される所もあるようですので、お確かめください。」
     毎日のように非常事態と言っているわけではなく、今回が初めてですので注意していた方も多いと推察されます。

  2.  また3月3日に総説で次のように述べました。

     「大陸に弱い大気重力波が出現しつつあります。注意深く経緯を注視することとします。」
     大陸での大気重力波の出現は、日本における大地震の前兆であることが多いので、1.と合わせ、警戒していた方も多いだろうと推察されます。

  3.  昨日(3/8)までの段階では、この大気重力波の分布は、遼東半島から北北東方向に延び、北緯52度付近まで見られました。 ここから東方へサハリンまで、さらに択捉島付近から十勝沖、三陸沖、福島県沖まで延び、 ここから西方に転じて本州を横切り、朝鮮半島南端をかすって黄海に至り、 山東半島の一部を通過して遼東半島に至る領域に見られ、 この線で囲まれる面積は約300万km2と計測されました。 この値から通常の補正係数2.9を乗じ常用対数をとるとM6.9と計算されます。 初現を2/19とし、T=6.9M-28.4から先行日数は19日で、3/10前後の予定でした。 震央は日本海か東北地方沖合。これを明日(3/10)アップする予定でおりました。
  4.  M7.3の地震発生後、衛星画像を1月中旬までさかのぼって調べた結果、3.で述べたほど単純ではないことが分かりました。

    初現候補日
    A:1/16;この時はオホーツク海でM6台前半と予測し(1/19に発表)、発生しませんでしたので、 深発地震なので遅れているのだろうと2/9に述べそのままとなっていました。
    B:1/31; この時はM6.1と計算(2/3発表)。結局2/9に予測を取り消しました。
    C:2/19; 上記3.で既述。

    マグニチュードは、
     また大気重力波の分布は本州はるか南方にも及んでおり、これらからの予測に対して発生地震が小さめで、 いぶかしく思っていましたが、今となってはこの大地震(M7.3)の前兆の一部ということで、納得できました。 上記3.で述べた300万km2に この東経120度付近から東経150度付近までの大気重力波350万km2を加え、 650万km2から計算するとM7.3となりました。

    発生日は、
     M7.1以上の場合は、M7.0以下の先行式が当てはまらないことが分かっており、 M7.3の場合は、47日となります。 そうすると初現としては、A:の1/16が該当するように思えますが、この時はM6台前半としていました。 北方領域のみからの計算でしたが、当時、南方領域に大規模な大気重力波が発生しており、 これらを加えるべきでしたが、新燃岳の噴火の前兆と解釈していたため、そこまで考えが行きませんでした。 1/16+47日=3/4日となります。誤差範囲は±7日。
    震央は、
     この場合、どのように推測したであろうか? 顕著な大気重力波は東北地方沖合、または、伊豆-小笠原諸島なので、両方を候補地とした可能性はあります。

  5.  三要素の発信は間に合いませんでしたが、1.および2.で述べたように、 大地震の発生がま近いことは指摘しており、見逃しとはなりませんでした。 しかし大陸の大気重力波は顕著ではありませんでした。 これは震源の深さが浅かったことが原因と考えられます。
  6.  前震;2/16,04:01,04:07の2回、今回の震央と同じ場所でM5.3が発生していました。(以上2011/03/09 21:40記)

     この地震(M7.3)発生後も大陸の大気重力波は消えていませんでしたので(03/09午後)、 また似たような地震が発生するのではないかと危惧しましたが、
      R:03/10 06:24 三陸沖(N38.2, E143.0) 震度4 M6.6 深さ10km
    が発生しました。この時は0.5mの津波注意報が発令されましたが、実際には観測されませんでした。
     このあと03/10の午前中は大陸の大気重力波は消滅したので、安心していたところ、 午後になってまた出現してきましたので、 三陸沖M7.3の大きめの余震(M6.7)が近日中に予測されます。 余震の場合は前兆から発生までが非常に短いことが私どもの経験から知られています。
     大地震発生直後なので、新たな地域別の詳細な予測をたてることは出来ませんので、前回のレビューのみとします。

2.地域別予測

(1) 北海道

 前回(03/03)記載の 「現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。」については、その通りでした。

(2) 東北地方

 総説参照

(3) 北陸地方

 前回(03/03)記載の 「現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。」 については、その通りでした。

