中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震


- 情報作成日時:2009/12/27 20:20 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/12/28 02:40 -

1.総説

 前回(12/20)に「今週は新たな大きめの地震の前兆は把握していません。」 としていましたが、12/24に日本海北部で、M6.1D、6.3V(6.3,USGS)の深発地震が発生しました。 衛星画像をレビューしたところ12/18から12/23にかけて中国東北部、沿海州南部、 朝鮮半島から日本海などに大気重力波が見られ、これらが前兆と考えられます。
 現在は台湾の地震(12/19、M6.7)の大きめの余震(M5.9前後) もしくは誘発地震が12/31前後に発生すると予測されます。 またフィリピンにおける活発な地殻活動(ルソン島の12/22 のM5.4やマヨン火山の火山活動など) の影響が日本のはるか南方海上にも及んでいるようです。
 日本周辺では小さな地震の発生はあっても大地震の前兆は確認されていません。

 この一年間、地震発生予測実験におつきあいいただきましてありがとうございました。 来年の1月3日の予測作成はお休みさせていただきます。
 皆様どうか良いお年をお迎え下さい。

2.地域別予測

(1) 北海道

(2) 東北地方

P0912-02については12/20に報告した地震の他にさらに12/20深夜に発生しました、
 「P0912-02:2009/12/21±3 青森県東方沖または十勝沖(N40.7, E142.4, r=100km) M5.2±0.3」
  R:12/20 23:30青森県東方沖(N41.0,E143.3)震度2 M4.9深さ10km
 現在は12/24の大気重力波から以下とします。
  P0912-05:2010/01/01±3宮城県沖(N38.4, E141.7)または青森県東方沖 M5.4

(3) 北陸地方

(4) 関東地方

 前回(12/20)に以下のように述べました。
 「今後伊東の群発地震がどうなるかは余談予断が許しませんが、 駿河湾および相模湾から相模灘の海水温度が地震前は異常に上昇していましたが、 本日は通常に戻っていることから、地震活動の持続はあっても、 これ以上の拡大の可能性は小さいと現時点で判断されます。-以下略- 」
 この予測通り活動が拡大することはありませんでした。 これは国内では最も早い発信でした。
 現在は12/27の大気重力波から来年1月1日前後に千葉県南部または沖合でM4.5前後が予測されます。

(5) 中部地方

 12/27の大気重力波から12/30前後に御前崎から浜名湖に掛けてM4未満の発生が予測されます。
 また同じく12/27の大気重力波と伊勢観測点の12/22.25の少し高い値から、 紀伊半島南方沖でM4未満が12/31前後に予測されます。

(6) 近畿地方、中国四国、九州および南西諸島

 12/26、27の大気重力波から鳥取県沖で12/31前後にM4.5程度が予測されます。
 12/26の大気重力波から日向灘で12/30前後にM4前後が予測されます。


- 情報作成日時:2009/12/20 14:00 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/12/20 15:00 -

1.総説

 11/22以来記載の P0911-02については12/19台湾で発生しました。
  P0911-02 :2009/11/28±6 台湾周辺 M6.8
  P0911-02b:2009/11/28±6 台湾周辺から海南島 M6.8
  P0911-02c:2010/01/15±6 海南島周辺または北方大陸 M6.8
  R:12/19 22:02台湾付近(N23.8, E121.7度)震度3(日本)M6.7(M6.4 USGS) 深さ40km
 最初の推定が正しかったようです。 大気重力波による前兆の初現からから42日後の発生でした。 日本列島ならば通常3から4週間で発生ですが、台湾の場合はさらに2週間ほど時間がかかりました。 これは台湾の、海溝が陸上に現れていると言う特殊な地質構造に起因していると考えられます。

以下参考文献:
(瀬野徹三・大槻憲四郎・楊昭雄(2000): 台湾集集地震はなぜ、どのようにしておきたのか 科学 70 508-519 )

