中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震

 忙しい方は予測の中に赤い文字があるかないかを一瞬にして判断出来るように配慮しています。 しかし、予測は非常に苦労して作成していますので、 できれば全文を読んでいただきたいというのが、予測作成者の願いであります。


- 地震予知情報作成日時:2011/08/30 17:10(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2011/08/30 23:00 -

1.総説

 3.11の大震災から5ヶ月半経ちました。 震災以降、世界で初めて、 3/31,4/3に日本海溝の外側のアウターライズ地震を、様々な証拠に基づいて、世に問いました。 この後、様々な研究者や公的機関によって私どもの説を追認していただき(各々の発表の日付に注意)、 またそれらをマスコミが記事にしたおかげで、 アウターライズ地震の発生に関しては広く国民の知る事となりました。 本来会員のみの情報を公開したのは広く国民に知ってもらい、有事に備えてほしかったからで、 そういう意味では目的を達したと思っています。

度々述べているように、アウターライズ地震の発生は確実です。 震源地も確定しています。 問題は“何時発生するか”です。2006年と2007年の千島列島での、 逆断層と正断層(アウターライズ地震)のセット(丁度同じ月の位置での2か月後)や、 2004年のスマトラ大地震の誘発地震(これはアウターライズ地震ではありません)の 丁度同じ月の位置での3か月後の発生事例などから、3.11が上弦の月-2日であったため、 私どもは5月、6月の上弦の月前後は非常に緊張して、データの解析にあたりました。 結局現在に至るもアウターライズ地震は発生していません。 “それでは何時発生するのか”を改めて検討しなければなりません。
 何時発生するのかという問いに答えるのは、

  1.  京都観測点で現在進行している逆ラジオの振り切れるほどのデータが、 いつ終息するのか、終息してからどれくらいの時間で大地震の発生に至るのか。 3.11の大震災以前はこの振り切れる程のデータが終息した後、毎月上弦前後にのみ、 振り切れるほどのデータの高まりがあり、3月はこの高まりを見ないで、 上弦付近での本震の発生となったことは既に述べました。 現在予測している巨大地震は誘発地震と考えられているので、 3.11の前と同じ道を辿るとは限らないため、慎重な検討が必要です。 また既に現時点で、3.11の前兆(と考えられる)データ量を凌駕している事も既に述べました。
  2.  また非常に敏感な観測点である伊勢観測点での直前信号の発生を注意深く観察すること。 本観測点では3.11の2日前で、しかも3.09のM7.3発生後に3.11の本震とほぼ同じ時刻に、 しきい値の高い(赤い)ノイズが大量に観測されていることも既に述べました。 これと似た現象がおこるはずだと、WATCHしているわけです
  3.  岐阜大学の割石温泉のラドンの増減を観察すること。 半年間の長期データを出力すると一目瞭然で、これも毎月上弦前後に非常な高まりが見られることから、 予測している巨大アウターライズ地震も上弦に発生する可能性が高いと現時点では判断しています。
  4.  そもそもマグニチュードに関しては非常に正確な大気重力波によって最悪M9.2を想定しているわけですが、 3.11の前兆は何時始まったのかを時系列をさかのぼって確かめなければなりません。 しかし膨大なデータ量なので、検討に非常に時間を要します。 当初M8程度のアウターライズ地震も想定しましたが、もう既に5か月経過しており、M8ならば、 既に発生しているはずで、発生を見ないという事はM9クラスの可能性が高くなったと言えるでしょう。 膨大なデータをすべて照査する事はマンパワー不足で出来ませんが、 間引いたデータを検討する事となり、現時点では1年以上前から発生していた可能性があります。 もしも1年以上であるならば、発生は来年となる可能性があります。
  5.  再度海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
  6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?
  7.  想定している震源域で、直前には中小地震が頻発する可能性があります。Hi-netの震源マップを注視していてください。
  8.  地域別予測の項で述べていますが、余震域より離れている地域では、 予測より少し遅れて発生する傾向が出てきました。 大震災の前には約3ヶ月前よりこのような傾向があり、2010年12月以来この現象について述べております。 単なるばらつきの範囲か、意味があるのか、注視する必要があります。

