中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震

 忙しい方は予測の中に赤い文字があるかないかを一瞬にして判断出来るように配慮しています。 しかし、予測は非常に苦労して作成していますので、 できれば全文を読んでいただきたいというのが、予測作成者の願いであります。


- 地震予知情報作成日時:2010/10/28 02:20 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2010/10/28 08:30 -

1.総説

 「P1008-04c:2010/10/19±7 カムチャッカ半島東方沖からアリューシャン列島西部(N55, E172) M7.5」
 を上梓しておりましたが、10/25日本時間の深夜スマトラ島の沖合でM7.7の地震が発生しました。
  R:M7.7 10/25 14:42(UTC) (S3.484, E100.114) h20.6km KEPULAUAN MENTAWAI REGION, INDONESIA (USGS)
 9/14に以下のように述べました。 「東端は西経172度付近、西端は東経90度付近、北端は北緯70度付近、 南端は北緯46度から同54度付近と広大な領域に出現していました。
- 中略 -
 今回の先行時間を65日、大規模大気重力波の初現を8/15とすると発生予定日は10/19となります。」
 その後、上で述べた大気重力波の分布域の東端付近である西経175度で下記の地震が発生しましたが、 Mが一桁小さいため様子見としていました。
  R:M6.1 10/08 03:49 N51.499, W175.261 h35.0km ANDREANOF ISLANDS, ALEUTIAN IS., ALASKA(USGS)
  R:M6.4 10/08 03:26 N51.421, W175.434 h20.6km ANDREANOF ISLANDS, ALEUTIAN IS., ALASKA(USGS)

 太平洋プレートが関係している地震では大気重力波の東端が震央となる傾向があることは 2004年地震学会発表後もたびたび指摘してきましたが、上記地震はその一つの例と言えましょう。
発生したアリューシャン列島の地震はMが小さめなので、 広大な大気重力波に相当する地震が未発生でしたが、 インドシナ半島、中国南部(海南島北方)、中国中部、同東北部にも大気重力波が見られたことから、 P1008-04cの大気重力波分布域にこれらをプラスすれば、 上記スマトラ島付近のM7.7が相当するものと思われます。
 M7を超える地震の先行時間についての今回の推定は正しかったようです。 これで一つの指標が得られ、今後の解析に多分、役に立つでしょう。
 P1008-04cの震央は日本ではないと予測したため、震央を詰めるための解析作業は行いませんでしたが、 十分なマンパワーまたは適切なコンピュータソフトがあれば、 将来は的確に震央を推定できるようになるかもしれません。
 大地震が発生しましたので、下記の2つの予測は発生しないかもしれませんが一応このままとしておきます。
 「また9/27、28の大気重力波から深発地震が予測されます。
  P1009-04:2010/11/19±6 ウラジオストック付近 M6.3
 は未発生です。
 「10/15以降、ロシア南部?沿海州〜日本海北部〜北海道〜千島列島に大気重力波が発生しており、これから次のように予測されます。
  P1010-02:2010/11/01±6 千島列島(なかでも択捉島付近(N44.4, E148.0)の可能性がある) M6.5

 スマトラ島の大地震が発生したので、日本周辺のひずみが解消されたのではないかと期待したのですが、 10/26、27の大気重力波の発生状況を見ると、そうではないようです。 解析に時間がかかるため詳細は次回掲載する予定です。

2.地域別レビュー

(1) 北海道

(2) 東北地方

(3) 北陸地方

 前回(10/20)記載の 「現在もM5以上の前兆は確認されていません。 10/15の大気重力波から10/22前後に上越でM3台半ばが予測されます。」 については、下記が発生。
  R:2010/10/22 16:09 36.600N 138.577E 164.3km M3.6 群馬県北西部(Hi-net)

(4) 関東地方

前回(10/20)記載の 「現在は、10/15〜10/18の本州南方をNE-SW方向にのびる雲海中の大気重力波から次のように予測されます。
  P1010-03 : 2010/10/28±5 東海道はるか沖(N33.7, E137.2)〜八丈島近海(N33.2, E140.5) M5.2±0.3
 両方で発生する可能性もあります。」 については、
  R:10/21 13:23東海地方南方はるか沖(32.572N,137.948E)M5.4深さ388.1km(Hi-net)
 が発生しました。 一元化ではM4.6となっていました。

(5) 中部地方

(6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島

 10/12以来記載の 「青島周辺については可能性は低くなりましたが経緯を見守りたいと考えています。」 については、取り消しとします。 また  「P1010-01:2010/10/22±5福岡県北西沖(N34.0, E130.0)M5.9 は未発生です。」
 については、改めて、次回言及する予定です。
 「現在は、10/16の大気重力波から次のように予測されます。
  P1010-04 :2010/10/31±5 沖縄本島西方沖(N26.8, E126.0) M6.2
 についても次回言及する予定です。
 「また10/17の大気重力波から次のように予測されます。
  P1010-05:2010/10/28±3 奄美大島近海(N27.5, E130.0) M5.0
 についても次回言及する予定です。


- 地震予知情報作成日時:2010/10/20 20:30 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2010/10/21 01:25 -

