中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。 原則としてM5.0未満の予測は記載しないこととしています。

赤(P) :M5.5以上の予測
青(P) :M5.5未満M5.0以上の予測
緑(R) :予測に対応した発生地震
黒(P,R):M5.0未満の予測、および予測していなかった発生地震


- 情報作成日時:2009/08/31 22:35 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/09/01 03:00 -

総説

 8/23、8/24と緊急のお知らせを掲載しました。 その後の検討結果、初現は8/21となりました。 大気重力波の範囲が少し拡大しMは7.2となりました。
 震央に関しては決定打はありませんが、以下検討します。 逆ラジオのデータでは、首都圏の市川、新島がやや高めを維持しています。 しかしその値は,市川で7万/h以下と低く、とてもM7級とはなりません。 新島は8/31に60万/hと高い値が観測されました。 しかし継続時間は6時間あまりと短いため、これもM7級とはなりません。
 また先日の駿河湾地震(8/11,M6.5)の前兆を捉えていたと考えられる山梨観測点(No.116,甲府市)は、 8/11以前の値の2.5倍の50万/hourとなっていましたが、8/27に終息しました。 もしもM8級であればこのような状態が数ヶ月続くはずですので、東海地震(M8級)の心配はありません。 駿河湾の海水温も8/11の駿河湾地震の前は上昇していましたが、現在は元に戻っています。 従って、山梨甲府観測点(No.116)は別の内陸の震源を捉えていると判断されます。
 これらのことから震央の候補地の一つとして前回(8/24)紀伊半島南東沖から房総半島東方沖を挙げましたが、 可能性は低くなりました。
 以上、逆ラジオのデータからM7.2の震源となるようなデータは観測されていません。 大気重力波の分布が北に偏っていることからやはり、前回示したように千島列島からサハリンの可能性があります。 なおカムチャッカ半島を含み、北緯60度から北緯30度まで東西約500kmの幅で、8/28に大気重力波が見られました。 これは別の地震と考えられますので更なる検討は省略します。 以上まとめて以下に示します。

P0908-06b: マグニチュード;M7.2
発生日;9月12日±8日
震央;サハリン近海または千島列島

 なお新島観測点の値が60万/hと高い値を長期に亘って継続するようなら震央に関し再検討が必要です。
 大地震を控えている時は非常に広域に前兆が出現するため、 個々に発生する小地震の前兆が大地震の前兆の一部なのか、それとも小地震が発生するのか、 識別は困難なので、今回はP0908-05を除き、地域別の予測を立てることができません。 8/19の予測のレビューのみとします。  

地域別予測

(1) 北海道

 前回(08/19)記載の「現在は沿海州に不明瞭ながら大気重力波が発生しつつあるように見えます。 明瞭になったら改めて検討します。」 については8/23.24の総説でM7.1の予測として掲載しました。

(2) 東北地方

 前回(08/19)記載の「現在は、8/17の大気重力波から宮城県沖でM4台後半が8/21前後と推定されます。」 については次の地震の発生がありました。
  R:08/21 15:14  宮城県沖(N38.2, E141.7)震度1 M3.0深さ50km
  R:08/22 23:48  宮城県沖(N38.0, E142.6)震度1 M4.6深さ20km

 また8/24に次の地震がありましたが、この前兆としての大気重力波は8/21に見られました。 予測発信時の8/19にはまだ出現していませんでした。
  R:08/24 14:26  青森県西方沖(N41.1 E140.2)震度3 M5.4深さ172km

(3) 北陸地方

 前回(08/19))記載の「現在も大きな異常は認められません。」 については8/24にM3.6が上中越沖であったのみです。

(4) 関東地方

 前回(08/19))記載の 「 現在は逆ラジオの千葉、市川、新島、世田谷、鎌倉、鴨宮がやや高めですが、M7からM8には到底至りません。 これらと8/17の大気重力波とから以下とします。P0908-03:2009/08/28±4 銚子付近(N35.7, E140.8) M5.2±0.5 」 については次の2つの地震の発生がありました。
  R:8/25 06:37千葉県東方沖(N35.4, E141.2) M4.1 深さ20km (JMA)
 (Hi-netでは 銚子付近(35.480N,141.158E)h28.7km M4.0)
 このとき、緊急地震速報が間違って発令されたようです。
  R:08/25 20:19千葉県北東部(N35.4, E140.3)震度3 M3.6  深さ26km

