中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震

 忙しい方は予測の中に赤い文字があるかないかを一瞬にして判断出来るように配慮しています。 しかし、予測は非常に苦労して作成していますので、 できれば全文を読んでいただきたいというのが、予測作成者の願いであります。


- 地震予知情報作成日時:2010/12/29 01:10 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2010/12/29 02:20 -

1.総説

 前回(12/20)の 「日本列島では大きめの地震の前兆は確認されていません。」 についてはその通りでしたが(日本列島は四島の意)、伊豆-小笠原諸島で、
  R:12/22 02:2父島近海 ( N27.5, E143.4)震度4 M7.4 深さ10km
 が発生しました。 津波警報が発令されましたが、幸いにも被害は皆無で終わりました。 この地震は、12/4以来、当NPO法人国際地震予知研究会によって 発信されていたP1012-03および無番号の海南島付近M6台前半の予知情報に対応するもので、 両者は別々の震源ではなく一つの震源だったわけです。 以下説明いたします。

 12/4に次のように述べました。

- 地震予知情報作成日時:2010/12/04 23:00 -

1.総説

 11/30に小笠原諸島西方沖でM7.1D,6.7Vの深発地震がありました。 前兆はとらえていましたので見逃しではありませんが、補正係数の適用にあたり、 新たな発見がありました((4) 関東地方参照)。 今後の予測に役に立つはずです。 早速、似た前兆が発生しましたので経緯を注視してください((4) 関東地方参照)。

(4) 関東地方

 また12/2の鳥島付近から東方、東経158度付近まで延びる大気重力波の面積が 50万km2と計測され、これからマグニチュードを計算するときに、 上でのべた補正係数として0.3を用いるべきか通常の2.0を用いるべきか良い材料となりますので、 両者を併記することとします。
  P1012-03:補正係数2.0の場合、2010/12/15±4 鳥島近海(N30.0, E141.0)M6.0
       補正係数0.3の場合、2010/12/15±4 鳥島近海(N30.0, E141.0)M5.2

 この時点では、上記のように大気重力波は後の(12/22 M7.4) 震央より東方に延びておりその面積は50万km2でした。
 前回(12/20)に当該期間内での発生を見なかったので、
  R:12-11 10:38 N29.390 E138.012 h600km M4.0V SHIKOKU BASIN(一元化)、M4.9(Hi-net)
 を該当としていましたが、これは誤りでした。
 12/4以来
 「また12/3,4の北緯23度、東経138度付近より西南西に延びる大気重力波から 海南島付近でM6台前半が推測されますが、日本ではないため深くは詰めないこととします。 大陸地殻の先行式を用いた場合は来年の2月中旬となります。 島弧の先行式の場合は12/19前後となります。」としていましたが、
 12/4時点では、大気重力波は、後の震央(12/22, M7.4)付近から西南西に延びており その面積は約80万km2で、これからM6.3と計算されました。 この時点では両者(鳥島近海と海南島付近)は別々の震央と考えておりました。 その後、12/8、12/9、12/10、12/11と、通常watchしている衛星画像の南東の端に、 東北東-西南西方向に延びる大気重力波が見られ、やや大きめの地震を想定しましたが、 12/13のホームページ更新時には、フィリピンで中程度の地震が頻発していたこともあり、 フィリピン方面もしくは海南島方面の地震と判断し、深くは詰めないこととしておりました。
 その後12/16、12/17に、下図(気象庁)のように大規模な雲の帯が東経110度から160度まで見られ、 1kmの分解能の画像で、この一部に大気重力波が観察されたことから12/20に次のように述べました。

