中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測による地震発生予測実験

当ページの色分けは次の通りです。

赤(P)    :M5.5以上の予測
緑(R)    :予測に対応した発生地震
黒(P またはR):M5.5未満の予測、および予測していなかった発生地震


- 情報作成日時:2009/04/24 16:40 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/04/26 13:10 -

 M5.5以上の予測は赤で表していますので、全文を読む暇のない方は赤文字のみをご覧下さい。

1.総説

 前回(4/17)記載の
 「P0903-02b:2009/04/23±5 房総半島東部または東方沖(N35.3, E141.0, r=150km)M6.0±0.5」
 については以下を含む多数の有感地震の発生がありましたので これらを該当とします(関東地方参照)
  R:4/21 07:54茨城県沖( 北緯36.0度、東経140.9度)震度3 M4.5 深さ30km ほか多数(前回の記載参照)
 4/21以来大陸、日本海、東北地方南部から北陸地方を結ぶ線より北方で北海道南部までの地域で大気重力波が、 見られますので以下のように予測されます。
  P0904-04:2009/05/08±6東北地方太平洋沖なかでも三陸沖(N39.0, E142.4)の可能性が高い M6.5±0.3
 なお大気重力波による地震予知については2004年秋の地震学会で宇田が最初に発表しています。 その後も毎年のように地球惑星科学合同大会などで発表し続けていますので、近日中にその概要を示すこととします。

2.地域別予測

(1) 北海道

 前回(4/17)に「沿海州、北海道などでみられた大気重力波は刻々と変化しておりまだ全容が掴めないため、 経緯を注視することとします。 釧路観測点では相変わらず中程度のデータが継続しています。 まだ収束は見えません。」 としていましたが、以下の地震が発生しました。 これは4/7に発生した千島列島(N46.1, E152.2)M6.7D(M7.0V)の余震もしくは誘発地震で、 思いのほかの早い発生でした。
  R:04/19 04:17千島列島(北緯45度59分 , 東経152度04分)震度3 M6.5 深さ30km
 現在は大きな異常は見られません。 釧路はやや減少気味です。

(2) 東北地方

 前回(4/17)に 「大気重力波からはM4.3程度、青森県東方沖(N43.2,N41.2, E143.0)、4/20前後が推定されます。 これとは別にM4.7、福島県沖(N37.4, E141.2)4/21前後が推定されます。」 については、青森県東方沖の予測は発生せず、福島県沖のみが以下のように発生しました。 別々の震源での発生と予測しましたが、福島県沖と同一の前兆を誤って判断してしまったようです。 両者が同一なら発生がM5.2で妥当と思われます。 (なお青森県東方沖のN43.2はタイプミスでした。)
  R:4/21 18:58福島県沖 ( 北緯37.4度、東経141.6度)深さ40km M5.0(M5.2に修正)
 現在の予測については総説参照。 盛岡、通信の回復した塩釜では大きな値は観測されていません。

(3) 北陸地方

 大気重力波の分布が見られますが、P0904-04の一部と推定されます。

(4) 関東地方

 3/31以来記載している
 「P0903-02房総半島付近のM5.9」
 については前回(4/17)に示したように多数の有感地震が発生しています。 また「...本震の7日前に同一地点で前震が発生しています。 もしも私が想定している地点で発生するとするならば、 2009年4/14の千葉県北東部M4.3を前震と見なし7日後に発生すると想定すれば、発生は4/21となります。」 としていましたが、7日後の4/21に以下の地震が発生しました。
  R:4/21 07:54茨城県沖-銚子付近( 北緯36.0度、東経140.9度)震度3 M4.5 深さ30km
 多数の有感地震とこの地震とのトータルのエネルギーはM4.9となります。 したがってこれらの一連の房総半島周辺の有感地震を該当としますが、念のため4/25日(新月)プラス3日までは様子見とします。
 現在は、4/22から出現している大気重力波および市川観測点での4/21,4/22の長時間のデータ、新島の上昇から以下とします。
  P0904-05:2009/04/30±3 関東地方南東部(N36.2, E140.6, r=100km)M5.3 ±0.5