1.地域別予測

 余震域に関しては原則M6以上のみとします。

(1) 北海道、東北地方

 前回(8/21)記載の
 「P1108-01b:2011/08/29±7  M6.9
 震央は可能性の高い順に

  1.  北海道周辺;なかでも十勝支庁(N43.2, E143.4)の可能性がある。
  2.  青森県周辺;なかでも東方沖(N41.3, E141.7)の可能性がある。 または青森県西部もしくは西方沖(N40.8. E140.2)の可能性がある。」

 については、
  R3:08/26 18:57 青森県東方沖(N41.O, E142.0)震度1 M3.1 深さ60km
  R2:08/24 22:58 十勝地方北部(N43.4, E143.1)震度1 M4.1 ごく浅い
  R1:08/22 09:07 十勝地方中部(N42.7, E143.3)震度4 M4.7 深さ20km

 等が発生しました。 震央はほぼ予測通りですが、Mが異なる事からこのままとします。 ただ、R1,R3の余震の発生状況から可能性の高い順の1と2の順序を変更します。

  1.  青森県周辺;なかでも東方沖(N41.3, E141.7)の可能性がある。 または青森県西部もしくは西方沖(N40.8. E140.2)の可能性がある。
  2.  北海道周辺;なかでも十勝支庁(N43.2, E143.4)の可能性がある。

    (4) 関東地方

    前回(8/21)記載の 「8/17の大気重力波および逆ラジオの鎌倉観測地点の8/18,19のこの観測点にしては珍しい高まりから以下とします。
      P1108-02:2011/08/22±1 神奈川県西部から山梨県中部(N35.7, E138.4)M4.0」
     については、下記が発生しました。
      R:08/29 13:34神奈川県西部(N35.4, E139.0) 震度2 M3.1 深さ20km
     通常の先行時間より長くなっています。 この地震の発生後も鎌倉観測点ではこの観測点にしては少し高い値が観測されています。 もう一度同じ程度か少しだけ大きい地震の発生があるでしょう。
     また8/28の房総半島東方沖から東経156度付近に分布する大気重力波から以下とします。 補正係数および先行時間も通常の値を使用することとしますが、 余震の場合は半分程度の先行時間となる可能性が高いので注意してWATCHしてください。
      P1108-07:2011/09/05±3(余震として計算すると09/01+3-1) 千葉県東方沖(N35.6, E141.5) M5.2

    (5) 中部地方

     前回(8/21)記載の 「8/19の大気重力波から以下とします。
      P1108-03:2011/08/25±2熊野灘(N34.4, E137.1) M4.8」
     については、
      R:08/30 13:18 三重県南東沖 (N34.1, E136.5)震度1 M3.5 深さ20km
     が発生しました。 Mは一桁小さかったようです。 このMにしては、先行時間が通常より長くなっているようです
     現在は大地震の兆候は観察されていませんが、駿河湾で小地震が度々発生するようになりました。 注意深くWATCHする必要があります。

    (6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

     前回(8/21)記載の 「8/16以降の大気重力波から以下とします。
      P1108-04:2011/08/29±4四国はるか沖(N32.3, E135.4) M5.5」
     については
      R2:08/22 20:23 茨城県沖 (N36.1, E142.0) 震度3 M6.0 深さ30km
      R1:08/21 21:04 土佐湾  (N33.5, E133.7) 震度1 M2.6 深さ10km