1.総説

 前回(10/12)記載の
「「P1008-04c:2010/10/19±7 カムチャッカ半島東方沖からアリューシャン列島西部(N55, E172) M7.5
 については、10/8にアリューシャン列島でM6.4, M6.1が発生しましたが、 Mが小さめなのでもうすこし様子を見ることとします。」 については、10/8以降も広域に大気重力波が発生していますのでこのままとします。

 また「大気重力波の前兆はP1008-04Cと領域がダブっている可能性があります。」 については、下記が発生しました。
  R:0/14 22:58日高地方東部(N42.3, E143.1) 震度4 M5.5 深さ53km
 大きめの地震の前兆をとらえている時は、当該地域の前兆が全体の一部なのか、 当該地域に発生する小地震の前兆なのかは今のところ弁別できません。

 「また9/27、28の大気重力波から深発地震が予測されます。
  P1009-04:2010/11/19±6 ウラジオストック付近 M6.3
 は未発生です。

 新たに10/15以降、ロシア南部〜沿海州〜日本海北部〜北海道〜千島列島に大気重力波が発生しており、 これから次のように予測されます。
  P1010-02:2010/11/01±6 千島列島(なかでも択捉島付近(N44.4, E148.0)の可能性がある) M6.5

 現在たくさんの大きめの地震を予測していますが、これらが予測通り個別に発生するのか、 あるいはもっと大きい一つの地震として発生するのかは識別できません。 一応、日頃心がけている対策の点検をお勧めします。

2.地域別予測

(1) 北海道

 前回(10/12)記載の
「「P1009-03:2010//9/28±5または10/5±5 千島列島(なかでも択捉島周辺の可能性がある(N44.9, E148.0)) M6.3
 については、下記が発生しましたが、 9/29にも似た領域に大気重力波が発生しているため発生日の前段は削除しこのままとします。
  R:9/28 01:13 国後島付近(N43.5, E45.7) 震度3 M4.9 深さ90km
 については一元化ではM5.3D,M5.4Vと修正されているため該当とします。」」 としていましたが、
  R:10-14 18:41 N44.065 E147.894 h0km M5.0V 4.6d SE OFF ETOROFU
 が発生していることを見落としていました。合計エネルギーはM5.5となります。
 現在の状況については、総説参照

(2) 東北地方

 前回(10/12)記載の 「現在もM5以上の前兆は確認されていません。」 については、その通りでした。
 現在もM5以上の前兆は確認されていません。

(3) 北陸地方

 前回(10/12)記載の 「現在もM5以上の前兆は確認されていません。」 については、その通りでした。
 現在もM5以上の前兆は確認されていません。
 10/15の大気重力波から10/22前後に上越でM3台半ばが予測されます。

(4) 関東地方

 前回(10/12)記載の 「現在はM5以上の前兆は確認されていません。」 については、その通りでした。
 現在は、10/15〜10/18の本州南方をNE-SW方向にのびる雲海中の大気重力波から次のように予測されます。
  P1010-03 : 2010/10/28±5 東海道はるか沖(N33.7, E137.2)〜八丈島近海(N33.2, E140.5) M5.2±0.3
 両方で発生する可能性もあります。

(5) 中部地方

 前回(10/12)に 「「前回(9/29)記載の 「現在は9/25の大気重力波から10/1前後に駿河湾でM4台前半が予測されます。」 は発生しませんでした。」」 としていましたが、下記が発生しました。ずいぶん遅れての発生でした。
  R:10/16 11:45 駿河湾(N34.8, E138.5)  震度1 M2.9 深さ19km
  R:10/12 22:40 静岡県西部(N35.1, E138.0)震度2 M3.8 深さ13km

 また「現在もM5以上の前兆は確認されていません。」については、その通りでした。
 現在の状況については、(4) 関東地方参照

(6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島

 前回(10/12)記載の 「青島周辺については可能性は低くなりましたが経緯を見守りたいと考えています。」 については、このままとします。

  P1010-01:2010/10/22±5福岡県北西沖(N34.0, E130.0)M5.9
 は未発生です。

 現在は、10/16の大気重力波から次のように予測されます。
  P1010-04:2010/10/31±5 沖縄本島西方沖(N26.8, E126.0) M6.2

 また10/17の大気重力波から次のように予測されます。
  P1010-05:2010/10/28±3 奄美大島近海(N27.5, E130.0) M5.0


- 地震予知情報作成日時:2010/10/12 21:30 (作成者:IAEP理事長 宇田進一) -
- 地震予知情報掲載日時:2010/10/13 01:00 -

1.総説

 前回(9/29)に
 「P1008-04c:2010/10/19±7 カムチャッカ半島東方沖からアリューシャン列島西部(N55, E172) M7.5
 については、下記が発生していますが、Mが大幅に異なるためこのままとします。
  R:M5.4 09/23 17:13:04 N54.451 E163.107 h14.1 OFF THE EAST COAST OF KAMCHATKA, RUSSIA
  R:M5.6 09/23 05:28 N52.227 E179.804 h161.8km RAT ISLANDS, ALEUTIAN ISLANDS, ALASKA