「また8/15の大気重力波から以下とします。
  P0908-04:2009/08/26±3 小笠原諸島 (N25.0, E141.0)  M5.2±0.5」
 については下記の発生がありました。
  R:08/26 02:33父島近海 (N27.3, E142.2)震度1 M3.7 深さ50km
  R:08/27 13:20小笠原諸島西方沖(26.1, E141.0)震度1 M4.5深さ30km

(5) 中部地方

 前回(08/19))記載の 「現在は伊勢観測点の8/14にやや高い値が観測されたことと、8/13に北海道、 東北地方北部を除く日本列島全域に発生した大気重力波とから以下とします。
  P0908-05:2009/08/27±5 M6.1±0.5 震央は上記のように前兆が広範なため、 推定は難しいのですが、紀伊半島南東沖(N33.4, E136.5)とします。」 についてはまだ発生していません。 伊勢観測点では8/24.27.31とやや高い値が観測されましたので予測はこのままとします。

(6) 近畿地方、中国・四国地方、九州地方および南西諸島

 前回(08/19)記載の「まだこの地震の余震が発生する見込みです。」 については下記の発生がありました。
  R:08/20 23:18 石垣島近海(N23.4, E123.5)震度1 M5.4 h49km
 また8/28に種子島近海で下記の発生がありました。 この前兆としての大気重力波は8/23に見られました。 予測発信時の8/19にはまだ出現していませんでした。
  R:08/28 14:47 種子島近海(N29.9, E130.7)震度2 M5.0 深さ36km


- 情報作成日時:2009/08/24 22:00 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/08/25 00:50 -

総説

 昨日(8/23)緊急のお知らせを掲載しました。 本日初現を決める為に沢山の衛星画像を調べましたが、まだ決定することは出来ませんでした。 しかし8/17に石垣島近海でM6.8が発生していることから、それ以降で、8/21の公算が大きい。 また震央に関しても決定打はありませんが、逆ラジオのデータでは、首都圏の千葉,市川、六本木、新島がやや高めです。 昨年(2008年)5月8日茨城県沖M7.0(被害はなし)の直前と比べてみると、最大値が千葉は昨年の約1/3、 市川は1/2、六本木はほぼ同じ、新島は約9倍、浦和はほぼ同じとなっています。
 また先日の駿河湾地震(8/11,M6.5)の前兆を捉えていたと考えられる山梨観測点(No.116,甲府市)は、 8/11以前の値の2.5倍となっている。
 これらのことから震央の候補地の一つとして紀伊半島南東沖から房総半島東方沖が考えられます。
 マグニチュードに関してはM7.1より大きくなることはあっても小さくはならないのでこれ以上と考えておけばよい。
 以上まとめて以下に示す。

P0908-06(暫定):

マグニチュード;M7.1
発生日;9月20日頃まで
震央;1.青森県東方沖を含む北海道全域もしくはやや沖合 (オホーツク海沿岸、北海道東方沖 、千島列島南西部)、 あるいはオホーツク海からサハリン、カムチャッカ半島の可能性があります。
2.紀伊半島南東沖から房総半島東方沖

 暫定としたのは今後のデータの出現次第で変更があり得るからです。 防災対策を怠り無く!


- 情報作成日時:2009/08/23 22:10 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/08/24 01:00 -

総説

緊急のお知らせ

 マグニチュード: 8/21,22に大陸に広範囲に大気重力波が発生しました。 北は北緯62度、南は北緯38度、東は東経143度、西は東経104度ですが、 直線で囲まれている訳ではなく、面積は約400万km2です。 これから計算されるマグニチュードは7.1となります。
 発生日:通常はこの広大な面積に出現した最初の日(初現)からマグニチュードに応じて計算されますが、 この広大な面積を250m分解能の画像で遡って初現を決めるには時間がかかりますので、とりあえず第1報。 少なくとも8/22には認められているので、仮にこの日を初現と仮定して計算し、 ±7日を与えると9月19日よりは手前となる見込みです。 なお本日(8/23)に上層の高速の大気の流れによってさざ波状の雲が乱れた構造がみられました。 大地震の前にはこのような現象が現れることが多いことが、従来確かめられています。 しかし「逆も真ならず」で、この現象が現れると100%大地震が発生するかというとそういうことは無く、 傍証にしかすぎませんが、一応の目安とすると、 従来はこの現象が現れた当日および当日から2週間、 つまり、9月6日までに発生する可能性があります。
 震央:いまのところ不明ですが、大気重力波の分布が北に偏っていることから 青森県東方沖を含む北海道全域もしくはやや沖合(オホーツク海沿岸、北海道東方沖 、千島列島南西部)、 あるいはオホーツク海からサハリン、カムチャッカ半島の可能性がありますが、詳細は未検討です。 従来から度々述べていますが、マグニチュードと発生日に関しては精度が良いが、 震央については精度が良くないので、上記以外の地域でも警戒が必要です。
 なお昨年(2008年)9月11日にM7.1が十勝沖で発生しており、 このときはほぼ予知に成功しましたが、被害はありませんでした。 M7.1といっても必ずしも被害がある訳ではありません。 冷静に対応して下さい。
 先の駿河湾地震のときに、静岡県は家具の固定など準備ができていたために、 被害が少なかったのだろうとの解説もあったように、家具の固定、寝室には落下物がないような工夫など、 従来から言われている防災対策が有効ですので十分留意して下さい。 (続報は明日(8/24)の予定です。)


