中波帯電磁波ノイズ観測、大気重力波観測、植物生体電位観測による地震発生予測実験

 当ページの色分けは次の通りです。

赤(P)    :M5.5以上の予測
緑(R)    :予測に対応した発生地震
黒(P またはR):M5.5未満の予測、および予測していなかった発生地震


- 情報作成日時:2008/07/28 15:00 (強化観測のお知らせ IAEP地震予知部会) -

 世田谷、榛原、伊勢観測点において最近の東北地方における大規模地震前と類似の異常を観測しました。 発生場所の特定はまだできませんが、強化観測に入ります。 データを下記に示します。十分警戒願います。
 なお、植物生体電位観測においても7/27八街、新宿、相模原、函南観測点において大きな異常を観測しました。


- 情報作成日時:2008/07/26 07:20 (IAEP地震予知部会の検討結果) -

1.総説

 2008年7月24日午前0時26分岩手県沿岸北部地震が発生しました。 被災した方々に御見舞い申し上げます。 最新の気象庁の発表によれば震源の要素は次の通りである。

マグニチュード 6.8
深さ      108km
緯度   北緯 39度43.9分
経度   東経 141度38.1分

 7月19日に福島県沖でM6.9(暫定値)が発生したばかりのところに、再度大地震の発生で、 事前の予測は間に合いませんでしたが、7/21に朝鮮半島、日本海に明瞭な大気重力波が発生しており、 中国東北部、サハリン対岸の沿海州などには不明瞭ながらやはり大気重力波が発生していました。 しかしこれを初現として発生日を計算するとずーと先になってしまう為、 初現は福島県沖M6.9の前兆とダブっていた可能性が高い。 しかしながら、前兆を別々のものと識別することは、現在のレベルではまだ出来ません。
 また逆ラジオ(くるぞーくん)の盛岡、塩釜観測点では顕著なデータは観測されませんでした。 しかし世田谷観測点では、19日午後から22日までの僅か3日間ではあるものの、 日周期を消す連続した高い値が観測され、この地震を捉えていたとみなせるようです。 通常1週間で前兆と地震発生が完結してしまうような地震ではM5未満のことが多いのですが、 今回は非常に稀なケースと思われます。
 この地震は深さが108kmと深く、東西方向の断面図をみるとプレートの内部で起きた地震で、 気象庁によれば、正断層型のようです。 2004年9月5日に紀伊半島南東沖(東海道沖)で双子の地震M6.9、M7.4が発生しましたが、 これらもプレート内部の地震で、逆ラジオ(くるぞーくん)では大きな異常は観測されませんでした。 プレート内部の地震の場合、前兆としての強烈な電磁気現象は震央近くでは発生しないのかもしれません。
 通常、大きな地震があった日よりも前の前兆は、この大きな地震の前兆であった可能性が高いため、 新たな予測をたてることが出来ないのですが、7/25に小さな前兆が認められたため、以下記載することとします。

2.地域別観測データ概況

(1) 北海道

 大気重力波(7/25)から
  P0807-12:7/30±2国後島周辺(N43.5, E146.5, r=100km) M4.8

(2) 東北地方

 盛岡、塩釜ともに7/17以降小さな値で推移しています。

(3) 中越、北陸地方

 十日町で、7/24に2000/hの赤のデータが観測され、以下が発生しました。 この発生後も小さなデータが観測されていることからもう一回同程度の地震が あるかもしれませんが大したものではありません。
  R:07/24 15:01 新潟県中越地方(N37.4, E139.0)震度3 M3.8 h10km

(4) 関東地方

 前回(7/20)に、
 「P0807-9:2008/07/20±3房総半島沖(N35.2, E140.8, r=100km) M4.8 については 福島県沖M6.6の前兆の一部だったと判断されます。」としていましたが、以下が発生しました。
  R:07/23 04:16房総半島南方沖(N34.4, E140.1) 震度2 M4.4 h24km
 世田谷の7/19午後以降7/23までのデータと、震央距離が490kmと確定したことから、 Mを計算すると6.7となりましたので、岩手県沿岸北部地震(M6.8)を捉えていたと判断されます。 しかし事前に震央を予測することはできなかったため、通常の計算をするとM6.2程度となります。 たぶん、24日以前に更新日があったならM6.2程度と予測が出たかもしれません。 予測を1週間に一度と決めていますが、何らかの対策をとる必要があるかもしれません。
 現在は六本木に珍しく赤の150万/hのデータが7/24に観測されました。 大きな地震ではありませんが、7/25の大気重力波とともに以下と予測します。
  P0807-13:7/28±1 千葉県北西部から東京都東部(N35.7, E139.8, r=80km) M3.8
  P0807-14:7/29±1 茨城県沖(N36.3, E140.8, r=80km)M4.1