「-12/17の大気重力波から(無番号の海南島付近M6台前半の地震は;この部分は12/23追記) 台湾とフィリピンの中間の可能性も出てきました。-」
 この時点では分解能250m画像は点検しておりませんでしたが、 地震発生後に調べると12/16、12/17の雲の帯のほぼ全域にわたり大気重力波がみられました。 面積は平均幅1300km、長さ5500kmから7150000km2で、 これに通常の補正係数3.4を乗じて24310000km2を得ます。 この常用対数は7.39で、マグニチュードは7.4となりました。 地震発生前にこの値を得たとしても、日本列島(四島)では無いと判断していたので、 マンパワーに余裕がないため、震央、発生日を詰める作業はしていなかったはずです。 P1012-03で鳥島近海を想定していたので見逃しとはならなくて済みました。

 前々回(12/13)に述べた多くの小地震予測に対して、対応する地震が、 いずれも予測よりは少し遅れて発生しているのが、少し気になりますが、 小笠原M7.4の発生と関係があるのでしょうか?
 現在は日本列島(四島)での大地震の前兆は確認されていません。

2.地域別予測

(1) 北海道

 前回(12/20)記載の 「現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません」 については、その通りでした。
 現在もM5.0を大きく超える前兆は確認されていません

(2) 東北地方

 前回(12/20)記載の 「現在は、12/14、20の大気重力波から以下とします。
  P1012-07:2010/12/23±2 福島県沖(N37.4, E141.4) M5.0」については、
  R:12/27 05:58 福島県沖 (N37.3, E141.8)震度2 M4.1D,M4.6V 深さ44.4km(一元化)
 が発生しました。 ほぼ予測した地点で、少し遅れめの発生でした。
 現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。

(3) 北陸地方

 前回(12/20)記載の 「現在は12/14の大気重力波が日本海西部に出ていることから、 M5未満が福井県西方沖または石川県西方沖で12/23前後に予測されます。」 については、下記が発生しました。
 R:12-22 00:44 N36.9564 E134.5792 h399.3km M4.6(Hi-net)
 現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。

(4) 関東地方

 総説参照
 前々回(12/13)記載の 「現在は、下記のように予測されます。 12/11の大気重力波から相模湾(N35.2, E139.5)でM4.0前後が12/14前後」 については、前回(11/20)「 発生しませんでした。」としていましたが、 少し遅れて下記が発生しました。
  R:12/22 02:43相模灘( 35.086N, 139.640E)M3.3 深さ 70.1km
  このほか同日にM2.8、M2.5など。

 現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。

(5) 中部地方

 前々回(12/13)記載の 「12/9の大気重力波から愛知県(N35.2, E137.0)でM4.0前後が12/14前後」 については、前回(12/20)報告した地震のほか、下記が発生しました。 これも少し遅れての発生でした。
  R:12/28 22:07愛知県西部(N34.9, E137.3)震度2 M3.9 深さ40km
  R:12/28 03:13愛知県西部(N35.2, E137.2)震度2 M3.4 深さ50km

 前々回(12/13)記載の「12/11の大気重力波から岐阜県-長野県境付近(N36.0, E137.4)
  R:12/23 12:19岐阜県飛騨地方 ( N36.1, E137.3)震度1 M2.4 深さごく浅い
 前回(12/20)記載の 「現在はM5を大きく超える前兆は観測されていません」 については、その通りでした。
 現在もM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。

(6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島

 前々回(12/13)記載のいくつかの小地震予測に対して前回(12/20)に 「発生しませんでした。」としていましたが、少し遅れて発生を見ました。 「12/8の大気重力波から山陰地方N35.4, E133.2」でM4台半ばが12/15前後」 については、下記が発生。
  R:12/21 03:51  N35.4081 E133.8358 h322.9km M3.9(Hi-net)
「12/8の大気重力波から日向灘(N31.8, E131.6)でM4台半ばが12/15前後」 については、下記が発生。
  R:12/23 20:57 豊後水道(N33.1, E132.3) 震度1 M3.3V 深さ9.2km
「12/8の大気重力波から鹿児島県西方沖(N31.8, E129.5)でM4台前半が12/14前後」 については、下記が発生。
  R:12/27 13:20薩摩半島西方沖(N31.0, E130.4)震度1 M3.8 深さ120km
「12/11の大気重力波から京都府-兵庫県境北部付近(N35.5, E134.9)でM4台前半が12/14前後」 については、下記が発生。
  12/26 09:46大阪府北部(N34.9, E135.6)震度1 M2.9 深さ10km
 12/4以来記載の 「「また12/3,4の北緯23度、東経138度付近より西南西に延びる大気重力波から 海南島付近でM6台前半が推測されますが、日本ではないため深くは詰めないこととします。 大陸地殻の先行式を用いた場合は来年の2月中旬となります。 島弧の先行式の場合は12/19前後となります。」 については、12/17の大気重力波から台湾とフィリピンの中間の可能性も出てきました。」」 については、総説で述べたように12/22小笠原M7.4の前兆の一部でした。
 現在は、12/26の大気重力波から下記が予測されます。
  P1012-08:2011/01/10±5台湾から先島諸島(N22.5, E121.7) M6.3