     が発生しました。 M5.5と事前に計算されたのは、8/16から8/18にかけて、日本列島はるか南方の洋上に、 NE-SW方向に延びる(東経152度から同130度までの平均幅約300km) やや不鮮明な大気重力波分布域の面積56万km2によるものです。 通常は補正係数が2.0でM6.0と計算されます。 大震災前には、 海洋上にのみ分布する大気重力波の場合は補正係数が0.3(従ってM5.2)と分かっておりましたが、 現在の補正係数が不明なので,0.6を採用しM5.5としたものです。 結局通常の補正係数2.0でよかったことになります。 大震災前とは変わっていることが分かりました。 震央についてはこれだけ東西に長い分布なので、迷いましたが、四国沖合の大気重力波がやや顕著なので、 そのように推定しましたが、この地点ではM2.6と小さな地震でした。 結果ははるかに東方でした。 また先行時間も6日と随分短いものでした。
     同じく前回(8/21)記載の 「8/14,17の大気重力波から以下とします
      P1108-05:2011/08/23±2九州南西沖(N31.7, E128.0) M5.0」
     については、
      R:08/29 00:55 トカラ列島近海 (N29.4, E129.6) 震度3 M3.1 深さ10km
      R:08/28 09:52 大隅半島東方沖 (N31.1, E131.5) 震度1 M4.2 深さ40km
      R:08/27 09:45 トカラ列島近海 (N29.4, E129.5) 震度2 M3.1 深さ20km
      R:08/25 07:52 トカラ列島近海 (N29.6, E130.0) 震度1 M2.7 深さ10km

     等が発生しました。 震央、Mとも少し異なりましたが、 同じく前回(8/21)記載の 「8/18の大気重力波および北九州の逆ラジオのここ2ヶ月の高まりから以下とします。
      P1108-06:2011/09/01±5九州北西沖(N33.9, E129.2) M6.4
     については、このままとします。


    - 地震予知情報作成日時:2011/08/21 03:50(作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
    - 地震予知情報掲載日時:2011/08/21 19:20 -

    1.総説

     今回の報告だけを読むと理解できないことが多いでしょう。 それはあたかも長編推理小説を途中から読むのに似ています。 是非3月以来述べてきたことや2007年以来の過去ログを参照して、今回の文章を読んでください。 また赤い文字だけを拾い読みする様な事も避けてください。
     3.11の大震災から5ヶ月経ちました。 震災以降、世界で初めて、3/31,4/3に日本海溝の外側のアウターライズ地震を、 様々な証拠に基づいて、世に問いました。 この後、様々な研究者や公的機関によって私どもの説を追認していただき(各々の発表の日付に注意)、 またそれらをマスコミが記事にしたおかげで、 アウターライズ地震の発生に関しては広く国民の知る事となりました。 本来会員のみの情報を公開したのは広く国民に知ってもらい、 有事に備えてほしかったからで、そういう意味では目的を達したと思っています。
    度々述べているように、アウターライズ地震の発生は確実です。 震源地も確定しています。問題は“何時発生するか”です。 2006年と2007年の千島列島での、逆断層と正断層(アウターライズ地震) のセット(丁度同じ月の位置での2か月後)や、 2004年のスマトラ大地震の誘発地震(これはアウターライズ地震ではありません) の丁度同じ月の位置での3か月後の発生事例などから、3.11が上弦の月-2日であったため、 私どもは5月、6月の上弦の月前後は非常に緊張して、データの解析にあたりました。 結局現在に至るもアウターライズ地震は発生していません。 “それでは何時発生するのか”を改めて検討しなければなりません。 広く国民に知っていただくという目的は達したので、 発生日に関する検討は会員ページでのみ述べる事とします。

      R2:08/19 14:36 福島県沖(N37.6, E141.8) 震度5弱 M6.5D, 6.7V 深さ51km
                               (一元化)速報値はM6.8
      R1:08/17 20:44 関東東方沖(N36.8, E143.8) M6.2D, 6.3V 深さ52km
                               (一元化) 速報値はM5.9