(5) 東海・中部内陸

 山梨竜王、東海各観測点は小さな値で推移しています。
 7/25の大気重力波から以下とします.
  P0807-15:7/28±1伊豆半島東方沖(N34.9, E139.2, r=60km)M3.7
 伊勢観測点で福島県沖(M6.9)が発生した7/19以降も比較的高い値が観測されていました。 7/24には低下しましたので、ひょっとすると岩手県沿岸北部地震(M6.8) を捉えていたかもしれませんが、確証はありません。

(6) 近畿地方

 高槻は7/19以降小さな値で推移しています。

(7) 中国四国、九州

 各観測点から着信がありません。


- 情報作成日時:2008/07/20 05:00 (IAEP地震予知部会の検討結果) -

1.総説

 前回(7/13)に、「7/6,7/7と大陸に大規模な大気重力波が発生し、 現在までの状況では少なくともM6.6以上と推定され、 震央は日本ではなくサハリン方面と推定されますが、震央の確実度は低く、 経緯を注視することとします。」 としていましたが、 本日(7/19、11:39)福島県沖でM6.6の地震が発生しました。 発生時期、震央を詰めている最中の発震でした。 T=6.9M-28.4から発生日は7/23日±6日と計算されます。 今回は-4日でした(Mに6.6を代入し初現を7/6とする)。
  2008/7/19 11:39 福島県沖 37.5/142.5 4 M6.6 10km
 宮城県沖で7/17±2にM4.5(P0807-8)、房総半島沖で7/20±3にM4.8(P0807-9)などの予測は、 この大地震の前兆の一部であったと判断されます。 これらの予測の元となった、大気重力波の分布と 7/13に記載したM6.6以上の予測の元となった 大気重力波の分布を合わせてもM6.6となりました(小数点以下、下2桁は四捨五入)。
 7/19掲載された逆ラジオの最新のグラフを見ると、 盛岡で7/15、16に塩釜で7/14から7/16に高い値が観測され、 これらから遠方での発生と仮定して計算すると、M5.9となりました。 今回の福島県沖M6.6の震源の深さが10kmと浅いため、上部地殻とほぼ同じ条件となります。 震源が浅いことに伴う物理的現象が、マグニチュードを想定させる程の強烈な電磁気現象を 発生させないと推定されることは、再三述べて来ましたが、また事例が増えたようです。 予め震源が浅いということが判っていれば、上記データに補正係数を掛けて計算することは可能ですが、 そのようなことが事前に判る手だてが今のところ見つかっていません。 さらに研究を深める必要があります。
 また都内の各観測点のうち六本木、文京、世田谷は今度の福島県沖M6.6を拾っていた可能性があります。 詳細な解析は後日行う予定です。
 大きな地震があった日(本日7/19)よりも前の前兆は、 この大きな地震の前兆であった可能性が高いため、今週は新たな予測をたてることができません。

2.地域別観測データ概況(以下前回の予測のレビューのみ)

(2) 東北地方

 前回(7/13)に「盛岡、塩釜ともに小さな値で推移していますが、大気重力波から以下とします。
  P0807-7:2008/07/18±2 山形県沿岸部(N38.7, E139.8, r=100km) M4.3」
 としていましたが、
  R:07/14 20:18秋田県沖(北緯40度02分, 東経139度28分)震度1M3.7深さ16km
  R:07/14 23:56岩手県内陸南部(北緯39度08分, 東経140度53分)震度3 M4.3 深さ11km

 が発生しました。 複合した前兆だったと考えられます。
 「P0807-8 : 2008/07/17±2 宮城県沖(N38.8, E141.9,r=80km) M4.5」
 については福島県沖M6.6の前兆の一部だったと判断されます。

(3) 中越、北陸地方

 前回(7/13)記載の 「現在は十日町で、7/11に2800/hとやや高い値が観測されました。 収束がまだ見えませんが、今のところM4以下で、能登半島沖もしくは中越沖から佐渡島周辺と推定されます。」 については以下が発生しました。
  R:07/15 14:41能登半島沖(北緯37度08分 , 東経136度35分)震度1 M3.9 深さ10km