- 情報作成日時:2009/08/19 17:55 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/08/20 14:40 -

総説

 前回(08/09)、P0908-01としてM6.4の地震の発生を予測したところ、 M6.9の深発地震が08/09に東海道南方沖で、またM6.5の地震が08/11、駿河湾で発生しました。 予測のマグニチュードおよび発生日はほぼ正確でしたが、震央は380kmと離れていました。 8/13の八丈島東方沖(M6.6)については(4)関東地方で述べます。 8/17の石垣島近海(M6.8)についての予測は3要素とも正確で、予知成功例の一つとなるでしょう。
 いまのところ震災級の前兆は、大気重力波、逆ラジオともに相変わらず認められません。

地域別予測

(1) 北海道

 前回(8/09)記載の「現在も大きな異常は観測されていません。 札幌観測点で8/6小さな異常がありましたので、周辺の内陸で小さな地震があるでしょう。」 については8/10,8/13に十勝地方南部でM3.2,M3.3がありました。 震央距離は約180kmでした。
 現在は沿海州に不明瞭ながら大気重力波が発生しつつあるように見えます。 明瞭になったら改めて検討します。

(2) 東北地方

 前回(8/09)記載の「大気重力波は7/19に大陸の中国東北部から朝鮮半島、日本海、 東北地方南部から九州にかけて見られ、これらから次のように推定されますが被害は無いか僅少と判断されます。
  P0908-01:2009/08/14±5日本海中部(N38.7, E135.3)または福島県沖(N37.2, E141.5)M6.4±0.5 」
 についての見解を以下に述べます。

 2009年8月9日19:56 東海道南方沖で震度4の深発地震(333km)M6.8が発生しました。 また8/11 05:07に駿河湾でM6.5の地震(深さ23km)が発生しました。 これらは上記P0908-01に対応するものと判断されます。
  R:08/09 19:55東海道南方沖(N33.1, E138.4)震度4 M6.8 深さ333km
  R:8月11日05時07分頃、最大震度6弱 M6.5(暫定値)の地震が駿河湾 (御前崎の北東、約35km付近)、深さ23kmで(暫定値)発生しました。 発震機構は北北東−南南西方向に圧力軸を持つ横ずれ斷層型(暫定値)(気象庁)

 震央に関しては度々述べていますが、小さい地震では正確ですが、大きい地震の場合は、 前兆出現範囲が広大なため、精度が落ちます.これを補うには電磁波ノイズが有効と判断し、 日本全国に観測点を配置していますが、まだまだ資金不足で、十分ではありません。 駿河湾地震の発生を受けて首都圏、東海地方、近畿地方ほか全国のデータを再度レビューしましたが、 顕著な前兆は検出されませんでした.これも度々述べていますが、 震源が浅い場合は強烈な電磁気現象を引き起こさない可能性があります。 2003年の十勝沖(M8.0)の場合は、くるぞーくん(逆ラジオ)の盛岡観測点に顕著な前兆が現れていますので、 今回のような浅い地震の震源地を特定するために、さらなる研究が必要です。
 現在は、8/17の大気重力波から宮城県沖でM4台後半が8/21前後と推定されます。

(3) 北陸地方

 前回(8/09)記載の「現在は大きな異常は認められません。」 については8/16にM3.0の小さな地震の発生を見たのみです。
 現在も大きな異常は認められません。

(4) 関東地方

 前回(8/09)記載の「現在は千葉観測点がすこし高めですが大したことは無いでしょう。 その他にも大きな異常は認められません。」としていましたが
  R:08/13 07:48八丈島東方沖(N32.9 E140.8)震度5弱 M6.6 深さ57km
が発生しました。 これは08/01に以下のように述べたP0907-05の地震が発生したものと解釈されます。