     が発生しました。
     R1については、8/11の高知大学の衛星画像で、 銚子はるか沖の大気重力波の面積を15万km2と計測し、M5.3を得ましたが、 現在は原則M6以上を記載するとしているため、掲載しないこととしておりました。 地震発生後、東経150度以東を他機関の250m画像で精査したところ、東経170度付近まで分布が見られ、 総面積は56万km2と計測され、これからM6.1と計算されました (一部は08/12福島県沖、震度5弱 M6.0の前兆とダブっていたようです)。
     先行時間は7日余りで、通常の先行時間の約半分となっており、余震であることが裏付けられました。 また震災前は通常、大気重力波は震源域よりも西方に出現したものでしたが(西方に押されているため)、 最近は東方に出現するようになりました。 この地震のメカニズムは気象庁によれば正断層のようです。
     R2については
     「P1108-01:2011/08/31±7  M7.1 (会員ページで掲載済み) 」
     の予測の一部が発生したもので、余震のため先行時間が短くなっています。 この地震は逆断層によるものです。
     M7.1の根拠となった大気重力波の分布面積402万km2から発生した M6.5相当の110万km2を引くと292万km2となり、これからM6.9と計算されます。 したがってP1108-01は次のように修正されます。 以下会員ページ参照のこと。

     何時発生するのかという問いに答えるのは、

    1.  京都観測点で現在進行している逆ラジオの振り切れるほどのデータが、いつ終息するのか、 終息してからどれくらいの時間で大地震の発生に至るのか。 3.11の大震災以前はこの振り切れる程のデータが終息した後、毎月上弦前後にのみ、 振り切れるほどのデータの高まりがあり、3月はこの高まりを見ないで、 上弦付近での本震の発生となったことは既に述べました。 現在予測している巨大地震は誘発地震と考えられているので、 3.11の前と同じ道を辿るとは限らないため、慎重な検討が必要です。 また既に現時点で、3.11の前兆(と考えられる)データ量を凌駕している事も既に述べました。
    2.  また非常に敏感な観測点である伊勢観測点での直前信号の発生を注意深く観察すること。
       本観測点では3.11の2日前で、しかも3.09のM7.3発生後に3.11の本震とほぼ同じ時刻に、 しきい値の高い(赤い)ノイズが大量に観測されていることも既に述べました。 これと似た現象がおこるはずだと、WATCHしているわけです
    3.  岐阜大学の割石温泉のラドンの増減を観察すること。
       半年間の長期データを出力すると一目瞭然で、これも毎月上弦前後に非常な高まりが見られることから、 予測している巨大アウターライズ地震も上弦に発生する可能性が高いと現時点では判断しています。
    4.  そもそもマグニチュードに関しては非常に正確な大気重力波によって最悪M9.2を想定しているわけですが、 3.11の前兆は何時始まったのかを時系列をさかのぼって確かめなければなりません。 しかし膨大なデータ量なので、検討に非常に時間を要します。 当初M8程度のアウターライズ地震も想定しましたが、もう既に5か月経過しており、M8ならば、 既に発生しているはずで、発生を見ないという事はM9クラスの可能性が高くなったと言えるでしょう。 膨大なデータをすべて照査する事はマンパワー不足で出来ませんが、間引いたデータを検討する事となり、 現時点では1年以上前から発生していた可能性があります。 もしも1年以上であるならば、発生は来年となる可能性があります。
    5.  再度海水干退現象が直前に起きるのだろうか?
    6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?

    2.地域別予測

    余震域に関してはM6以上のみとします。

    (1) 北海道、東北地方

     前回(8/13)記載の 「日本列島周辺(北極圏を含む)での明瞭な大気重力波が大きめの余震なのか、 それとも想定しているアウターライズ地震の前兆の一部なのか識別できません。
     これとは別に東北地方北部から北海道、千島列島、沿海州、 中国東北部やそれ以北に分布する08/10の大気重力波から以下のように予測しました。
      P1108-01:2011/08/31±7  M7.1 震央は可能性の高い順に

    1.  北海道周辺;なかでも十勝支庁(N43.2, E143.4)の可能性がある。
    2.  青森県周辺;なかでも東方沖(N41.3, E141.7)の可能性がある。 または青森県西部もしくは西方沖(N40.8. E140.2)の可能性がある。」

     については、上記R2として一部発生しましたが、残りの面積からM6.9と計算されます。 発生日も微修正します。 震央に関する予測に変更はありません。
      P1108-01b:2011/08/29±7  M6.9 震央は可能性の高い順に