(4) 関東地方

 前回(7/13)記載の 「現在は文京、六本木などで高い値が続いていますが、まだ読めません。 7/12の大気重力波から
  P0807-9:2008/07/20±3房総半島沖(N35.2, E140.8, r=100km) M4.8」
 については福島県沖M6.6の前兆の一部だったと判断されます。

(5) 東海・中部内陸

 前回(7/13)記載の 「現在、竜王で7/9、2200/h、浜松で7/10、160万/h、七尾で7/10.370/hと少し高い値が観測されました。 これらと7/11の大気重力波とから以下とします。
  P0807-10:2008/07/15±1長野県中部から山梨県西部(N36.0, E138.0 r=80km)M4.0」
 については以下が発生しました。
  R:07/15 22:23山梨県東部・富士五湖(北緯35度31分 , 東経138度59分)震度3 M4.3 深さ21km
    07/15 21:37山梨県東部・富士五湖(北緯35度31分 , 東経138度59分)震度3 M4.1 深さ21km ほか群発

(6) 近畿地方

 前回(7/13)記載の 「現在は、高槻で7/8に小さな高まりがあります。 また7/11の大気重力波から以下とします。 波が交わっているため震源は2つと判断されます。
  P0807-04-2:2008/07/16±2 若狭湾(N35.7, E135..6, r=100km) M4.7
  P0807-11:2008/07/16±2 島根県(N35.6, E13.2.5, r=80km)M4.5
 もしも震源が一つならば、M5.1でどちらかの震央で、7/18±3と判断されます。」については
  R:07/17 18:29島根県東部 (北緯35.1, 東経132.8)震度1 M3.3 深さ10km
 が発生しました。 若狭湾M4.7については発生しませんでした。 M4.5, M4.7と比較的大きな前兆はおそらく福島県沖M6.6の前兆の一部だったと考えられます。


- 情報作成日時:2008/07/13 08:20 (IAEP地震予知部会の検討結果) -

1.総説

 前回(7/6)に、「7/5、11:15(日本時間)に オホーツク海でM7.7の巨大深発地震が発生しました。  --中略--  7/5より前の日本列島での前兆はこの巨大地震の前兆であった可能性があります。 したがって、先週の(7/1)予測は外れるかもしれません。
 以上のことから現在は予測をたてることができません。
 ただグラフを見てお分かりのように関東地方の各観測点が最近上昇しつつあります。 したがって注意深く監視を続ける必要があります。と書いている途中にぐらぐらと揺れ始めました。
  R:07/05 16:49茨城県沖(北緯36.7度 , 東経141.0度)震度5弱 M5.1 深さ50km
 が発生しました。 千葉観測点、市川観測点などの上昇から計算するとマグニチュードは5.2となります。 関東地方各観測点の上昇がこれで収まるかどうか注視が必要です。 さらに上昇を続けるようであれば要注意です。 家具の固定など常日頃の用心が大切です。」 としていましたが、この1週間で関東地方の各観測点では顕著な上昇は見られませんでした。
 7/6,7/7と大陸に大規模な大気重力波が発生し、現在までの状況では少なくともM6.6以上と推定され、 震央は日本ではなくサハリン方面と推定されますが、震央の確実度は低く、経緯を注視することとします。

2.地域別観測データ概況

(1) 北海道

 前回(7/6)に、「大気重力波からはM5を超える前兆は観測されていません。」としていましたが、
  R:07/06 18:08千島列島(北緯45度23分 , 東経151度17分)震度1M6.1深さ30km
 が発生しました。 やはり巨大地震の直後は予測をたてるのは難しいようです。 釧路の6/22から6/25の24万/hの比較的高い値がこのM6.1をひろったのか、 7/5のオホーツク海M7.7を拾ったのかは判断出来ません。
 釧路では現在は小さな値で推移しています。

(2) 東北地方

 盛岡、塩釜ともに小さな値で推移していますが、大気重力波から以下とします。
  P0807-7:2008/07/18±2 山形県沿岸部(N38.7, E139.8, r=100km) M4.3
  P0807-8:2008/07/17±2 宮城県沖(N38.8, E141.9,r=80km) M4.5

(3) 中越、北陸地方

 前前回(7/1)、
 「P0807-1:2008/7/8±2 中越地方(N37.2, E138.8、r=80km)M4.0」
 としていましたが、
  R:07/05 08:30新潟県上中越沖(北緯37度34分 , 東経138度35分)震度2 M3.3 深さ17km
 が発生。 震央距離は約40kmでほぼ予測通りでしたが、Mが少し小さかったようです。