- 地震予知情報作成日時:2010/12/20 22:10 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2010/12/21 11:00 -

1.総説

 日本列島では大きめの地震の前兆は確認されていません。

2.地域別予測

(1) 北海道

 前回(12/13)記載の 「現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません」については、その通りでした。
 現在もM5.0を大きく超える前兆は確認されていません

(2) 東北地方

 前回(12/13)記載の 「現在は12/10,12の大気重力波から以下とします。
  P1012-05:2010/12/16±3 岩手県沖(N39.5, E142.4) M5.0」
 については、
  R:12/15 16:37青森県東方沖(N41.O, E142.8)震度2 M4.7D, M5.1V 深さ23.3km (一元化)
 が発生しました。 Mと発生日は正確でしたが、震央は約170km離れていました。
 「同じく12/12の大気重力波から以下とします。
  P1012-06:2010/12/16±3 山形県沖(N38.9, E139.8) M4.9」
 については、
  R:12/15 12:36 秋田県西方沖(39.198N 139.829E) h174.2km M4.1(Hi-net)
 が発生しました。
 現在は、12/14,20の大気重力波から以下とします。
  P1012-07:2010/12/23±2 福島県沖(N37.4, E141.4) M5.0

(3) 北陸地方

 前回(12/13)記載の 「現在は、P1012-06の震央は中越となる可能性もあります。」 については、
  R:12/15 20:37  37.163N 139.039E 195.3km M3.2 新潟県中部 (Hi-net)
 が発生しました。 予測した両地点で発生しました。
 現在は12/14の大気重力波が日本海西部に出ていることから、 M5未満が福井県西方沖または石川県西方沖で12/23前後に予測されます。

(4) 関東地方

 前々回(12/4)以来記載の
 「P1012-03:補正係数2.0の場合、2010/12/15±4 鳥島近海(N30.0, E141.0)M6.0
       補正係数0.3の場合、2010/12/15±4 鳥島近海(N30.0, E141.0)M5.2」
 については、前回(12/13)に
 「R:12-11 10:38 N29.390 E138.012 h600km M4.0V SHIKOKU BASIN(一元化)
                      M4.9        (Hi-net)

 が発生しましたが、予測はこのままとします。」 としていましたが、予測地点では発生しませんでした。 したがって上記地震を該当とします。
 前回(12/13)記載の 「現在は、下記のように予測されます。 12/11の大気重力波から相模湾(N35.2, E139.5)でM4.0前後が12/14前後」 については、発生しませんでした。 前回(12/13)記載の 「12/12の大気重力波から千葉県東方沖(N35.4, E140.5)でM4台半ばが12/16前後」 については、下記が予測地点で発生しました。 Mが小さめでした。
  R:12/20 06:15千葉県東方沖(N35.5, E140.5)震度1 M2.8 深さ30km
 現在はM5を大きく超える前兆は観測されていませんが、 12/20の上記地震が小さめであることから、当初の予測通りの地震が数日中に発生するかもしれません。