 今週は新たな大きめの地震の前兆は把握していません。 地域別予測は前回の予測の結果の記載のみです。

2.地域別予測

(1) 北海道

(2) 東北地方

 12/13の大気重力波から以下とします。
  P0912-02:2009/12/21±3 青森県東方沖または十勝沖(N40.7, E142.4, r=100km) M5.2±0.3
  R:12/19 04:31 宮城県沖  (N38.0, E141.9)震度3 M4.7(M4.9 USGS)深さ40km
  R:12/17 19:58 青森県東方沖(N40.7, E142.6)震度1 M4.3(一元化)深さ20km
  R:12/17 04:04 青森県東方沖(N41.1, E141.5)震度2 M4.0 深さ90km

 12/13の大気重力波は宮城県から北海道まで分布しており、 この前兆に対応する地震は一つだけではありませんでした。

(3) 北陸地方

(4) 関東地方

 前回(12/14)記載の 「新たに12/7に大気重力波が発生しましたのでこれを初現として下記とします。
  P0912-03:2009/12/26±5 千葉県南部沖周辺から伊豆諸島北部周辺(N34.8, E140.0, r=100km) M5.2±0.5」
 については多数の地震が発生しました。
  R:12/18 20:48 八丈島東方沖 (N33.7, E141.3)震度2 M5.2 深さ63km
  R:12/18 08:45 伊豆半島東方沖 震度5弱 M5.1深さ5km 他多数の群発地震
  R:12/17 23:45 伊豆半島東方沖(N35.0, E139.1)震度5弱M5.0深さごく浅い
  R:12/17 11:42 千葉県東方沖 (N35.2, E140.4)震度3 M3.5 深さ10km
  R:12/15 17:54 房総半島南方沖(N34.2, E140.4)震度2 M4.5 深さ50km

 なお12/17の栃木南部M5.1については12/14の大気重力波が該当しますが、見逃しでした。
 今後伊東の群発地震がどうなるかは余談が許しませんが、 駿河湾および相模湾から相模灘の海水温度が地震前は異常に上昇していましたが、 本日は通常に戻っていることから、地震活動の持続はあっても、 これ以上の拡大の可能性は小さいと現時点で判断されます (状況が変化すればまた予測を変更しなければなりませんが)。 逆ラジオの清水観測点が12/15深夜から急上昇しておりました。 現在も低下が見られません。 かつて、最初に清水に観測器(逆ラジオ)を設置したときに 伊豆半島東方沖地震に反応したことを鮮明に覚えています。 今回もそうだと思いますが、清水は南方の地震にも反応するため、 清水単独では判断が難しいのが難点です。 後付けならば説明は容易ですが。

(5) 中部地方

 前回(12/14)の予測 「現在は、12/10の衛星画像に小規模な大気重力波が認められますので、 12/15頃M3台が静岡県西部であるでしょう。」については下記が発生。
  R:12/17 06:58長野県南部 (N35.3, E137.7)震度1 M2.5 深さは約10km

(6) 近畿地方、中国・四国地方、九州地方および南西諸島

 前回(12/14)の予測「12/11の大気重力波から以下とします。
  P0912-04:2009/12/18±3 瀬戸内海中部から西部(N33.9, E132.7, r=100km)M5.1±0.5」
 については下記が発生。
  R:12/16 14:12 土佐湾 (N33.1, E133.4) 震度4 M4.7 深さ30km
                        M4.6D, M5.1V(一元化)

 震央距離は約100kmで、瀬戸内海側ではなく太平洋側でした。

(Hi-netによる)