 現在は十日町で、7/11に2800/hとやや高い値が観測されました。 収束がまだ見えませんが、今のところM4以下で、能登半島沖もしくは中越沖から佐渡島周辺と推定されます。

(4) 関東地方

 浦和で7/4以降15000/hとやや高い値が観測され、以下が発生しました。
  R:07/09 21:27埼玉県秩父地方(北緯35度57分 , 東経138度57分)震度1 M4.2 深さ135km
 1週間の内に前兆と発生が完結したようです。
 また前々回(7/1)の
 「P0807-02 :2008/07/12±5 鳥島近海(N29.5,E140.5)M5.4±0.5」
 については
  R:07/07 02:05父島近海(北緯27度48分 , 東経142度2分)震度2 M5.6 深さ63km
   (USGSではM5.0)
 が発生しました。 この領域でのM5.5前後は頻発している訳ではなく、これを該当として良さそうです。
 現在は文京、六本木などで高い値が続いていますが、まだ読めません。 7/12の大気重力波から
  P0807-9:2008/07/20±3房総半島沖(N35.2, E140.8, r=100km) M4.8

(5) 東海・中部内陸

 前回(7/6)のP0807-05高山M4.8は発生しませんでした (7/6、美濃東部でM2.5が発生しましたが、Mが大幅に異なる為、該当とはしませんでした)。
 現在、竜王で7/9、2200/h、浜松で7/10、160万/h,七尾で7/10.370/hと少し高い値が観測されました。 これらと7/11の大気重力波とから以下とします。
  P0807-10:2008/07/15±1長野県中部から山梨県西部(N36.0, E138.0 r=80km)M4.0

(6) 近畿地方

 前回(7/6)のP0807-04若狭湾M5.2は発生日、Mを微修正しP0807-04-2とします。
 現在は、高槻で7/8に小さな高まりがあります。 また7/11の大気重力波から以下とします。 波が交わっているため震源は2つと判断されます。
  P0807-04-2:2008/07/16±2 若狭湾(N35.7, E135..6, r=100km) M4.7
  P0807-11:2008/07/16±2 島根県(N35.6, E13.2.5, r=80km)M4.5
 もしも震源が一つならば、M5.1でどちらかの震央で、7/18±3と判断されます。

(7) 中国・四国、九州地方

 前々回(7/1)の
 「P0807-03 : 2008/07/11±5 九州中西部(N32.3, E130.3, r=100km) M5.5±0.5」は、
  R : 07/08 16:42沖縄本島近海(北緯27.5度 , 東経128.5度)震度5弱 M6.0 深さ50km
 として発生しました。 震央の推定をかなり間違えたようですが、 九州中西部から沖縄までの地域でM5.5前後の地震は頻発している訳ではなく該当として良さそうです。 N27.5からN33.3、E128.5からE131.4の地域で昨年1年間に発生したM5.0以上の地震は 2007年11月11日奄美大島近海M5.1ただ一つだけです。
 またP0807-06福岡県北部沖 M5.3は取り消しとします。
 現在はM5を大きく超える前兆は観測されていません。


- 情報作成日時:2008/07/06 07:00 (IAEP地震予知部会の検討結果) -

1.総説

 7/5、11:15(日本時間) にオホーツク海でM7.7の巨大深発地震が発生しました。
 6/22に、「日本海中部でM6台の発生が予測されますが、詳細はまだ不明。」とし、 6/30に発生した日本海北部、Mj5.9(Hi-netでM6.4、USGSではM6.0)を該当と6/30に記載しました。
 また、「これは6/19から6/20に大陸から日本海にかけて発生した大気重力波による予測でしたが 詳細を詰める前に発生しました。」とも記載しましたが、その後(7/3,7/4)も大陸に大気重力波が発生し、 新たなM7台を想定し、震源の検討を始めようとしていたところでした。 しかし、オホーツク海M7.7が、これら7/3.7/4を含む一連の前兆に該当すると判断されます。 M7.7の前兆は大気重力波の場合、1400万km2にわたって出現していましたので、 日本列島はすっぽりその中に入ってしまいます。 7/5より前の日本列島での前兆はこの巨大地震の前兆であった可能性があります。 したがって、先週の(7/1)予測は外れるかもしれません。
 以上のことから現在は予測をたてることができません。
 ただグラフを見てお分かりのように関東地方の各観測点が最近上昇しつつあります。 したがって注意深く監視を続ける必要があります。 と書いている途中にぐらぐらと揺れ始めました。
  R:07/05 16:49茨城県沖(北緯36.7度 , 東経141.0度) 震度5弱 M5.1 深さ50km
 が発生しました。 千葉観測点、市川観測点などの上昇から計算するとマグニチュードは5.2となります。 関東地方各観測点の上昇がこれで収まるかどうか注視が必要です。 さらに上昇を続けるようであれば要注意です。 家具の固定など常日頃の用心が大切です。