(5) 中部地方

 前回(12/13)記載の 「現在は、下記のように予測されます。 12/8、10の大気重力波から伊豆半島先端付近(N34.6, E138.8)でM4台前半が12/14前後」 については、下記が発生しました。Mが小さめでした。
  R:12/15 06:51新島・神津島近海(N34.2, E139.1)震度 1 M2.6 深さ10km
 前回(12/13)記載の「12/9の大気重力波から愛知県(N35.2, E137.0)でM4.0前後が12/14前後」 については、下記が発生しました。
  R:12/13 22:13 43 35.217N 138.097E h38.9km M3.1 静岡県中部
 前回(12/13)記載の 「12/11の大気重力波から岐阜県-長野県境付近(N36.0, E137.4)でM4未満が12/14前後」 については、下記が発生しました。
  R:12-18 22:25 岐阜県北部 N36.0561 E137.1118 h283.5km M3.5(Hi-net)
  R:12-15 05:56 岐阜県-長野県境 N35.8708 E137.6344 h10.1km M2.3(Hi-net)

 前回(12/13)記載の 「12/11、12の大気重力波から紀伊半島先端付近(N33.4, E135.7)でM4台半ばが12/14前後」 については、下記が発生しました。
  R:12/17 03:21和歌山県北部(N33.9, E135.3)震度1 M3.3 深さ50km
 現在はM5を大きく超える前兆は観測されていません。

(6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島

 前回(12/13)記載の 「現在は、下記のように予測されます。 12/8の大気重力波から山陰地方N35.4, E133.2)でM4台半ばが12/15前後 12/8の大気重力波から日向灘(N31.8, E131.6)でM4台半ばが12/15前後 12/8の大気重力波から鹿児島県西方沖(N31.8, E129.5)でM4台前半が12/14前後
 もしもこれらが同一の震源を指しているとすれば、いずれかの震央でM5 台前半が 12/17前後に発生するものと思われます。」 については、発生しませんでした。
 前回(12/13)記載の 「12/10、12の大気重力波から土佐湾でM4未満が12/14前後」 については、下記が発生しました。
  R:12/14 07:02 高知県東部( N33.5, E134.2) 震度1 M3.6 深さ3Okm
 前回(12/13)記載の 「12/11の大気重力波から京都府-兵庫県境北部付近(N35.5, E134.9)でM4台前半が12/14前後」 については、発生しませんでした。
 前々回(12/4)以来記載の 「また12/3、4の北緯23度、東経138度付近より西南西に延びる大気重力波から 海南島付近でM6台前半が推測されますが、 日本ではないため深くは詰めないこととします。 大陸地殻の先行式を用いた場合は来年の2月中旬となります。 島弧の先行式の場合は12/19前後となります。」 については、12/17の大気重力波から台湾とフィリピンの中間の可能性も出てきました。


- 地震予知情報作成日時:2010/12/13 15:05 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2010/12/13 23:20 -

1.総説

  P1012-01で (2)東北地方 で青森県東方沖の可能性もあるとした下記予測は
  P1012-01:2010/12/18±6 十勝沖(N42.0, E144.4) M6.5
  12-06 16:30 青森県東方沖(N40.799, E143.218)震度3 h6.8km M5.8D M6.1V (一元化)
 として発生しました。 すこし早めの発生でした。 これ以降大陸の大気重力波は消えています。

2.地域別予測

(1) 北海道

 11/10以来記載の
 「P1011-05:2010/11/23±6 北海道東方沖から千島列島、オホーツク海南部なかでも択捉島付近の可能性がある(N44.8, E147.0) M6.7 」
 については、12/4に報告したほかに下記が発生しました。
  R:12-05 17:50 N48.843 E155.842 h30km 5.6D 6.2v FAR FIELD
 既報分を合わせると合計エネルギーはM6.5に相当します。
 前回(12/4)記載の P1012-01については、総説参照
 現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。

(2) 東北地方

 前回(12/4)記載の 「現在は、P1012-O1の震央が青森県東方沖の可能性もあります。」 については、総説参照
 現在は12/10、12の大気重力波から以下とします。
  P1012-05:2010/12/16±3 岩手県沖(N39.5, E142.4) M5.0
 同じく12/12の大気重力波から以下とします。
  P1012-06:2010/12/16±3 山形県沖(N38.9, E139.8) M4.9