 -引用開始-
 「前回(7/19)記載の 「現在は7/16の大気重力波と新島の7/12からの少し高めのデータから以下とします。
  P0907-05:2009/07/29±3房総半島はるか東方沖(N34.9, E141.7)M5.1±0.5 」  については予測期間内には発生しませんでした。」
 -引用終わり-

  P0907-05は7/16に、関東地方はるか東方沖の東経154度辺りまでの広大な面積に発生した 大気重力波によるものでしたが、Mの計算を間違えたためにミスを犯しました。 まともに計算していればM6程度でした。
 現在は逆ラジオの千葉、市川、新島、世田谷、鎌倉、鴨宮がやや高めですが、M7からM8には到底至りません。 これらと8/17の大気重力波とから以下とします。
  P0908-03:2009/08/28±4 銚子付近(N35.7, E140.8) M5.2±0.5
 また8/15の大気重力波から以下とします。
  P0908-04:2009/08/26±3 小笠原諸島 (N25.0, E141.0)  M5.2±0.5

(5) 中部地方

 前回(08/09)記載の「現在も大きな異常は認められません。」については (2)東北地方で述べたように、Mおよび発生日はほぼ正確でしたが、震央の推定を誤りました。
駿河湾地震(M6.5)が発生後、震央を示唆する前兆が無いか調べましたが、 多少とも可能性の或る現象を見つけることができました。 しかしこれがほぼ100%近い確率で発生するのかは、膨大な検証作業が必要です。 この現象が使えるとすれば今後3要素の推定に大きな力となるでしょう。  山梨観測点(No.116)が8/11の地震発生後沈静化しているので駿河湾地震の前兆を拾っていた可能性はあります。
 またこの駿河湾地震が、想定されている東海地震に影響を与えるかという議論が当然のこととして、わき上がって来ていますが、 当会は、流体の関与により影響は大いにあり、想定されている東海地震の発生を早めたと判断しています。 しかし今日明日という単位の話ではありません。 これについては後日述べることとします。
 現在は伊勢観測点の8/14にやや高い値が観測されたことと、8/13に北海道、 東北地方北部を除く日本列島全域に発生した大気重力波とから以下とします
  P0908-05:2009/08/27±5 M6.1±0.5  震央は上記のように前兆が広範なため、推定は難しいのですが、   紀伊半島南東沖(N33.4, E136.5)とします。

(6) 近畿地方、中国・四国地方、九州地方および南西諸島

 前回(08/09)記載の「現在は、8/7, 8/8にほぼ上記と同じ地域の(台風のため詳細は不明) 中国大陸に大気重力波が認められるためM6.5かまたは少し上回る地震の発生が推定されます。 おそらく台湾から宮古島近海と思われます。 誘発地震の場合は先行時間が短いため、8/20前後と推測されます(以上暫定P0908-02)。」 については予測通り下記の発生を見ました。
  R:08/17 09:06石垣島近海(N23.2, E123.8)震度3 M6.8 深さ10km
  R:08/17 19:11石垣島近海(N23.1, E123.7)震度2 M6.5 深さ10km

 まだこの地震の余震が発生する見込みです。


- 情報作成日時:2009/08/09 19:40 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/08/09 23:55 -

総説

 当研究会での大気重力波及び日本各地の逆ラジオのデータからは、 相変わらず震災級を示すデータは観測されていません。

地域別予測

(1) 北海道

 前回(8/01)記載の「現在は大きな異常は観測されていません。」 については予測通りでした。
 現在も大きな異常は観測されていません。 札幌観測点で8/6小さな異常がありましたので、周辺の内陸で小さな地震があるでしょう。

(2) 東北地方

 前回(8/01)記載の「現在は大きな異常は観測されていません。」 については下記の発生を見ました。 レビューしても大気重力波での前兆は確認されませんでした。
  R:08/03 16:19 福島県沖(N37.2, E141.5)震度3 M4.6 深さ48km
  R:08/06 14:39 福島県沖(N37.2, E142.1)震度2 M4.9 深さ36km
  R:08/08 07:30 福島県沖(N37.3, E142.2)震度2 M5.0 深さ10km
 これらと08/01の福島県沖M5.0の合計値はM5.3となります。
 現在は塩釜観測点が通信不調で着信していません。 盛岡では大きな異常は認められません。 大気重力波は7/19に大陸の中国東北部から朝鮮半島、日本海、東北地方南部から九州にかけて見られ、 これらから次のように推定されますが被害は無いか僅少と判断されます。