(5) 中部地方

 前回(4/17)に「M4程度が静岡県西部から愛知県で4/19前後と推定されます。」
については以下の発生がありました。
  R:04-19 08:36静岡県南西部(34.6N, 138.1E)深さ290.0km M4.1 (AQUA-REAL)
 現在は4/24の小規模な大気重力波からM4程度、愛知県周辺、4/27頃が推定されます。

(6) 近畿地方、中国・四国地方、九州地方および南西諸島

 前回(4/17)に「4/16の大気重力波から九州北部、 東シナ海でそれぞれM5.1, M5.2もしくはどちらか1カ所でM5.5と推定されます。
  P0904-01:2009/04/24±4 九州北部(N33.5, E130.6, r=100km)M5.1±0.4
  P0904-02:2009/04/24±4 東シナ海(N30.7, E126.0, r=100km)M5.2±0.3
 もしくはどちらかでM5.5前後、4/26前後4日間-(P0904-03)」 としていましたが、P-01(九州北部)については豊後水道でM4.0が発生しました。
 P-02(東シナ海)については種子島周辺で発生しました。 大気重力波分布域の西の端と予測しましたが実際には東端でした。
  R:04/22 20:31種子島南東沖(北緯30度03分 , 東経131度19分)震度1M4.0深さ33km
  R:04/22 20:24種子島南東沖(北緯30度03分 , 東経131度18分)震度2M4.8深さ37km
  R:4/21 20:43 豊後水道( N33.3, E132.4) 震度3 M4.0 深さ40km

 現在は南西諸島方面に不明瞭な前兆がありますが、詳細はまだ不明です。


- 情報作成日時:2009/04/17 02:10 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/04/17 13:15 -

 M5.5以上の予測は赤で表していますので、 全文を読む暇のない方は赤文字のみをご覧下さい。

1.総説

 前回(4/9)記載の
「「P0903-02:房総半島東部または東方沖(N35.5, E141.0, r=150km)2009/04/07±5 M5.9±0.5
 については以下の小さな地震が発生しましたが、Mが異なることからこのままとします。 「又は次に述べる沖縄本島付近、三重県南東沖の予測とが別々の震源でなく三者が同一の震源  (上記のN33.5,E141.0)と仮定した場合 M6.6±0.5 この場合は2009/04/12±6」 については、沖縄本島付近、三重県南東沖でやや小さめの対応地震がありましたが、 Mが小さめなので念のためこのままとします。」」 については予測した震央付近で多数の有感地震の発生がありました(関東地方参照)。 また沖縄本島付近を含む南西諸島では次項で示すようにほぼ予測通りの発生(合計M5.4相当)がありました。 また三重県南東沖では前回、合計M5.1相当の発生があったと記載しました。 したがってP0903-02についてはM6.6となることは無いと判断されます。 またM5.9については上記多数の有感地震の発生をもって該当としたいところですが、 4/16に伊豆諸島東方沖に見られる大気重力波から、および逆ラジオの市川、新島観測点でのここ数日の上昇を受け、 依然として本震の発生はまだと判断し、以下のように修正します(詳細は関東地方参照)。
  P0903-02b:2009/04/23±5 房総半島東部または東方沖(N35.3, E141.0, r=150km)M6.0±0.5
 「P0903-04:沖縄本島近海(N26.4, E128.0, r=150km)2009/04/10±5 M5.7±0.5」
 については前回報告の地震に続いて以下の発生がありました。 合計エネルギーはM5.4です。
  R:4/15 16:23奄美大島近海(北緯27.0度、東経129.9度) 震度1 M5.0 (M5.1USGS) 深さ10km
  R:4/15 12:11沖縄本島北西沖( 北緯27.1度、東経127.3度)震度1 M4.1 深さ100km
  R:04/15/08:55奄美大島近海 ( 北緯27.1度、東経130.0度)震度1 M 4.7 深さ約10km
             (USGSでは(N27.098 , E129.860) M5.0   深さ10.0km )