(3) 北陸地方

 前回(12/4)記載の 「現在もM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。」 については、その通りでした。
 現在は、P1012-06の震央は中越となる可能性もあります。

(4) 関東地方

 前回(12/4)記載の 「現在は、11/27、29、30、12/2の大気重力波から以下とします。
  P1012-02:2010/12/7±4 千葉県東方沖(N35.3, E140.5) M5.5」
 については、
  R:12-06 03:20 千葉県中央部(N35.654, E140.168)震度3 h68.5km M4.3D 4.1V
          (一元化) USGSではM4.7  震央距離D=40km
  R:12/05 01:44 千葉県南東沖(N35.0, E140.2)震度1 M3.0 深さ50km

 が発生しました。 補正係数の適用についてまた知見が得られました。
 前回(12/4)記載の
 「P1012-03:補正係数2.0の場合、2010/12/15±4 鳥島近海(N30.0, E141.0)M6.0
  補正係数0.3の場合、2010/12/15±4 鳥島近海(N30.0, E141.0)M5.2

 については、
  R:12-11 10:38 N29.390 E138.012 h600km M4.0V SHIKOKU BASIN(一元化) M4.9(Hi-net)
 が発生しましたが、予測はこのままとします。
 現在は、下記のように予測されます。
  12/11の大気重力波から相模湾(N35.2, E139.5)でM4.0前後が12/14前後
  12/12の大気重力波から千葉県東方沖(N35.4, E140.5)でM4台半ばが12/16前後

(5) 中部地方

 前回(12/4)記載の 「現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません」 については、その通りでした。
 現在は、下記のように予測されます。
  12/8、10の大気重力波から伊豆半島先端付近(N34.6, E138.8)でM4台前半が12/14前後 12/9の大気重力波から愛知県(N35.2, E137.0)でM4.0前後が12/14前後 12/11の大気重力波から岐阜県-長野県境付近(N36.0, E137.4)でM4未満が12/14前後 12/11、12の大気重力波から紀伊半島先端付近(N33.4, E135.7)でM4台半ばが12/14前後

(6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島

 11/26以来記載の
  P1011-12:2010/12/07±4 沖縄本島近海(N25.0, E129.1)M5.3 
 については、下記が発生しました。
  R:12/11 12:17沖縄本島近海(N26.0, E128.6) 震度1 M4.3D, M4.8V 深さ43km (一元化)
 また前回(12/4)記載の 「現在は、12/2,3の大気重力波から以下とします。
  P1012-04:2010/12/9 日向灘(N31.4, E131.6) M5.1 」 については、
  R:12/07 09:36 日向灘(N32.6, E132.1)震度3 M4.1D, M4.3V 深さ35km (一元化)
 が発生しました。 前兆は海域のみでしたので補正係数を0.2(〜0.3)とすべきでした。
 前回(12/4)記載の 「また12/3、4の北緯23度、東経138度付近より西南西に延びる大気重力波から 海南島付近でM6台前半が推測されますが、日本ではないため深くは詰めないこととします。 大陸地殻の先行式を用いた場合は来年の2月中旬となります。 島弧の先行式の場合は12/19前後となります。」 については、このままとします。

 現在は、下記のように予測されます。
  12/8の大気重力波から山陰地方(N35.4, E133.2)でM4台半ばが12/15前後
  12/8の大気重力波から日向灘(N31.8, E131.6)でM4台半ばが12/15前後
  12/8の大気重力波から鹿児島県西方沖(N31.8, E129.5)でM4台前半が12/14前後
 もしもこれらが同一の震源を指しているとすれば、いずれかの震央で M5台前半が12/17前後に発生するものと思われます。
  12/10、12の大気重力波から土佐湾でM4未満が12/14前後
  12/11の大気重力波から京都府-兵庫県境北部付近(N35.5, E134.9)でM4台前半が12/14前後