2.地域別観測データ概況

(1) 北海道

 各観測点からのデータがないので判断できませんが、大気重力波からはM5を超える前兆は観測されていません。

(2) 東北地方

 盛岡、塩釜の異常はM5を超える地震の前兆とは考えられません。

(3) 中越、北陸地方

 前回(7/1)下記予測を出しましたが、まだ発生していない模様です。
  P0807-1:2008/7/8±2 中越地方(N37.2, E138.8、r=80km)M4.0
 今週は大気重力波、十日町、七尾の異常より下記を予測し、P0807-04 とします。
  P0807-04 7/10±3 若狭湾(35.7/135.6)を中心に100km以内 5.2±0.5

(4) 関東地方

 前回(7/1)下記予測を出しましたが、まだ発生していない模様です。
  P0807-02 :2008/07/12±5 鳥島近海(N29.5,E140.5)M5.4±0.5
 今週は関東各地観測点ではM5を超える地震の前兆は観測されていません。

(5) 東海・中部内陸

 今週は大気重力波の異常より下記を予測し、P0807-05 とします。
  P0807-05 7/5 7/7±3 高山市(36.2/137.2)を中心に100km以内 4.8±0.5

(6) 近畿地方

 今週は関西各地観測点ではM5を超える前兆は観測されていません。

(7) 中国・四国、九州地方

 下記は未発生のため、そのままとします。
  P0807-03 : 2008/07/11±5 九州中西部(N32.3, E130.3, r=100km) M5.5±0.5
 今週は大気重力波の異常より下記を予測し、P0807-06 とします。
  P0807-06 7/5 7/11±3 福岡県北部沖(34/130.6)を中心に100km以内 5.3±0.5


- 情報作成日時:2008/07/01 07:10 (IAEP地震予知部会の検討結果) -

1.総説

 前回(6/22)、「日本海中部でM6台の発生が予測されますが、詳細はまだ不明。」 としましたが本日(6/30,05:53)日本海北部でMj5.9(気象庁)、 Hi-netのAQUA-REALではM6.4、USGSではM6.0が発生しました。
  R:06/30 05:53 日本海北部(北緯44.9度 , 東経137.5度) 震度1 Mj5.9 深さ350km

 これは6/19から6/20に大陸から日本海にかけて発生した 大気重力波による予測でしたが詳細を詰める前に発生しました。
 岩手・宮城地震の余震は6/18、18:04以降震度3の発生がありませんでしたが、6/25、9:50から 再び震度3の活動が活発となって、南端の北緯38.7度、東経140.8度の宮城県北部に集中しているようです。

2.地域別観測データ概況

(1) 北海道

 釧路観測点からの着信がないので読めませんが、大気重力波からはM5を大きく超える前兆は観測されていません。

(2) 東北地方

 前回(6/22)の予測、「しかし大気重力波からはM5.6が予測されます。 余震の場合は先行時間が短いことが知られています。
  P0806-07:2008/06/23±1 岩手・宮城内陸地震の余震 M5.6±0.5
 総説で述べた日本海中部と一緒の震源だともっと大きくなる可能性がありますが、まだ詳細は不明です。」 のうちM5.6に対応するものとして
  R:06/26 08:37 浦河沖(北緯41度49分 , 東経142度4分) 震度4 M5.4D(Hi-netでM5.6,USGSでM5.5) 深さ55km
 が発生しました。
 上記予測は6/20に北海道全域から東北地方にかけて発生した大気重力波によるもので、 マグニチュードの予測は正確でしたが、震央を予測する際に、大気重力波の形体から十勝沖にすべきか、 余震とすべきか迷いましたが、注意喚起の観点から余震としました。 これがあながち完全な間違いではなかったことが、 その後の余震活動が活発となったことから伺えます(下記に詳細を記します)。 両方の複合した前兆であったと判断されます。
 岩手・宮城地震の余震:6/18の18時頃の震度3を最後に沈静化していました。 しかし6/25、9:50から再び震度3が宮城県北部で活発となって来ました。 これを時系列に並べると次のようになります。