  R:沖縄本島近海(26.2 N, 128.4 E) 2009/04/03, 05:40  Mj 4.4 震度2 深さ10 km
  R:宮古島近海 (24.6 N,125.9 E) 2009/04/02,17:39 Mj 5.2 震度2 深さ50 km
  (黒文字は前回報告済み)
 なお大気重力波による地震予知については2004年秋の地震学会で宇田が最初に発表しています。 その後も毎年のように地球惑星科学合同大会などで発表し続けていますので、近日中にその概要を示すこととします。
 なお学会で発表していますので、この方法を用いて他の人が予測するのは構いませんが、 必ず宇田の発表に基づいていることを付記する必要があります。 これが無い場合は盗用となります。 また宇田以外の人がする地震発生予測に関しては今のところ、認証を与えていませんので、 その人の予測が外れたからと言って、大気重力波による予測そのものが間違っていることとはなりません。 単にデータを読み解く能力が劣っているだけのことです。 "類似品"にご注意ください。 また根拠を示していない予測は、例えたまに的中することがあっても手法を真似ているだけのことが多く、 ご注意ください。 真の研究者は根拠を示さないということはありません。

2.地域別予測

 前回(4/9)「現在は沿海州、南西諸島などに大気重力波による前兆が見られますが、 大地震発生直後ですので、確定は困難です。以下略」 としていましたが南西諸島については総説で述べたように奄美大島近海、沖縄本島近海などで発生をみました。 沿海州の分については北海道参照

(1) 北海道

 沿海州、北海道などでみられた大気重力波は刻々と変化しておりまだ全容が掴めないため、 経緯を注視することとします。 釧路観測点では相変わらず中程度のデータが継続しています。 まだ収束は見えません。

(2) 東北地方

 盛岡で小さな棒状のデータが観測されていますが、大したことはありません。 塩釜からは着信がありません。 大気重力波からはM4.3程度、青森県東方沖(N43.2, E143.0)、4/20前後が推定されます。 これとは別にM4.7、福島県沖(N37.4, E141.2)4/21前後が推定されます。

(3) 北陸地方

 3/31付けの以下の予測「現在は2007年7月16日の中越沖地震の余震と思われる小さな地震の発生が予測されます。」 については以下が発生しています。
  R:04/09 06:40中越地方(N37.3, E138.9)震度1 M2.6 深さ11km
 中越沖地震の余震M>=2.0は、本震を中心として東西南北各60kmで、過去1年間に1回だけでした。
 十日町からは着信がありません。

検索内容(F-netによる)
2008/04/01 ≦ 地震発生時刻(JST) ≦ 2009/03/31
37.25 ≦ 緯度(N) ≦ 37.85
138.30 ≦ 経度(E) ≦ 138.90
2.0 ≦ マグニチュード(Mj) ≦ 9
検索結果数:1
地震発生時刻(JST) 緯度(N), 経度(E),マグニチュード(Mj)
2008/12/30,23:25 37.4 138.6 3.9 MID_NIIGATA_PREF

(4) 関東地方

 前々回(3/31)以来記載している
 「P0903-02房総半島付近のM5.9」
 については以下のように多数の有感地震が発生しました。
  04/16 16:19茨城県南部 (北緯36.1度、東経139.9度) 震度2  M4.0 深さ50km
  04/15 12:06千葉県南部(北緯35度18分 , 東経140度17分) 震度1 M2.8 深さ18km
  04/14 01:58千葉県東方沖(北緯35度39分 , 東経140度42分) 震度2 M4.2 深さ46km
  04/13 10:34茨城県南部(北緯36度05分 , 東経139度51分) 震度2 M3.9 深さ47km
  04/13 02:46千葉県北西部(北緯35度37分 , 東経140度05分)震度1 M2.8 深さ66km
  04/11 17:25茨城県南部(北緯35度59分 , 東経140度16分) 震度1 M3.0 深さ41km