  P0908-01:2009/08/14±5日本海中部(N38.7, E135.3)
   または福島県沖 (N37.2, E141.5)M6.4±0.5

(3) 北陸地方

 前回(8/01)記載の「現在も大きな異常は認められません。」についてはM5未満でしたが下記の発生を見ました。 7/29に山形県南部から関東地方北部にかけて不明瞭な大気重力波が見られ、これからM4程度と推測されたのですが、 浦和観測点で異常が見られなかったため、無視しましたが、中程度の発震となりました。
  R:08/02 02:54新潟県下越沖(N38.3, E138.8)震度3 M4.8 深さ26km
  R:08/02 00:57新潟県下越沖(N38.3, E138.8)震度3 M4.9 深さ28km
 現在は大きな異常は認められません。

(4) 関東地方

 前回(8/01)記載の 「現在新島観測点で新たに7/31に30万/hとかなり高い値が観測されていますが、まだ終息が見えません。 推移を見守ることとします。 7/29以降の大気重力波からは、首都圏でM4台半ばが推定されます。 茨城県南部から千葉県北西部で8/3前後でしょう。 あるいは房総半島南方沖かもしれません。」 については下記の発生がありました。
  R:08/02 14:51茨城県南部 (N36.1, E139.8) 震度1 M3.0 深さ50km
  R:08/06 06:33千葉県南東沖(N34.9, E140.4) 震度1 M3.9 深さ80km

 現在は千葉観測点がすこし高めですが大したことは無いでしょう。 その他にも大きな異常は認められません。

(5) 中部地方

 前回(8/01)記載の「現在は東海地方の各観測点とも大きな異常は観測されていません。 大気重力波にも大きな異常は現れていません。」については予測通りでした。
 現在も大きな異常は認められません。

(6) 近畿地方、中国・四国地方、九州地方および南西諸島

 前回(8/01)記載の 「「現在は中国地方西部から九州北部にかけて大気重力波が認められますが、M4台前半でしょう。」 についてはまだ発生していません。
 広島観測点で7/26,7/30に少し高い値が観測されましたので、数日中に上記の小さな地震が発生するでしょう。」」  については九州で下記の発生がありました。
  R:08/03 20:18熊本県天草・芦北地方(N32.3, E130.5)震度4 M4.7 深さ7km
 「また7/27の大気重力波から対馬周辺でM4台半ばの発生が、数日中にあるでしょう。 7/30の大気重力波から四国沖で小さな地震が数日中にあるでしょう。」 については各々は発生しませんでした。 しかし下記が発生しました。 これは8/5の午前中に現れた対馬周辺から中国地方西部、四国西部、 九州南東部にかけて現れた大気重力波に対応するものでしょう。
  R:08/05 12:51日向灘(N32.5, E132.1)震度4 M5.0 深さ30km
 「7/31の大気重力波から大坂阪周辺で数日中にM4前後の発生があるでしょう」については下記が発生しました。 Mが小さすぎですが該当とします。
  R:08/04 05:56淡路島付近(N34.4, E134.8)震度1 M2.5深さ 14km
  R:08/05 09:18宮古島近海(N24.2, E125.3)震度4 M6.5 深さ30km
 については見逃しです。 この地震発生後、前兆がなかったか検証したところ、 通常観測している東経120度より東側にはそれらしい前兆(大気重力波)は見られませんでした。 これが見逃しの原因ですが、NASAの画像によって東経120度より西方を08/05より遡って見たところ、 07/19に著しい大気重力波が中国大陸の湖南省、江西省、福建省、浙江省などに認められました。  これらから私が地震学会他で発表している計算方法でマグニチュード、先行時間、震央を推定してみます。  上記分布域は約120万km2で、この場合、補正係数は2.5となり、120万×2.5=300万で、 この常用対数をとるとマグニチュードが求められます。 Log3000000=6.5で、マグニチュードは6.5となります。
 先行時間はT=6.9M-28.4に6.5を代入すると16.5=約17日となります。 初現は上記の07/19ですから19+17で07/36=08/05が発生日となります。
 この場合、震央付近には顕著な信号が認められないことから、 震央の推定はおそらく地震多発地帯としての台湾辺りを指摘していたかもしれませんが、 いずれにせよ事前に東経120度より西側は観察していなかったので、後の祭りです。 とはいっても現在の学会の主流は、発生後にこんな現象があったという報告が殆どです。 それも、上で述べたような定量的な扱いはほとんどありませんので、事後とはいえ、 発生地震と定量的に一致する上記計算方式は妥当と言えるでしょう。
 現在は、8/7,8/8にほぼ上記と同じ地域の(台風のため詳細は不明)中国大陸に大気重力波が認められるため M6.5かまたは少し上回る地震の発生が推定されます。 おそらく台湾から宮古島近海と思われます。 誘発地震の場合は先行時間が短いため、8/20前後と推測されます(以上暫定P0908-02)。