    1.  北海道周辺;なかでも十勝支庁(N43.2, E143.4)の可能性がある。
    2.  青森県周辺;なかでも東方沖(N41.3, E141.7)の可能性がある。 または青森県西部もしくは西方沖(N40.8. E140.2)の可能性がある。

    (4) 関東地方

     8/17の大気重力波および逆ラジオの鎌倉観測地点の8/18,19のこの観測点にしては珍しい高まりから以下とします。
      P1108-02:2011/08/22±1 神奈川県西部から山梨県中部(N35.7, E138.4)M4.0

    (5) 中部地方

     8/19の大気重力波から以下とします
      P1108-03:2011/08/25±2熊野灘(N34.4, E137.1) M4.8

    (6) 近畿、中四国、九州および南西諸島

     8/16以降の大気重力波から以下とします。
      P1108-04:2011/08/29±4四国はるか沖(N32.3, E135.4) M5.5

     8/14,17の大気重力波から以下とします
      P1108-05:2011/08/23±2九州南西沖(N31.7, E128.0) M5.0

     8/18の大気重力波および北九州の逆ラジオのここ2ヶ月の高まりから以下とします
      P1108-06:2011/09/01±5九州北西沖(N33.9, E129.2) M6.4


    - 地震予知情報作成日時:2011/08/13 00:15 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
    - 地震予知情報掲載日時:2011/08/13 23:50 -

    1.総説

     今回の報告だけを読むと理解できないことが多いでしょう。 それはあたかも長編推理小説を途中から読むのに似ています。 是非3月以来述べてきたことを参照して、今回の文章を読んでください。 また赤い文字だけを拾い読みする様な事も避けてください。
     3.11の大震災から5ヶ月経ちました。 震災以降、世界で初めて、3/31,4/3に日本海溝の外側のアウターライズ地震を、 様々な証拠に基づいて、世に問いました。 この後、様々な研究者や公的機関によって私どもの説を追認していただき(各々の発表の日付に注意)、 またそれらをマスコミが記事にしたおかげで、 アウターライズ地震の発生に関しては広く国民の知る事となりました。 本来会員のみの情報を公開したのは広く国民に知ってもらい、有事に備えてほしかったからで、 そういう意味では目的を達したと思っています。
     度々述べているように、アウターライズ地震の発生は確実です。 震源地も確定しています。 問題は“何時発生するか”です。 2006年と2007年の千島列島での、 逆断層と正断層(アウターライズ地震)のセット(丁度同じ月の位置での2か月後)や、 2004年のスマトラ大地震の誘発地震(これはアウターライズ地震ではありません)の 丁度同じ月の位置での3か月後の発生事例などから、 3.11が上弦の月-2日であったため、 私どもは5月、6月の上弦の月前後は非常に緊張して、データの解析にあたりました。 結局現在に至るもアウターライズ地震は発生していません。 “それでは何時発生するのか”を改めて検討しなければなりません。 広く国民に知っていただくという目的は達したので、これ以降は会員ページでのみ述べる事とします。

     何時発生するのかという問いに答えるのは、

    1.  京都観測点で現在進行している逆ラジオの振り切れるほどのデータが、いつ終息するのか、 終息してからどれくらいの時間で大地震の発生に至るのか。
    2.  また非常に敏感な観測点である伊勢観測点での直前信号の発生を注意深く観察すること。
    3.  岐阜大学の割石温泉のラドンの増減を観察すること。
    4.  そもそもマグニチュードに関しては非常に正確な大気重力波によって最悪M9.2を想定しているわけですが、 3.11の前兆は何時始まったのかを時系列をさかのぼって確かめなければなりませんが、 膨大なデータ量なので、検討に非常に時間を要します。 当初M8程度のアウターライズ地震も想定しましたが、もう既に5か月経過しており、M8ならば、 既に発生しているはずですが、発生を見ないという事はM9クラスの可能性が高くなったと言えるでしょう。 膨大なデータをすべて照査する事は出来ませんが、間引いたデータを検討する事となりますが、 現時点では1年以上前から発生していた可能性があります。 もしも1年以上であるならば、発生は来年となるのだろうか?
    5.  再度海水干退現象が起きるのだろうか?
    6.  その他様々な、例えば温泉の急激な変化などのような宏観異常現象が発生するのだろうか?