  R:04/09 04:20茨城県南部 ( N36.0, E140.2) 震度1 M3.4 深さ 70km
  R:04/08 10:13千葉県東方沖(N35.4, E140.5) 震度2 M3.4 深さ 20km
  R:04/03 01:45千葉県南東沖 (34.8 N, 140.4 E) 震度1 Mj4.0 深さ 90 km
  (黒文字は前回報告済み)
 しかしながら、4/16にも伊豆諸島東方沖には大気重力波がみられることから 本震はまだ発生していないと判断されます。 逆ラジオの市川観測点および、新島観測点ではここ数日上昇気味であることもその判断材料の一つであります。
 前回、2005年の4月11日の銚子付近M6.1(最大震度5強)の前の大気重力波の発生状況が似ていると述べましたが、 地震活動をその時と、現在とを比較した時にあまりにもシンクロ(似ている)していることに驚かされます。 下記に2005年と現在とを対比して示します。 ◎番号と◯番号は同じ地点での両年での発生を示します。 特に◎2、◎5、◎10などは発生が希有な地点であることが注目されます。 ただ、シンクロしているからといって必ず発生するというわけではありません。 いわば傍証に過ぎませんが予測の一つの助けとはなります。
 また2005年4月11日は新月プラス2日でした。 末芳樹さんの研究によれば、地質構造単元を見極めれば、 同一の単元内では同じ月の位置で発生することが多いとしています。 今回もそうだとすれば4月25日が新月なので、その前後に発生する可能性もあります。 下記の地震活動表を見ると、本震の7日前に同一地点で前震が発生しています。 もしも私が想定している地点で発生するとするならば、 2009年4/14の千葉県北東部M4.3を前震と見なし7日後に発生すると想定すれば、発生は4/21となります。 ただ2005年と著しく異なるのは茨城県南部から房総半島周辺での小地震の多発が見られることです。

2005年の地震発生状況
2005/04/11,07:22 35.7 N 140.7 E 60 km Mj 6.1 千葉県北東部 ◎T
2005/04/11,02:21 22.4 N 121.2 E 90 km Mj 3.5 台湾付近 ◎1
2005/04/10,18:44 33.8 N 134.4 E 20 km Mj 3.6 徳島県南部 ◎2
2005/04/09,13:30 33.0 N 136.9 E 40 km Mj 3.9 紀伊半島沖 ◎13
2005/04/07,10:13 44.6 N 148.8 E 30 km Mj 4.3 択捉島付近 ◎3
2005/04/06,22:09 23.0 N 121.5 E 80 km Mj 3.5 台湾付近 ◎1
2005/04/05,20:19 37.2 N 138.8 E 10 km Mj 3.9 新潟県中越地方 ◎4
2005/04/05,20:02 36.7 N 138.8 E 浅い Mj 3.5 群馬県北部 ◎5
2005/04/05,04:35 31.9 N 132.0 E 30 km Mj 4.2 日向灘     ◎6
2005/04/05,01:59 32.9 N 141.8 E 浅い Mj 3.9 八丈島東方沖 ◎7
2005/04/04,17:43 35.9 N 140.5 E 50 km Mj 3.7 千葉県北東部 ◎T'七日後本震
2005/04/04,11:52 34.1 N 142.5 E 30 km Mj 4.0 関東東方沖 ◎8
                        ほか多数
2005/04/04,02:57 37.4 N 141.8 E 40 km Mj 5.4 福島県沖 ◎9
2005/04/03,21:40 37.2 N 139.9 E 10 km Mj 3.6 福島県会津地方 ◎10
                        ほか多数
2005/04/02,21:04 45.9 N 150.8 E 30 km Mj 4.8 千島列島 ◎11
2005/04/02,04:20 37.2 N 138.8 E 10 km Mj 3.8 新潟県中越地方 ◎4
2005/04/01,15:21 28.9 N 130.8 E 70 km Mj 4.1 奄美大島近海 ◎12
2009年の地震発生状況
2009/04/14,09:08 33.4N 136.0E 22.9km M2.5 紀伊半島南東沖  ○13
2009/04/14 1:59 35.7 N 140.8 E 50 km Mj 4.3 千葉県北東部 ○? 七日後?
2009/04/10 17:24 33.8N 134.1E M3.0 徳島県南部 ○2
2009/04/09 6:40 37.3 138.9E M2.6 新潟県中越地方 ○4
2009/04/08,23:27 23.4 N 123.7 E 40 km Mj 3.6 石垣島南方沖 ○1
2009/04/07,23:32 32.5 N 141.8 E 浅い Mj 3.9 八丈島東方沖 ○7
2009/04/07,13:23 46.0 N 152.2 E 30 km Mj 6.7 千島列島 ○11
2009/04/07,05:59 24.8 N 122.5 E 40 km Mj 3.9 台湾付近 ○1
2009/04/07,03:48 44.7 N 149.3 E 30 km Mj 3.7 択捉島付近 ○3
2009/04/05,18:36 31.9 N 131.9 E 30 km Mj 5.6 日向灘 ○6
2009/04/05,13:56 36.6 N 139.2 E 10 km Mj 3.5 群馬県北部 ○5
2009/04/04,07:08 35.6 N 142.9 E 90 km Mj 3.5 関東東方沖 ○8
2009.04.03 22:55 37.4N 139.7E M2.2 福島県会津 ○10
2009/04/03,20:40 44.8 N 149.3 E 30 km Mj 4.5 択捉島付近 ○3
2009/04/03,09:10 37.2 N 142.0 E 40 km Mj 3.7 福島県沖 ○9
2009/04/03,04:11 35.7 N 143.1 E 60 km Mj 4.0 関東東方沖 ○8
2009/04/02,09:48 27.1 N 129.8 E 50 km Mj 3.5 奄美大島近海 ○12
 以上を総合的に判断して総説に示しました。