 としていましたが、下記が発生しました。
  R:M6.1 10/08 03:49 N51.499, W175.261 h35.0km ANDREANOF ISLANDS, ALEUTIAN IS., ALASKA
  R:M6.4 10/08 03:26 N51.421, W175.434 h20.6km ANDREANOF ISLANDS, ALEUTIAN IS., ALASKA

 Mが小さめなのでもうすこし様子を見ることとします。

 また
 「P1009-03:2010/9/28±5または10/5±5 千島列島(なかでも択捉島周辺の可能性がある、N44.9, E148.0) M6.3
 については、下記が発生しましたが、 9/29にも似た領域に大気重力波が発生しているため発生日の前段は削除しこのままとします。
  R:9/28 01:13 国後島付近(N43.5, E45.7) 震度3 M4.9 深さ90km
 については一元化ではM5.3D,M5.4Vと修正されているため該当とします。 大気重力波の前兆はP1008-04Cと領域がダブっている可能性があります。

 「また9/27、28の大気重力波から深発地震が予測されます。
  P1009-04:2010/11/19±6 ウラジオストック付近 M6.3
 は未発生です。

2.地域別予測

(1) 北海道

 現在の状況については総説参照

(2) 東北地方

 M5以上の発生はありませんでした。 現在もM5以上の前兆は確認されていません。

(3) 北陸地方

  R:10/03 09:26 新潟県上越地方(北緯37度08分,東経138度25分) 震度5弱 M4.7 深さ22km
          ほか多数の群発性地震。

 が発生しました。 これは9/7に
 「P:2010/9/12±2 福島県沖(N37.5, E141.1) M4.9」 を予測し、その折
北陸地方の項で
 「アムールプレートが関係しているとすると、(上記福島県沖の予測は)、西端である可能性もあり、 その場合は上越付近となります。 時期、Mは同じ。」
 としていましたが、どうやらこの予測に対応する地震が遅れて発生したものと思われます。 これが偶然でないことは9/22に、上越地方での検索結果で過去1年間の発生地震が0件であることを記しました。 それにしてもずいぶんと遅い発生でした。
 現在もM5以上の前兆は確認されていません。

(4) 関東地方

 前回(9/29)記載の 「現在は9/29の大気重力波から次のように予測されます。
  P1009-O5:2010/10/08±4 千葉県東方沖(N35.3, E140.4) M5.4」
 については、
  R:10/10 10:04 千葉県北東部(N35.9, E140.5) 震度2 M3.6 深さ33km
  R:10/10 10:00 千葉県北東部(N35.9, E140.5) 震度3 M4.2 深さ34km
  R:10/09 15:12 千葉県北東部(N35.9, E140.6) 震度3 M4.5 深さ40km  (M5.1 USGS)

 震央距離は約60kmでした。Mが少し小さめでした。
 現在はM5以上の前兆は確認されていません。

(5) 中部地方

 前回(9/29)記載の 「現在は9/25の大気重力波から10/1前後に駿河湾でM4台前半が予測されます。」は発生しませんでした。
 現在もM5以上の前兆は確認されていません。

(6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島

  R:10/04 22:28 宮古島近海(N24.2, E125.0) 震度4 M6.4 深さ53km
 が発生しました。 これは (7) その他で、青島付近とした予測に対応するものです。 9/21に大気重力波は山東半島から朝鮮半島西岸、黄海、東シナ海、南端は先島諸島に達していました。 これからM5.5、震央を顕著な大気重力波が見られた青島付近としました。 その後9/29に「現在は山陰沖に顕著な大気重力波が見られますが、(7)の地震の前兆の一部と判断されます。」 と述べたように、大気重力波の範囲が拡大し、約88万km2となりました。 9/29に「Mは少し大きくなる可能性があります。」としたのはこのような理由からでしたが、 このときはまだ計測を行っておりませんでした。 地震発生後の計測値である88万km2からはM6.3と計算されます。

 青島周辺については可能性は低くなりましたが経緯を見守りたいと考えています。

  R:10/06 13:51土佐湾(N33.5, E133.7)震度4 M4.5 深さ7km
 については、9/29の大気重力波が四国東部から奄美大島にかけて見られ、 これを一連のものと見なしP1009-06奄美大島付近M5.3としましたが、 実際には土佐湾と下記のように奄美大島の両方でそれぞれ小さめの発生を見ました。
 「P1009-O6:2010/10/7±3 奄美大島近海(N28.6, E130.7) M5.3」については、
  R:10-09 00:08 奄美大島近海(N28.9, E129.9) h38km M3.9(一元化)
 現在は10/9の大気重力波から次のように予測されます。
  P1010-01:2010/10/22±5福岡県北西沖(N34.0, E130.0)M5.9

(7) その他

 前回(9/29)の 「「9/21の大気重力波から中国の山東半島付近(なかでも青島付近(N35.5, E120.5)の可能性がある) でM5.5が10月19日前後(5日間)に予測されます。」 については、このままとします。Mは少し大きくなる可能性があります。」 については(6) 参照

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