      R2:08/12 04:37 遠州灘 (N34.4, E138.2) 震度2  M5.2 深さ10km
      R1:08/12 03:22 福島県沖(N37.0, E141.2) 震度5弱 M6.0 深さ50km
     R1の大気重力波による前兆は08/04および08/11に出現しており、 マグニチュード相当の面積で現れており、おのおのM6.3,M6.2と計算されました。
     R2については大気重力波によるそれらしい前兆は確認できませんでした。

     日本列島周辺(北極圏を含む)での明瞭な大気重力波が大きめの余震なのか、 それとも想定しているアウターライズ地震の前兆の一部なのか識別できません。
     これとは別に東北地方北部から北海道、千島列島、沿海州、 中国東北部やそれ以北に分布する08/10の大気重力波から以下のように予測しました。

      P1108-01:2011/08/31±7  M7.1 震央は可能性の高い順に

    1.  北海道周辺;なかでも十勝支庁(N43.2, E143.4)の可能性がある。
    2.  青森県周辺;なかでも東方沖(N41.3, E141.7)の可能性がある。 または青森県西部もしくは西方沖(N40.8. E140.2)の可能性がある。

    - 地震予知情報作成日時:2011/08/03 17:35 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
    - 地震予知情報掲載日時:2011/08/03 22:20 -

    1.総説

     3.11の大震災からまもなく5ヶ月が経とうとしています。 防災関係者に少しゆるみが出てきているように思われます。 再度気を引き締めてことにあたっていただきたく思います。
     今回の報告だけを読むと理解できないことが多いでしょう。 それはあたかも長編推理小説を途中から読むのに似ています。 是非3月以来述べてきたことを参照して、今回の文章を読んでください。 また赤い文字だけを拾い読みする様な事も避けてください。
     前回(07/24)以降次の様な中程度の地震が頻発しました(Mのみは一元化)。

      R8:08/01 23:58 駿河湾   (N34.7, E148.6) 震度5弱 M6.2D, 5.8V 深さ20km
      R7:08/01 22:44 岩手県沖  (N39.8, E142.2) 震度4  M5.8D, 5.6V 深さ50km
      R6:07/31 03:54 福島県沖  (N36.9, E141.3) 震度5強 M6.5D, 6.3V 深さ40km
      R5:07/29 23:53 福島県沖  (N36.7, E142.0) 震度3  M5.6D, 5.7V 深さ10km
      R4:07/28 18:01 三陸沖   (N40.3, E143.5) 震度2  M5.7D, 5.8V 深さ10km
      R3:07/25 20:55 千葉県東方沖(N35.2, E141.3) 震度3  M5.7D, 5.2V 深さ30km
      R2:07/25 03:51 福島県沖  (N37.7, E141.6) 震度5弱 M6.3D, 6.4V 深さ40km
      R1:07/24 23:32 三重県南部 (N34.0, E136.1) 震度4  M4.8D, 4.8V 深さ40km

     R1は台風が紀伊半島南端の潮岬を通過後4.5日経ってからの発生でした。 この程度の地震で4.5日を要するとすれば、想定アウターライズ地震はもっと時間が必要でしょう。 大気重力波による前兆は07/17にマグニチュード相当の面積で現れていました。
     R2は07/23の大気重力波が前兆と思われますが、 計算されるマグニチュードは5.2で、発生したM6.2とはかけ離れています。 従ってM相当の前兆は無かったことになります。
     R3の大気重力波による前兆は07/22の台風の雲の中に見られました。Mは5.4と計算されました。
     R4は07/24の日本海から東北地方などに出現した大気重力波によるもので、Mは6.0と計算されました。
     R5,R6,は07/29の日本海から東北地方南部にかけての大気重力波によるもので、Mは6.3と計算されました。 R5とR6を識別することは出来ませんでした。
     R7は07/31の大気重力波ではM5.1と計算されており、実発生のM相当の前兆は見られませんでした。
     R8は07/30の東海道はるか沖の大気重力波によるものですが、 空間分解能1km画像では不詳で、250m画像で確認されました。Mは6.0と計算されました。
     現在ではM6以上の予測を記載する事としていますので、レビューすると R2はM相当の前兆はなかった、 R6は前兆から2日で発生している、 R8も前兆から2日で発生している、こととなり、いずれもこの先行時間からも余震であることは明白です。