(5) 中部地方

 伊勢観測点で4/15やや高い値が観測されたこと、 4/16に小規模な大気重力波が観測されたことからM4程度が静岡県西部から愛知県で4/19前後と推定されます。

(6) 近畿地方、中国・四国地方、九州地方および南西諸島

 鹿屋観測点では4/12、13とデータ継続時間がやや長くなっています。 データの高さ(値)も重要ですが、データの継続時間も重要な要素です。 ちなみに4/5の日向灘M5.6は3/27, 3/28, 3/31などの長めの継続時間に対応したものと思われます。 ただこの観測点の場合、活発な活動がみられる桜島火山が近いため、地震と火山活動の識別が困難です。
 4/16の大気重力波から九州北部、東シナ海でそれぞれM5.1, M5.2 もしくはどちらか1カ所でM5.5と推定されます。
  P0904-01:2009/04/24±4 九州北部(N33.5, E130.6, r=100km)M5.1±0.4
  P0904-02:2009/04/24±4 東シナ海(N30.7, E126.0, r=100km)M5.2±0.3
 もしくはどちらかでM5.5前後、4/26前後4日間-(P0904-03)


- 情報作成日時:2009/04/09 13:50 (IAEP地震予知部会) -
- 情報掲載日時:2009/04/09 18:10 -

 M5.5以上の予測は赤で表していますので、 全文を読む暇のない方は赤文字のみをご覧下さい。

1.総説

 3/12以来記載を続けていたP0903-01については、大陸や北海道、千島列島などに発生した大気重力波により
 「暫定P0903-01:2009/03/27±7 M6.9±0.3 震央は北海道東部から千島列島と考えられます。 なかでもN45.3, E149.1のウルップ島周辺の可能性が高い」 
 としていましたが、3/20から3/22に発生した千島列島や釧路沖の中程度(M5.0,M5.2,M4.6)の地震により、 この大規模な地震は日本では無いとしましたが、大地震の発生予測そのものを取り消した訳ではありませんでした。 特に北海道東方沖を震央候補地の一つとしていたため不安を取り除く必要がありました。 そして新たにP0903-06で千島列島でM5.9を予測しました。
 結果として次の発生をみました。
  R:2009/04/07 13:24 千島列島(ウルップ島東方沖)(N46.2, E151.9) M6.7D(M7.0V) 震度3 深さ10km、
   USGSでは (N46.088 ,E151.498) M6.9 h34.0 km となっています。