- 情報作成日時:2009/08/01 21:40 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/08/02 02:40 -

総説

 当研究会での大気重力波及び日本各地の逆ラジオのデータからは、 相変わらず震災級を示すデータは観測されていません。

地域別予測

(1) 北海道

 前々回(7/19)以来記載の「現在は7/16の大気重力波から以下とします。
  P0907-04:2009/07/31±5 北海道東方沖 (N43.2, E147.2)または十勝沖(N41.9, E143.4) M6.3±0.5」
 については下記を一部該当とし、
  R:7/25 20:32 択捉島南東沖(N44.5, E148.1)震度1M4.9(5.4V) 深さ105km
 なお「中略;したがって今回も上記予測を少し修正するのみとします。
  P0907-04b:2009/07/31±5 十勝沖(N41.9, E143.4) M5.9±0.5 」
 としていましたが、北海道東方沖で下記及びその他の多数の発生を見ました。
  R:7/28 04:16国後島付近 (N43.8, E145.4) 震度2 M4.7 深さ140km
  R:7/29 20:03北海道東方沖(N43.4, E147.1) 震度2 M4.7 M4.9V 深さ49km
  R:7/29 21:23北海道東方沖(N43.3、E146.8) 震度2 M4.7 M5.0V 深さ47km

 以上M5.4V、M4.7、M4.9V、M5.0V の合計値はM5.5となります。
  P0907-04の予測末日が未到来ではありますが、上記の多数の地震を該当と見なします。 一つの大きめの地震か、はたまた一桁小さい地震の多発で終わるのかは、まだ識別出来ません。
 現在は大きな異常は観測されていません。

(2) 東北地方

 前回(7/26)記載の 「現在は盛岡、塩釜ともに小さな値で推移しています。大気重力波からは大きな異常は認められません。」 としていましたが、M5未満ですが、下記の発生がありました。
  R:8/1 18:46福島県沖 (N37.6, E141.9)震度2 M4.8 深さ30km
 現在は大きな異常は観測されていません。

(3) 北陸地方

 前回(7/26)記載の「現在は大きな異常は認められません。」については予測通りでした。
 現在も大きな異常は認められません。

(4) 関東地方

 前回(7/19)記載の「現在は7/16の大気重力波と新島の7/12からの少し高めのデータから以下とします。
  P0907-05:2009/07/29±3房総半島はるか東方沖(N34.9, E141.7)M5.1±0.5 」
 については予測期間内には発生しませんでした。 また 「7/25の関東地方西部から中部地方にかけての大気重力波からM4台前半の発生が予測されます。」 については
  R:07/27 09:44愛知県西部(N35.1, E137.3)震度3 M4.0 深さ41km
 が発生しました。 大気重力波分布域の西端でした。
 現在は新島観測点で新たに7/31に30万/hとかなり高い値が観測されていますが、まだ終息が見えません。 推移を見守ることとします。 7/29以降の大気重力波からは、首都圏でM4台半ばが推定されます。 茨城県南部から千葉県北西部で8/3前後でしょう。 あるいは房総半島南方沖かもしれません。

(5) 中部地方

 前回(07/26)記載の「現在の状況は(4)を参照して下さい。」については(4) で述べたように愛知県西部で震度3の地震がありました。
 現在は東海地方の各観測点とも大きな異常は観測されていません。 大気重力波にも大きな異常は現れていません。

(6) 近畿地方、中国・四国地方、九州地方および南西諸島

 前回(07/26)記載の「現在は中国地方西部から九州北部にかけて大気重力波が認められますが、M4台前半でしょう。」 についてはまだ発生していません。
 広島観測点で7/26,7/30に少し高い値が観測されましたので、数日中に上記の小さな地震が発生するでしょう。
 また7/27の大気重力波から対馬周辺でM4台半ばの発生が、数日中にあるでしょう。
 7/30の大気重力波から四国沖で小さな地震が数日中にあるでしょう。
 7/31の大気重力波から大坂周辺で数日中にM4前後の発生があるでしょう。

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