- 情報作成日時:2009/12/14 19:00 (IAEP地震予知部会)
- 情報掲載日時:2009/12/15 08:20-

1.総説

 「P0911-02b:2009/11/28±6 海南島周辺または北方大陸 M6.8」について 前回(12/6)、海南島北方大陸を震央候補地として追加しました。 先行時間は大陸の場合島弧のそれの数倍と述べましたが、 少ない資料から強引に割り出すと約4倍弱となりますので発生日を以下のように修正します。
  P0911-02c:2010/01/15±6 海南島周辺または北方大陸 M6.8
  P0911-03b:2009/12/10±3 茨城県沖から千葉県沖(N35.2, E140.4, r=100km) M5.7±0.4
 P0911-03bは修正した予測期間内には発生しませんでした。 大気重力波の誤認だったとします。
 「P0911-04:2009/11/29±5 瀬戸内海西部(N33.9, E132.7, r=100km)M6.2
 小被害の可能性があります。 広島観測点は相変わらずやや高めのデータが継続しています。」 については発生しませんでした。 大気重力波による前兆からの予測で2週間もずれることは滅多にないため、一旦取り消しとします。
 広島観測点は相変わらずやや高めのデータが継続していますので、グラフを注視していて下さい。

2.地域別予測

(1) 北海道

 前回(12/06)記載の「11/30、12/2の大気重力波から以下とします。
  P0912-01:2009/12/12±5北海道東方沖 (N44.5,E146.4,r=100km)M5.7±0.5」
 については下記が発生しました。
  R:12/10 08:25 北海道東方沖(N43.0, E147.0)震度2 M5.2D 深さ54.4km(一元化)。
 また次の地震も発生していますので、 P0912-01はこれらと前兆の一部がダブっていたため少し高めのMとなっていたものと思われます。 時刻はUTCですので日本時間へは9時間プラスしてください。
  R:M6.3 12/10 02:30:52 N53.440 E152.696 h650.7 SEA OF OKHOTSK(USGS)
  R:M5.5 12/12 18:38:44 N48.817 E156.160 h2.7 EAST OF THE KURIL ISLANDS (USGS)

 予測については(2)参照

(2) 東北地方

 12/13の大気重力波から以下とします。
  P0912-02:2009/12/21±3 青森県東方沖または十勝沖(N40.7, E142.4, r=100km) M5.2±0.3

(3) 北陸地方

(4) 関東地方

 P0911-03bは誤認だったとします。
 新たに12/7に大気重力波が発生しましたのでこれを初現として下記とします。
  P0912-03:2009/12/26±5 千葉県南部沖周辺から伊豆諸島北部周辺 (N34.8, E140.0, r=100km) M5.2±0.5

(5) 中部地方

 前回(12/06)の予測
  「P0911-07b:2009/12/09±2 三重県南東沖(N33.8, E136.8, r=100km)M5.2」
 については下記が発生しました。 震央距離は約140kmでした。
  R:12-10 01:05:59 N33.052 E138.153 h332.1 M4.5V FAR S OFF TOKAI DISTRICT(一元化) M5.0(USGS)
 また静岡県西部で震度3の地震の発生がありました。
  R:12/10 05:55 静岡県西部(N34.9, E138.0)震度3 M3.7 深さ16kmほか3個の有感地震。
 これは12/8の大気重力波に対応するものです。
 現在は、12/10の衛星画像に小規模な大気重力波が認められますので、 12/15頃M3台が静岡県西部であるでしょう。

(6) 近畿地方、中国・四国地方、九州地方および南西諸島

 総説参照
 12/11の大気重力波から以下とします。
  P0912-04:2009/12/18±3 瀬戸内海中部から西部(N33.9, E132.7, r=100km) M5.1±0.5


- 情報作成日時:2009/12/06 18:30 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/12/06 22:40 -