(4) 関東地方

 前々回(02/25)記載の 「現在は02/24 の大気重力波から以下とします。
  P1102-7:2011/3/4±3  M5.3 震央は3候補地あります。
   1.埼玉県西部(N36.0, E139.3)
   2.駿河湾(N35.1, E138.7)
   3.長野県北部(N36.4, E138.0)」
 について、3.は既報。
 1.について下記が発生しました。
  R:03/07 15:13 東京都多摩西部(N35.7, E139.2)震度1 M3.8 深さ140km
 前回(03/03)記載の 「現在は、02/27,03/02の大気重力波から以下とします。
  P1103-01:2011/03/07±3房総半島南東沖(N34.8, E 140.5)M5.0」
については、発生しませんでした。三陸沖M7.3の前兆の一部だったと考えられます。

(5) 中部地方

 前回(03/03)記載の
 「P1103-02:2011/03/06±2 遠州灘(N34.6, E137.8) M5.0」
 については、発生しませんでした。 三陸沖M7.3の前兆の一部だったと考えられます。

(6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島

 前々回(02/25)記載の 「現在は、02/23の大気重力波から以下とします。
  P1102-08:2011/3/7±4沖縄本島近海 (N27.6, E128.4)M5.3」
 については、既報の2地震(03/02, 奄美大島北東沖 M4.3、03/02宮古島近海M4.9)が発生したものの、 距離が離れているため、予測を「このまま」としていましたが、発生しませんでした。 三陸沖M7.3の前兆の一部だったと考えられます 「また02/24の大気重力波から広島県北部-岡山県境(N35.0, E133.3)でM4台前半がO2/28前後に予測されます。」 については、既報(02/28 広島県北部M2.6)のほか下記が発生しました。
  R:03/08 17:01 34.949N 132.822E h9.7km M2.6 島根・広島県境(Hi-net)
 前回(03/03)記載の「現在は、02/28、03/01の大気重力波から以下とします。
  P1103-03:2011/03/08±3 鹿児島県と宮崎県の県境付近(N31.9. E130.9)M5.3」
 については、予測した震央で小さな地震が2個発生しました。 M5.3の予測に対応してトカラ列島でM4.5,M5.0が発生しました。 複合した前兆だったようです。
  R:03/08 07:58 宮崎県南部山沿い (N31.9, E131.1)震度1 M2.6 深さ10km
  R:03/07 19:13 トカラ列島近海  (N29.1, E129.4)震度3 M5.0 深さ30km
  R:03/07 18:49 トカラ列島近海  (N29.1, E129.5)震度3 M4.5 深さ30km
  R:03/04 02:51 宮崎県南部山沿い (N32.0, E131.0)震度2 M2.9 深さ10km

 前回(03/03)記載の 「また03/01の大気重力波から以下とします。
  P1103-04:2011/03/09±3 四国南方沖(N34.8, E144.5)(N33.0, E134.0)M4.8」
 については、下記が発生しましたが、随分とMが小さく、三陸沖M7.3の前兆の一部だったと考えられます。
  R:03/08 08:02 33.376N 134.341E h30.6km M3.1四国地方南東沖(Hi-net)
 前回(03/03)記載の
 「P1103-05 :2011/03/16±4 台湾付近(N24.3, E122.1) M5.8」
 については、三陸沖M7.3の前兆の一部だったと考えられるため、おそらく、発生しないものと思われます。


- 地震予知情報作成日時:2011/03/03 22:30 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2011/03/04 12:00 -
- 地震予知情報修正日時:2011/03/06 11:00 -

1.総説

 02/22(現地時間)のニュージーランドの地震(M6.3)の惨状を見ると胸が痛みます。 M6.3にしては随分と大きな被害です。 どうしてこうなったかについての解説はたくさんありますので、ご覧になってください。 私どもは地震予知の精度を上げるために、ひたすら努力するのみです。

 大陸に弱い大気重力波が出現しつつあります。 注意深く経緯を注視することとします。

2.地域別予測

(1) 北海道

 前回(02/25)記載の 「現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。」 については、その通りでした。
 現在もM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。

(2) 東北地方

 前回(02/25)に 「現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。」 としていましたが、
  R:02/27 00:38福島県沖(N37.3, E141.9)震度3 M5.2 深さ40km
  R:02/26 23:41三陸沖(N38.1, E143.7)震度2 M5.1 深さ10km
 が発生しました。 これらは02/25の大気重力波に対応するもので、 前回執筆時(02/25,02:50)にはこれらの前兆はまだ出現していませんでした。
 現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。