 地震のM、位置、発生日はほぼ暫定P0903-01の予測通りでした。 特に発生日はP0903-06の予測通りでした。 この両方の予測は別々の地震では無く一つの地震であったようです。 P-06はオホーツク海域一面に現れた大気重力波によるもので、 この時は大陸の大気重力波と一体とは考えませんでした。
 前回(3/31)記載の「ただこれとは別に関東東方、日本列島南方、同南西方などに、 大気重力波が3月26日以来見られること(NOAA画像)から以下のように予測致します。」 については対応地震が発生していますので以下に述べます。
  P0903-02:房総半島東部または東方沖(N35.5, E141.0, r=150km)2009/04/07±5 M5.9±0.5
 については以下の小さな地震が発生しましたが、Mが異なることからこのままとします。
  R:茨城県南部 ( N36.0, E140.2度)23009/04/09/, 04:20 M3.4 震度1 深さ 70km
  R:千葉県東方沖(N35.4, E140.5) 2009/04/08, 10:13 M3.4 震度2 深さ 20km
  R:千葉県南東沖 (34.8 N, 140.4 E) 2009/04/03, 01:45 Mj4.0  震度1 深さ 90km

 「又は次に述べる沖縄本島付近、三重県南東沖の予測とが別々の震源でなく三者が同一の震源 (上記のN33.5,E141.0)と仮定した場合 M6.6±0.5 この場合は2009/04/12±6」 については、沖縄本島付近、三重県南東沖でやや小さめの対応地震がありましたが、 Mが小さめなので念のためこのままとします。
 「P0903-03:三重県南東沖(N33.0, E136.8, r=100km)2009/04/09±5 M5.7±0.5」
 については以下の深発地震がありました。 合計エネルギーはM5.1相当です。
  R:04/07 06:28 紀伊半島南東沖(33.819N, 136.579E) M4.7 h391.9km (Hi-net)
  R:04/04 15:01 紀伊半島南東沖 (34.004N, 136.542E) M4.4 h384.6km (Hi-net)
  R:03-30 23:01 東海道沖(33.2028, 138.0293) M4.9 h351.7km

 「P0903-04:沖縄本島近海(N26.4, E128.0, r=150km)2009/04/10±5 M5.7±0.5」
 については以下の発生がありました。
  R:沖縄本島近海(26.2 N, 128.4 E) 2009/04/03, 05:40  Mj 4.4 震度2 深さ10km
  R:宮古島近海 (24.6 N,125.9 E) 2009/04/02,17:39 Mj 5.2 震度2 深さ50km

 「P0903-05:日向灘(N33.0, E132.0, r=100km)2009/04/09±5 M5.6±0.5」
 については震央が約120km離れていましたが予測通りのMで発生しました。
  R:日向灘 (31.9 N, 131.9 E ) 2009/04/05 ,18:36 M5.6 震度4 深さ30km
 「P0903-06:千島列島(N47.0, E151.4, r=150km)2009/04/10±5 M5.9±0.5」
 については上記参照。

 なお大気重力波による地震予知については2004年秋の地震学会で宇田が最初に発表しています。 その後も毎年のように地球惑星科学合同大会などで発表し続けていますので、近日中にその概要を示すこととします。
 なお学会で発表していますので、この方法を用いて他の人が予測するのは構いませんが、 必ず宇田の発表に基づいていることを付記する必要があります。 これが無い場合は盗用となります。 また宇田以外の人がする地震発生予測に関しては今のところ、認証を与えていませんので、 その人の予測が外れたからと言って、大気重力波による予測そのものが間違っていることとはなりません。 単にデータを読み解く能力が劣っているだけのことです。"類似品"にご注意ください。 また根拠を示していない予測は、例えたまに的中することがあっても手法を真似ているだけのことが多く、 ご注意ください。 真の研究者は根拠を示さないということはありません。

2.地域別予測

 現在は沿海州、南西諸島などに大気重力波による前兆が見られますが、大地震発生直後ですので、確定は困難です。 また逆ラジオの各観測点では大きな異常は観測されていません。 新たな予測は次回に検討することとします。

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