     「少なくともM8以上で、最悪の場合はM9.2となるアウターライズ地震(03/31, 04/03以来既述)」 についてはまだ有効です。08/02の北半球の間引いた調査でも大部分の画像に大気重力波が認められています。
     発生時期に関する考察は、前々回(07/16)記載のa.からg.の検討結果と変わりはありません。 前回(07/24)に、台風6号の軌跡が「想定しているアウターライズ地震の想定震源域とほとんど一致しており、 この台風6号の通過直後から数日は警戒の必要がある」としていましたが、 上記R1(M4.8)が台風通過後4.5日で発生しましたので、 想定アウターライズ地震はもっと時間がかかると推定されます。 したがって、次の上弦(08/06)前後に警戒が必要と考えられます。 これで発生しない場合は、通常の地震と見なして検討を加える方がよさそうです。 まだ確定していませんがその場合は本年の10,11,12月頃となるかもしれません。
     京都観測点の逆ラジオの振り切れる程のデータが、2011年06月21日以来連続している事は既に述べました。 このデータ量が、3.11 M9.0の前兆を拾っていたと考えられる 2010年07月下旬から約2ヶ月間のデータ総量の約1.4倍となりました。 しかも想定している震源域は3.11 M9.0よりは、はるかに沖合であるので、 京都観測点の現在のデータ量からもM9を超えるとの予測が、 あながち誤りとは言えない事がお分かりいただけるかと思います。 京都観測点の逆ラジオのデータが何日も平穏となったら、要注意です。
     また岐阜大学の割石温泉のラドンの増加が、各月の上弦と同期している事も既に述べました。 今月の上弦前後でのデータの出方に注目してください。
     現在日本列島周辺(北極圏を含む)では明瞭な大気重力波が観測されていますが、 これが個別の大きめの余震なのか、 それとも想定しているアウターライズ地震の前兆の一部なのか識別できません。

     大気重力波の全地球的な分布、03/14に発生した広範な海水干退、 04/01に予想震源域に発生した不動雲、雲頂や海水面の温度上昇、予想震源域で発生した前震?、 伊勢観測点や京都観測点の逆ラジオ、植物生体電位などのデータから発生は確実です。 震源域も推定されています(06/08既述)。

     日本海溝より外側(太平洋側)でのアウターライズ地震が発生すれば、 前回(3.11、M9)を上回る大津波が発生すると予測されます。 東北地方沿岸地域のみならず、日本列島の太平洋側沿岸地域に押し寄せるはずです。 震源地から遠いからと言って油断しないでください。 気象庁の警報に注意してください。 自宅を離れて沿岸地域にいる方は、必ず情報を受信できる装置を携帯してください。 沿岸地域にいる方は、常に避難場所を意識していてください。 地震発生後、津波から逃げる場合は、前回(3.11)よりももっと高さを稼いでください。 大事な人や物は、予め高台に避難させておくようにお勧めします。 津波なんかに負けないでください。 津波の高さより高い場所にいれば命は助かります。
     浜岡原発の停止を求めた菅総理の大英断を讃えたいと思います。 これで予測している大津波が発生しても、その後安心して復興作業に取り組むことができます。 どうか非常用電源を高所に確保していてください。
     福島第一原発での津波対策もしっかりとしてほしいと願います。  女川原発も3.11ではかろうじて助かりましたが、今回は前回を上回る津波と推定されるため、 予め対策は十分立ててあると推察されます。
     こんなときに、またも巨大地震の予測を書くのはまことに、気が引けるのですが、 知らないでひどい目に遭うよりはましだと思い、掲載を続けています。 どうかご容赦ください。


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