06/25 09:50 宮城県北部  (北緯38度48分 , 東経140度48分) 震度3 M3.4 深さ3km
06/26 03:57 宮城県北部  (北緯38度51分 , 東経140度49分) 震度3 M4.0 深さ4km
06/26 15:51 岩手県内陸南部(北緯39度04分 , 東経140度58分) 震度3 M4.6 深さ7km
06/26 23:33 宮城県北部  (北緯38度45分 , 東経140度47分) 震度3 M4.6 深さ3km
06/27 14:33 宮城県北部  (北緯38度45分 , 東経140度46分) 震度3 M3.4 深さ3km
06/27 16:23 宮城県北部  (北緯38度44分 , 東経140度46分) 震度3 M3.8 深さ3km
06/27 22:57 宮城県北部  (北緯38度45分 , 東経140度45分) 震度3 M4.6 深さ3km
06/28 09:50 宮城県北部  (北緯38.7度 , 東経140.8度)   震度3 M4.2 深さ10km
06/29 15:53 宮城県北部  (北緯38.9度 , 東経140.8度)   震度3 M4.5 深さ10km

 塩釜観測点がこれらの余震を捉えていたと解釈されます。
 現在は塩釜は小さな値で推移していますので、現時点でのデータからは余震活動が さらに活発になるとは考えにくい状態ですが、今後のデータの推移に注意する必要があります。

(3) 中越、北陸地方

 十日町で6/24日から継続時間の長い赤のデータが観測されました。 赤が多いことから遠方ではなく近傍での発生と推測され以下とします。
  P0807-1:2008/7/8±2 中越地方(N37.2, E138.8、r=80km)M4.0
 Mは小さくとも浅い可能性があり、その場合は震度は大きくなります。 かつてM3.7であっても震度4を記録した例があります。

(4) 関東地方

 前回(6/22)に、「新島で6/17夜以降5万/h、六本木で6/16以降125万/h、世田谷で6/14午後50万/h、 竜王で6/16以降、最大で8000/hとやや高い値が観測されています。 収束がまだ見えませんので、予測は出来ませんが、関東地方南部から南方沖でのM4台半ばから M5程度の発生を前提に推移を見守ります。」としましたが、以下が発生しました。
  R:06/22 12:48千葉県北西部(北緯35度38分 , 東経140度05分)震度2 M4.3 深さ71km
  R:06/28 12:18 新島・神津島近海(北緯34度18分 , 東経139度08分)震度3 M3.4 深さ5km
    ほか6/30、2個

 現在はこれらの発生以降、小さな値で推移しています。 浦和に6/24小さな高まりが観測されましたが、(3)のP0806- と同じ地震と判断されます。
 大気重力波が南方海上で東西に長く分布しており、震央の推定は困難ですが、以下とします。
  P0807-02:2008/07/12±5 鳥島近海(N29.5,E140.5)M5.4±0.5

(5) 東海・中部内陸

 前回(6/22)の予測 「東海地方、中部地方の各観測点では大きな異常は見られませんが、大気重力波から次のように予測されます。
  P0806-08:2008/6/25±3奈良県から三重県南部(N33.3, E136.0, r=100km)M5.0±0.5」
 については、以下が発生しました。 震央はほぼ予測通りでしたが、Mが小さめの地震の多発となりました。 合計エネルギーはM3.8となります。
  R:06/29 12:24 奈良県(北緯34.0度 , 東経135.9度)    震度1 M3.3 深さ50km
  R:06/27 19:31 和歌山県南部(北緯33.7度 , 東経135.7度) 震度1 M3.6 深さ60km
  R:06/26 12:59 紀伊水道(北緯33.8度 , 東経135.0度)   震度1 M3.4 深さ20km
  R:06/25 15:04 紀伊水道南部(33.676N、135.171E)        M3.2 深さ36.8km(Hi-net)

(6) 近畿地方

 高槻は小さな値で推移しています。 印南は通信障害ですが観測点管理者からモニター画面を送っていただきました。 小さな値で推移しています。

(7) 中国・四国、九州地方

 鹿屋で6/27夜から6/28朝にかけて継続時間の長いデータが観測されました。 これと大気重力波とから以下とします。
  P0807-03 : 2008/07/11±5 九州中西部(N32.3, E130.3, r=100km) M5.5±0.5

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