- 地震予知情報作成日時:2010/12/04 23:00 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2010/12/05 12:10 -

1.総説

 11/30に小笠原諸島西方沖でM7.1D、6.7Vの深発地震がありました。 前兆はとらえていましたので見逃しではありませんが、 補正係数の適用にあたり、新たな発見がありました((4) 関東地方参照)。 今後の予測に役に立つはずです。 早速、似た前兆が発生しましたので経緯を注視してください((4) 関東地方参照)。

2.地域別予測

(1) 北海道

 11/10以来記載の 「11/5以降大気重力波が大陸、日本海、北海道、オホーツク海、千島列島に出現し続けています。 これらから以下とします。
  P1011-05:2010/11/23±6 北海道東方沖から千島列島、 オホーツク海南部なかでも択捉島付近の可能性がある(N44.8, E147.0) M6.7 」
 については、千島列島、北海道東方沖で下記が発生しました。
  R:11/04 17:20 北海道東方沖 (N43.7, E148.0)震度1 M5.0 深さ40km(JMA)
  R:12-01 07:02 N48.694 E155.603 h30km M5.5v FAR FIELD
  R:12-01 02:54 N48.761 E155.726 h30km M5.7D M6.4v FAR FIELD
  R:11-27 17:29 N44.774 E149.562 h30km M4.8V 択捉島付近
  R:11/19 13:01 根室半島南東沖(N43.2, E145.6)震度4 M4.8D, M5.4V 深さ53kmz (以上 一元化)
  R:11/15 11:17 45.845N 146.156E h303.9km M5.1 オホーツク海南部 (Hi-net)

 現在は12/1の中国東北部、朝鮮半島、沿海州、日本海中部、北部、北海道中西部、 東北地方にまたがる大気重力波から以下とします。
  P1012-01:2010/12/18±6 十勝沖(N42.0, E144.4) M6.5

(2) 東北地方

前回(11/26)記載の 「現在はM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。」については、その通りでした。
 現在は、P1012-O1の震央が青森県東方沖の可能性もあります。

(3) 北陸地方

 前回(11/26)記載の 「現在もM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。」については、その通りでした。
 現在もM5.0を大きく超える前兆は確認されていません。

(4) 関東地方

 前回(11/26)記載の 「「また11/16の大気重力波から以下とします。
  P1011-08:2010/11/26±3八丈島近海(N33.0, E138.9) M5.1」 については、まだ発生していません。」 については、発生しませんでした。 おそらくは11/30の小笠原諸島西方沖M6.9の前兆とダブっていたと推測されます。
 「「また11/18の大気重力波から千葉県東方沖でM4台後半が11/26前後に予測されます。」 については、前回報告のほか下記も発生しました。
  R:11/27 08:54千葉県東方沖(N35.7, E140.9)で震度2 M4.1 深さ60km
 「「また11/19の大気重力波から千葉県はるか南方沖でM4台後半が11/27前後に予測されます。」 については、前回報告のほか下記が発生しました。
  M5.1 11/29 15:02 N33.771 E141.505 h42.4km OFF THE EAST COAST OF HONSHU, JAPAN (USGS)

 「P1011-11:2010/12/08±5 鳥島近海(N32.0, E141.0)もしくはフィリピン北部近海  M5.7」
 については、下記が発生しました。
  R:11/30 12:25小笠原諸島西方沖(N28.4, E139.7)震度3 M6.9深さ480km USGSではM6.6
 となっています。 一元化ではM7.1D, 6.7Vと修正されています。