1.総説

  P0911-02:2009/11/28±6 台湾周辺から海南島 M6.8
 は予測期間内には発生しませんでした。 台湾周辺の大気重力波は11月末以来消滅しています。 台湾周辺の大気重力波はおそらく11/29の西表島M4.9の前兆だったと思われます。 一方海南島周辺の大気重力波は相変わらず出現し続けていますので、 海南島周辺(北方大陸を含む)で、予測した規模の地震が発生するものと思われます。 この場合大陸での前兆から発生までの先行時間は 島弧のそれとは異なり数倍になることは今まで、度々述べて来ました。 したがって上記P0911-02は海南島周辺または北方大陸とし、 このまま見守ることとします。
 なおP0911-02の予測期間内にはフィリピンでM6.0、5.6、5.4、5.3、5.2等が頻発しています。 関係は不明ですが、参考までに。
  P0911-03b:2009/12/10±3 茨城県沖から千葉県沖(N35.2, E140.4, r=100km) M5.7±0.4
 P0911-03は予測期間内には発生しませんでした。 12/5に肉眼で認識可能な大気重力波が首都圏で見られましたので、 予測の発生日のみを上記のように変更しました。
  P0911-04:2009/11/29±5 瀬戸内海西部(N33.9, E132.7, r=100km)M6.2
 小被害の可能性があります。 広島観測点は相変わらずやや高めのデータが継続しています。」 については予測期間内には発生しませんでした。 広島観測点は相変わらずやや高めのデータが継続しています。 おそらく収束から数日を経ないで発生すると思われますので、グラフを注視していて下さい。

2.地域別予測

(1) 北海道

 11/30、12/2の大気重力波から以下とします。
  P0912-01:2009/12/12±5北海道東方沖 (N44.5,E146.4,r=100km)M5.7±0.5

(2) 東北地方

 前回(11/29)の予測「現在は11/28の大気重力波から以下のように予測します。
  P0911-06:2009/12/06±3宮城県沖から福島県沖(N37.6, E141.6, r=100km) M5.3」
は下記のように発生しました。 ほぼ予測通りでした。
     R:12/02 09:33 福島県沖(N37.3, E141.4)震度2 M4.4 深さ90km
  R:12/02 15:28 福島県沖(N37.1, E141.5)震度2 M3.8 深さ47km
  R:12/02 15:14 福島県沖(N37.1, E141.5)震度3 M4.9 深さ48km
                          M5.2 (Hi-net,下図)
                          M5.0 (USGS)
                          M4.9D,M5.0V(一元化)
  R:12/04 08:41 福島県沖(N37.2, E142.2)震度1 M4.4 (4.9,USGS)深さ10km

(Hi-netによる)

(3) 北陸地方

 前回(11/29)の予測 「11/27の大気重力波から能登半島周辺でM4未満の発生が数日以内に予測されます。」 については発生しませんでした。

(4) 関東地方

 総説参照

(5) 中部地方

 前回(11/29)の予測「11/24、11/29の大気重力波から以下とします。
  P0911-07:2009/12/03±3 三重県南東沖(N33.8, E136.8, r=100km) M5.2」
 については
  R:2009/11/29 21:50 三重県南東沖(N34.1724, E136.7267) h387.2 M4.0 (Hi-net )
 が発生しましが、Mが小さいこと、11/30、12/01にも大気重力波が発生していること、 伊勢観測点で12/5にやや高い値が短時間ではあるものの観測されたこと等から、 発生日を少し変更し、以下とします。
  P0911-07b:2009/12/09±2 三重県南東沖(N33.8, E136.8, r=100km) M5.2

 前回(11/29)の予測 「また11/27の大気重力波から長野県中部(N35.8, E138.0)でM4.3が12/02前後に推定されます。」 および 「11/28の大気重力波から伊勢湾周辺でM4.3前後が12/2前後に予測されます。」 については
  R:11/30 14:12静岡県中部(35.070N, 138.319E)M3.0 深さ17.3km(Hi-net)
 が発生しましたが、予測とは随分離れていました。

(6) 近畿地方、中国・四国地方、九州地方および南西諸島

 総説参照
 前回(11/29)の予測「現在は11/29の大気重力波から日向灘(N31.8, E131.6)周辺で 12/4前後にM4.8前後が予測されます。」 については下記が発生。
  R:12/01 09:57 薩摩半島西方沖(N32.1, E129.0)震度1 M4.4 深さ16km
 震央は予測より西方にずれていました。

トップページに戻る