(3) 北陸地方

 前回(02/25)記載の 「現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。」 については、その通りでした。
 現在もM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。

(4) 関東地方

 前々々回(02/09)記載の 「現在は、02/08の大気重力波から次のように予測されます。
  P1102-O3:2011/02/18±4 千葉県東方沖(N35.5, E140.5) M5.5±0.3」
 については、02/17に報告した地震群のほかに02/18,M4.6茨城県沖、02/20, 房総半島南方沖M4.3が発生し、 合計M4.8相当。としていましたが、さらに下記が発生。
  R:02/26 04:12房総半島南方沖(N34.4, E 140.4)震度3 M5.2 深さ60km
 前回(02/25)記載の 「現在は02/24 の大気重力波から以下とします。
  P1102-7:2011/3/4±3  M5.3 震央は3候補地あります。
   1.埼玉県西部(N36.0, E139.3)
   2.駿河湾(N35.1, E138.7)
   3.長野県北部(N36.4, E138.0)」
 については、
  R:02/27 05:38 岐阜県飛騨地方(N36.1, E137.5) M5.4 震度4 深さごく浅
  R:02/27 02:19 岐阜県飛騨地方(N36.1, E137.4) M4.9 震度4 深さ10km
  ほか多数

 が発生しました。 3.の長野県北部、に対応するものです。 少し早めの発生で、震央距離は約50kmでした。
 現在は、02/27,03/02の大気重力波から以下とします。
  P1103-01:2011/03/07±3房総半島南東沖(N34.8, E 140.5)M5.0

(5) 中部地方

 前回(02/25)記載の 「現在もM5.0を大きく超える前兆は確認されていませんが、 02/26前後にM4台半ばが遠州灘(N34.6, E137.9)で予測されます。」 については、下記が発生しました。
  R:02/28 02:25 静岡県中部 (N35.2, E138.4)震度1 M2.3 深さ20km
 しかし、Mが異なることおよび、新たに02/26に大気重力波が発生しましたので、 微修正し、番号を付与することとします。
  P1103-02:2011/03/06±2 遠州灘(N34.6, E137.8) M5.0

(6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島

 02/09記載の
 「P1102-04:2011/02/15±3 日向灘(N32.0, E131.6) M5.0±0.5」
 については、2/18の日向灘M3.2の他、下記が発生しました。
  R:02/28 09:04 日向灘(N32.1, E131.9)震度3 M4.6 深さ30km
 前回(02/25)記載の 「現在は、02/23の大気重力波から以下とします。
  P1102-08:2011/3/7±4沖縄本島近海 (N27.6, E128.4)M5.3
 については、
  R:03/02 12:08奄美大島北東沖(N29.3, E130.5)震度1 M4.3 深さ40km
  R:03/02 08:2宮古島近海(N24.8, E125.2)震度3 M4.9 深さ20km

 が発生しましたが、少し距離が離れているため、予測はこのままとします。
 「また02/24の大気重力波から以下とします。
  P1102-09:2011/3/7±5 四国はるか南方沖(N31.3, E135.0)M5.4±0.4」
 については、下記が発生しました。
  R:02/28 20:04 33.056N, 136.298E h442.7km M5.0 紀伊半島南東沖(Hi-net)
 「また02/24の大気重力波から広島県北部?岡山県境(N35.0, E133.3)でM4台前半がO2/28前後に予測されます。」 については、下記が発生しました。
  R:02/28 10:16広島県北部(N35.0, E132.8)震度1 M2.6 深さごく浅い

 現在は、02/28、03/01の大気重力波から以下とします。
  P1103-03:2011/03/08±3 鹿児島県と宮崎県の県境付近(N31.9. E130.9)M5.3
 これは、地震か火山噴火か、区別がつきません。
火山に関する予報は禁止されているため、これ以上は述べられません。
 また03/01の大気重力波から以下とします。
  P1103-04:2011/03/09±3 四国南方沖(N34.8, E144.5)(N33.0, E134.0)(3月6日11:00修正)M4.8
 また03/02の大気重力波から以下とします。
  P1103-05 :2011/03/16±4 台湾付近(N24.3, E122.1) M5.8

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