予測と発生地震とのマグニチュードの差についての考察してみます

 海域のみに発生した大気重力波の前兆からマグニチュードを計算するときは、 補正係数を、既に公表した値より遥かに小さい0.3程度を採ると実際に発生した地震と よく合うことが分かっており、今までもそのように計算し、今回もそのように計算しました。  大気重力波の分布域の実面積は、11/26の衛星画像から約1800000km2と計測されました。 これに補正係数0.3を乗じて常用対数を計算した結果が上記のM5.7でした。 1800000×0.3=540000(km2)、 log540000=5.7
 しかし既に学会で公表している補正係数は1800000km2の場合は2.65となります。 1800000×2.65=4770000(km2)、 log4770000=6.7 マグニチュードは6.7と計算されます。
 今回の地震の発生を見る限り、大きめの地震の場合は既発表の通常の補正係数でよさそうですが、 どのあたりから通常の補正係数にシフトするのかは今回が初めてなのでまだ判然としません。

 現在は、11/27、29、30、12/2の大気重力波から以下とします。
  P1012-02:2010/12/7±4 千葉県東方沖(N35.3, E140.5) M5.5
 また12/2の鳥島付近から東方、東経158度付近まで延びる大気重力波の面積が50万km2と計測され、 これからマグニチュードを計算するときに、上でのべた補正係数として0.3を用いるべきか 通常の2.0を用いるべきか良い材料となりますので、両者を併記することとします。
  P1012-03:補正係数2.0の場合、2010/12/15±4 鳥島近海(N30.0, E141.0)M6.0
       補正係数0.3の場合、2010/12/15±4 鳥島近海(N30.0, E141.0)M5.2

(5) 中部地方

 前々回(11/20)記載の 「現在もM5.0を大きく超える前兆は確認されていませんが11/21前後に愛知県でM4台前半が予測されます。」 については、下記が発生しました。ずいぶんと遅れての発生でした
  12/02 12:19:51.14 35.173N 137.719E 91.5km M3.1 愛知県北東部
 前回(11/26) 「記載の 現在は、11/24の大気重力波から、東海道沖(N34.3, E137.5)で11/27前後にM4台半ばが予測されます。」 については、
  R:12-01 16:12 N32.139 E138.326 h345km M3.0V 東海道はるか沖
  R:11-29 11:49 N32.915 E138.198 h385km M3.0V 東海道はるか沖 
(以上一元化)
 が発生しました。 位置、規模ともに少し異なりました。
 現在は、M5.0を大きく超える前兆は確認されていません。

(6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島

 前回(11/26)に
 「P1010-01c:2010/11/25±5福岡県北西沖から島根県西部沖(N34.7, E132.0)M6.3
 については、まだ発生していません。 相変わらず、11/22、23、25と日本海に大気重力波が発生していますので、このままとしますが、 発生が少し遅れているので深発地震の可能性も出てきました。」 としていましたが、発生しませんでした。
 日本海南西部の中規模の大気重力波は12/1以降出現していないため、 11/30の小笠原諸島西方沖M6.9と関連した前兆だったのではないかと推測されます。 Mが7.1と修正されていますので、この領域を含んでいたとしても説明はつきますが、 日本列島には大した前兆は見られないことから、なぜ日本列島を飛び越したのかは謎のままです。

 「「また11/19の大気重力波から以下とします。
  P1011-10:2010/12/02±4 石垣島近海(N24.0, E124.0) M5.4」
 については、下記が発生しましたが、Mが小さいためこのままとします。
  R:11/22 04:28 西表島付近(N23.9, E123.6)震度1 M3.9 深さ30km」」
 については、下記が発生しました。
  R:11/27 04:20石垣島近海(N23.9, E123.0)震度2 M4.7 深さ50km
 前回(11/26)記載の 「現在は11/25の大気重力波から以下とします。
  P1011-12:2010/12/07±4 沖縄本島近海(N25.0, E129.1)M5.3
 については、このままとします。
 現在は、12/2,3の大気重力波から以下とします。
  P1012-04:2010/12/9 日向灘(N31.4, E131.6) M5.1
 また12/3、4の北緯23度、東経138度付近より西南西に延びる大気重力波から 海南島付近でM6台前半が推測されますが、 日本ではないため深くは詰めないこととします。 大陸地殻の先行式を用いた場合は来年の2月中旬となります。 島弧の先行式の場合は12/19前後となります。

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